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「ありさの『虐待日記』」(白石宏一)を読みました。内容:「傷口に塩をすりこんだらパニックのように暴れ出した」衝撃の『虐待日記』がインターネット上に公開されたのは1999年10月のことだった。このHPを見たひとが神戸市児童相談所に通報、大騒ぎとなる。結局、日記の真偽は判明しないまま、反響の大きさだけが残った。虐待防止に努めているソーシャルワーカー、臨床心理士、小児科医、弁護士、国会議員、厚生省児童福祉専門官、セラピストは何を思い、語ったか。なぜ、幼児虐待が起こるのか?『ありさの虐待日記』を巡る児童福祉関係者のさまざまな反応を探りながら、孤立無援の母親たちの心に迫る。 虐待しても罪悪感は無いと言い放つありさ。でも、それは自己防衛からではないかとも推測されてる。非難されることや、罪悪感に苦しまないために、開き直ってそう自分に言い聞かせてるのではないかとも。そう思いたいけどね。このHPも一種のSOSだったのでは?誰かに自分の苦しみを知って止めてもらいたかったのかも。仕事を育児で辞めざるを得なくて、子どものせいだから許さないと言う。夫も親も協力してくれず、孤立無援で、子どもと二人の母子カプセル。虐待が本当かどうかはわからないけど、その気持ちだけは本当だろうから、見つけて母子共救って欲しかった。子どもは自分の思い通りにはならない。その苛立ちは分かるけど、虐待になる前になんとかならないかな・・・
2016年11月05日
「アダルトチルドレンからの手紙」(西山明)を読みました。「内容:家族関係がうまく機能しない家庭で育った人々を、アダルト・チルドレン(AC)と呼ぶ。本書では、5人のACへのインタヴューをもとに、AC体験の克服の過程を描き出す。厳格な親、暴力的な恋人との暮らしを捨て、オウムに入信したあかり、アルコール依存症の父を持つシズカと摂食障害の妹ユメ、共依存に陥った結婚生活を捨て前向きに生きる秋央。 」親や家族との関係のまずさを大人になっても引きずってしまう。ACは自己申告で診断されない。私も少しACかな?と思うこともあるけど・・・夜明け前が一番暗い。あともう少しで夜明けだというのが印象に残った。底について、ACを自覚するところから、始まっていくのだろうなあ・・・
2016年11月04日
小説「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎)を読みました。「内容説明:衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。 」「ケネディ大統領暗殺の犯人オズワルドにされるぞ」と友達に言われ、必死に逃げる青柳だけど、元恋人や、大学時代のサークル仲間など、青柳を助けてくれる人が居て救われますね。また、あとがきに「話(伏線)を畳まないまま楽しんでもらえるか、にはじめて挑戦した」と書いてありましたが、何が畳まない伏線だったのか、よく分からない私・・・井ノ原小梅がそうかとも思ったけど、2部では殺されてたという描写があったから、関与してたのでしょうね。追われてる中でも、ユーモアを忘れない青柳もいいなあ。面白くて、一気に読んでしまいましたね。
2016年10月28日
小説「魔王」(伊坂幸太郎)を読みました。魔王「魔王」のあらすじ「内容説明:魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか?世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。」「魔王」自分の超能力に気づき、ファシズムの独裁者になりつつある政治家に立ち向かおうとした兄。憲法改正で自衛隊を軍隊にする国民投票を前にという設定が、まさに現実になりそうで怖い・・・重いテーマでだけど、話は軽妙で惹きこまれ、「呼吸」も含め、一気に読んでしまいました。
2016年10月20日
小説「心まで盗んで」(赤川次郎)を読みました。「内容:その夜の淳一はツイていなかった。富豪の坂西の邸宅に侵入したものの、その一家が心中を図っていたのだ。思わず救急車を呼んで助けてしまった淳一は、坂西が新興宗教団体“闇と光の教団”に騙され、破産していたことを知る。しかも、坂西の愛人宅では、刺殺死体が発見されていた…。大人気「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、波瀾の第十五弾。」読みやすく、社会派っぽいけど、そこまで深くはないなあ・・・
2016年10月15日
小説「わたしは椿姫」(平岩弓枝)を読み終わりました。「内容:赤い椿、白い椿の香りを秘めて、パリの社交界にときめく謎の美女。男たちを翻弄する日本的愛の技巧の裏面をさぐった、画学生の運命は? 世界各地に羽を伸ばす日本の女性。華麗に、したたかに、人生を謳歌し、異国に生きる彼女ら7人を描く"当世国際女気質"。」椿姫という題名に惹かれて借りたのですが、やはりオペラ「椿姫」の高級娼婦という意味だったのですね。そう呼ばれても意味がわかっていなかった女性だった・・・割と面白かったけど、あまり後味は良くなかったかな・・・
2016年10月14日
井上陽水のコンサートで府中の森芸術劇場に早目に着きましたが、ロビーの椅子は満席だったので、駐車場に戻り、車の中で読書。「殺人願望症候群」(新谷識)を読み終わりました。「内容:癌に苦しむ老人、謹厳実直な大学教授、前途有望なエリートサラリーマン、輪廻転生を信ずる老婦人の、平穏な日常生活のなかにふと芽ばえた殺意…。元東大教授が描く力作推理六篇。 」題名の割には、あまり怖くなく、割と面白い。不謹慎だけどユーモラスだった。別の意味では、かえって怖いけどね。
2016年10月03日
小説「学・経・年・不問」(城山三郎)を読みました。「内容:証券会社の辣腕営業マン・伊地岡勇と電機メーカーの窓際送・野呂久作は高校の同級生。正反対の性格ながらなぜか気が合う二人が、ベッド会社のセールスマンに揃って転職。学歴・経験・年齢、一切不問のシビアな世界で生き残るには何が必要か?経済小説の巨星がユーモラスに活写する傑作サラリーマン小説。 」城山三郎の経済小説が面白かったと思って、図書館から借りたのですが、これは実在のモデルはない純粋な小説でしたね。でも、性格も行動、体型までも対照的な二人のセールス方法が興味深い。立て板に水のような説明より、訥々とした説明の方が信頼を得やすいと聞いたことがあるけど、本当にそうなのかも。のんびり余裕の野呂が羨ましくも思えるけど、せっかちな伊地岡の気持ちも分かってしまう。私は行動はのんびりだけど、気持ちはせっかちなのですよね。初版が1976年で、OLのことをBGと書いてあったりと古いけど、内容は古びてないかも。今に息子がセールスマンになったりするのでは?と思うから他人事ではないですね。興味深く、楽しんで読めました。
2016年09月27日
「最後の将軍」(司馬遼太郎)を読みました。「内容:若年の頃から周囲の期待を一身に集めながら、就任後わずか二年で自ら幕府を葬ることになった将軍の悲劇。」徳川慶喜は、四面楚歌の中、徳川幕府を終わらせる為だけに将軍になったようなものですね。最後は責任放棄のようにも思えたけど、歴史的に朝敵にならないようとの美学があったのですね。慶喜でなければ、もっとひどい内乱になっていたかもしれない。江戸城無血開城はなかっただろう。聡明で雄弁、謀略家だけど私心はなかったのですよね。貴族的なのに器用で、後半生は趣味に生きてる。不幸に見えるけど、自分ではそう感じてなかったのではないか。興味深い人だと思えました。
2016年09月26日
「依存したがる人々」(本橋信宏)を今日1日で一気に読んでしまった・・・「内容:はじまりは、彼女に口移しされた睡眠薬だった。覚醒剤中毒に陥り、幻覚に襲われた著者は、ドラッグと訣別するも、今度は「不安神経症」に悩まされる。やがて納得のいく精神科医と出会い、森田療法により恢復する―。そんな著者が出会った依存症の人々。アルコールに溺れる同僚。だめな男に貢ぐ女性。自分の顔を刃物で傷つける青年。当事者たちの見つけた出口は。」依存しながらも、もう一人の自分が冷静に観察してる感じがする。それを表現できるのがすごい。よく抜け出せたなあとも思うし、もしかしたら体験談を書く為にいろんなドラッグを試してみたりもしたのかな・・・共依存の恐ろしさも痛感。私も、食べ物、買い物、ブログに依存してるかも・・・
2016年09月23日
「神経内科へ来る人びと」(米山公啓)を読み終えてから、図書館へ行きました。「内容:偏頭痛・パーキンソン病・失語症・脳梗塞・ヘルペス脳炎など、さまざまな症状の人びとが訪れる神経内科。治りにくい病気で悩みを抱える患者に全人的な目で接している様子を描く、著者の経験した20年間の要約である。現代の「難病」とどう闘うのか?神経内科医療の最前線からの勇気と感動のレポート。 」父がパーキンソン病なので興味があったのです。やはり医療も人対人なのですよね。
2016年09月23日
「人が、ついとらわれる心の錯覚」(河合隼雄、 安野光雅)を読みました。内容:「家族の断絶」は当たり前...ポジティブだけ求めなくてもよい...逃げ道を用意するのが大人...いいことずくめのはずがない...。家族の問題、心の問題、生き方の問題などなど、身のまわりのちょっと気がかりなことを、画家・安野光雅と臨床心理学者・河合隼雄が大胆に掘りさげる。 ... Google Books初版発行: 2002年2月20日河合隼雄の本は何冊か読んだことあるけど、画家・安野光雅は「旅の絵本」などしか見たことはなかった。箱庭療法に入り込むところなど流石は画家と思ったけど、話も面白いのですね。常識にとらわれず、大胆な意見の交換が興味深かった。青梅市立総合病院の待ち時間が長かったので、ようやく読み終わりましたが。
2016年09月09日
読書「不完全でいいじゃないか!」(伊波真理雄)。両国へ観劇に行く途中の電車で読み終わりました。「内容:白衣を着ないで診察するぼくのスタイルは、できないことがたくさんありますという無言の表明です―。患者に対して、医者に過度の期待をするな、と警告する若き精神科医・伊波真理雄。自らの過去をさらけ出し、患者と本音で対峙して見えてきたものは、いったい何だったのか。感動のルポ。」自分の生い立ちや、万引き歴などまでさらけ出し、患者とプライベートまで付き合ったりする。自身もACだったことがわかり、薬物中毒者とも共感する。精神科医というよりも、患者と対等な立場で、考えたりぶつかったりしてる。医者が助けるのではなく、最後は神や患者の守護神が守ってくれるという考え方は素晴らしいなあと思いました。私もやはり神を信じようかな。この頃、教会に行ってないけどね。
2016年09月01日
「自分らしさを愛せる女、愛せない女」(海原純子)を読みました。「内容:仕事上の挫析、人間関係の悩み、働きすぎなど、私たちの生活のなかで、ストレスはどんどん増えている。そうしたことにつまずき、心を病んでしまう女性たち。自分の存在証明を見失ってしまい、アイデンティティー・コンプレックスにおちいってしまうケースも多い。「海原メンタルクリニック」所長として沢山の女性たちのカウンセリングを行なってきた著者が、具体的な症例をふまえアドバイスする。」「自分らしさを愛せる女、愛せない女」目次1 逃避をめぐる章2 挫折をめぐる章3 ウテルス・コンプレックスをめぐる章4 過保護をめぐる章5 コンプレックスをめぐる章6 喪失をめぐる章私もなかなか自分を愛せないけど、この本を読んでもう少し考え直してみようかなとも思いました。そう簡単にはいかないけどね。うちの子ども達も過保護にしてしまったかなと思いつつ・・・
2016年08月30日
「孤独よ、さようならー母親離れの心理学」(国谷誠朗)を読みました。「内容:面倒な他人と付き合うくらいなら、自分だけの世界で孤独でいたい。母親への過度の依存が、そんな若者たちを大量に生み出しています。T・A(交流分析)心理学の権威である著者が、豊富なカウンセリング経験をもとに、引きこもる若者たちの心理を分析。家庭、学校、職場での対人関係に悩むすべての人に贈る、自立のためのガイドブック。 」参考になりました。私も母親に依存してるのかな?・・・認めて欲しいとは思ってしまう・・・そして子ども達も私に依存しないように?私も子離れしないとね・・・
2016年08月26日
「無印親子物語」(群ようこ)を読みました。息子が無印良品でバイトしてたから、なんとなく親しみを感じて借りてしまったのだけどね。内容:ひとり暮しを敢行した私を引き戻そうと、あの手この手を使う古狸母。家では厳格、無愛想、外では裸踊りまでする破廉恥父。いつまでももてる美人母etc―。切っても切れない親子の縁を運命としてあきらめるか、反発するのか。親子愛の名の下で、くり拡げられるなんでもありの、家族ストーリー。おかしくてやがてホロリとさせられる、人気シリーズ第六弾。 面白いけど、結構極端と言うか、あり得ないだろうレベルなので、ちょっと共感はできなかった・・・
2016年08月25日
「結婚幻想ー迷いを消す10の処方箋」(香山リカ)を読みました。結婚幻想内容:他のことはすべてうまくいっているのに、結婚だけは難しい」―そんな風に考えている女性は多いかもしれない。この時代に女に生まれた、とはどういうことか、結婚に何を求めているのか、何かにハマってしまうのはなぜなのか。様々な女性の問題に対して発言し続けている精神科医の“本当に幸せになるための結婚論”。故ダイアナ妃の例を出しつつ考察する。目次第1章 私は、女に生まれてしまった第2章 結婚―すべての答えはその中に?第3章 どうしてそんなに走り続けるの?第4章 拒食・過食の原因は、ダイエットだけじゃない第5章 私はだれに依存したいのだろう第6章 結婚の迷いを消す10の処方箋ダイアナ妃も可哀相な女性だったんだなあと思いつつ、他人事とは思えないのも哀しいですね・・・
2016年08月21日
