南の島の極楽蜻蛉

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2020.04.17
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カテゴリ: 季節と暮らし
 石垣市は16日、 新型コロナウイルス の大規模なクラスター(集団感染)発生の恐れがあるとして独自の 緊急事態宣言 に踏み切った。島内で感染した人との濃厚接触者が100人以上いるといい、17日からは約4万8千人の全市民が2週間の自宅待機になる異例の事態に発展した。中山義隆市長は「市民の生命や健康に大きな危険が及びかねない」と危機感をあらわにした。

 「感染した人から次の人、その次の人へと無自覚にうつす可能性がある。どうしても止めたいので宣言する」。中山市長は独自の宣言に至った決意を語った。

 石垣市美崎町の飲食店「 ヘイランド 」と系列店の「ヘイナイト」。3月22日に従業員の20代男性A、Bが県外から訪れた客と同席したことが始まりだった。客は石垣を離れた後に感染が発覚。従業員らには、沖縄県が3月31日に「客との濃厚接触者」であると伝え、4月5日まで自宅待機するよう要請した。

 Aは7日に発症し、13日に感染が確認された。一方、Bは1日に発症していたが、市内の飲食店などで会食を繰り返していた。保健所などが複数の同席者に確かめ、濃厚接触者が市内で100人以上に上ることが分かった。

 中山市長は公表に至った理由を「市民の安全を守るために公表した方がいいと判断した。行動履歴をオープンにしないと市民は疑心暗鬼になる」と説明。「無症状の人も含めて市内には既に多くの未確認の感染者がいる可能性がある」と危惧した。

 島内の医療体制は本島に比べて脆弱(ぜいじゃく)で、 感染症指定医療機関 は八重山病院だけ。感染症の病床は現在9床。重症者が複数発生するなどした場合は、本島への搬送を要する。大規模感染が発生すれば「 医療崩壊 を招く」(中山市長)。

 濃厚接触者が100人以上に及ぶことについて、中部病院感染症内科の椎木創一医師は「最初に観察の範囲を大きく取って、実際にどれくらいの発症者が出るかを見ることはよくある」と落ち着いた行動を促す。「全員すぐにウイルス検査するのではない。まずは症状が出るかを注視していく必要がある」と話した。





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最終更新日  2020.04.17 14:52:54 コメントを書く


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