富良野

富良野

2010年03月18日
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「日本一の星空を眺めに行く」というテーマで朝日新聞が読者アンケートを取っ
た結果、富良野市が堂々の第1位に選ばれました。

読者が決める「日本一」は? 回答総数5,016人
(アンケートは、林完次さんと編集部で候補を選び、朝日新聞の会員サービス「
アスパラクラブ」のホームページで実施しました。(複数回答)

1位 富良野(北海道)2,258人
2位 石垣島(沖縄)2,192人
3位 波照間島(沖縄)1,776人
4位 野辺山(長野)722人

6位 乗鞍岳畳平(岐阜)637人
7位 白馬(長野)554人
8位 清里(山梨)466人
9位 富士五湖(山梨)447人
10位 蔵王(宮城・山形)389人

 幻想的な冬の富良野。雪原の向こうに、真っ白な富良野岳や十勝岳が連なる。日暮れを待ち、ドラマ「北の国から」で有名な麓郷の丘へ。現代版「かんじき」のスノーシューを覆いて歩くと、暗闇の静寂に、雪を踏みしめる音だけが響いた。

 「これはキツネ。あっちはリス」と、ガイドの今村裕毅さん(33)。ライトで
照らした雲上に、点々と小さな足跡が続いている。雪が解けてくると、踏みしめ
られた雪だけが足跡の形に浮き上がって残り、独特な動物の足跡になるのだとい
う。

 今村さんは8年前から、アウトドア会社「レジャーガイド遊び屋」で、星空と

が、晴天なら6等星もくっきり見えるらしい。
 「地元の人は慣れてしまって、この星空をあまり意識しない。もったいないで
すよね」

 だが、その美しさに魅了されて移住した人は少なくない。
 「星に手のとどく丘キャンプ場」の前川泰揮さん(47)、7年前に外資系保険

を購入。家族と1区画、1区画開墾し、バンガローも自分の手で建てた。
 今では4割がリピーターだ。「ここで漁れ星を一緒に見て結婚しました」「こ
こで、息子に病気を告知し、満天の星空に救われました」。星にまつわるさまざ
まな手紙が届く。

 集落の人々が歓迎し、農産物もわけてくれるようになった。「折れそうになっ
た時期もあったが、星空と人々に支えられてここまでこられました」

 申西靖男さん(54)は天文台の制御ソフト会社を経営し、富良野の星空をイン
ターネットで全国発信している。10年前、上富良野西小学校の天文台設置にか
かわり、そのまま岐阜県から移り住んだ。自宅に構えた「一番星天文台」で学生
と星雲を観測したり、学校に出向いては地域の人に星空を解説したりしている。
「牧草の上に寝転んだら本当に星が降り注いでくる。心動かされます」と中西さ
ん。

 東京・渋谷にあった「五島プラネタリウム」の初代会員という星空好きの斉藤
日貞雄さん(60)も、97年に八ケ岳から移った。美瑛で営む「ペンション星ケ
丘」で、星座教室も開く。
 「月のない日にいらしてください。裏の大雪の稜線から別の季節の星座がのぼ
りますよ」

 十勝岳温泉の露天ぷろから星空を見上げ、「富良野塾」の倉本聴さんの言葉が
浮かんだ。


  森の時計はゆっくり時を刻むけど人間の時計はどんどん速くなる






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最終更新日  2010年03月18日 22時16分57秒
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