「依存症の女たち」(衿野未矢)を読みました。内容:「私ってセックス中毒なの」―身も心もボロボロなのに止められない男漁り。自己破産寸前の浪費癖に加え、酒と過食に溺れ、深夜でもケータイで長電話する女性たち。なぜ、そこまでのめりこむのか。誰にも忍びよる依存症の恐るべき実態をルポ。複合要因を分析し、克服と予防の処方箋を示す。 買物や食べ物、電話・携帯に依存したりするのは、他人事に思えないですね、、、
2016年08月20日
「不安と憂うつ」の精神病理(大原健士郎)を読みました。「人の心は移ろいやすい。誰もがちょっとしたきっかけで、心の病に陥る要素をもっている。 なぜ、神経症になるのか。なぜ、うつ病になるのか。突然、心に忍び寄る不安感、憂うつな気持ちに、どう対処すればいいのか。悩んでいても精神は回復しない。もっと心を知る努力を。 自分の心を正しく知り、心の病を認識するための必読の1冊!!」神経症に効くと言われてる森田療法だが、一部のうつ病にも効くそうだ。あるがままの気持ちを受け入れて、行動だけは直していく。無理にでも笑っていれば、だんだんと明るい気分になっていくのかな。生真面目な文章で、あまり読みやすいとは言えなかったけど、興味はあったので、なんとか読み終わりました。
2016年08月17日
図書館から借りてた本をようやく読み終わりました。「赤ちゃんは殺されたのか」(リチャード・ファーストマン、ジェイミー・タラン)「彼女は五人のわが子を殺したのだろうか?SIDS(乳児突然死症候群)の学説を隠れ蓑にした母親による嬰児殺人を二十年ぶりに暴く、MWA賞受賞の傑作ノンフィクション 」バベルの図書館「赤ちゃんは殺されたのか」「まったくの健康体で生まれ、正常に発育していた赤ちゃんが突然死亡する乳幼児突然死症候群(SIDS)により、 5人ものわが子を失った夫婦がいた。 約20年ぶりに明るみに出たこの悲劇は、やがて医学界の常識を根本から覆す大事件へ発展していく。 MWA賞犯罪実話部門最優秀賞に輝いた衝撃のノンフィクション・サスペンス!」周囲の人々や看護婦など、もしかしたら殺人なのでは?と疑いながらも、SIDS(乳児突然死症候群)の学説を証明するためにその症例が利用された。その研究をしていた医師も意図せず?に共犯者になっている。母親は注目を集めたいがために子どもを病気にする代理ミュンヒハウゼン症候群で、保険金殺人でもある。こんな母親が居るのかとも思うけど、児童虐待はやはりあるのですよね。本当のSIDSがこんな風に思われてしまったら気の毒なのだけど、殺人の隠れ蓑にならないようにとも思う。今日、無罪判決が出た小学生殺人事件の母親もこんなことでなければいいのだけど・・・
2016年08月10日
耳鼻科の待合室で「とっても不幸な幸運」(畠中恵)を読みました。ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世界好き店長のいる酒場。クセモノ常連客が集うこの店に、いわくつきの「とっても不幸な幸運」という名の缶が持ち込まれた。缶の中から現れたのは、不思議な幻影やベートーベンの曲や、昔の知り合いの姿…。いったいどんな意味が?そして缶を開けた人間にもたらされたのは「災い」?それとも「幸せ」?じんわり温かく、そしてほんのり切ないファンタジーミステリー。面白くて、隣の調剤薬局まで持ち込み、短編を読み切ってしまった。もちろんその後、耳鼻科に返却しましたが。特に三話目の記憶を失くしたバーデンダーの大学生の話が興味深かったですね。
2016年08月09日
長女マッキーが買ってきたコミック「プラチナエンド」3巻。相変わらず少しエログロだけど、話は面白い。マッキーは買い続けるのかな?
2016年08月04日
息子カズの家に行きました。7時半頃にカズが着くまで、部屋の中を見たり、部屋にあったコミック「ひかりのまち」(浅野いにお)を読んだりして待ってました。長女マッキーも浅野いにお好きだったけど、カズもなんだね。私も割と好き。ちょっと哲学的だったりするけど。
2016年08月01日
小説「上と外」(恩田陸)を読みました。6分冊で、一冊が薄いから持ち運びやすくて助かりました。まあ、読み終えてしまいそうだからと2冊持ったりもしたけどね。それにしても、息もつかせず一気に読みたくなる小説です。離婚してバラバラになった家族が1年ぶりに会い、父親がいるG国に旅行中、クーデターに巻き込まれてしまう。ヘリコプターからジャングルに投げ出された練と千華子の兄妹。とても中学生と小学生とは思えない冷静さと賢さ、体力で、苦難を乗り越えていく。父母の賢と千鶴子も魅力的で、子ども達を捜すために協力する。千鶴子のなりふり構わずに千華子を助ける姿には感動。それまで、母というより女であることを優先していたからね。そんな正直なところも素敵なのだけど。ニコも冷静沈着だけど、人懐こいところもあって憎めない。従兄弟の邦夫や、祖父に似た感じでもある。登場人物が凄すぎて、出来過ぎのような気もするが、落ち込んだり、情けないところもあるから許せるかな。ともかく面白くて一気に読めてしまう小説で、読後感もいいですね。店員に威張るような人は、目上の人にぺこぺこ卑屈になるというのも、その通りだと思った。民族と国家についても、多様性なくして人類の文化の発展はないからこそ、民族は必要という。G国は多民族国家の理想なのかな。楽観的かもしれないけど、希望を持ちたいですよね。あらすじ。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1476/onda/up-out/abst.html1 素晴らしき休日両親の離婚で別れて暮らしている元家族、年に一度夏休みに集うのが恒例となっている。中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹(千華子)、母(千鶴子)とともに考古学者の父(賢)が居る中央アメリカG国へとやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。しかし四人の間に久しぶりに会うというだけでないぎこちなさがある。日本への帰国も間近となった夕食の場で千鶴子は再婚の考えがある事を告白する。それだけではなく、「もう会わないで欲しい」と言う千鶴子に対して賢は「千華子には会う権利がある」と反発する。それに対して千鶴子は「千華子は賢の子供ではないかもしれない」と答えるのだった。その翌日、神殿を持つ大きな遺跡「ティカル」に向かう一行を乗せたヘリコプターは突然方向を変えた。G国でクーデターが起きたのである。その直後ヘリコプターが傾いた弾みで練と千華子は外に放り出されてしまった。2 緑の底G国で軍事クーデター勃発の知らせをうけ練の帰りを待つ祖父ら楢崎家の人々はそれぞれのルートで情報収集を試みる。一方、賢と千鶴子は決起グループによって他の外国人と共にシティーの街はずれにある礼拝堂で隔離監視されていた。ヘリコプターから密林に落下した連と千華子は樹木のおかげで怪我もなく地上に降り、とりあえず行く予定であった神殿を目指す事にする。森の中で聞いた轟音に導かれてついたのは奇妙な「屋根のある祭壇」(千華子命名)であった。しかも同じ物が密林の中に数多く存在しているらしい。