ひねもすのたりのたりの暮らし方

ひねもすのたりのたりの暮らし方

入院から退院まで

☆2009-03-17 入院
10時過ぎ病院に到着し、入院手続きをする。
5階の北病棟、希望した4人部屋の窓側のベッド。
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このベッドの差額は一日2200円。
でも快適に過ごせるなら許される範囲だ。

11時前体重・身長・熱の計測
54.9kg・153センチ・36.3℃

夕方手術時の麻酔科の先生が説明に来る。



☆2009-03-18 手術前日
6:10 起床 体温35.5℃ 採血
むだ毛処理、夕方オペ室のナース来室手術までの準備などの説明 
18:30 Dr.より明日の手術説明  

Dr.説明より
動脈と静脈が微妙なところにあるので腹腔鏡でできないかもしれない。
そうなると開腹手術になる。
開腹の方がいいだろうと言うDr. もあるとのこと。

腹腔鏡だと3.5時間、始めから開腹だと2時間の手術時間。
腹腔鏡でやるけれど続行が難しい場合、むやみに時間を費やすことを考えると早めに開腹に切り替えるほうが良い。
開腹の場合、皮下脂肪はそれほどなさそうなので開腹までにそれほど時間はかからない。

腹腔鏡でも開腹でも入院期間は3~4日ほどしか違わない。等々
手術に関しては以前渡された紙面どおり。

最後に手術の同意書を渡される。
そこにはもしものことがあっても不可抗力のときもあります云々。
要するにもし万が一のことがあってもこの同意書で同意をしたということか。
もしものことがあったらそれは「運が悪かった」のだ。ケセラセラ~~~

そして夕食を食べたか聞かれ、食べたと答えると強い下剤を飲んで腸を空っぽにしましょうと言われた。
それまで看護師の説明だと寝る前にゆるい下剤を飲んで寝るだけと言うことだったのに。

ゆるい下剤も強い下剤も両方飲むのか気になり、強い下剤を持ってきた看護師(♂)に聞いてみた。
すると両方の下剤を飲むとのこと。
へぇ~~・・・  ちょっと心配


8時前から飲みはじめた2リットルの下剤はレモンと塩味がする。
4杯目に突入したが、まだ後だいぶ残っている。^^;

後もう少し
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10時前に飲み終わり、10時過ぎから便が出始める。
出た物を看護師に見てもらわなければいけないのがチト苦痛。
11時前には腸がからっぽになったような便が出たと確認された。
その後出たものついては見てもらわなくてもよいとのこと。

トイレ通いで手術前日はすぎていった。



☆2009-03-19 手術当日
13:30からの手術予定。
朝から点滴が始まり、一度に病人になった気分だ(^o^;


この日はごく普通の朝である。
朝の体重はたった2日の入院で1キロ減っていた。

手術は午後からなので飲食はバツ
昨夜飲んだ下剤も効きお腹は空っぽ。
お腹は減らないがのどが渇く。

お昼前主人と次女夫婦がやってきた。
12:45までに手術室へと言われているのに、20分になっても看護師さんが手術着を持って来ないので大丈夫かなと思っていると現れる。
体温と血圧を測り手術着に着替え。
体温35.5℃   血圧125-65
OKである。
あわてて着替え手術室へ。
あわただしくてドラマなどであるようなお別れなんてできない。
「じゃぁね、行ってくるわバイバイ」
で、歩いて手術室へ。
手術室に着くと看護師さん「アッ、帽子(手術のときにかぶるもの)を忘れてきた。」と取りにダッシュ。

麻酔科先生と担当ナースのお出迎えでそれでも予定通り手術室へ入った。

余談だが、手術室の担当ナースのお名前は「ホワイト家のお母さん」と同じお名前。

手術室までは歩いて行くので、なんだか見学気分。
広い手術室の中にいくつもの手術室がある。
「ここは回復室です。手術が終わった後、麻酔がある程度醒めるまでしばらくここにいますよ。でも多分覚えていないでしょうね。」
と、麻酔科の先生の説明。

