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SE急性アル中死で賠償命


業務の負荷で大量飲酒 SE急性アル中死で賠償命令 (夕刊フジ)

システムエンジニアの男性=当時(25)=が大量に飲酒して死亡したのは
業務上のストレスが原因だったとして、男性の両親が
勤務先のIT関連会社に1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が東京地裁であり、
上田哲裁判長は、「死亡と業務の間には因果関係が認められる」として、
約6000万円の支払いを命じた。

上田裁判長は、男性が死亡前に精神障害を発症したのは
「業務で受けた心理的負荷に起因する」と指摘。
その上で、「飲酒行為は精神障害によって正常な認識が著しく阻害された
病的心理下で行われたものだ」と認定した。

一方、男性がブログやゲームに時間を費やしたことが
「睡眠不足に多少の影響を及ぼしたことも否定できない」として、減額の理由とした。

判決によると、男性は2006年9月、無断欠勤して京都市へ行き、
鴨川の河川敷でウイスキー瓶をらっぱ飲みして急性アルコール中毒で死亡した。
中央労働基準監督署は07年10月、労災死を認定した。

[ 2011年3月8日17時00分 ]




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