夜その場所で眠るたびに訪れる奇妙な夢。頭の中に響く謎の言葉。二人は神殿が見える所までたどり着く。3 神々と死者の迷宮(上)練と千華子は神殿にたどり着いた。この遺跡どうもティカルではないようなのだが、目立つ建造物ではあるので二人はこの神殿の近くで救助を待つ事にした。しかし、練は誰のものとも知れない視線を感じていた。千華子は熱を出してしまい、練が途方に暮れていたところに少年が姿をあらわし、二人を地下へと導く。そしてこれから行われる儀式に練も参加するように迫るのだった。一方、賢、千鶴子、ミゲルの三人は礼拝堂を脱出し、練と千華子を助ける為にヘリコプターをもつ民間輸送会社へと向かう。しかし、ヘリコプターはクーデター勃発時に出払っており、ティカルの近くの街、フロルで足止めを食っているという。夜を待って自動車でフロルに向かう3人であったが途中対向車と接触しそうになる。4 神々と死者の迷宮(下)千華子は体は回復したものの、事情を知らされぬままニコに閉じ込められてしまう。地下道に出る抜け道を発見するが、地下道の中で道に迷ってしまう。千華子を人質に取られ、練は「成人式」に参加することになる。成人式のルールは午後6時から朝6時まで、3日間「王」から逃れつつ、地下都市の部屋々々におかれた壷に石を入れていくというものだった。そして、1日10個の石を入れられなければ千華子が王の息に触れるとニコは脅す。成人式初日、練はなんとか5個の石を入れることが出来たが、ジャガーに出会って恐怖で部屋を出られなくなってしまう。そして部屋で眠ってしまい、残り5個の石を入れる時間がないことを確信する。朝の点呼が始まっても練は現れなかった。賢たち一行が出会ったのは、日本の楢崎家の働きで楢崎一家を探していた人々だった。引き続きフロルを目指す賢たち一行。日本の楢崎家でも、練たちの状況が把握される。5 楔が抜ける時練は石を隠し持って朝の点呼を切り抜ける。そして千華子のことを知らないまま、儀式は2日目に突入する。練はニコを付けて行くことで順調に石を入れていくが、それはニコが承知の上でのことだった。予想外に荒れるジャガーの様子を見てニコと練は一緒に行動する。少年達に襲い掛かるジャガーに怪我人も出るが、練の機転でジャガーが死に、成人式は終了する。クーデターの一派は声明を発表する。それは全国民が参加することを目指す、開放された電子政府の樹立という今までに前例のないものだった。賢と千鶴子は無事にフロルに到着し練たちの捜索を始めるが、ヘリコプターの燃料が限られており、また上空からの捜索は困難である。そこで、千鶴子のアイディアで練たちがヘリコプターの場所まで来れるように密林に目印の風船を上げることにする。千華子は、壁に沿って歩くことで地下道を出ようと試みる。成人式を終え、千華子がいなくなったことを知らされた練は、ニコと一緒に千華子を捜しに地下に入り千華子の足跡を発見する。そこに、地震が発生する。6 みんなの国仲間の元に戻るというニコに怒った練は、分かれて一人で千華子を捜すことに。千華子とは無事に会うことが出来たが、地図もなく道がわからない。見つけた穴から千華子が外に出るが、練は出る前に増水した鉄砲水で押し流されてしまい、再び二人は別れ別れになってしまう。練は、ニコが残した目印のおかげで、元の神殿に戻ることが出来た。ニコたちと一緒にヘリコプターを待つことにする。賢たちが使うヘリコプターは地震での怪我人を運ぶのに使われてしまう。子供達を捜す手段はなくなったと思われたが、燃料を積んでヘリコプターが戻って来た。捜索の結果、風船のポイントへ来ていた千華子を救助することに成功する。練やニコたちは迎えのヘリコプターが着くピラミッドへ向かった。途中で地下通路が崩れたり、ピラミッドの石段が壊れたりしていたが、ニコの機転や練のクライミングでピラミッドの頂上に到着、ヘリコプターに飛び移りジャングルを脱出した。シティーで、練も家族と再会。みんなで日本に帰ることが出来た。そして1年後、ニコは新生G国特使として日本を訪れる。
2016年07月31日
日産に車の修理を出して、代車を貸してもらい、そのまま耳鼻科に行き、待合室で「狭山事件」の本を読んでました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AD%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6冤罪かどうかは分からないけど、部落出身ということで思い込みの捜査・取り調べがされてるとは思った・・・耳鼻科で聴力検査をしたら、低音難聴が良くなってきてるからと、薬が代わりました。まだ山の上のようにぼーっとしてるけど、それは鼻から来るものだからと、鼻の薬も。これで治るといいのだけどね・・・図書館に行ったけど、月曜で休館・・・読み終わった本だけポストに入れて返却。明日もう一度返しに行こうかな。と言っても、読み終わってないから、また借りるつもり。
2016年07月25日
「彼女はなぜ人を殺したか~精神鑑定医の証言」(福島章)を読みました。証言と言うより、小説のような感じがしましたね。鑑定医の個人的なことも書かれてるし・・・殺人犯の心理に興味があって読んだのですが、心理よりも脳内に原因があるようでしたね。流産防止の黄体ホルモンを胎児期に投与されてた影響で、脳が男性化し、追いつめられると、時に爆発的・攻撃的な行動をする傾向にあり、犯罪を犯しやすくなるということらしい。もちろん、愛する男性に捨てられない為、暴力を振るわれない為ということもあるが・・・。鑑定医や助手の女子大生までが、彼女の影響を受けて、お互いに愛し合う?というのもいいが、それをこんな形で公表していいのかな?とも思ってしまった。理性で抑えたと言ってるが・・・。
2016年07月18日
長女マッキーが買ってきたコミック「プラチナエンド」1・2巻も読んでしまった。同じ原作・漫画のコンビの「デスノート」と似てるけど、もっと希望が無い感じ?・・・面白いけど、やはり暗いなあ・・・同じ漫画の小畑健だったら、「ヒカルの碁」の方が好きですね。原作者が違うけど。マッキーは、うちにある「ガラスの仮面」を1巻から読み続けてる。もう何回も読んでるのにね。ホワイトアイマスクが出るほど、白目が多いけど、やはり面白いですよね。
2016年06月20日
電車の中で、読みかけの本を読み終わった。「減速して自由に生きる〜ダウンシフターズ」高坂勝。「年収600万円→350万円。なのに手元に残るお金は変わらず。たっぷりの時間で、好きなことをして、社会に認められる!―ちっぽけなオーガニック・バー店主の、目からウロコの減速ビジネス&ライフ入門。」 長女マッキーや彼の考えを理解する為に、主人が買って読んだ本で、私も借りて読みました。南伊豆に移住して、ライフラインまで自給自足したいというから、似た考えなのでしょうね。半農半Xというのがいい。マッキーはバイトするかもしれない。こういう考え方もいいけど、やはり身内がするとなると心配・・・まあ、稼がなくても、使わなければいいというのは確かに一理ありますよね。心や時間の余裕が必要だから。今の私もそうかな?
