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元・経営コンサルタントの投資日記
株式投資について
(同年12月上書き)
1.投資目的
将来の年金受給に対する不安への自己防衛。年金をあまり当てにせずとも、一定水準の生活を配当で賄おうということです。基本的にはインカムゲインです。
また、大企業サラリーマンから転職し、年俸制社員となっています。退職金がない分、自分で退職金相当分を運用する必要性を感じておりました。
2.株式投資のきっかけ
上記投資目的は漠然とマンションを買ってから考えていたことですが、2006年~2007年当時は株価水準も結構高くなっており、サブプライムなるものもささやかれ始めていましたが、「運よく?」株価が暴落したという点があります。
また、なぜ株式投資か、と言えば、不動産投資だと、さらに借金(レバレッジ)を掛けざるを得ず、諸手続きや心理的にいろいろめんどくさい、ということが挙げられます。
債券投資は一般的には景気が回復してから行うものであるというのが持論です(株式リターンが見込めず、確実なクーポン収入を得る。景気がいい方がより安い価格で債券が買えるはず)。今はWaitです。
この株価暴落局面を捕まえれば、めんどくさい手続きなくとも、不動産投資以上のリターンが追加借金なしで出来る、と考えました。
そうです、この相場下落局面を、絶好の投資チャンスだ、と考えたからです。
3.ローンとの兼ね合い
上述の通り、2006年に住宅ローンを背負っており、「投資の専門家」 の意見だと、先にローンを返済してからでも投資は遅くない、ということになっています(むしろ強くそのように助言している)。
しかし、株式投資の勉強を進めていくうちに、株式投資で満足するリターンを上げるために経験と時間がモノを言うということが分かってきました。ローンの返済が終わってから始めると、結局自分の投資目的(老後のインカムゲイン補完)が達成できないのではないか、と考えております。
さらに、住宅ローンには紐付きの生命保険がついています。これをみすみす無駄にすることもないなあと考えました。つまり、自分の収入さえ安定しているという前提の下の話ですが、ローンを背負っている最大のリスクは無収入になった時の生活不安要素で、仮に先の前提の下で生活が推移すれば、向こう10年程度の自分が死んだ時の家族への考慮という点を考えると、このようになります。
ローンの返済が進んでいる場合:保険で完済になった自宅+ローン返済で枯渇した金融資産
ローンは約定返済で株式投資をした場合:保険で完済になった自宅+相応に積みあがった金融資産
ということになり、後者の方が残された家族にはよい結果を生むことになります。高い確率で自宅の売却は回避できるでしょう。また「積みあがった金融資産」というのは、株式投資で失敗しても10の資金は最低5割ほど残るはずです(先の暴落相場でもその程度で、投資先が破たんしない限りゼロにはならない)。
もちろん、「収入が安定している」前提は、益々厳しさを増しており、最大の不安要素でもありますが、だからこそ、ローンの返済より金融資産の積み上げの方が、自由選択の余地が残ると思われます(会社をクビになったら、貯金の有無がその後の生活を左右する)。
したがって、住宅ローンを背負ってでも株式投資を行っている次第です。これも 「100年に一度の投資チャンス」 という前提があるからこそかもしれません。
これらを総合すると、私の株式投資はレバレッジがかかっており、ご存じのとおり米国株へも投資していますので、キャリートレードを行っていることになり、マスコミに言わせると、マネー資本主義の権化かもしれません(笑)。
4.投資方針
上記投資目的やレバレッジドインベストメントなどの観点および自分の好き嫌いなどを総合的に勘案して以下の通りとなっています。
配当成長株(増配が頻繁に行われる企業)投資7割+キャピタルゲイン投資3割程度を考える。
(住宅ローンの金利以上の配当金収入を目指しております。このイールドは資金調達の関係上重要です)
中長期(3から5年程度)をワンタームとして投資銘柄を選定し、じっくり構える。ただし、配当成長株の中にはそれ以上ホールドし続ける銘柄もありうる。
市場平均に勝つ必要性はない。安心して投資・リターン(主に配当)ができることが優先される。
5.投資対象
国籍は問わないが、現実的な投資環境を考えれば外国株は楽天証券取扱銘柄程度になる。実際は日本4対海外6程度。
安定した利益(EPS)成長実績があり、今後もその見通しが持てること。そのためには、強い事業基盤を有する企業であること(つまり競争力がある企業)。
事業戦略もわかりやすく、経営陣は誠実にそれを遂行している企業。
配当政策がしっかりしている企業(連続増配する企業は大歓迎)。または配当利回りが比較的高い企業。
ROEは出来れば高い(日本だと8%以上)企業。
バリュエーションは安いに越したことはないが、下振れリスクが小さいこと。
キャピタルゲイン狙いは、上記のようにはいかず、しっかりした経営実績のある企業が何らかの理由で売り浴びせられ、そのリスクが取れる(ターンアラウンド可能)と判断した場合(具体的には、フォードやダウケミカルが該当)。
6.セクター
医薬・医療機器関連、一般消費財関連、化学関連は配当がしっかりしている。当然民営化会社も。電力・ガス会社は興味がない(配当はしっかりしているが、成長しない)。
金融は出身業界。
素材、景気敏感銘柄はこの時期ならではのセクター。
電機関連はそのボラティリティの高さから、今回は敬遠(TDK辺りは買っとけばよかったとやや後悔)。また、こういった業界は「設備投資をしなければ負けてしまう」という状況があり、私の投資目的にはあまりなじまないし、今後は韓国・台湾勢のみならず中国本土企業とも競争しなければならず、配当どころではないだろう。
取れるリスクの見極めが重要ですね。
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