ホビットの家

ホビットの家

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ピピ101

ピピ101

Favorite Blog

映画日記2005 優駿0227さん
Cinema Collection ひろちゃん★510さん
ケルトの夢 shimikotoshioriさん
クッチーより愛をこ… Almadaさん
よもやまシネマ 珂音さん

Comments

ピピ101 @ Re:おめでとうございます(02/28) ももんがさん コメントありがとうございま…
ももんが@ おめでとうございます 次男くんすごいですね! 進学先が決まると…
ピピ101 @ Re:センター試験終わりましたね(01/15) ももんがさん コメントありがとうござい…
ももんが@ センター試験終わりましたね ご無沙汰です 私の娘もセンター試験を土曜…
ピピ101 @ Re[1]:新しいパソコン(12/24) kimaさん コメントありがとうございます。…

Freepage List

2014年07月28日
XML
テーマ: お勧めの本(8033)
カテゴリ: 読書
「わが友マキアヴェッリ」を読み始めました。実は数年前
同じ作者の「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」
を読んだのですが、この時はまだ漫画の「チェーザレ」を
読んでなかったので知らない人名や地名ばかり、おまけ
に冷酷極まりないチェーザレの性格がどうにも好きになれ
なくて(笑)かなり無理して読んだ記憶があります。だから
マキアヴェッリなんてもっと難しいだろうと敬遠していました。
ところが漫画で知り合ってテレビドラマについても熱く感想
を語り合ったルネサンス友達が最近この本を読んでとても

チャンスかもしれないと読み始めたわけです。

漫画とテレビドラマでたっぷり予備知識をつけていたので、
人名も地名もすぐにわかってとても興味深く読むことができ
ました。歴史関係の本は知識があるかどうかで読み続けら
れるかどうか大きく変わってきます。そんな意味でルネサン
スに関する知識がたっぷりあった今はまさにマキアヴェッリ
の本を読む絶好のチャンスでした。

フィレンツェの歴史を知るのに欠かせないメディチ家の存在、
漫画のおかげでジョヴァンニを中心に(笑)家系図もしっかり
頭に入っていたので、ロレンツォについての記述は特に興味
深く読めました。この時代のフィレンツェには教科書に出てく

は均等に発達するのではなく、限られた場所と時代に爆発的
に天才が生まれて集まってしまうものだと思いました。そうし
た人々をまとめたロレンツォの才能は並大抵のものではない、
でもこの人は運がいいだけでなく、命の危険もありぎりぎりの
選択をして切り抜けたこともありました。


メディチ家は追放されてしまいます。古代から英雄とか賢帝
大王と言われる人の子供はどうもぱっとしなくて反乱を起こし
たり国を滅ぼしたり、メディチ家も例外ではなかったようです。
(ジョヴァンニは教皇にまでなったけど)そしてサヴォナローラ
がフィレンツェを支配するようになり、ちょうどフランス軍が攻め
てきた時期と重なったこともあって、彼が実権を握ります。サ
ヴォナローラ、宗教について演説しただけでなく政治について
もかなり口出ししたようで、やっぱり後の宗教改革者と同じよ
うに宗教で多くの信者を集めた人は現実の政治でも実権を
握るようになってしまうのかと思いました。

サヴォナローラに関しては一般の民衆だけでなく芸術家や
高名な学者までも心酔したようです。ロレンツォを失って大き
な支えがなくなったからなのでしょうか?それにしてもピコ・
デラ・ミランドラのようにギリシャ語やヘブライ語まで精通して
古代からのあらゆる知識を学んでそれを調和させ、ヨーロッパ
中の学者を招いての大討論会を夢見て人間の尊厳について
語った哲学者が、どうして極端なサヴォナローラの思想に傾い
てしまったのでしょう。寛大で広く全てを受け入れるという態度
は逆に強い主張には弱いのかもしれません。そして実権を握っ
たサヴォナローラもフランチェスコ会の修道士から批判され、火
の試練の挑戦を受けた時にうまく対応できなかったことで信用
を失い、アレクサンドル6世(チェーザレの父)に破門されて最後
は処刑されます。サヴォナローラ失脚のきっかけを作ったのが
世俗の権力者ではなく別の宗派の修道士だったということ、宗
教の争いや嫉妬は根深いものかもしれないと思いました。

マキアヴェッリは1469年に生まれ、ロレンツォより20歳年下、
チェーザレやジョヴァンニより6歳年上です。フィレンツェの栄光
の時代から没落、サヴォナローラの極端な支配と処刑とめまぐ
るしく変わるフィレンツェの中心地で生まれそこで育っています。
彼の思想や著作はこの歴史抜きでは理解できないとつくづく思
いました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014年07月28日 17時52分44秒
コメント(2) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:わが友マキアヴェッリ(1)(07/28)  
kima さん
こんにちは
同じ本を読めて嬉しいです。西洋史に詳しいピピ101さんという頼もしい味方を得た気分です。
しかし流石読書家でいらっしゃるから↑既にどんどん先を読まれていて。。。追いつけるかな(^^;)
というのも、どうも私もサヴォナローラにひっかかって何度も読み返したり他のルネサンス関係のもの引っ張り出したリでなかなか進めません。
そうです、無知な民衆を扇動したというより知識人、芸術家にいたるまでサヴォナ・フィーバーだったんですよね。ナゼ?何故?、その間この本の主人公であるはずのマキャベリは?(殆ど記述がない:-)などとアレコレ疑問が沸き上がりました。
ミケランジェロ展をやっていたときに見たTV特集番組でミケランジェロがサヴォナローラ支配、それに続くフィレンツェの混乱期に礼拝堂の小部屋で隠れるように描いた絵とかの説明があり、多くの人々は後半からそんな気持ちだったのかなあとか考えました。
ピコ・デラ・ミランドラとかポリツィアーノとか、漫画チェーザレに登場する人物の名前がゾロゾロ出てきて嬉しいですよね。漫画のストーリーにタイムリーに合わせて楽しめますね。
(2014年08月01日 19時28分01秒)

to kimaさま  
ピピ101 さん
コメントありがとうございます。
kimaさんのおかげで今まで苦手だった(笑)マキアヴェッリ
を読んでみようという気になれました。漫画やドラマでイメ
ージもできているし、あの時代なら大体の登場人物や地名
もわかっているからチャンスではないかと、そして大正解
でした。

サヴォナローラに関してはどうして学者や芸術家などそう
そうたるメンバーまでもが傾倒したのか不思議だったので
すが、この本を読んでロレンツォという支柱を失ったから
という意見に納得できました。偉大な指導者がいなくなっ
ての混迷の時、自由を求め革命的な考えを持った人ほど
逆に宗教にはまってしまうのかもしれない、今日でも十分
起こりうる問題です。そしてマキアヴェッリはサヴォナロ
ーラに対してあまり発言していませんよね。その次の共和
制を生き抜いた人間はまた別の考えを持ったのか、興味は
尽きないです。 (2014年08月02日 08時12分55秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: