保 健 センター 利 用 日 記

保 健 センター 利 用 日 記(私たちのケース)

どんな事をしてくれるの?ご近所にわかってしまうの?など
ご心配な方に参考になればと思います。

既にうつの夫は、街の心療内科へ2週間に一度のペースで通院していました。
夫の転勤で新しいクリニックへかわり、もう4ヶ月になろうというのに、 会社へ行く気配はなく、クリニックの先生を信頼している風もなくて、
妻の私は、あせりと不安でいっぱいでした。

会社のうつ病経験のある上司の方から「医者を変えたらどうですか?」そんなお話もあり、
行政の福祉で何かやってくれてないのかな?役所が発行している便利帳で
最寄の保健センターへ家族が電話しました。



1 回 目 電話してみました

電話では、家族が、職員の方に今までの経緯や クリニック・家族の不安を30~40分もお話しました。
専門家に聞いていただけた事で、心が軽くなるのを実感しました。

最後に 定期で保健センターにみえる精神科医の診察を希望し、来訪相談予約 を入れました。

□ 来訪相談も、本人が来れなくても、家族だけでもできます。

□ 来訪相談の前に、保健センターから予約確認などの電話は、しません。とのことでした。
(家族に内緒で相談する方に配慮しているのかな?と勝手な想像)


2 回 目 保健士さんに来訪相談しました

うつの夫と共に保健センターへ予約した時間に行きました。
ところが私が大失敗!曜日を間違えて診察は、昨日でした。
こんな大切な約束を間違えるなんて・・・看病している私も、うつかも?と
以前からの不安が的中した感じで、私が一気に落ち込んだその時、
保健士さんが、「精神科医は今日はおりませんが、お話だけでも」と

急遽、面接してくれました。(電話相談時の資料を見ながら)
40分以上は話し合ったでしょうか
その中で保健士さんは、

□ 先々の事まで(半年後、収入がなくなったらなど)心配するのはやめましょう。
□ その会社に勤め続けることより、 一番大切なのは 家族の幸せ ですよね
□ うつ病の経過は、むしろ順調な方だとおもいます
□ 経過を見ながら徐々に長期間かけて薬を調整してきたのに、
通院先を変えるとまた、似た作業を繰り返すというリスクもあります
現時点ではクリニックを変えなくても、よいのでは。

□ 相談内容は秘密厳守です。安心して利用してください

□ 本人の相談だけでなく、家族のつらさを話す為に利用することもできます


など、たくさんのアドバイスをいただきました。

優しく心に響く言葉に、私が泣き出してしまう一幕もありました。 再度、2週間後 精神科医の先生が来られる日に、予約して帰りました。


3 回 目 保健士さんと精神科医に来訪相談しました

前回の来訪相談では、家族の私ばかりが、説明するかたちになったので、
今回は夫一人だけで、面接・診察に行きました。

家族にも言えない本人の苦悩があるなら、それを話してきてほしい。
そんなおもいが、あったからです。


まず、保健士さんに30分ほど状況を説明。
続けて精神科医に同席してもらい、30分ほど相談。

しかし、私の思惑と違い、うつの夫は保健センターのことも あまり信頼していませんでした。
その為、なんと保健士さんに
「自分はただ、妻に行ってくれと言われ、それで妻の気持ちが楽になるなら・・と来訪しただけ。むしろ妻が心労で倒れるのではと心配している。」

「今の会社に戻る気は無い。もうあの会社には愛想が尽きた。
自分の中では既に白黒がついている。」(復職について相談する事は無いという意味)

と話したのです。せっかく力になろうと、面接した先生方もこれでは・・・

相談すれば夫もさぞ、楽になるだろう。回復に向い、前進するだろう。
と思っていましたが、必ずしもそうではないようです。

夫にとって、今回の来訪相談は疲れるだけだったのかもしれません。

うつの症状の中に、
□ 考え方が、マイナス思考になり、周りが「そんなことはないよ。」と諭しても受け入れない。


夫もこの症状なのでしょう。

夫は保健センターの方に対して「あなた達に相談してなにになる!。」
という気持ちが奥底にあるから、多分、最小限の言葉しかでてこないのです。

しかし、この気持ちに近頃変化が・・・
つづく


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