2016年06月11日
上野や千駄木への行き帰りの電車の中で、「40歳をすぎても記憶力は伸ばせる」(高田明和)という本を読み切りました。 平成15年の末に主人が読んだ本なので、もう10年以上前ですね。http://www.amazon.co.jp/40%E6%AD%B3%E3%82%92%E3%81%99%E3%81%8E%E3%81%A6%E3%82%82%E8%A8%98%E6%86%B6%E5%8A%9B%E3%81%AF%E4%BC%B8%E3%81%B0%E3%81%9B%E3%82%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%EF%BC%8B%CE%B1%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%AB%98%E7%94%B0-%E6%98%8E%E5%92%8C/dp/4062720531主人がよく「思い出すのを諦めたらだめだ」と言ってたのは、この本を読んでだったのかな?つい年のせいと諦めがちだけど、思い出す努力をすれば、また思い出せるようになるのかも。人の顔を見て名前を思い出すのは苦手だけど、やはり諦めずに努力してみようと思いました。花を見て、名前を思い出すのも訓練になるかな? ブログもそういう効用があるかも・・・なんて、さきほども花の名前を思い出すのを諦めてしまいましたが・・・
2016年05月08日
主人が買って読んだ「独立国家のつくりかた」(坂口恭平)。 私も、顔合わせへの行き帰りの電車の中で完読。ちょうど、彼の考え方に似ているかな?・・・お金を稼がなくても、使わなければ生活できるということらしい。https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784062881555内容説明現政府に文句があるなら、勝手に独立国家をつくっちゃえばいい。匿名化したシステムとは戦わない。何も破壊しない。ただ、歩きかたを変えること。視点を変えること。そして、思考しつづけること。それだけで世界はまったく別の相貌を見せ始める。路上生活のエキスパートたちに教えを請い、歌うように、踊るように、DIYで国をつくった男が語る、いまここにある希望。目次第1章 そこにはすでに無限のレイヤーがある(路上生活者たちのレイヤーライフ;家に車輪をつけてみる―モバイルハウス;二〇一一年三月十一日)第2章 プライベートとパブリックのあいだ(土地は誰のものか?;じわじわしみ出るパブリック;二〇一一年五月十日、新政府誕生)第3章 態度を示せ、交易せよ(新しい経済の在り方;学校社会と放課後社会という二つの世界;実録・僕の態度経済)第4章 創造の方法論、あるいは人間機械論(創造の定義;自分を一個の機械と考える;絶望眼の使いかた)終章 そして0円戦争へ(Zero Public;0円特区の具体像;新政府の領土拡大作戦;食費0円;総工費0円;エネルギー政策;どんどん移動いしつづける;国会を0円でゲット;拡張を続ける新政府;ただひたすらに)客観的には面白い考え方だなと思うけど、実際に子どものこととなると、やはり心配ですね・・・ALUMONDE(あるもんで)。あるもんで済ます。自宅の隣の長屋もリサイクルの物の倉庫として彼と長女で借りてます。https://www.facebook.com/alumonde.kunitachi/timeline結婚後、南伊豆町に移住するのですが、その生活設計。築85年の古民家を家賃0円で借り、自分たちで手直ししてから住みます。電気はソーラーパネルで太陽光発電、ガスは薪・ガスボンベ、水は、山水・湧水とエコ生活。畑も借りてなるべく自給自足するそうです。バイトも週1回くらい?・・・親もお互い心配は尽きないと言ってたけど、二人を見守るしかないですね・・・
2016年04月23日
小説「ツナグ」(辻村深月)を読みました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%B0#.E5.87.BA.E6.BC.94千葉大学教育学部卒業というのは私と同じ!まあ年代も違うけど、才能がもっと違うなあ・・・以前調べたら、ミステリー研究会があったから、千葉大に入学したのだとか・・・少女誘拐監禁事件の容疑者が千葉大で不名誉だと思ったけど、この辻村深月は名誉ですね。内容紹介:一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。 映画にもなってましたよね。まあ、読んでから映画を観てがっかりした人も居るらしいけど、ちょっと観てみたいかな?松坂桃李が主演だったのだけは覚えていたので、歩美はそのイメージで思い浮かべていました。また、突然死したアイドルは飯島愛がモデルだろうなあと思ってましたね。「親友の心得」が一番怖いけど、リアル・・・最後の伝言の一言「道は凍ってなかったよ」が謎だけど、たぶん御園は嵐が水道の蛇口を開けるのを見ていて、後から水道の蛇口を閉めたのではないかな。それなのになぜ、自転車事故になってしまったのか?もしかしたら親友に裏切られたことに絶望して自殺?・・・またまた謎だけど、謝罪できなかった嵐こそ、絶望してしまった。それでも、御園が主演するはずだった「鹿鳴館」を演じ切ることで吹っ切れたのかな。他の心得も良かったけど、やはり親友の心得が一番心に残りましたね。
2016年04月06日
今日は蔵王までスキー旅行に行くのですが、大宮まで行く途中で、「八日目の蝉」(角田光代)を読み切りました。先日、実家への行き帰りで読み終わりそうだったのですが、電車の中でしか読まないので、今日になったのですよね。主人が大晦日に読み終わった本で、私も読み終わったら、このページだけ切り取って、本自体は捨てるそうです。裏表紙のあらすじ。NHKドラマで見て、あらすじは知っていたけど、本は心理描写など詳しいからまた別物ですよね。誘拐した希和子はドラマの壇れいのイメージなのに、成長した薫はなぜか映画の井上真央のイメージで読んでました。映画は見てないのにね。調べたらドラマは北乃きいだったけど、あまり印象に残ってないなあ、、、映画の永作博美はどんな風に希和子を演じていたのだろうかと興味が湧きます。先日、オムニバスドラマ「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」の中の湊かなえの「ムーンストーンズ」では、永作博美と壇れいが、対照的な親友を演じていたからね。あれも永作博美が上手かったなあ。 高校時代と逆転していて、逆の女性かと思ったくらいです。話は逸れましたが、思わず赤ちゃんをさらってしまう希和子の心情がわかるような気がします。守りたい、この子を一人にしておけないという切実な気持ちが懐かしい。でも、解説の池澤夏樹に「育児が快楽」とは言われたくない。女性ならともかく、育児にあまり携わらない男性にそんなこと言われても、育児のいいとこ取りしてるだけなのでは?と思ってしまう。確かに快楽もあるけれど、その逆もあるから虐待とか産後鬱とか起こってしまうのだ。ただでさえ子どもには手がかかるのに、その子どもを連れて逃避行とは想像するだけでもきつい。それをやってのけるほど希和子は薫を愛してしまったのだろう。生き甲斐になっていたのでしょうね。だから刑期を終えて出てきても「がらんどう」になってしまう。私も今、子ども達が3人共巣立って淋しいというか虚しい感じ。からの巣症候群?まあ、そうならない為にも育児だけでなく、仕事や趣味などいろいろやってたのですが。最近はドールハウスに3人の人形を住まわせて、子ども代わりにしています。また話が逸れてしまいました。ともかく「八日目の蝉」は良かったですよ。とはいえ、スキー旅行も今年は主人と二人きり。昨年は最後と子ども達と菅平にスキー旅行。2人の生活を大事にしないとね。
