本棚≪愛久愛輝羅好≫

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運命の最後



「アビシオン・・・」

「相当縁があるみたいだな」

カイト、ミハエルは、恐らく今回最強の敵であるアビシオンと対峙している。

「貴様・・・息子だったとはな・・・まぁいい。息子を殺せば、親も出るだろう」

アビシオンは魔剣・ネビリムを構える。

「お前じゃ・・・ロイドさんも、カイトも殺せねぇよ・・・」

カイトが言おうとしたことを、ミハエルが代わりにいった。

「関係のない者は黙っているがいい」

「関係ない・・・か・・・そうかもしれねぇけどよ・・・でも俺は、こいつらの仲間だからな!見過ごせねぇって!!」

アビシオンの言葉に対し、ミハエルには火がついたようだ。

(仮もあるしな・・・)

ミハエルの周りに水が集まっていく。

「ミハエル・・・サポート頼むぜ!!」

「あのときとは、逆だな」

そんな会話が終了し、カイトはアビシオンに突っ込んだ。

「!!」

カイトの周りにも、水が集まった。

「はぁっ!」

アビシオンがカイトを斬りつけるが、カイトに避ける気配はない。

そして当たった、が・・・

「はぁっ!」

「何っ!?」

怯まずカイトはアビシオンを斬りつけた。

アビシオンは吹っ飛ぶ。

「上手くいったな・・・」

ミハエルがカイトに、水の衣を纏わせていたのだ。

「更に!!」

カイトが纏っていた水の衣が弾け飛んだ。

「水刃」

そしてその水は刃となり、アビシオンを襲う。

「グッ!!」

直撃したにもかかわらず、アビシオンは・・・

「メテオスォーム!!」

怯まず魔術を放ってきた。

「チッ!!」

カイト、ミハエル、各々隕石を破壊する。

だがアビシオンの攻撃はこれだけではなかった。

彼にも、新技があったのだ。

「リターンメテオ」

地面から、メテオスォームが発動した。

「!?」

突然のことに反応が取れず

「グアァッ!」

「うっ!!」

カイト、ミハエル共に直撃。大ダメージだ。

「ミ・・・ハエル・・・手加減なしでいい・・・あいつになら・・・大丈夫だ」

カイトはミハエルに、秘奥義を撃ってもらいたいようだ。

「わかった・・・決まらなかったら・・・頼むぜ!」

ミハエルは突っ込む。

「フン!!」

アビシオンは今の攻撃で天狗になっている。かなり余裕を見せており、隙は十分。

そこに・・・

「いっくぜぇぇぇえ!!」

『風水裂破』が、放たれた。

「!?」

突然のことで防御が遅れたアビシオン。

消し飛ぶ、かに思えたが・・・

バリリリリーン!と装備が全て砕け、本人も死にはしなかった。

魔の装備品の力だ。

ここからはカイトだ。

「お前は・・・消えなければならない・・・消えた存在・・・だから・・・次に生まれるときは・・・父さんじゃなくても、俺でも、俺の子孫でもいい。いいライバルになってくれ・・・!!」

カイトの新技、秘奥義発動。

剣が2本に分身した。

いや、1本の剣に、もう1本を仕込んでいたのだ。

「くらえ!!終わりだ!!」

そのままクロスの斬撃を飛ばす。

「ぐあっ!!」

当たって吹っ飛ぶアビシオン。

フィニッシュ。

「グランドクロス!!」

ピーンッ!!とアビシオンの心臓を中心に、十字架状に閃光が走った。

これはカイトが、神速で斬った跡である。

「グオオォォォ・・・」

痛みをあげ、アビシオンは少しずつ薄れていき・・・そして・・・

「これで・・・終わりなのだな・・・」

「ああ・・・運命は、また新しい形で回る。だから・・・次はきっと・・・」

「フッ・・・」

アビシオンは、消滅した。

「・・・終わったな・・・」

ミハエルが言った瞬間

「おっ!?」

「いっ!?」

「あっ!!」

他の一同が、時空を移動して戻ってきた。

「お前らっ!!」

驚く一同。

ゴゴゴォ・・・と島が音を立て、崩壊を始める。

「どうやら休んでる暇はねぇみてぇだな」

セツナの声で、一同はレアバードに乗りこみ、島を後にした。








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