金魚の涙

金魚の涙

Deep Love -パオの物語-

Deep Love -パオの物語-

Deep love(パオの物語)


-注意書き-
これから書くことはネタバレ確実です。まだ読んでなくて読もうとしていた人は読んでからこの先を読む事をお勧めいたします。ここを読んでしまった方で興味があまりない方でも是非に原作でも漫画でも良いのでこの作品を読んでみてください。この作品を読んで何かを感じていただけたら良いと思います。



注意書きを読んでいただけましたか?それでは・・・・

金魚は漫画にしても小説にしても動物が主人公の作品は大体買ってるんですが今回も買ってみました。
この漫画は何冊かあるシリーズものの一つなんですが、かなり話題になったそうなので知っている方も多いでしょう。
金魚は新しい漫画や小説を買うといつもの癖でパラパラと途中を読んでしまうのですが初見での感想は「買うんじゃなかった。読むんじゃなかった~」でした。それは面白くないからとかじゃなく金魚にとってかなりショッキングだったからです。現実的過ぎて・・・・。
漫画の表紙のオビについているコメント?っていうんですか?それに大まかなストーリーが書いてあるので大体想像できましたが、(あー泣くだろうな~)と思ってました。私が癖で途中を読んだと初めに書きましたがそこはちょうどパオ(主人公?主犬公??)の兄弟が『処分』されてしまうシーンでした。そのリアルさに(絵柄がリアルとかじゃなくて現実的っていう意味で)心臓を鷲掴みされたみたいに一瞬で動悸が激しくなりました。まるでその場で実物を見てきたみたいに・・・・・。今まで沢山の動物漫画読んできましたが実際にあったことでも綺麗にドラマチックな展開になるじゃないですか。でもこの作品は少し違うと私は思ったんですよ。
読むんじゃなかったと思いましたが、でも逆にこれは動物を飼ってる以上絶対に読んだ方が良い、いや、読まなきゃいけないと思って初めから読み出したんです。

この話の始まりは虐待されて弱った一匹のメス犬を二人の姉妹が保護するところから始まります。このメス犬は姉妹に引き取られ三匹の子犬を産み落とします。その子犬達の一匹がパオです。子犬が産まれて幸せな家族に不幸が起きます。姉妹の父親の経営する会社が倒産してしまって一家で夜逃げしてしまうのです。でも自分たちだけで精一杯な家族はパオ達親子を置き去りにしてしまったのです。
そこからパオの過酷な犬生が始まりました。食べ物がなく自分は食べずに子犬に餌を与え続けた母犬は死んでしまい、助けをもとめて吠えてたら近所の子供にビービー弾の的にされその時に兄弟の一匹は片目を失いました。そのあと色々あって兄弟はばらばらになってしまってパオは一人のホームレスの老婆と共に生活しだします、でもそんな生活も長く続かなくてその老婆も亡くなってしまいました。たまたま迷い込んだ小学校で元飼い主の姉妹と再会し、再び一緒に生活するんですが父親が倒れガンだと申告される。追い討ちをかけるように借金取りが家を荒らして去っていきました。そして追い詰められた家族はパオを残して一家心中してしまいます。家に来た警察が動物愛護サンターに引き取らせようとしますが、危険を察知して逃げ出すパオ。でもフラフラあるいているうちに動物愛護センターにたどり着いてそこにいたのは片目を失った兄弟でした。檻に入れられている兄弟は次の日には『処分』されてしまう、同じ檻には飼い主が新しい犬を飼ったからと捨てられた足の悪い犬もいました。歳を取って目が見えなくなったから捨てられた犬もいました。どうにかして助けようとしますが、間に合わず兄弟はガスを吸って苦しみながら死んでいきました。兄弟の死を見届けた後出会ったのは首に有刺鉄線をきつくまかれた猫でした。猫とパオは優しそうな男性に拾われたんですが、その男性は会社でのうっ憤を動物を虐待(殺して)をして晴らしていました。睡眠薬で眠らされたパオは鳥達の羽ばたきで目が覚めましたが舌先をナイフで切り取られました。そして床に落ちていた名札でもう一匹の兄弟ももうこの世にいない事を悟りました。そこから命からがら逃げ出した先は公園だった。そこでキズが癒える少しの間に寂しいけど優しい目を持った少女に出会います。パオは彼女についていくと決めました。その先は Deep Love -アユの物語-  に続きます。
Deep love(1)


もう見てて辛かったですね~。自分が人間である事がとても嫌になりました。でもこれが現実なんです。今も世界のどこかで悲惨な運命をたどっている動物たちがいるんです。
でもこの話は動物の目線の話ではありますが、人間社会にも弱い者は潰されてしまうんだな、と思いました。一家心中してしまった家族も『死』という選択をしなくても助かったかもしれないのに。
ホームレスの老婆ももっと違う生き方があったかもしれない。虐待していた青年も虐待する事でしか自分の居場所がうまく見つけられない人になってしまった事。虐待なんて絶対に許せる事じゃないけど、でも彼も人間社会の弱者だったんですね。

今人間は勘違いしてると思うんです。この地球上で人間が偉いんだと思っている人沢山いるんじゃないですか?
でも人間なんて本当にちっぽけな生き物なんですよ。自分の欲のために無駄な争いばかりしてその争いに何の意味があるんでしょうね。
だからと言って私自身がこの世界のために何かしたのか?って言われたら何もしてないんですが・・・・。
人間は決して偉くない。その証拠に天災がきたら手も足も出せないんですよ。
誰に対してもそうですが、弱いものをいじめたって一時的にはすっきりしても絶対に後味悪いはずなんです。
動物虐待・幼児虐待・イジメ・自然破壊。どれも違うモノと思いますが、結局は同じで自分中心な考えが生み出したものだと思っています。
こんな単語がなくなる世界になったら皆幸せになるんじゃないかな。

話がかなり遠くへ飛んだ気がしますが、私の言いたい事がちょっとでも解ってもらえたら嬉しいです。



ついでに 『Deep Love -アユの物語-』 も最近買って読んだので付け加えて感想を・・・・

まだ一巻しか読んでないのですが、自分は何のために生まれてきて生きているのか解らなくて家にも帰らず売春をして生活する少女が、一人の老婆とその老婆が撒いた種と捨てられた犬(パオ)によって人間らしさを取り戻すという話でした。

アユは何にも希望を持てずに生きてきたけどお婆ちゃんとパオによって救われた。人が変わるきっかけなんて他人からしたら大した事なくても本人にしたらそれはもう世界が変わるくらいの気持ちなんだと思う。きっかけが何であれ大切な事に気が付いたアユはえらいと思う。
今の世の中自分にとって大事なものを知らずに生きている人は沢山いるはず、ちなみに私もそうです。
自分にとって大事なものを見つけられたら、良いんじゃないかな~?と思ったわけです。

すいません汗 感想なんて偉そうな事書いちゃってますが、全く解らなかったんじゃないかしら???
何せまだ一巻しか読んでないもんで汗(T△T)まとまらない文章になってしまいましたがお許しを・・・・汗そして続きを読んだらまた感想を書いていきたいと思います。

お付き合いありがとうございました~(゜▽゜)           2005/0703更新


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