悲劇2<紀州犬>


いつものようにフミヤを連れて公園を散歩していると、散歩の時によく会う
紀州犬を連れたおばさんがフミオンマたちを見つけて公園に入ってきた。

その紀州犬は白くてとても大きい子で、小柄なおばさんがいつも散歩させているのだが、
力がとても強いから…ということでつい最近去勢手術を受けていた。
その日はカラーが取れていて、久しぶりに会ったということを覚えている。

おばさんが
「フミくん、こんにちは」
と話しながら近づいてきた時、フミヤは一生懸命草の匂いを嗅いでいた。
その時悲劇が起こった。

その日は地面が湿っていて、紀州犬がフミヤを見てちょっと力を入れた瞬間、
おばさんがバランスを崩し、わんこを持つリードの手を少し緩めてしまった。
するとその紀州犬はフミヤの所に行き、マズルでフミヤを跳ね飛ばしたのだ。

フミヤは一瞬何が起こったのか分からない様子だったが、驚きと恐怖で
ボ~ッとしていた。
フミオンマも一瞬の出来事で何が起こったかわからなかったが、
すぐにフミヤの無事を確認した。
怪我などはなかったが、フミヤはしばらく呆然としていた。

それ以来、フミヤは大きいわんこを見ると唸ったり吠えたりするようになってしまった。
この出来事がよっぽど怖かったのだろう。。。

この紀州犬ともその事件までは会うと挨拶をしていたのに。。。
去勢手術を受けて気が立っていた(?)のと、足場が悪かったこととか
色んな悪い状況が重なって、フミヤは大きいわんこが嫌いになってしまった。

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