一番奥に付き当たると左に曲がり、さらに一番奥の右側の部屋が私が手術する部屋だ。
ドラマで見るような手術室よりは天井の照明が少なかったような気がした。

手術台に乗るとき間違いを防ぐため、フルネームとどこを手術するのか聞かれる。
いよいよまな板の上の豚??である。

多分その部屋は腹腔鏡用の手術室だと思う。
先生が「みんなこちら(左)側に来て。あそこを(壁のモニタター)を見ながらやるから」と色々支持。
その間に硬膜外麻酔の準備が始まる。
先ず、皮膚面に麻酔を打ちカテーテル用の注射針を骨髄に注入、少しぼんやりとするが意識はしっかりある。

そしてマスクを当てられて麻酔が始まるともう何も分からない。
回復室に入ったのも分からず気が付いたときは病棟の回復室だった。
でもすぐに眠たくなる。
鼻から胃にいれてある管が胸の辺りで苦しく吐き気を模様す。
しかし吐くのは生唾ばっかり。

そして左の頬の辺りがとても痛い。
しゃべるのもうまくしゃべれない。ラリッたようなしゃべり方。

麻酔のせいだと思っていた。
口の中の左側の頬の肉をいつも噛んでいる状態。口も開かない。
手術のときずっと横向きになっていたからだと思っていたが・・・



☆2009-03-20(春分の日) 手術翌日
昨夜(3月19日手術当日)は頬の痛みと胃に入れた管が気持ち悪く、麻酔薬だか睡眠薬だかわからないけれど点滴に注入してもらった。
その日は痛み止めか麻酔のせいか一日中ウツラウツラと眠ってばかりだった。

酸素吸入のマスクがとてもうざかったのでマスクをずらして呼吸をしていると、看護婦さんに何度か直されたがその都度ずらした。


朝ベッドで採血。
病室まで小型のレントゲンがやってきてレントゲンを撮られる。
回診のとき鼻から入れてある胃の管と酸素吸入のマスクをはずしてもらい楽になる。
先生はもう歩いてよいと言うけれど、しんどい。

まだ頬の痛みが強いし、ちゃんとしゃべれないし、ずっと口の中の肉を噛んでいるのが気になるのだ。
口もねじれたようでちゃんと閉まらない。
先生に言うと、「麻酔のとき大きく口を開けたからそれで痛いのかもしれない」と言れた。

手術の担当医とは違う麻酔科の先生が見に来てくださった。
手術当日の担当の先生に確認したところ、顎がはずれるほど大きく口は開けていないとのこと。
でも、レントゲンをとってもらうことになった。
付き添ってくれた看護師さんが「素人の私にでも関節がはずれていたのが分かった」と言う。

これは口腔外科か歯科の先生に看てもらうのだが、今日は祝日だし明日は土曜、次は日曜日なので看てもらえるのは月曜日になるかもしれないとのこと。

今日(3月20日春分の日)は休日で、自宅待機のオンコールの先生は内科・整形外科・脳外科の医師などで歯科はないらしい。

休日待機をされていた整形外科の先生が呼び出された。
その先生が顎の関節を入れようとしたが入らず。

その時麻酔科の先生も付いていて、その先生が歯科の先生に連絡をとって下さっていた。
整形外科の先生でだめなら歯科の先生が来てくださるとのこと。

それで歯科の先生が呼び出され、1時間半ほど待っていると先生が到着。
主治医・担当医・麻酔科の先生、整形外科の先生、(他にも一人いた)の立会いのもと顎関節を入れてもらうことに。

先生が私の口に手を入れるとアッというまに入ってしまった。
他の先生方から「うぉ~っ」と感嘆の声があがる。

そのまま30分口を開けたりしゃべらないようと言われた。
ともかくこれで楽になったし、ちゃんとしゃべれるようになったのでホッとした。

休日でお休みの先生まで来てくださり大変だったが、早い対応をしてもらえありがたかった。


看護師さんから 歩けぇ~、歩けぇ~ と言われ仕方なく?部屋から病棟半分ほど廊下を歩く。

「女性のほうが歩き出すのが早いですよ、術後すぐ歩いたほうがその後の回復も退院も早いですよ。」
とかおだてられながら・・・

夜もまた、夜勤の看護師さんにおだてられて病棟半周した。




後日談
退院の前日、歯科に行ってもう一度顎を見てもらった。
顎を治してくださった先生は私のことを覚えておられ「大変でしたねぇ」とにこやかに言われた。
口のお掃除をしてもらったあと、先生から「大きな口を開けないこと、左を下に寝ないこと」など注意を受けた。
そのあと、「あれだけ先生がいて何もできなかった、ばかばかばかと言っておいてください」と笑っておっしゃっいった。



