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ぐっばる @ Re:おひさしぶりです。(05/18) toshiさん ------------- コメントあり…
toshi@ おひさしぶりです。 こんにちは。いろいろと頑張っておられる…

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2007.05.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「ビジネス法務の部屋」
改めてコンプライアンス経営の難しさを感じると共に、
いかに現場が混乱しているかを伺い知ることができます。

そもそも、コンプライアンス経営とは、
様々な要素が複雑に絡み合っているものですから、
一概に「こうだ!」とは言えないのですが、
現場が混乱を起こす要因には次のようなことが挙げられると思います。


(1)コンプライアンスの定義が使う人によってバラバラ

これは以前から指摘されていたことですが、J-SOXの話題がではじめてから、
ますます統一感がなくなった気がします。

その「法令」の部分は、文字通り「法令」というものと、
法の上にまたひとつ「法」という一つの文字が重なって乗っていて、
その「法」というものは、人間として「どう生きるか」「どう働くか」といった、
自問自答を繰り返し、「こうすべきだ」と決めたことを守り抜くというものであり、
その姿勢を経営に生かすのが、コンプライアンス経営ではないかと思っています。


(2)コンプライアンス経営と内部統制システム構築の混同

内部統制の「統制環境」の中に、コンプライアンス経営が含まれますので、
ややこしいかもしれませんが、
内部統制をシステム化していない会社でも、コンプライアンス経営は必要です。
(当然ですよね・・。)
ところが、内部統制対応やJ-SOX対応のために、
コンプライアンス経営をしなければいけないと理解している方も多いようで、

間違った図式で捉えられてしまっているような気がします。
確かにそういった作業が必要な場合もあるとは思いますが、
それを行う理由が理解されていないので、誤解を招いているのではないでしょうか。


(3)推進する側と実行する側の視点の違い

経営トップや役員と、現場のマネジャーや社員の議論が噛み合わないときは、
この場合がほとんどではないでしょうか?

経営トップや役員等は、管理する側の視点、
現場のマネジャーや社員は統制される側の視点です。
同じ絵」を見ながら意見や感想を述べあっているつもりでも、
見る方向によって、見え方が違ってきますから、
お互いの言っていることが理解できないのだと思います。



こうして見ると、コンプライアンスの専門家に求められるものは、

1、「コンプライアンス」という名称に左右されない、
   企業の持続的存続と発展をサポートできる能力と方法を持ち合わせていること。

2、上記(3)の「絵」を、
  双方に同じように絵が見える状態にしてあげることができること。


ではないかと思ったりしています。


もっとも、私は中小企業のコンプライアンス経営を念頭に色々と考えていますから、
大企業のコンプライアンス経営について議論をするなら、
また違った要素が加わってくると思いますけどね・・。







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Last updated  2007.05.19 00:13:51


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