本棚≪愛久愛輝羅好≫

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2つで1つ



城内部へと潜入したメンバー。

内部には兵はおらず、

「こっちだ!!」

カリンとリンクしているカイトが、先陣きって進んでいく形をとる。

周囲を警戒していると

「!!」

「はぁっ!!」

セツナと対峙した、徒手空拳の男が現れた。

その男の拳を

「!!」

神速で反応し防いだのはセツナだ。

自らの手のひらで男の拳を掴んだセツナは

「こいつは俺がやる。先に行け!!」

「任せたぜセツナ!!」

カイトと、拳を掴む逆の手でタッチを交わし、男を止める。

ミハエル、蓮はカイトに続いた。

「・・・とりあえず、俺の名前はわかったろ?名乗るのが礼儀だぜ」

セツナはそう言うと、気閃・零式のオーラを、触れるだけでダメージを与えるレベルまで高めた。

「ッ!!」

男は退き

「俺はゴレイヌ。女は王と結婚する。邪魔をするな!!」

ゴレイヌと名乗った男はセツナに詰め寄った。

互い、格闘の構えで打ち合う。

「今度は、さっきまでの様にはいかねぇぜ」

打ち合い自体は、ゴレイヌの方が有利なように見える。

だが

「ッ!!なんだ!?」

ゴレイヌは体に違和感を覚え、下がった。

徐々に痺れていく感じである。

「この技は・・・気の使用量が激し過ぎるから、普段はあんまししねぇんだけど」

セツナの周囲を、バチバチッ!!と電気が発電していた。

「気閃・零式・電磁層」(きせん・ぜろしき・でんじそう)

気閃・電磁砲の応用技。

周囲の静電気を利用し、気にたいして纏わせる。

自分自身は感電しないように、零式によるオーラの層を普段より分厚くすることにより、

触れるだけで相手に感電ダメージを与えることができる。

だが当然、普段零式だけで膨大な気を使用する為、この技は継続時間が短い。

すぐに決めるつもりだ。

サッと飛び上がるセツナ。

「回転気閃連!!」

そのまま回転し、静電気の混じった気閃を無数に放った。

乱射により避ける手立てがなく

「ぐあぁぁぁぁあっ!!」

ゴレイヌに巨大なダメージ。

だが、

「ぬぅあっあああ!!」

ゴレイヌは雄たけびをあげると

今受けた電気も利用し

セツナへと拳を繰り出した。

「!!」

攻撃直後のセツナは、腹に諸に直撃。

「ぐっ!!」

吐血し、壁まで吹っ飛ばされた。

粉塵が舞うが、巨大な気を発している為、位置がバレており

「終わりだぁっ!!」

ゴレイヌはそのまま突っ込んで、とどめに入った。

だが

「なっ・・・」

ゴレイヌの拳がセツナに届こうかという瞬間

なぜかゴレイヌは気絶した。

「ふぅ・・・危ねぇ・・・」

セツナは、気閃・電磁砲を構えて待ち受けていたのだ。

放たずに待つことにより、攻撃が届く前に

敵が自ら電磁砲に当たったのである。

「チッ・・・アバラやっちまった・・・追うのは厳しいな」

セツナはそう言うとタバコをふかし

その場で休憩。ダウンである。

一方城の外でも

「蛍火!!」

火の粉を放ち、兵士を壊滅させたメル。

だが

「はぁ・・・はぁ・・・多すぎ・・・」

メルの方も、時間を置かなければ援護には行けそうになかった。

壊れた城門の頂上に座り、一息つく。

ハルナは宇宙船の修理。

今の戦闘で、少しダメージを受けたようだ。

外宇宙、一筋縄ではいかない実力者の存在に

セツナ、メル、ハルナは少し不安を感じていた。

だが

「カイトとカリン・・・2人の心は、2つで1つ」

「一緒にいなくても・・・一緒に戦えるよね・・・」

「カイト・・・カリン・・・強いお兄ちゃんとお姉ちゃん。頑張れ」

セツナ、メル、ハルナの想い。カイトとカリンのことを良く理解しており

不安を、一掃した。




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