2016年01月22日
多肉・虹の玉。ピアノの鉢に挿し芽して大きくなったものです。今日、コミックで「のだめカンタービレ」を読んでたから、なんか不思議な感じ。長女マッキーが昨夜読みたいと持ちだしてきたのを今朝読んだら、止まらなくなり読んでしまいました。マッキーと一緒にドラマも観たし、映画も観に行きましたね。
2016年01月04日
年賀状の印刷の合間に「ヒカルの碁」を読み返してました。やはり何回読んでも面白いですよね。両親の最後の年賀状の印刷の合間には、「ホイッスル」を読んでたのですが・・・
2015年12月25日
両親の最後の年賀状を150枚印刷してる合間に、コミック「ホイッスル」を読んでました。息子カズがサッカーやってる頃を思い出し、懐かしいです。
2015年12月22日
小説「オープン・セサミ」(久保寺健彦)を読みました。主人が先日読み終わって、面白かったと言ってたので借りたのです。今日、昔の勤務先(味の素)の同期の女子会で新橋(銀座)へ行ったのですが、その行き帰りの電車の中で、1冊読み切ってしまいました。「内容紹介人生の扉よ、『ひらけ、ゴマ!』いい大人になったって、人生は初めてのことだらけ。そしてそこには新たな可能性だってあるかもしれない。そんな初めての体験に右往左往する男女をキュートに描く。「先生1年生」小学校教員として働き始めた陽介。生徒に舐められクラスをまとめられず悪戦苦闘するなか、起死回生の授業を行おうとするが…。他5篇。」「先生1年生」は、とても他人事とは思えず、共感してしまいましたね・・・これは20代の話ですが、この他30代、40代、50代、60代、70代の初体験。それぞれ興味深く、一気に読んでしまいました。文章も読みやすく、かといって深みもあり面白いです。解説には、これより前の著作には「けれんみ」があったけど、これ以後には「けれんみ」がないと書いてあったのですが、けれんみの意味が良くわからず、調べてみました。「けれんみ(外連味):はったりを利かせたりごまかしたりするようなところ。」確かに素直な文章で、好感が持てるというか、違和感がないですね。と言っても、それより前も後も、これしか読んだことが無いので比較のしようが無いのですが。強いて言えば、"a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E6%9D%BE%E6%B8%85">重松清の作風に似てる感じがしました。重松清も一部しか読んだことはありませんが、子どもを主人公にしたり、寄り添って心情を切なく描き出すところなど、彷彿とさせるのです。読後感がさわやかと言うか、気持ちいいですね。主人と本の趣味は合うのかな?・・・
2015年12月07日
電車や店の中で読書しました。「東京ステーションホテル物語」(種村直樹)。先日、はとバスツアーで東京ステーションホテルに行った時、買ったものです。電車に乗る時しか読まないので、ようやく読み終わりました。現在の東京駅に復元する前の出版ですが、興味深く読めました。
2015年11月10日
「患者よ、がんと闘うな」(近藤誠)を読みました。主人に以前から勧められて途中まで読んでいたのですが、今日ようやく読み終わりました。http://books.rakuten.co.jp/rb/1212263/?scid=af_pc_etc&sc2id=136238630「がん死の恐怖に煽られ、がんと闘わさせられて、苛酷な治療に苦しむ患者たち…。手術はほとんど役にたたず、抗がん剤治療に意味のあるがんは全体の一割にすぎず、がん検診は百害あって一利もないことを知ろう。無知や誤解にもとづくがんについての認識を改め、後悔しないため、自分のがん治療法は自分で決める。そのための書。」本当にそうだな、そうしたいと思いました。私の母は以前リンパ癌で、胃と脾臓を全摘し、今も低血糖と高血糖のダンピングに苦しんでいます。抗ガン剤で頭髪も抜け、吐気に苦しみ、父がモルヒネを打ってやってくれと頼むほど痛がっていたそうです。転移したと言われ、蓮見ワクチンを試したりしていました。幸い今も病気がちですが小康状態で、パーキンソン病の父を、老老・病病介護しています。私も、もっと手伝わないといけないのですが、デイサービスやショートステイを利用してなんとか過ごしてます。妹が近くに居て、手伝ってくれるので助かっているのです。母も胃や脾臓を全摘してなければ、もう少し良くなっていたかもと思ってしまいます。またこの頃、身近な友達や仲間が癌になり、手術や治療を受けたりしています。私も他人事ではないと痛感します。癌体質は遺伝するともいうしね。でも、この本を読んだら、少し気が楽になりました。苦しいだけで効果のない治療や手術は受けたくないし、そう言ってもいいのだということですよね。癌ではないけれど、私は以前、肩のけん盤損傷の手術を勧められ、手術する予定でしたが、一か月入院、6ヶ月リハビリと言われ、そのストレスか帯状疱疹になり、手術が延期。その間のリハビリで少し良くなり、手術するかどうか訊かれたのです。選択していいんだと気づき、手術を取りやめました。手術しなければ完治はしないかもしれないけれど、しなくても生活に支障しない程度に回復したらそれでいいかなとも。外科手術をすればやはりそれだけ負担がかかるし、一旦動かせずに拘縮した肩・腕をリハビリで元に戻す自信もなかったのですよね。右手首の腱鞘炎が右肩の影響と整骨院で言われ、やはり手術をしておいた方が良かったかもと思いましたが、腱鞘炎も良くなってきたからいいかな。そろそろ卓球もまた始めようかと思っています。話がずれてきてしまいましたが、とにかく不要不急に手術はやらないに越したことはない。外科手術は最終手段だと思います。抗ガン剤も癌の種類によっては効かないし、転移のない癌もどきもあるそうです。早期発見で手術しても、しなくても変わらないのなら、しない方がいいのか。ただそこで手術を受けないという勇気というか、賭けに出るのは怖いかな。やはり、自己判断ではなく、セカンドオピニオンが欲しいですよね。また末期には苦しみたくないし、延命治療も受けたくないなあ。自分はそう言えるけど、家族のことはわからない。前もって聞きたいけど、聞きにくいしね。癌に限らず、生死に関わることは重要だけど、後回しというか、考えたくない。今は終活というらしいけど、義母とかには難しい。うちの両親は割と考えてるようだけどね。私や主人も考えた方がいいけど、主人は先のことは考えられない、考えたくないと言うのです。まあ本人の意思が聞ける状態でなくなった時は家族の意思になるのでしょうね。義父は意識のあるうちに延命治療はしないで欲しいと言ったそうです。今思うとすごいなと感じます。癌ではなかったのですが。この本は、私や家族がこれから癌になった時、また参考に読み直したいと思います。読み終わった本をすぐに処分する主人に取って置いてと頼んだほどです。
2015年08月22日
「国境の南、太陽の西」(村上春樹)を読みました。 村上春樹の作品は割と好きなのですが、よくわからないところがある。 まあ、そこがある意味いいところなのかも。自分なりに解釈できるから。 吸引力を持った女性に惹かれる僕。それも美人とか世間一般の魅力ではない。 小6の時、一人っ子の呪縛から逃れようとしながらも、同じ一人っ子の島本さんに惹かれ、2人で寄り添っていく。 「1Q84」でも小学校で出会った運命の女子が居たけど、村上春樹の体験から来てるのかしら。 僕は大人になり、妻子を持ってからまた島本さんに巡り会い、どうしようもなく惹かれ合ってしまう。 セックスシーンさえ理性的に淡々と描いているから、あまりエロさを感じない。 ここまで具体的に書かなくてもと思うけどね。 孤独に耐えられず、島本さんを忘れられなくても、妻とも別れられない。 妻も孤独と戦い続けているのですよね。誰でも。 最後に僕の背中に手を置くのは妻なのか、亡くなった?島本さんなのか、 はたまた傷つけて表情を奪ってしまった元カノのイズミなのか。 もしかしたら幼い娘達なのかも。 想像に任せる最後がずるいというか、うまいというか。 感動するという感じはしないけど、考えさせられるかな。
2015年08月16日
ドイツ・スイス旅行に出発する電車や機内で、「びっくり先進国ドイツ」(熊谷徹)を読みました。ドイツのホテルの朝食の図解など、作者自身のイラストも入ってます。NHKのドイツ特派員を経て、今はフリージャーナリストとしてドイツ在住。いろんなドイツの実情が書かれていて面白かった。昨日読んだ「ドイツ流、日本流」とも共通しているが、似てるようで似てないドイツと日本の国民性。私には個人主義のドイツには、住めないなあと思うが、労働時間の少なさ、休暇の多さは羨ましい。まあ、私は今、非常勤講師などだから、労働時間は少ないけどね。有給休暇が無い代わり、夏休みは仕事もなく、こうして海外旅行に行けるのですが。話は戻るが、ドイツ人は集中して効率的に仕事をこなし、それで一人当たりのGDPは日本と大して変わらないという凄さ!労働者、高齢者、弱者を守るセーフティネットが厚いドイツ。書かれた11年前はドイツ病と言われたほど失業率も高く、不況だったようだが、今ではEUの中で独り勝ちし、ギリシャの財政再建の援助を嫌がるほど。ナチスの歴史認識を教育し、周辺諸国に謝罪。このまま戦争反対の平和主義を推し進めて欲しい。謝罪だけでなく、第二次大戦後のドイツ人の土地・財産剥奪には抗議しているというが、主張すべきところは断固として主張するというのがドイツらしい。その分、サービスとかは期待できないらしいが。ドイツに着く直前まで、事前勉強しているのは、一夜漬けした教員免許更新講習のテスト前の再来?ギリギリにならないとやらない私。なんとか効率的にやらないとね。ドイツ人のように。
2015年08月01日
ドイツ・スイス旅行前に、主人が買ったドイツ本を読みました。「ドイツ流、日本流」(川口マーン惠美)。個人主義のドイツ人、自己主張しない日本人。似てるようで似てないようです。まあ、几帳面で真面目というところは似てるのでしょうが、それ以外は・・・サービス業もサービス精神はないようだし、食に興味ないそうなので、あまり期待しないほうがいいかな。7/25には「ドイツものしり紀行」(紅山雪夫)という本も読みました。これも主人が買ってきた本ですが。そういえば、スイスの本は主人も買ってませんね。ガイドブックは買ってたけど。
2015年07月30日
主人が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、「ドイツものしり紀行」(紅山雪夫)という本を読みました。 これも主人が買った本ですが、ドイツ・スイス旅行の前に読んだ方がいいと言われたのですよね。都市や地域別に書いてあるので、行くところだけをピックアップして読みました。歴史などの背景や、見どころ、写真撮影のビューポイントなどが書いてあり、参考になりました。時間があれば他のところも読もうかな。
2015年07月25日
「ジェノサイド」(高野和明)をやっと読み終わりました。電車で読むためにとっておいたのですよね。主人が特にお勧めというだけあって、興味深く読めました。人間の裏側を掘り下げながらも、希望が持てる展開でホッとしましたね。少年兵養成の部分が、今日教員免許更新講習で学んだ児童虐待と重なり、あまりにも悲しかったけど、なおさら少年兵が解放されたときがうれしく感じた。
2015年06月13日
次女ミンミが図書館から借りた本ですが、新居に引越すので、読み終わってないけど、図書館に返して欲しいと頼まれてました。読んでたらあらすじを教えて欲しかったと言われたので、池袋への行き帰りの電車やランチの時など、一日で読みきってしまいました。あらすじを伝えようとしたけど、なかなかうまく電話がつながらない。忘れないように書いておきますね。ネタバレしてしまいますが・・・「白い犬とワルツを」テリー・ケイ著。 内容紹介「長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。犬は、サム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、声も立てない――真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。あなたには白い犬が見えますか?」あらすじ妻の死後、子ども達が代わる代わるサムの様子を見に来たり、家事をしに訪ねてくる。元使用人の黒人女性モーリーも。ありがたいけど、一人にして欲しいと願い、それでも感じる孤独は白い犬が慰めてくれる。子ども達には白い犬が見えず、サムの幻覚ではないかと疑い、二人の娘は変装して早朝サムを見張るが、犬を見ることは出来ない。モーリーが「白い犬は犬の幽霊だ」と主張する。持病の腰の激痛に吐いて倒れた時、白い犬は初めて子ども達の前に姿を現し、倒れた場所まで案内してくれた。また、サムは子ども達が心配するからと内緒で、妻が一緒に行きたがってた高校の同窓会にオンボロトラックで出かけてしまう。道に迷い、廃屋で夜明かししたが、持ち主の牧師夫妻に助けられ、高校まで車で先導してもらった。しかし、同窓会には出席せず、妻にプロポーズした思い出の小川で犬と過ごす。同窓会ではなく、妻との思い出を懐かしみたかったのだ。末っ子の息子は、行方不明のサムを心配するあまり、サムが目撃したことで捕まった牛泥棒の家族が、サムをどうにかしたのではと疑い、撃ち殺すところだった・・・牧師から連絡をもらい、息子が高校までサムを迎えに行く。帰ってからは子ども達がサムをもう一人にはしない。白い犬はサムの孤独を慰めるためだけの存在だったかのように消えてしまう。それからサムは癌に侵され、妻の元へと旅立つ。あの白い犬は、妻の化身だったのだと言い残して。 子ども達が父を思うあまりに、サムがうるさがるほど心配する。それでも、子ども達に感謝しているサム。そんな親子愛もすごいと思うが、それ以上に妻を懐かしみ、思い出に耽る夫婦愛も素晴らしい。淡々としているけど、こんな風に思われる妻が羨ましいなと思ってしまう。そして、その夫を見守るために現れた白い犬。やはりそれは妻の化身だったのだろう。そばに居たい、寄り添って孤独を慰めたいと天国から舞い降りてきたのかも。うちも3人の子ども達が巣立ち、夫婦2人になってしまったから、仲よく過ごさないとね。こんな夫婦になれたらいいのだけど。まあ、どちらかが亡くなって欲しくはないなあ。それでも思い出があれば一人でも生きていけるのかしら。白い犬も居たらなおさら・・・また、毎日日記を書いてるサムにならって、私もこれからもブログを書き続けようかな。次女ミンミのお蔭でいい本に巡り合え、いろいろ考えさせられました。ありがとう!
