初めてママのホームページ

入院中~出産翌日から退院まで~


朝、部屋に運ばれてきた赤ちゃんと一晩ぶり(?)に再会。
小さいなあ、かわいいなあ、なんてしみじみ見入りつつも、慣れないお世話にドキドキ。
なぜか入院中は、不思議なくらい昼間眠ってばかりだったいっくん。
それが、夕方頃になると泣き始め、夜になるとほとんどずーっと泣きっぱなしだった。

おっぱいの時間は特に決められていなくて、とにかく沢山吸わせることが大事ということで、結構こまめに授乳。でも、2724グラムとちょっと小振りで産まれたいっくんは、この頃まだおっぱいが上手に吸えなくて。あごも口もとっても小さくて、私の乳首をくわえると、まるで大きな飴玉が入ってるみたいな感じですぐにゴロンと口から出てしまう状態。いっくんの口に対して私の乳首が大きかったこと、まだ上手におっぱいを飲める体力もなかったことから、授乳の度に大泣き!

毎日やってきては、お昼前から夜までずっと部屋にいた旦那母。「かわいそうに、お腹が空いてるんだね。おっぱいが足りん。」「そんなおっぱいじゃあねえ」「もっと出るようになればねえ」などと、何度も何度も言われ続け、産後の疲れもまだ取れなかった私はまともにズキン。
そのうち、真っ赤な顔で反り返って大泣きされる授乳時間がくるのが、だんだんつらく感じるようになってしまった。
同じ女性同士とはいえ、授乳や搾乳の様子をじっと見られることにも抵抗があった。

仕事が終わると旦那が来てくれて、その間はまだご機嫌だったけれど、ちょうど帰るタイミングで泣き出すいっくん。
「ああ、これからまた長い夜が始まる。。。」そう思うと不安でいっぱいになってしまった。
マタニティーブルーなんて、意外と大丈夫なんじゃない?なんて軽く考えていたけれど、実際は想像以上に余裕のなかった自分にびっくり。
「もう帰っていいよ。じゃ~ね~」なんて、強がって笑顔で旦那を見送っておいて、その後トイレにこもって泣いてしまった。
「おっぱいをちゃんと飲ませてあげられない」というだけで、なんだかいきなり「母親失格」のような気がしてしまって。。。そんなことないって分かっていても胸がきゅーっと苦しくて。

深夜、大泣きするいっくんを前に、看護士さんの指導を受けながら抱き方、くわえさせ方、乳糖保護器。。。色々試行錯誤するも、どうしても上手に吸い付いてもらえなかった。おまけに乳首が切れて血がにじんでしまい、薬を塗りつつ、搾乳しつつの毎日。産後しばらくはおっぱいが飲めなくても大丈夫なように、「赤ちゃんはお弁当と水筒を持って産まれてくる」とは聞いたけれど、それにしても「くわえさせる練習」しかできないまま、まともに授乳できない状態で退院の日を迎えてしまった。いっくんの体重は退院時には2500グラムにまで減ってしまっていた。

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