本棚≪愛久愛輝羅好≫

本棚≪愛久愛輝羅好≫



ライン、サイト、姫が旅立ちを決意したほぼ同刻。

「はっ!!」

1人、自宅の庭で、コードは鍛錬に励んでいた。

彼は祖父、曾祖母の流派を引き継ぎ、格闘で戦うので

人一倍の鍛錬をしている。

「そろそろ・・・新しい修行方法がほしいな」

そう呟くと、彼は物置へと入った。

物置といっても、そこは・・・

「ここに入るのも久しぶりだなぁ・・・」

かつて、祖父であるナックが使用していた部屋である。

ナックは現在、出稽古で長期、遠くへ出ているので

今この部屋は、物置として使用されているのだ。

「えっと・・・確かこの本棚に鍛錬表が・・・うわっ!」

コードは本棚の本を引っくり返し、大量の本の下敷きとなった。

「うへぇ・・・」

本を直している途中で、

「ん?」

一枚の紙を発見した。

「・・・!!」

その内容を読んで、絶句したナック。

そして・・・


次の日の朝を迎えた。


「ん・・・」

いつも寝坊をしているライオも

今日ばかりは早起きである。

旅立ちの準備は、前夜、エルメがしてくれていたようで

いつの間にか荷物がまとめられていた。

ユグドラシルを腰に刺し、

「おはよ」

「おはよう」

部屋を出たところで、イオンも起きてきた。

さすが双子といったところ、

お互い、言わなくても、通じるところがある。

「行くんだね・・・」

居間ではエルメが、見送りの準備をしていた。

「じゃあ1つ、私が知っている情報をあげる」

「ん?」

昨晩出なかった話が

まだエルメにはあったようだ。

「あなたのおじいちゃん・・・私のお父さん。そしてその友人である、過去の英雄たち。彼らも、この戦争の件で動いているわ」

「!!」

「会ったら、力を貸してもらいなさい」

笑顔でそう言うとエルメはライオ、イオンの2人に

青いお守りと、ピンクのお守りを渡した。

「・・・いってきます!!」

初々しく、そして凛々しい顔立ちをした2人は家を出た。

そして、街の入り口まで歩いたところで

「やっぱり来たか・・・」

「おっ!みんな!!」

ライン、サイト、姫、コードがいた。

「さぁて・・・行きますか!」

サイトのその声で、皆、右手を突き上げ

歩き出した。

新しい英雄たちの物語が

今、始まろうとしている・・・

















スキット
『なんで?』

ライン「そういや、コードはなんで戦争の話知ってんだ?」

コード「昨日、家の倉庫から、じいちゃんが書いた紙が出てきたんだ」

サイト「なるほどな・・・いやぁ、忘れてたから連れてかないつもりだったんだけど」

コード「なんでだよ!!」

ライン「でも、それだけで旅立ちを決めたのか?」

コード「いや・・・もっと大事な用事があるんだ・・・この旅に・・・」

ライン・サイト「?」


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: