幻竜の羅刹

幻竜の羅刹

クリスマスの夜 15



急いでダッシュする角を曲がるときの時刻 6時25分45秒

すぐ手前のビルの角を曲がるはずだ そしてその時の時刻6時25分51秒

そうすれば信号が少し手前にある…「あっ!?」と声を上げる すると信号へと向かう咲夜の姿が見えた

他にも人がたくさん歩く中、咲夜の姿が見えた 頭の仲には咲夜のことしかもう見えていなかった

「咲夜!!」思いっきり叫んだ 周りにいた人達は流星を見た しかしそんな視線など全く気にしなかった

自分の名前を聞き覚えのある声で叫ばれ、信号が点滅していたのでわたろうとしていた咲夜が立ちどまり声のする方へと向きを変える

「え?」と疑問の声を上げ振り向いた先には流星がこちらへと向かってくる姿が見えた

そして…6時26分を迎える すると信号が点滅しているにもかかわらず赤色のスポーツカーがものすごいスピードで走り抜けていった

信号が赤に変わる 咲夜はその場で立ち尽くし、流星がこちらに走ってくる姿を見ていた

そんな咲夜のスケジュールを能力で見るとさっきまで消えていた6時26分からのスケジュールは復活していた

咲夜の元へとついた流星はひざに手をつき肩で息をしたいた

「流星?公園で待ってるんじゃ…」なかったの?と続けようとしたとき、いきなり流星が咲夜を抱きしめた

「よかったよ…本当によかった…」と涙を流しながら咲夜を思いっきり抱きしめた

「え?どうしたの?」とちょっと困惑も混じり、少し回りの視線が痛かった

それを見ていたあの男は小さな声で呟いた

「お前は愛する人を守ることができた。今だけ、二人きりの祝福の時間にするがよい」 すると中に指で何かを描くとそこから何か古代の文字のようなものが浮かび上がる

するとだんだん透明になり、辺りの時間が止まった

そんなことに気づいていない流星と咲夜は街の人々の中で抱き合っていた

空に光る星や月がまるで二人を祝うかのように輝いていた

「一体どうしたの?流星」と抱きしめられている咲夜が言う

「いや、何でも無いよ」というと抱きしめるのをやめ、頬に流れる涙をぬぐい

「じゃぁ帰ろうか」と言うと不思議そうな顔を咲夜はしていたがやがて笑顔に変わり

「うん、帰ろっ」というと二人は手を繋ぎ、家路を辿る

すると時間はまた動き出した さっきまで抱き合っていた二人が手を繋ぎ歩いていたので待ち行く人々は少し驚いていたようだった

帰り道に咲夜は聞いた

「なんで私を追い駆けてきたの?」と問うと

「予想よりとても早く仕事が終わったからだよ」と流星は答えた

「じゃぁ何で私の名前を叫んで呼んで、それでもって抱きしめて泣いてなんかいたの?」と問うと

「咲夜が公園を行く道と違う道を俺は辿ってしまって、それでもってなかなか探しても見当たらないから何処かへ行ってしまったんうじゃないかなあぁって思って心配したんだよ」と答えた

「なんか別のことがありそうなんだけどなぁ~」と咲夜が言う

「べ、別にそんな変なこととか無いよ」と慌てて流星は言った

「ま、別に良いんだけどね~」と咲夜は笑って答えた そんな咲夜の笑顔を見て流星も笑った

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