☆2009-03-21 術後二日目
手術前色々言われていたけれど、無事腹空鏡による手術ができた。

朝、採血

今日からお水飲んでいいとのこと。
でも、主人が来て買ってくれないことにはお水がない

午後から娘たちが家族と一緒に来てくれた。


今日は病棟1週を3回した。

回復室は二人部屋だが、昨日までは一人だったけれど隣に男の人が入ってきた。
この人がうるさい。
うなったり、痰を出さないといけないのに飲み込んだりそのつど看護師に注意されている。
そして看護師の呼び出しも多い。

なので担当看護師は頭に来ていて言葉遣いもぞんざいになり、カーテン越しなので見えないけれど態度も患者の扱いも荒くなっているようだった。



☆2009-03-22 術後三日目
今日より食事再開。
090322-1.JPG術後初めての食事
先ずは流動食からあまり食欲無し。

朝食後、隣のおじさんがあまりにうるさいので、看護師さんが気をきかして「うるさいでしょもう戻ります?」と。
それで元の部屋に戻った。


シャワー室でシャンプーと体拭きをしてもらう。
午後の回診で、ドレーンと導尿管がはずれる。
これでずっと楽になった。
「術後は順調です、どんどん歩いてください」とのこと。

夕方ちょっと前ごろ硬膜外麻酔がなくなりはずすことに。
針は翌日はずすことになる。

この麻酔優れもので痛みを殆ど感じなかった。

子宮筋腫の手術のときと違う。
まあ開腹と腹腔鏡の違いと言われるが・・・・


その後少し痛みがあったので座薬を入れてもらった。
それも一度だけで良かった。



☆2009-03-23 術後四日目
昨日ドレーンなどの管が抜かれ、今朝は点滴も外れて身軽になった。(^^)v


今日は五分粥と柔らかい野菜、魚など。
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昨夜から食欲旺盛。
今朝食器を片付けようとした時、主治医が回診に来られ、空っぽの食器を見て、即、「点滴外しましょう。」

順調に回復中(^O^)



朝、手術当日の麻酔担当の医師が来室。
顎がはずれた件に関して説明の説明があった。

先ず、麻酔を行ったときに外れたのでは無いとの事。
私の顎は小さいので大きく開かないタイプと思っていた。
口から管を入れるため、本麻酔をかける前にどれだけ口が開くか診たら思ったより大きく開いた。
本麻酔をかけ管を口に入れた。
顎が小さい割りに大きく口が開いたと言う印象が強かった。
横向きで手術をすると耳に床ずれができる可能性があるので、ドーナツ型の枕を使っている。
等々



☆2009-03-24 術後五日目
昨日まで頑張りすぎたわけではないが、今朝は少し調子が下向きで朝食は完食できなかった。(^o^;
お天気のせいにしておこう。^ロ^;

シャワーの許可がでたので、午後から術後の初シャワーを浴びる。

術後、身体を拭いてもらったり、シャンプーしてもらったりしたが、シャワーを浴びる

とまた違って気持ちよくなった。
シャワーを浴びたあと次第に気分は上向きで、夕食は完食。 090324-3.JPG



☆2009-03-25 術後六日目
今日から普通食
090325-2.JPG

今日は術後初めて大きい方が気持ち良く2回も出た。



☆2009-03-26 術後一週目
手術より一週間目の本日午後、無事抜糸が終わる。

明日にでも退院していいと言われたが、ちょっと急過ぎて、私の心の準備ができない(^o^;



☆2009-03-27 退院前日
病院での晩餐?
090327-2.JPG (完食したのに満腹感があり

ません)

回診時にDr.から抜糸の後の傷口綺麗ですと言われる。

と、いうわけで明日退院することに (^O^)



☆2009-03-28 退院
人間ドックで怪しいものが見つかって、検査、手術、術後経過の全てが順調に進んだ。
感謝である。

午前中に退院。
土曜日に退院できるのか心配だったけれど、会計も済ませる事ができたし良かった。
今回の手術、入院に関する費用は合計で\.334,710円だった。

でもこれだけではすまない。
主人が毎日病院まで通ってくれた交通費や、パジャマ購入など医療費の他にもかかる目に見えない出費もあった。

毎日電車に乗って来てくれた主人に感謝。





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