2015年05月05日
先日、俵万智のエッセイ「ちいさな言葉」は読みました。 幼児だった息子の言葉の玉手箱のよう。 Twitterで成長した息子の言葉が話題になり、私もフォローしてるけど、 さすが歌人の息子だけあって、言葉の表現が一味違う。 将来楽しみだし、何よりその言葉を捕まえる母親の俵万智も素晴らしい。 幼児の言葉はキラキラ輝いているけど、一瞬だからね。 うちの子ども達もそういう時期があったのになあ。 次女ミンミの言い間違い?など、母子手帳に書いておいた。 みかんをカーン、ピーターパンをピーターマンなど。 次女ミンミは、弟カズが生まれた時 「もう赤ちゃん死なないから、おっぱい飲んでもいいでしょ」とも。 妊娠中に授乳すると、流産しやすいと聞いたので、 「赤ちゃんが死んじゃうから、おっぱいやめようね」と言って断乳したのですが、 ミンミはよく覚えていて、また復活したのです。 赤ちゃん返りはおっぱいだけの方がいいから、 縦抱きにして左右の足にまたがせ、2人いっぺんにおっぱいを飲ませてました。 長女マッキーが、おねしょした時、「ここだけ雨が降ったんだよ」と言った時は思わず笑ってしまった。 息子カズは迷子になった時、泣かずに「ママが迷子になった」とお店の人に言ったらしい。 3人共それぞれユニークでしたね。 今も個性的だけど、幼児の頃のような言動はさすがにないなあ。 また、今に孫が生まれたら、よく見聞きしよう。 いつになるかはわからないけど、そういう意味でも楽しみですね。
2015年04月25日
今日は、青森旅行の1日目。 新青森行きの東北新幹線の車中で、 以前から少しずつ読んでいた「1Q84」をようやく読み終わりました。 電車の中とか、待ち時間とか隙間時間にしか読んでなかったので、 文庫本6冊読むのに2ヶ月以上?かかったかな、、、 面白いけど、そこまで先を知りたいと急き立てられるというほどではないが、 設定と、文章表現、特に比喩と引用が素敵ですね。 最後はネタバレになってしまうけど、 小学校で出会った10才の少年少女が20年後に再び巡り会い、結ばれるという話。 もちろん、SFのような異次元だったり、空気さなぎなどの特異な設定があるけれど。 私は小学校教師をしているが、そんな出逢いが現実にもしかしたらあるのかななんて想像してしまう。 幼いと思える子ども達も、孤独を味わい、いろんなことを考えているのですよね。 印象的な出来事から、相手を20年も思い続け、それを実現してしまう2人。 運命に翻弄されながらも、芯を持ちブレない。 羨ましくもあるけど、それまでに必要だったという孤独も哀しい。 まあそれだからこそ、出逢えたのだろうけど。 劇中劇のように、小説中小説も読みたかったなあ。 もっと長くなって、もっと読むのに時間がかかるかもしれないが。 いろいろ考えたり、感じたり出来て良かった。 この頃、小説はこれ以外読んでなかった。 エッセイ「ちいさな言葉」(俵万智)は先日読んだけどね。 それについてはまた次の日記に書きます。
2015年04月25日
先日の「新春の集い」で買った本を読み終えました。主人とランチに行って、主人は新聞、私はこの本を読んで、会話しないのですよね・・・「新聞記者が本音で答える『原発事故とメディアへの疑問』」(田原牧)。先日の「新春の集い」の語りでも田原牧さんが言ってたように、やはりおかしいと思ったことに異議申し立てをしないことには、長い物に巻かれて、国民は国家のいいように支配されてしまうと言うこと。今の若い人たち、記者さえも反骨精神を失い、従順に大本営発表?を信じてる?・・・原発はその象徴だそう。これだけでなく、差別、戦争などにもつながっていく。「新春の集い」も中高年から高齢者などが多く、若い人たちが来ていなかった・・・まあ参加を呼びかける人たちの年齢も高いのだろうけど、このままではどうなるのだろうと不安ですね・・・いろいろ考えさせられる本でした。
2015年01月28日
年賀状の印刷に時間がかかるので、カズの部屋にあった本を読んでいた。「途上国の人々との話し方~国際協力メタファシルテーションの手法~」(和田信明、中田豊一著)カズも夏休み大学のサークルでカンボジアにボランティアに行ってたから、それで読んだのかな?・・・「なぜ?」と聞いてしまうと、援助する側の気持ちを汲んで話してしまうから、「いつ?どこで?」と具体的に訊く方が方がいいらしい。また、訊いてもいいか尋ねてから、対等な立場で話し、いろんなことを教えてもらうと相手の自尊感情が高まり、本音を言いやすくなるらしい。「無知の知」が本当の「知」だとも。ただやってもらうバラマキの援助ではなく、説明会から住民が仕切り、参加型のプログラムにしないと、継続したり、メンテナンスをしなくなってしまう。受け身ではなく、自主的にやらなくては何も続かない。これは国際協力だけでなく、教育にも生かせるなと思いました。子どもも開発途上だけど、これから成長していく。モチベーションをあげないとね。両親の年賀状です。父が絵柄を選んだのだけど、素朴で可愛いですよね。文章や字体は私が選びました。宛名も印字したのです。3時ごろ宅急便で送り、明日の午前中には着くらしいから、父が一言書いて送ったらいつごろになるのだろう?母に「元旦に間に合わないから直接投函して」とも言われたけど、それでは父が出したという気にならないですよね。それこそ、そんな援助は父の為にならない。本を読んだ甲斐があったかな?元旦に間に合わなくても、父が納得した年賀状を出した方がいいかな。母の年賀状も含まれてるけど、父の方が2/3か3/4と多いのです。自分の年賀状も、そのあと印刷しました。良かったら、クリックして見てくださいね。
2014年12月27日
図書館から借りて最近読んだ本です。返却する前にメモして一言感想をと思って書きました。*******************************************「続・氷点」(三浦綾子)「氷点」をずっと前に読んだのですが、「続・氷点」を読んでるうちに思い出しました。憎しみを許すのは、人間だけではできないのかもしれない。そのために神は居る、または創られたのかも?********************************************「生徒たちには言えないこと~教師の矜持とは何か?~」(諏訪哲二)学校では真実ではなく、真理を現実に合わせた建前を教える。真実を知ることは危険だから大人になって自分でつかむことと言う。たしかにそうかもしれないけど・・・*********************************************「わたしのままでママをやる~生きるってステキ!~」(よしもとばなな、内田春菊、中村うさぎ、倉田真由美、斉藤学)第一部 愛し、育む。ばなな流子育て。第2部「新しい母宣言」座談会共依存の母のように子育てだけしてると子離れできなくなってしまうからね。*********************************************「子どもの問題いかに解決するか~いじめ、不登校、発達障害、非行~」(魚住絹代)発達障害と思われた子も家庭環境や学校の対応で良くも悪くもなる。障害が実は無かったり、二次障害も起きたりする。子どもとの接し方、言葉かけの重要性を痛感。*********************************************「看板学部と看板倒れ学部~大学教育は玉石混交~」(倉部史記)歴史と実績がある看板学部や、新しい流行で作られた新設カタカナ学部。中身が分からないから、入ってからのギャップで中退者が多い。大学経営の為、人集めで万人向けのように宣伝するが、中退したらかえって損をする。息子が入学したばかりで興味を持ったが、なぜか青山が一言も触れられてないのはなぜ?・・・*********************************************「友達不信社会~「となりのウワサ」が怖い」(山脇由貴子)ネットやSNSの普及で、何を言われてるかわからない。気にすまいと思っても不安で見てしまう。疑心暗鬼にとらわれ、心をむしばむ噂の恐怖。怖いと思いつつ読んでしまった・・・
2014年04月15日
「僕だけがいない街」(1~3巻)を買って読みました。コミックを買ったのは久しぶりです。待ち合わせまでに時間があったというのもあるし、「マンガ大賞2014」第2位にもつられたかな。板橋に行く前に1巻だけ買い、面白かったので、帰ってきてから2・3巻も買い、一気に読んでしまいました。母から虐待されてる女の子を救うために必死になる主人公がいいですよね。それでも、彼女は連続児童殺人事件の犠牲者になってしまう・・・続きが気になるので、発売日をメールしてくれるベルアラートに登録してしまったほど。
2014年03月31日
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