07/07/28 ある夏の前山磨き



あっという間に7月も終わりが近づいている。
前回朝霧行ってから、またまた、まるっと2ヶ月くらい開いてしまった。
つーか、前回はいよいよ梅雨って感じだったけど。今回は東海地方も梅雨が明けたってんで、さーてどうなるかなーと思ったら
案の定雲がモリモリ。夢がモリモリ。

おまけに、東名に乗ったところでいきなり大渋滞。

つぅーかさ。

ここんとこの週末ずーっと雨でドコにもいけなかったキモチは判るよ。うん。判る判る。

でもさ。冬の間なんて、皆、東名なんて見向きもしてないよね?だって、いつもスイスイだもんね?
そりゃそうだよねー冬はスキーで関越とか、中央道ばっかりちやほやしてさ。ちょっと晴れたからって、東名か?夏なら安易に海なのか?
こちとらね。いつもいつも使ってんのよ。春夏秋冬、東名使ってるのよ。
たまに乗ってデカイ面されると困るんですけどー。

なんか、「ふふん。あたしはアマチュアの時からファンだったのよ。昨日今日のファンと一緒にしないでよ」的な嫉妬感つうーの。ジェラスィーつうの。

ええ、まあ。どーせ雲が多いだろうなーとは思っていたけども。
やっと山が見えたときにはテイクオフ、ガスガス。
なんかどんどんテンションダウン。

うーん。これ飛べるのかいねー。と思いつつ、白糸はこの間の台風で道が土砂崩れで通れなくなっているのだそうで。とりあえずレッツ猪之頭。

エリアに着くと、西富士~稜線の上はガッツリ雲が張っていた。
おかげで日差しはそんなにきつくないんだけども、湿気が多くて、とにかくすんげー蒸し暑い。
一応、昨日くらいに東海地方は梅雨明けしたらしいのだが、
機材を持って移動するだけで全身からじんわりと汗が噴出してくるよー。うへえ。

何便かのテイクオフまでのバスを乗り過ごし、やっとテイクオフに上がる。
雲は多いが、それなりにソアってる。
しかし、きっちり上げて、雲の下に上手いことはりついて稜線走ってるか、
前山でねばねばとソアるか。かなり明暗が分かれたコンディションのようす。

なんであんなもくもくの雲の下に上手いことついて稜線走れるんだろう。すげーなー。

半ば感心しながら、あたしもテイクオフ。

割りに風が弱めだったので、フロントでえいしょっとこら。
前山はまったりとした吸上げのよーな・・・それで居て後味すっきりなリッジ風のような上昇があり、山の近くに居ればかなり高く上がる・・・のだけど。

なんか、どんどん機体が増えていくんですけど?!

普通、サーマルのコンディションなんかだと、結構上がるところって決まってるじゃないですか?

そうすると、「あーそこ?そこで上げるのね。はいはいはい」みたいな感じの暗黙の了解的な雰囲気が漂うわけじゃないですか。
ところが、今日みたいに全体がま゛ろ~んと上がる日は、皆思い思いの所で旋廻する。
もうね、皆、どんだけ自由人なんだって話よ。

でもまあ、いいよ、それでがっつり上げて稜線を走ってくれれば。でもね。
上げてもせいぜい数十mのところで皆が自由人モード。
なんか大地震の前触れを察知したカラスみたいに、皆があっちでもこっちでも回してるんですよ。
おまけにどんどん機体が増えてきていて、上も下も前も後ろも右も左も必死で警戒。警戒。他機警戒。

ああああああん
超邪魔ーーーーーーーーーーーーーーー

当然ビビりまくってどんどん沖に追いやられるあたしは今日も負け組けってーい。

それでもね、あたしも今年でパイロットになって3年ですから、いい加減いつまでも尻尾を巻いて逃げるわけにはいかないのです。
なにくそ負けるか。あわよくば南尾根くらいには渡りたいぞ。
なんて野望を抱きつつ上げれるところで必死に上昇に食らいつく。

その甲斐あってか、奥の強い上昇帯で、群集の中で一番たかーーーーく舞い上がる♪

うひょひょ~キモチエエ~~~

バリオを持たずに飛んだから正確な高度はわからないけど、後ろのハングのランチャー台を見る限り、結構高度を稼いだかもしれない。
イっちゃう?イっちゃう?南尾根。
じゃあってんで、高度を維持しながら、テイクオフの前を通過しようとするが、とにかくすんごい機体の数。

えーっと。。。

通れないYO?

うじゃうじゃといる機体をなんとか避けて、南尾根の方に向けるが、
どんどん下がって来て結局また皆と同じ高さに戻ってしまった。はい終了。

ま、ええか。。。

こんなコンディションやしな。

っつーわけで、飽きてきたところでランディングへ向かう。
前にいる機体が、いつまでもファイナルターンを切ってくれない。。。
仕方ないので、少しサイドでギリギリまで高度を落とす作戦。
おかげでかなり遠くに降りなくてはいけなくなってしまった。

降りた途端、むっわあぁぁぁ~~~っと草いきれが立ち込める。

グライダーを絞って、戻る間に、全身にじっとりと汗が吹き出てくる。
あ゛・・・暑い・・・

とりあえず、お昼を食べて、マッタリしていると。
先日スイスツアーに行った池ちゃんのスイスのサラミがお土産に振る舞われた。

これが。超

(゚д゚)ウ-

(゚Д゚)マー

(゚A゚)イ-…



ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!


ああん、このスパイシーでジューシーなサラミにはビールが!ビールが欲しい~~~!!

っとわめいていたら、ゆうこさんが一本「貸し」てくれたので、サラミをつまみに、ビールをぐびぐび。

っぱぁあぁぁーーーーー!!

この暑さに、お外でビール!たまらーーーーーーーーーん!!

と、かなり幸せを噛み締めていると、そのうち、もう飛ぶのなんてどうでもいいさぁーあはははは
おまけに、なんか眠くなってきたかもーというと、あそこにビーチベッドがあるよーなんていわれて、ほろ酔い気分で横になれば、もうだめ。だめよ。
ラリホーでもかけられたかのように意識は遠くなり、
木陰を抜けていく涼やかな風があたしの体を撫でて行く。
皆の楽しそうな笑い声と、ヒグラシの声。
ああ、なんて、幸せで心地よい時間なんだろうか。


と、思う間もなく意識は落ちて、数十分が経過。



目の前の木に止まったセミの爆音で目が覚めた。
おまけに汗びっしょり。

汗と一緒にアルコールも抜けたのか、かなり(*´Д`)スキーリ

よーし、もう一本飛ぼーっと!!

というわけでテイクオフへ上がる。
飛んでるのはビジターと講習生ばかり。
それもそのはず。まだかろうじてアゲンストが入っているものの、かなり雲が張ってきていて、テイクオフにも雲が千切れて流れこんできた。

うん、こりゃーもう終わりだなー。

とりあえず、フロントでさっさとテイクオフ。

ところどころに弱いリッジがあり、枝が揺れるところを探しながら粘る。
バリオを持たずに飛んだので、なんという静けさだろうか。風の音と、山中のヒグラシの声を聞きながら、目の前をふわふわと千切れていく雲を眺めながら、穏やかなフライト。
仙人にでもなったような気がしてくるではないか。

しばし粘ったが、次第に落ちてきてランディングした頃にはテイクオフもいよいよ雲にすっぽりと覆われてしまった。
これにてクローズ。

いやあ。ぶっ飛び(15分くらいは粘れたが)のコンディションを飛ぶのは久しぶりだったけど。
キライじゃない。キライじゃないよー。こういうの。


いよいよ夏が来るなあ。



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