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2007年01月12日
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テーマ: ステロイド(11)
カテゴリ: 健康的に生きる
<ステロイドは血糖値を上げる>

 ステロイドの副作用として、 血糖値が上がる というのがあります。ステロイド治療発生時には全く正常な血糖値の方でもあり得ます。発生の割合は低いですが(10%未満) 糖尿病になる可能性 もあります。

 ステロイドは、 肝臓における糖の合成を高める とともに、 筋肉組織が糖を利用することを阻害 し、その結果血糖値を上げる作用をします。

 ところで、血糖値を調節するには複数のホルモンが関係していますが、 血糖値を下げるホルモンはインスリンだけ といってもよいのです。

 これは以前も書いたことですが、自然界の動物は多くの場合 常に飢餓状態

 エサは簡単には手に入らないのが普通です。そのため、いざというときに 攻撃のパワーを得るために血糖値を上げる手段 は複数あるのですが、血糖値を強制的に下げる必要はあまりないのです。

 インスリンはエネルギーの基ともいえるブドウ糖(グルコース)を細胞内に送り込むために働くホルモンです。このホルモンを分泌しているのは 膵臓 ですが、インスリンが大量に必要なのはエサを食べた後の2時間程度であり、それ以外の時間は膵臓はインスリンを分泌する必要がなく休んでいます。

 糖尿病(後天的に発生するII型)というのは、何らかの原因でブドウ糖濃度がなかなか下がらず、膵臓が過度に働き、 膵臓が疲労してインスリンの分泌能力が下がってくることから発生 します。

 つまり、ステロイドはこの 糖尿病発生の原因と同じ状態を作り出す わけです。治療を始めた時点で、すでに膵臓が過負荷状態にあったり(いわゆる 糖尿病予備軍 の状態)、すでに軽い糖尿病のある場合、また遺伝的にインスリン分泌が十分でない人の場合、ステロイドを使い始めるとすぐに血糖値が上がります。

 また、はじめは血糖値の上昇が見られない人でも、 大量のステロイドを使っているうちに膵臓が疲労 し、徐々にインスリン分泌力が落ちて、血糖値が徐々に上がってくる場合もあります。



 本日はここまでとします。



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最終更新日  2007年01月12日 23時36分38秒
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