2014年04月04日
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青春18切符の残り1枚をもらった

知らない人だったけどポスターが妙に脳裏に残っていた
彼はまだ30代半ばの美術家です
歴史や武者の甲冑などをおもしろく愉快に発想し空想・・すばらしい
今後の活躍に期待大です

burogu5.jpg

青春18でこの美術館に行くには、東京から池袋、そして西部池袋線で中村橋
混雑の中はやだな・・・他にいいルートはないかネットで検索しているうちグッドなコースみっけ!
中央線で荻窪まで行きバスで中村橋へ・・本数も結構ある

実はこっちのほうが魅力が大きくなった
burogu3.jpg荻窪駅に降り立つ、ここは高校を卒業して3年間を過ごした町だ
40年以上も年月は流れ変わってしまっているけど改札を抜け駅の南口階段を上ると不思議な感情がわき上がってきた
通りは商店も様変わりだけど道幅やカーブの加減やらが「なつかしい・・・・」
見上げるとビルがずいぶん増えたな・・・

駅前の屋台でよくたこ焼きを買った・・初めて食べてたたこ焼きだった・・・安い立ち食い蕎麦屋があった・・おつゆがおいしかった
バイト先のむかえのスパゲティ屋さん、ミートソースがおいしかった・・それ以上の味に出あったことがない
中央軒のA定食・B定食もいろいろあっておいしかったぁ・・奮発するときはここだった
ここかも?・・と思える食堂が北口の右側(ここは面影が残っている)の狭い通りに開店前だったが営業していた
友人のコップにゴキブリの半分が入っていたことがあった
たまご丼二つというと「たま丼リャンコ」と言うんだ

近くのカレーショップもそのくらいで食べれたがお腹を膨らますためにゆで卵をつけたな・・
海老フライをつけるのは想像もできなかった・・
駅前の鯖の押し寿司も安かったからよく買った
食べ物の記憶はすごい、、味も覚えている
このころのものはすべてがおいしかった!!


いやみなく若者を受け入れてくれていた
閉店間近には太った友人にむかって「関取お引き取りください」と言われお笑いしたね
クリーニング屋の二階の油絵教室にも通った
先生に居酒屋にも連れてってもらった
お金がないから教室をやめるといったらヌードモデルのバイトを勧められたがこわくて断った

下宿までの道を辿るが途中から分からなくなってしまった
大家さんはチェリストでお弟子さんが出入りしていた、奥さんもハープを教えていた
良い環境だった
弟が泊まったことがあった
深夜階段から大家さんが「ちょっと」と呼ぶ
「誰だね」と怖い顔・・・「弟です」と答えた笑い話だけどありがたい時代だった
商店街には兄弟でやっている食料品を売っていたお店があったけど・・・ニッスイのハンバーグよく買ったな・・
西口の方面に歩くと「すずらん通り」いずみビル・・
角にあった「いずみ」という工芸品のお店、焼き物のコーヒーカップをお小遣いの中からはたいて買ったな・・・
ビルの裏に回ると地下にまだお店があった
私がドヤガイといっていたいくつものお店ががちゃがちゃ並んでいたところは素敵なショッピングモールになっていた

私が上京してすぐにバイトしたクラシック喫茶が当時の場所から移転してビルの2階に今もあった
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たった数ヶ月の期間だったけど記憶は鮮明に残っている
見取り図だって性格に書ける自信がある
時給はコーヒーと同じくらいで超安かった
クラシックファンがお客さんのほとんどでリクエストをする
指揮者まで指定されたり・・・それを膨大なレコードの中から探してかけるのですよ
しかもレコードの途中から針を降ろす時もあって手が震えた・・・
そして黒板に今かかっている曲を書くのです・・・バッハは{BACH}って書くわけです
黒板は二階にもあり駆け上がります
時にはコーヒーもたてます、、、ネルの大きなので漉しました
お客さんで決まってビバルディの「四季」の「春」をリクエストする男性がいました
ママはほとんど出てこなくてバイトが三人でまわしていました
ここと絵のモデルで生計をたてお金が溜まると旅にでる女性
大学生で学生運動もやっていた年上の男の人
女性はお姉さんのようにやさしかった・・・これが大人の女性なんだと思った
「雨の日はシタールが似合うのよ・・」と煙草の煙をくゆらせ言うんだな〜
インド楽器でまったく知らなかったのにレコードを買ったっけ・・
そして同じように言ったね「雨の日にはシタールだなぁ・・」
大学生のお兄さんはすぐに憧れの人になった
たくさん話せたらもう嬉しくて嬉しくてるんるんで下宿に帰った
時々ヘルメットを肩に掛けバイトにやってきた、、、何色だかは忘れてしまった
当時大学生はヘルメット持ち歩いていた、それが普通の姿だった
お兄さんの指に絆創膏がはってあるとデモに参加してケガをしたと想像した・・そうにちがいないって
私の通っていたデザイン学校が廃校になりもめているころ、店の奥の席に呼んで「どうするつもりだ」と心配してくれた
今でも思い出すと<胸きゅん>です

そんな思い出の現在の「ミニヨン」の扉を開けてみた
クラシックの音につつまれてカウンターに女性とお客の女性
コーヒーのソフトをクラシックと思い出とにつつまれて味わった
帰り際に「40年前にここでバイトしていました」と言ったら驚いていた

名称未設定-1.jpg
バイト先と下宿への間にあった地下道がまだ健在であった
ゆるやかな階段を歩くと昔の空気感がよみがえってきた
18、9のわたしが薄暗いむこうから歩いてきた・・・・・・「やあ!」





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最終更新日  2014年04月09日 11時42分19秒
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