ネオ・ヴェネツィア戦線

ネオ・ヴェネツィア戦線

第1話 闇の胎動






美夏「は、はい・・・すいません。」



ここは、警視庁の取調室


美夏は、どうやら昨日の出来事を聞かれているようだ


それを聞いているのは・・・


あの男だ



男「いや、別に謝らなくてもいいよ。あんな現場で正気で居られる人間なんて普通いないよ」


美夏「は、はぁ・・・」


あまりに、威圧感の無い男に美夏は少し戸惑う


警察といえば、いかつくて

眉間にいつもシワを寄せていて

ガツガツしてそうなイメージだったから


この男は、そのイメージの真逆である。




ガチャ


戸を開けて入ってくる男


男「島崎さん、この写真を」


取調べをしていた男


名を島崎と言うらしい


島崎「おぅ・・・・。これは・・・。キミ、これを見てくれ」


そういうと、写真を美夏に渡した


美夏「あ!!私を助けてくれたのはこの人です!!」


写真に写っていたのは、まさしく昨日美夏を助けた男だった



島崎「ほぉ・・・こんな華奢な男がねぇ・・・。おい、三谷これをどこで手に入れた?」


写真を持ってきた男は三谷という名前らしい。


この2人はどうやら、コンビで

昨日島崎が電話していたのもこいつだろう



三谷「現場近くの、防犯カメラに写っていました。しかし・・・途中から強い光に包まれ、その後男も異形の物もいません。」


島崎「強い光・・・消える・・・彼女の記憶もその辺りからない・・・どういうことだ・・・?」











島崎、三谷は覆面パトカーでの警邏中

その車内

運転をしているのは三谷



三谷「島崎さん?あの子帰しちゃってよかったんですか?」


島崎「ん?あぁ、いいんじゃない?彼女真面目そうだし、秘密は守れると思うよ。」


あっさりと答える島崎


三谷「はぁ・・・警部に聞いた僕が馬鹿でした」


うなだれる三谷



その時


島崎「・・・・ん?おい!あれを見ろ」


島崎が指を刺すほうに


美夏がを助けた男がいた


三谷「職質行きますか?」

島崎「あぁ、勿論」




三谷は、男に車を近づけて止め


2人は、男の下へと行った



島崎「おい、君!ちょっといいかい?」


男「・・・」


何も話さない男


三谷「あのさ、ちょっと質問いいかな?」


男「・・・・あぁ。」


島崎「君、なんでこんな時間にこんなところ歩いているの?」


島崎は、遠まわしに確信に迫るようだ


男「・・・散歩」


あまりにもおかしい理由だ


三谷「だいたい、外出禁止命令が出ていて危ないのに、好きで散歩なんておかしいでしょ?」


三谷は、当たり前のことを言った

危険を冒してまで散歩とはおかしい



男「・・・危ないのは・・・そっちでしょ?」


そういうと、三谷の方に向かって


回し蹴りをかました


三谷「う、うわぁ!!!」


驚いて、転ぶ三谷

しかし、それは三谷に向けたものではなかった




ドカッ!!!


『ギャー!!!!!』


三谷の後ろにいたのは


異形のものだった


男は、気配に気づき攻撃したようだった



男「あんたら、刑事でしょ?俺のことを聞きたいなら、もっと上手く聞いてよ。でも、まぁ言えないけど・・・」


さっきは違い、よくしゃべる



島崎「どういうことだ!?」


男「こいつらは、俺が狩る。それが、俺の使命だ。闇の胎動を止められなければいずれは、闇が世界へと広がる」


三谷「や、闇の胎動?!」


男「まだ、奴らは完全体ではない。その前にケリをつける」


そういうと、男は光に包まれた





© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: