本棚≪愛久愛輝羅好≫

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9つめ




「ふわぁ~あ~」

「ぼっちゃま、時間です」

朝6時、早起きをするのはレム。

執事により起こされ、ヨチヨチと歩き

庭で、ラジオ体操をさせられる。

彼はバチカルの城の王子。

テイルズスクールに通わせてもらい、家を近辺に作ってもらう代わりに

執事をつけられ、毎日規則正しい生活をさせられているのだ。

そんな彼が、毎朝執事から隠れてしていること。

それは

「ふぅ~・・・ねみぃ・・・」

朝の一服である。

タバコなぞ執事にバレたら、

ティアによってバチカルに戻らされる可能性が高い。

ので、屋根裏に隠れて吸っているのだ。

ルークは何も言わないらしいが

ティアが過保護なのである。

「今日父上は?」

レムが、執事に尋ねた。

「国王は城に戻られ、お仕事です」

唯一の理解者である父が家にいないと

肩身が狭い。

とりあえず、レムは学校へ向かった。

行く途中いつも

「あっ、レム!今日も早いね~」

ハルナに会う。

彼女は、ジーニアス、プレセアの教育のもと

とても規則正しい生活をしている。

ので、いつも早起きだ。

「いやぁ・・・俺だって好きでこんな生活やってるわけじゃ・・・」

アクビをしながら、レムが言っていると

「おはよっ!」

蓮とミュウがレムの肩を後ろからポンッと叩き、そのまま走り抜けて言った。

蓮、クール、ベール、そしてミュウ。

この4人は、ファンタースクールに通っているのである。

学区が真横なので、家は近所なのだ。

ので、朝いつも会う。

レムはハルナと学校に到着。

「おはよう」

「おはよー!」

教室で出迎えたのは、カリンとモモカだ。

同じ家に住んでいるカイトがいないのは

おそらく寝坊である。

「今日特別授業だよな!!」

レムが楽しみにしているのは、

「そうだよ~お父さん来るみたいだし!」

ジーニアスによる、歴史の特別授業である。

この学校には、手が空いたとき、ジーニアスが授業を見に来てくれるのだが

今日は歴史のようだ。

リフィルにやらせると、本題をそれるので

彼が歴史と、数学を担当。

リフィル普段、歴史以外の全教科を担当。

他の先生は、この2人に比べると

頭は良くないのだ。

だがそんな中、1人だけ頭の良い講師がいる。

1時間目は、その人の授業。

そしてその人とは・・・

「では・・・授業を始めますよ~」

ジェイドだ。

彼は最近、仕事がないので

こうしてここで授業している。

「ゲッ・・・ジェイドさんかよ・・・」

レムはジェイドが苦手なのだ。

「おや~レム君?嫌そうな顔ですね~・・・ではこの問題を」

「ゲッ!?」

いつもジェイドは、レムに出来ない問題をあてるのである。

だがそのときタイミング良く

「遅れましたー!!!」

カイトとナックが、入ってきた。

「おや?丁度いいですね~、ではカイト君、君がこの問題を解いてください」

「ゲッ!」

「ほっ・・・」

焦るカイトと、落ち着くレム。

こうした楽しい掛け合いが、この学校にはあるので

他の生徒は、笑いが絶えない。

そしてこの授業のとき、いつもいないのが

「・・・終わったか」

セツナである。

彼も、ジェイドが苦手なのだ。

のでいつも、ジェイドの授業はサボる。

「セツナ~ジェイドさんの授業も出ろよ!俺ばっかりあてられるぞ!」

セツナがいれば、彼もターゲット。

しかし、いなければ、レムがターゲットだ。

「まぁまぁ・・・次屋上でサボるけど来るか?」

セツナはいつも黒板に、「セツナ来ました~」と書いて

2時間連続でサボる。

「ダメだ!次はジーニアスさんの授業だから俺は出る!」

レムはセツナの誘いを断り、

授業を満喫。

そして放課後、家に帰り

悩んでいた。

「はぁ~・・・」

参観日の、プリントである。

ルークが来ても問題ないのだが

ティアに頭の悪い姿を見せれば

塾に行かされる。

ので、屋根裏で悩んでいると

「よっ」

ルークが、入ってきた。

「父上・・・」

「ジーニアスから聞いたよ、参観日だろ?ティア呼びたくねーんだろ?」

ルークの問いにコクッと頷くレム。

「そうだな~まぁ嫌だわな、あんな過保護」

レムの理解者はいつも

ルークだけである。

「でもあいつなりにさ・・・お前のこと考えてんだから、わかってやれよ?」

「わかってるよ・・・」

レムはそう言って、参観日のプリントの

母親、父親、両方出席の欄にチェックを入れ

タバコを吸った、ところで・・・

「ルーク・・・レム・・・」

「いっ!?ティアッ!?」

「ゲッ!!!」

ティアに見つかった。

この後彼は、こっぴどく叱られ

タバコは吸わなくなったのである・・・


終わり















後書き
日常編~レムも大変だ・・・

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