『お見舞い』







「岳人、今日は学校休みなさいね。熱もあるし。母さんと父さんは、仕事で帰りが遅くなるし、妹二人は、学校の宿泊でいないし私も遅くなるってからおとなしくしてなさいね。」

と岳人の姉が言う。ここは、岳人の部屋。
岳人は、自分の布団のなかで横になっている。
岳人は、6人家族。ただ今の状況は、最近夏だというのに、カナリ寒くなったりしているせいか、風邪をひいてしまったのである。

「分かったよ、姉ちゃん。」

と姉は、仕事に行ってしまった。つまり、病人の岳人一人になる。
病状は、熱は8度近くあって、少しだるく感じる程度だった。岳人は、あの有名な氷帝学園テニス部のレギュラーだ。
無理して、練習にでてよけい悪化するよりは、大事をとって休むことにした。

「あーこんなんで休んだら、宍戸とかに激ダサとか言われそうだなー。」

と独り言を言っているのであった。















氷帝学園。

「なぁ、向日今日、休みだってな。」

部活の時間に、宍戸と長太郎が話していた。

「なんか、風邪らしいですよ。」

「あの、向日がか?信じられないな。」

「おい、お前等忍足見なかったか?」

と跡部が言ってきた。

「忍足先輩ですか?」

「あ、そう言えばさっき忍足が帰るトコ見かけた。」

とここで、忍足目撃情報がでてきた。

「何も連絡なしにかよ!ったく、しょうがねぇな。」

いつもなら、次の日の練習メニューとかを本人だけ厳しくしたりするのだが今回は、なかった。

「きっと、向日先輩のお見舞いにでも行ったんじゃないですか。」

さすが、長太郎。感が鋭い。

「そうだな。」

と納得しているレギュラー陣であった。

案の定、忍足は岳人の家に向かっていた。














岳人の家。

「あー、今頃部活だろなー。」

と思っていながらリビングのイスに座っていた。

今は、だいぶ熱が下がって、だるさもなくなっていた。

ピンポーン。

とインターホンが鳴った。

「誰だろ?」

と言いつつ岳人は玄関に行く。

ガチャ。

ドアを開けるとそこには忍足がいた。

「侑士!どうしたんだよ!部活は?」

「サボったに決まってるやんか。それより大丈夫なんか?」

「うん、熱も下がったし。明日から学校行けるよ。それより上がって」

と岳人は、リビングへと案内した。


「あっ、ほらこれ買ってきたで。」

と忍足は良いながら、岳人の好きなパイナップルの缶詰を差し出す。

「あっ、ありがと。」

と言って早速あけて二つお皿を出してパイナップルを皿に盛る。

「あのさっ。」

「なんや?」

と二人は、甘いパイナップルを食べながら

「来てくれてありがと。」

と岳人は、恥ずかしそうに言う。

「あたりまえやろ。大事なパートナーなんだから。」

岳人は、嬉しかった。
心配して、部活をサボってまで来てくれた忍足のことが。

「とっ、とにかくサンキューな!!」

と甘いパイナップルを食べながら少しだけ幸せを感じた二人であった。
翌日からは、岳人の風邪もすっかり治り元気にムーンサルトをしている姿があった。


おわり。


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かっ、カナリ変です。
しかも、勝手に家族構成とか作ってるし!!それに、がっくんの好物が缶詰のパイナップル!?
よく分からなくてごめんなさい。
これは、10000ヒットを踏まれた千影様に捧げます。




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