本棚≪愛久愛輝羅好≫

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突如勝負と言い放った、炎の属性神であり、過去の英雄でもあるマオ。

ライオとイオンはただ戸惑うばかり。

そんな心を見透かしたように

「本当は・・・ライオ1人で戦うべきところなんだぜ?」

「!?」

セツナが話を始めた。

「ライオ・・・お前は多分、ロイドさんや、カイトが持っているような内在的な能力は無い。双子だから、分割されちまってるはずだ」

「・・・」

それを聞き、俯くライオ。

ロイドやカイトが使っていたリミッターは、

エルメにも存在していない。

故に、ライオはかなりの確率で、受け継ぐことができていないはずである。

血をわけて、同時に誕生した双子がいるなら尚更、

その力は2つにわけられる。

だが、イオンはクォーターエルフと同等の力を手に入れた。

ライオにはまだ、何もない。

「この属性神との戦いは・・・カイトからお前に授けられた修行の一環。これを打破していかねぇと、お前は強くならねぇ。だが、まだ1人じゃ無理だから、イオンと2人でやれっつってんだ」

「!!」

父親からの修行と聞き、ライオの目が変わった。

他の一同は、全員修行済み。

これが自分の修行だと知ったライオは

「いくぞ、イオン!」

迷いのない目で剣を抜いた。

「うん!」

イオンの方も、手に魔力を込める。

「よーし・・・いくヨ!!」

マオが片手を下に向けると

溶岩が全て消え去った。

神の力によるものだ。

そして、ライオ、イオン、マオは

溶岩がなくなり、戦いの場となった地面へと降り立つ。

降りてすぐさま

「はぁっ!!」

ライオは剣を振った。

自分の修行と知ったからか

気合が凄まじい。

「!」

マオはトンファーで防いだ。

そして逆の手から

「はぁっ!!」

炎の放つ。

「カバーリフレクトオーラ!!」

だがそれは、イオンが発動した術により防がれた。

更にライオは

「虎牙破斬!!」

斬り上げ、斬り下ろしによる攻撃を行う。

「ッ!!」

マオは絶妙な動きでそれを避け

「F・フレイム!」

全身を爆発させるように、炎の放った。

「ッ!!」

ライオはそれを避けるため、後退。

「デス・ハリケーン!!」

イオンは魔術を放つ。

クォーター専用術は、ガードが難しい。

だだ

「バーナーウォール!!」

マオは凄まじい炎の壁で防いだ。

やはり神の力、とてもすさまじい。

「ウォームスチーム!!」

更にマオはその炎をライオとイオンの周囲へと放ち

「あつっ!!」

「クッ!!」

蒸気による熱攻撃を仕掛ける。

「ここからが本番だヨ」

そして炎の羽根を解放し、飛び上がり

「フレイムプレスボール!!」

炎の球体を2個、2人に向けて放った。

「!!・・・修行を・・・思い出せ」

ライオはクルリと回り、蒸気を消し去り、更に

「はぁっ!!」

炎の球体を剣で受け流した。

ライにつけてもらった修行の成果である。

イオンの方は

「コーリングカッター!!」

カバーリフレクトオーラを拡大し、蒸気を消し去り

更に飛んでくる球体に対してはコーリングカッターを放ち、

真っ二つにし、消し去った。

黄色い刃はそのままマオへと向かい

「グッ!!」

直撃した。

足と腕をかすめ、そして羽根を直撃したため、

地面へと落ちる。

そこへ

「受けやがれ!!」

ライオが追い討ちをかけた。

「魔皇刃!!」

落下するマオに対して、重い上からの斬りつけを放ち

「グアァァッ!!」

マオは地面へと沈んだ。

「ッ・・・いたたたたた・・・」

頭をさすりながら起きるマオ。

「うん・・・気合も十分・・・合格だネ」

「そっすね・・・」

そして妙な納得をしあうマオとセツナ。

「?」

何もわからないライオとイオン。

マオが、説明を始める。

「この戦いはネ、ライオ、君が属性神と契約を結ぶための戦いだったんだ」

「俺が・・・契約・・・?でも・・・」

ライオ含め、アーヴィング家の家系には

契約の力などないはずである。

だが

「大丈夫・・・僕が契約を結ぶのは、君と、そして君の剣」

「木刀ユグドラシルには、神の力が宿ってる。その力を借りるんだよ」

「俺が・・・属性神と契約・・・」

マオとセツナの説明を受け、そして自分の剣をみて

「・・・お願いします!」

ライオは、決意を固めた。

「よっし」

マオは自分の胸から光を出し、その光をユグドラシルへと宿らせる。

「属性神は、召喚はできない。でも、君や、君の武器とシンクロして、必ず力になるからネ!あと、僕はここに残るけど、離れていても、力を送り続けるから心配しないでネ」

そう言うとマオの体が薄れていき

見えなくなった。

再び溶岩が流れ込み、

ライオとイオンは、飛び退いて退却。

「俺が・・・炎の属性神の・・・力を・・・」

ライオは新たな力を得た。

これからの戦いに、役立つ力を。

「さぁて・・・行くか・・・」

セツナのその言葉で、ライオとイオンは前を向く。

いよいよ、イセリアに入るのである。

















スキット
『属性神』

ライオ「俺が・・・属性神の力を・・・」

イオン「すごいよお兄ちゃん!!」

セツナ「お前はこれからあと、現存する2人の属性神と契約をしなければならない」

ライオ「あと・・・2回・・・この戦いが・・・」

セツナ「カイトが直接修行つけてくれんのは、そのあとだな」

イオン「頑張れ!!お兄ちゃん!」

ライオ「・・・ああ!」


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