ひねもすのたりのたりの暮らし方

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バス

バス

寧波のバスはかなりの路線数が走っている。
来た当初は、汚いバスが走っていたが、そのうちだんだん新しいものに代わっていった。

1桁、2桁の番号のバスは大きく、時間的に回数が多くある。
3桁になると、小さなバスで時間の間隔が少し開く。
街中のバス停の間隔は、張家港より長い。

バスの車体には一面に広告が書かれているのだ。
車体全体から窓にかけて大きく広告が書かれている。
この広告は日本では見られなかった。しかし実家のある横浜に帰ったとき、広告のあるバスを見たときは一瞬寧波かと思った。

ここでは、まだ日本では見られなかった、IDカード(?JRのスイカのようなカード)をすでに使っていたことは驚きだった。それもハンドバッグをそのままかざすだけでOKなのだ。



2階建てのバスもあった。イギリスで昔乗ったことはあったが、ものめずらしさも手伝って、2階席に乗った。それも一番前の席に。眺めがよかった。
しかし、夏は太陽のある方向に向かって走っていくときは、地獄だ。
バスの中で日傘をさしているご婦人もいた。

あるとき、郊外に日帰り観光に行った。
2階建てのバスに乗った。橋を渡るときのバウンドと言ったらそれはすごかった。お尻が2~30センチ飛び上がるのだ。

そのバスは、お昼近くに終点の目的地に着く予定のバスだ。
目的地までもうすぐというバス停を発車した。
しばらく走るとバスが止まった。
またバス停かな?と思ったのだが、どうやら違うようだ。
運転手さんがエンジンを止めて降りていった。その後を車掌さんも降りていった。

故障かな?これも違った。
二人が向かったのは、道路の反対側にある食堂。
えっ?ここでお昼食べるの彼らは!!!! お客をほったらかして・・・
と思っていたら、二人分のお弁当を下げてバスに戻って来て、何事も無かったかのように発車した。
その後バスは、目的地に10分ぐらいで着いた。



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