フランスあれこれ 1




1.バカンス
フランス人はよくヴァカンスという言葉を口にします。
フランス映画でも、ヴァカンスに行くということが話題になったり。そして、ヴァカンスに行かないことはすごく取り残されたような感じになるらしく(私が思うに)、主人公はあせっていたり。そんなに重要なことなの?と思うほど。

そうなんです、フランス人はヴァカンスのために一生懸命仕事をしているそうです。
でも、この考え方、すごく好きです。
年に一度でも、その日のために、お金をためて、旅行の計画を立てながら待つ。なんかいいな~。

ちょっとした目標にむかって進むことって素敵なことだと思います。フランス人は暮らしを楽しむことが本当に上手です。毎日のことをいかに楽しむかです。
そうやって年齢を重ねるから、素敵なマダムが多かったのだと思います。
私も、見習いたいです。

2.サン・マロの思い出
サン・マロは城壁で囲まれた、すごくかわいい港街です。
ここから有名なル・モン・サンミッシェルまでバスも出てます。

この街で妹とカフェでディナーをしたときのエピソード。
魚介類なんて日本でもあんまり食べたことなかったのに、おいしそうで注文したら、すごいたくさんエビや貝類でてきてたのです。

で、食べようと思ったら、見たことのないそれらを食べるための小道具?が置かれてて、でもどう考えても使い方がわからなく困ってたらお隣のマダムが親切に解説つきで教えてくれたのです!

「あ~」とうなづき感動し、ギャーギャーはしゃぎながら食べたもので周りでは何が起こったのだろうとスポットライトがあたったように目立ちましたが旅の恥はかきすてて、思いっきり楽しい食事をしました。
ふとあの頃の日記を見ながら思い出しました。

3.雨のパリ
パリは晴れわたった日より曇り空、雨の降ってるほうが
パリらしいんですって!
なかなか情緒あって私も好きです。

公園では、一人がけベンチがあちこちで雨にぬれて。
なんだか寂しい感じの並木道だけど、これもパリ。

映画「アメリ」で有名になったモンマルトルの丘は、私のお気に入りの場所です。ここからパリの街が見渡せるのです。
最後に行ったパリで、この丘から雨上がりに虹が見えたのです。なんかすごく感動しました。

夜になると、雨にぬれた石畳が車のライト、外灯、信号などによって照らされると、きらきらしてきれいです。
C’est Paris.(セ パリ)
それがパリ。

4.ニースの海岸
ニースの海岸は砂浜じゃないんです。
初めて海へ行ったとき、ごつごつした丸い石がいっぱいで
びっくりしました。

若かったのでバックパッカーだった私。
でも、少しビーチで休みたかったので皆が楽しそうに休んでる青と白のストライプのパラソルのところへ行きました。

そこはなんとプライベートビーチでした。
お金を払って、荷物を預かってもらい、優雅なひと時を過ごしました。本当に子供だったので、周りの人から見たら、浮いてただろうな。

はじめての一人旅で、もっと大人になってこんなところに来れたらなと思いました。
そのときの地中海、一生忘れません。

5.マルセルのフランス料理
今日は私の住んでた南仏、語学学校のごはんの話です。
3ヶ月でしたが朝・昼・晩と食事付きの学校でした。
そこにマルセルというコックさんが住み込みでお料理を作ってくれてました。

朝ごはんはフランスお決まりのコーヒーとフランスパン、クロワッサン、ジャム&バター。

お昼ごはんと晩ごはんは、本物のフルコースでした!
スープに始まり、前菜、メイン、デザート、コーヒー、ワイン。

お昼にワインがいつも出て、午後の授業があるのに皆、飲んでた!私もはじめは毎日、お昼も飲んでたけど、いつも眠くなるので途中でやめました!フランスでワインは水代わりなんでしょうね。

毎朝8時半から授業がはじまるのですが、マルセルは9時過ぎから仕込みをされたようで、10時半過ぎにはお昼ごはんのいい香りが教室までたちこめて。
私たちのために毎日、心をこめてフランス料理を作ってくれました。

マルセルは朝から晩までごはんを作るために一生懸命、準備をしてくれていたんだな。
語学学校に来てる外国人のために、本物のフランス料理を毎日食べさせてくれたんだな。
フランス語の勉強と一緒に食文化も学ばせてもらいました。

