本棚≪愛久愛輝羅好≫

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第26話




激戦状態から、冷戦状態となり、1週間がたった。

ロイドたちは、ブラックホールに吸い込まれたその後

異界の門付近で倒れているのを、ジーニアスによって発見された。

どうやら他のメンバーもブラックホールに吸い込まれていたらしい。

ランヴァー一家の面々は、仕事は終了したので家に帰り

皆は今、治療、修行に専念している。

動けるメンバーで攻めようという話になっていたのだが

異界の門は機能しなくなっていた。

これも敵の仕業だろうとキールが言い、

とりあえず2つのエネルギーを保持している彼らは

ここで敵の出方を待つことになった。

「・・・」

病院のベッドの横の椅子に座り、うたた寝するゼロス。

セツナが、まだ意識不明なのだ。

こういうところは、親らしい。

「変わるよ」

「ん・・・」

しいなが、交代に来た。

ゼロスは部屋を出る。

この部屋にはセツナ以外に

リッド、カイト、ツバサが入院している。

「ッ・・・!!!」

カイトは何度も、自分の拳を眺め舌打ちをしていた。

彼らは、魔界での戦いから、自分たちの実力に自信を持っていた。

だが、いざ今回の戦いに挑んだら

この結果である。

悔しくて仕方がないのだ。

「・・・」

リッドは、目を閉じ瞑想していた。

次の戦いに向けて、気持ちを切り替えているのだ。

「・・・」

ツバサは、ほとんど話さない状態だ。

子供たちは皆、今回の件で、自信を打ち砕かれた。

今まではなんとか守ってきた。

その現実が、今の現実と対象なので

彼らの誇りは、薄れていっていた。

一方、学校の体育館では

動ける大人たちが集まり、会議をしていた。

「そうか・・・まぁ仕方ないな」

「悪いな・・・力になれなくて・・・」

今会話したのは、ロイドとザックスだ。

ザックスたち、救援組は、もう帰らなければならないのだ。

異世界に関われる時間は、限られている。

次に来れるのは、1年後。

今回の戦いには、とても間に合わない。

これは、現在の神が決めたルールである。

敵の方は、このルールさえも無視しているが

こちらは神賛成派なので、そうはいかない。

だが代わりに

「私たちがいる・・・」

「そうだよ、ロイド」

「僕らも力になるよ」

「うん!!」

キャン、クレイ、エミル、マルタがやって来た。

クレイは、見違えるほどたくましくなっている。

この短期間で、一体どれだけの修行をしたのだろうか。

「ああ・・・頼もしいぜ」

ロイドはニッとして言った。

「じゃあ・・・子供たちのケガが治ったら、あの作戦、結構しようか」

ジーニアスが何やらデータを見ながら言う。

「ああ・・・あいつらは強い・・・自信を取り戻してもらわなきゃな」

そう言うとロイドは体育館を出た。

はたしてどのような作戦が決行されるのだろうか?

今後敵は、どのように攻めてくるのだろうか?

わからないことばかりである。

ただわかっているのは・・・

「・・・行くぞ」

敵は、手段を選ばない集団である、ということだけだ。


終わり















後書き
次回、休戦中に、しかも休戦中のメンバーが!?
そして、影の陰謀者が動き出す。

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