本棚≪愛久愛輝羅好≫

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「クール様、ベール様・・・敵国の者と、何をしていらっしゃるのですか?」

「・・・」

スララの問いかけに、2人は黙った。

どう答えても、良くない状況になることは確か。

「・・・これじゃあ・・・ミュウを離脱させた意味ねぇな」

そう言うとクールは弓を構え、

それに伴い、皆構え

その場にいる全員が、臨戦態勢になった。

戦闘開始。

「流星群!」

まずクールが上へと弓を打ち上げた。

するとその弓は、落ちてくるときに

分裂をし、無数に降り注いだ。

騎士団たちは避け、

スララは、レイピアを抜き砕く。

その間に、ベールが詠唱を完了。

「ファイアストーム!!」

炎の風が吹き荒れる。

スララはなんなく回避したが、

騎士団の方は、何人か倒せたようだ。

回避した勢いを利用し、スララはクール、ベールへと突進してきた。

「ッ!!」

2人は中・遠距離タイプ。

接近戦はキツい。

だが、それを理解していた

「オラァ!」

「ッ!!」

サイトが前に出て、スララの突きを自分の刀で防いだ。

突きを防ぐので、刀は横に構えている。

その刀を

「はぁっ!」

「なっ!?」

スララは上へと蹴っ飛ばした。

そのままサイトへと突きを放つが

「魔神剣!!」

「!!」

ライオが斬撃を放ち、それを回避するため後退する。

その間に、サイトは飛び上がり刀をキャッチした。

騎士団の方は

「コーリングカッター!!」

「ツアァッ!!」

イオンとラインが対応していた。

更に、道を塞いでいた騎士団も

「気集拳!!」

「はぁっ!」

コードと姫が倒した。

「今だ!!駆け抜けろ!!」

クールの一声で、一同は道を駆け抜ける。

だが

「あっ!!」

ライオが雪に足をとられ、転倒してしまった。

そこに襲い掛かるスララ。

「しまった!!」

クールが振り返り、戻るが

間に合いそうにない。

だがスララの攻撃は

「ッ!?」

突如現れた男によって弾かれた。

「やめようスララ・・・」

「くっ・・・」

その男を見るなり、スララは絶句。

騎士団の方も怯んでいた。

「俺たちが国を2つに分けたのは・・・戦争を起こすためじゃない」

その男は武器は剣、フードを被っているが、見える髪の毛は金色・・・そしてすさまじいオーラを放っている。

「そっちが正義で・・・こっちが悪なの!?どうしてそうなるの!?」

普段は騎士らしい喋り方をしていたスララだが

その男を見て取り乱したのか、普通の女の子の喋り方になっていた。

「正義と悪なんて、まだハッキリしていないのに・・・戦争を起こすこと事態が、間違っているんだ」

その覇気のこもった言い回しに

「くっ・・・退くわよ!!でも・・・近いうちに必ず、再びあなたたちを倒しに来る!!スールズが・・・戦場よ!!」

スララは騎士団を引き連れ、一旦退いた。

そして男は、ライオの方へと振り返り

「大丈夫?」

手を差し伸べた。

「あ・・・うん・・・」

起き上がるライオだが、まだポカンとしている。

だがその男に向かって

「久しぶりだな・・・騎士団長さん」

「!?」

思わぬ言葉を、クールが投げつけた。

その言葉に、一同は武器を構えるが

「武器を下ろして・・・この人は敵じゃないから」

ベールの声で、皆武器を下ろした。

そして

「久しぶりだね、クール、ベール」

フードを取ったその男とは

「久しぶりだな、ライ」

ライ・デュミナス。カイルとリアラの息子である。



















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