本棚≪愛久愛輝羅好≫

本棚≪愛久愛輝羅好≫

4つめ



日々戦いが行われる闘技場、だが・・・

その闘技場も、運営者がいなくては成り立たない。

今回は、ロイドたちが常日頃使っている闘技場を管理しているこの・・・

「ふむ・・・」

リーガルさんのお話である。


*影の活躍者*


闘技場は、レザレノカンパニーによって買い取られたのだが

なにせ毎日のようにロイドたちが使うので

とっても忙しいことになっている。

運営費は入場料、参加料、食品、飲み物の販売などを利用しているのだが

シングルスの場合は、確かにそれでも、勝った方に賞金を出した場合にしても金は余るが

問題はトーナメントやダブルスの場合だ。

この場合、優勝賞金を与えると赤字が出てしまう。

だがリーガルはその出費をレザレノカンパニーから賄っている。

「ふーむ・・・どこかいいスポンサーはいないものか・・・」

リーガルがそうこう考えていると、ほら、今日もまた・・・

プルルルルッ♪

電話が鳴る。

「はい、レザレノカンパニー社長室・・・」

「もしもしっ!リーガルさん!カイトです!!明日ライと試合やりたいんですけど、闘技場貸してもらえますか?」

「・・・わかった。空き時間に入れるから、しばし連絡を待ってくれ」

ガチャッ

カイトといえば、VSロイド戦で会場を吹っ飛ばした張本人だ。

あれ以来、会場には気が張られ、かなり頑丈に作られてたが

その出費はとてつもない。

「ふむ・・・ここは神子の情報網を借りるか」

そう言うとリーガルは電話を手に取る・・・



・・・南の修道院・・・



「最近セツナ連れてきてねーなぁ・・・また連れてくるか」

「セツナ君、お元気ですの?」

ゼロスとセレスの兄妹が他愛もない日常会話をしていたところ

ピロピロ~♪

ゼロスの携帯が鳴った。

「わりぃ、セレス、ちょっと」

そう言うとゼロスは席を立ち、携帯に出る。

「もっしも~し!!」

「私だ」

「なんだっ!リーガルのおっさんかよ」

「少々頼みたいことがあるのだが・・・」

「ん~?なんだぁ?」

そうして5分ほどで、電話は終わった。

「なぁセレス・・・ちょっと力貸してほしいんだけど」

「?」


・・・闘技場・・・


ここでは給料があまりに安いので、職員はわずか3人。

いまや倒産寸前と言っても過言ではない。

「喜べみんな、スポンサーがついたぞ!これで給料はUPだ!」

「きゃーっ!!」

1人の男性職員が言い、2人の女性職員は大喜びだ。

ちなみに、スポンサーとしてついたのは・・・


・・・パレードスター・・・


「・・・ゼロスから久しぶりに連絡があったと思ったら、そんなこととは思わなかった」

「本当・・・彼って口が上手いわよね」

パレードスターの王であるクレイが、スポンサーになったのだ。

ラキアが電話に応対したところ、上手いこと口車に乗せられたらしい。

「まぁいいけど・・・じゃあ僕も、たまには利用しに行こうかな」

「仕事山積みよ」

ラキアの手厳しい一言でクレイは苦笑いで仕事を始めた。

どこの国も、どんな場所も、運営者は大変なのだ。


終わり


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: