本棚≪愛久愛輝羅好≫

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第43話・前




クレイ、ブロリーが移動してきた場所は

火山の上空。

クレイは羽根を生やし、浮いていて

ブロリーの方も、舞空術で浮いている。

ついてきたミリアも浮き上がり

戦いを見届けようとしていた。

そしてクレイは今回・・・

「・・・」

刀に変化させるつもりはないようだ。

相手の大きさや、筋肉から考えて

大剣のままの方が良いという判断である。

そして炎と化した金剛剣、炎龍・真火剣から

炎の龍を、ブロリーへと放った。

だがブロリーは

「!?」

ほんの一瞬で、クレイの後ろに移動。

そのままクレイは蹴り飛ばされた。

溶岩の真上には、ミリアが木を張り巡らしているため

落ちることはない、が

「グアッ!!」

もちろん衝突すれば、すさまじい衝撃と

すさまじい熱気が走る。

更にブロリーは追い討ちをかけるようにクレイに迫っていた

「ッ!!」

防御体勢を取り、剣を前に出すが

「なっ!?」

その剣は弾き飛ばされ、纏われていた炎は消えてしまった。

更にクレイは、剣とは逆方向へ蹴り飛ばされる。

「かはっ・・・」

血を吐き出し、激しく吹っ飛ぶクレイ。

そのまま壁に衝突。

「ッ・・・」

かなりよろめいている。

「これほどまでとは・・・」

ミリアは、ブロリーの実力に驚いていた。

今まではミクの洗脳術によって

忠実なぶん、力が抑えられていたのだ。

だが、洗脳がなくなった今

ブロリーを縛るものはない。

よろめいているクレイに容赦なくブロリーの拳がくる。

「ッ!!」

瞬時に反応し、避けるクレイ。

だが避けた瞬間、今度は蹴り。

「グアァァァァアッ!!」

もはや全身の骨が軋んでいる。

再び吹っ飛ばされ、木でできた地面を滑っていく。

(これほど・・・までとは・・・)

クレイ、ミリアはすでに気付いている。

この男は、自分たちより強いということに。

そう、今まで出てきた敵

全てを凌駕し、ブロリーは強いのだ。

しかし

クレイは、こんなところで負ける男ではない。

クレイ含め、彼らは

敵わない敵と、たくさん戦ってきたのだ。

(気は進まないが・・・仕方が無い!!!)

クレイは、金剛剣の方へ、軋む体を引っ張りダッシュした。



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