遠いフランスで今も元気にお料理されているのでしょうね。
マルセル、おいしいご馳走をありがとう。

6.夢のような食卓

季節の良い時期はお庭のガーデンテーブルで食事をとっていました。私のはじめての学校到着は夕食時間でした。
荷物を置くなり案内されたのが、松ノ木が茂るお庭。
何のパーティーしてるの?と思うような雰囲気。
感動!でした。その感動が毎日、毎食続くのですから。

白いガーデンテーブルの上にはピンクの花柄のテーブルクロス。その上に無地のピンクのテーブルクロス。
真っ白のお皿の上にピンクのペーパーナフキン、その上に真っ白のスープ皿。
高級食器ではなかったけれど、この統一されたセンスにビックリ。ここはレストラン?という思いでした。

フランスでの食事を引き立てたテーブルコーディネイト、そして緑のなかの食卓は映画の世界と同じでした。

テーブルクロスを毎回セットするのは面倒なこと、でもちょとした演出が美味しい料理をいっそう美味しく、会話もはずむのですね。
これがフランスでいうart de vivre(アール・ドウ・ヴィーヴル)生きる術(知恵・作法)なんだ。

7.フレンチ・キス
みなさんフレンチ・キスで何を思い出しますか?
映画のタイトルでもありましたね。

フランスでは言葉のあいさつと同じように親しい人にするもうひとつのあいさつなんですよ!
フランスではじめて見たとき、え!何回するの?と思いました。
かるくて2回、多くて4回です。
なぜ偶数かというと自分がするのと相手がするのとです。

で、どんな風にするかというと「Bonjour!」といいながら頬をお互いくっつけて、チュ、チュと右、左。
相手も同じように2度。だから4回です。

ふだんはもう「Salut!(サリュー)」と言葉の挨拶、イタリアでいうチャオと同じ感じの挨拶ですが。

でも久しぶりの再会、別れのときは必ず4回のフレンチ・キスをしました。
これが自然にできるようになったとき、私って少しフランス人に近づいたかなと思いました。

まちがっても口にしないでね。
それは挨拶ではなく恋人たちの本物のキスです!!

8.クリスマスの思い出
フランスのクリスマスの思い出です。
結局、フランスでのクリスマスの過ごし方は知らないままですが、一番街がにぎわう頃にパリにいました。

私のお奨め散歩コースがあります。
それは夕暮れ時にコンコルド広場のメトロから階段を登り、
エッフェル塔のほうを見ます。
すると空が赤・白・水色とトリコロールカラーに見えるのです。エッフェル塔と空、これも感動の絵になる風景です。

そこからスタートしてゆっくり時間をかけて公園をぬけ、
シャンゼリゼ通りをまっすぐ歩くの。
暗くなると、もうイルミネーションは最高のプレゼントです。

よくテレビで中継されてたあの風景。
これが見たくてクリスマス時期にパリへ行きたいと思ってました。

翌日ニースへ来てみると、パリみたいにクリスマス、クリスマスしてないの!
南国ムードたっぷりなのは、日差しが暖かかったせいなのか?
ショーウィンドウにはクリスマスディスプレーがあったと思います。
とっても印象的だったのは、街が香水でプンプンしてたこと。ニースへきたなって感じでした。

ニースはいつきてもヴァカンスのイメージがあります。

9.ブッシュ・ド・ノエル
ブッシュ・ド・ノエルのブッシュは薪のことです。
フランスでは昔、暖炉のあった時代、クリスマスに家族一人ひとりが薪をもって暖炉に集まるという風習があったそうです。
今では、暖炉がなくなり、それをケーキ屋さんが薪にみたてて作ったのがこのケーキの始まりだそうです!

10.新年
フランスでは年がかわった瞬間、周りの誰にでもキスするという習慣があるのですよ!
上の「ボン・ナネ!」って言ってキスするらしいです。
私はこのチャンスをシチリア島に行ってて逃しましたが。
いつか経験したいです!夢!

11.恋人たち
はじめてフランスへ行ったときから思ってましたが、パリは本当に恋人たちの街だなって。

歩いてる人もカップルが多いし。
信号待ちでもキス。
いろんなところで恋人たちがキスしてました!

愛してるはJe t’aime.(ジュ・テーム)
本当に愛してるときはこの一言だけ。
英語のようにso muchとかいろんな付属は一切言わないの!


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