幻竜の羅刹

幻竜の羅刹

クリスマスの夜 7



「ああ、ただいま」

「そういえば、電車の事故があったけどあの時間帯の電車には流星はいつも乗ってなかったのよね?」と聞いてくる

「え?いつもあの電車乗ってるよ?」と言う

「え!?そうだったの!?でも…大丈夫でよかったわ。でも何でいつも乗ってる電車なのに今日は乗らなかったの?」と聞く

「何だか嫌な予感がしたんだ。だからバスに乗って今日は行こうと決めたんだよ」

「何はともあれあなたが無事でよかったわ、流星」 すると咲夜は流星の頬にキスをした

「本当に・・・よかった」咲夜は涙を流す

「泣くなよ…俺を愛してくれるおまえを残して死ねるかよ」 といい咲夜の頬を流れる涙をぬぐった

「家庭では明るいことを話すんだろ?」

「うん…」咲夜は涙をぬぐい、笑顔を作った

「じゃ、ごはんにしよっか」 「おう」 そうしてまた時は過ぎていった

咲夜にこの妙な能力を打ち明けようかと思ったけどやめた

なんとなくだけど教えるのはだめだと嫌な予感がした。これこそ本当に感じたことだった

今日は早めに寝ることにした

とても静かな夜ですぐに眠ることができた

クリスマス、そして結婚記念日まであと二日と迫った

「起きて流星~」 咲夜が流星をゆするが一向に起きる気配がない

「もう!いつまで寝てるのよ!仕事遅れるわよ!!」と怒鳴り首をしめる

「ぐえっ!!さ、咲夜!?や、やめ…もう起きてるよ!!」と流星は首をしめられながらも必死に言った

「あら?起きてたの?気づかなかったわ」と笑っている

「仕事遅れるわよ?速くご飯食べていったほうが良いんじゃない?」

「え?」流星は時計を見るといつもより30分遅くに起きたことになっている

「うわぁ!!遅刻だぁ!!」と流星は慌てて1階へ向かい朝食を食べた

「ちゃんとかまないと体に悪いわよ」と言ったとたんにむせている

「だから言わんこっちゃないのよ…」と笑って急ぐ流星を眺めていた

「それじゃ、い、行って来ます!!」とドアから出ようとする流星

「ああん、待って、流星、忘れ物」と後ろから咲夜の声がしたので振り向くといつものキスをかわした

「忘れちゃいけないでしょ?」と咲夜が言う

「そうだったな。それじゃ、行って来るよ」

「いってらっしゃい」

そうして流星はあわただしく会社へと向かった

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: