悲劇を遠ざける!多角的護身術のススメ

悲劇を遠ざける!多角的護身術のススメ

俺は強い!と思ったら・・・

俺は強い!と思ったら・・・

 護身術という名の実戦武術をやる事で、だんだん自信がついてきた人もいるのではないでしょうか。
護身術に限らず、武道や格闘技は男の根源的な憧れである「強い自分」をある面で実現してくれるため、戦闘能力が向上する事が、少なからずその人格、行動にまで影響をあたえてくると思います。

 圧倒的に強いわけでもなく、一般の人より少しだけ強い、くらいの人が一番「俺は強いんだ、どっからでもかかってこい」といきがってしまいがちです。本当に強い人は・・私程度ですら、もはや素人レベルの強さでしかない人と戦うのは怖いです。なぜなら相手が死んでしまうかもしれないから。

 体格的、体力的に強い人は、世間にたくさんいます。また、護身術では相手は一人とは限りませんから、体格的には普通でも、犯罪者が徒党を組んで全員が武器を持っていれば、その戦力は半端ではありません。そういった現実を考えると、絶対的な強さというものは有り得ないという事がわかるでしょう。

 どこまで強くなってもさらに上はいるし、戦闘ではたちうちならない厳しいシチュエーションがあり得る。もちろん自分より弱い相手もいますが、自分より強い人間もいる。そんな中程度の強さであるのだから、自分より弱い者がいるという事実にばかり注目するのではなく、自分より強い者がいて、その者から見れば自分は弱いんだ、という事を自覚していったほうが謙虚になれますし、適切な護身が可能になるでしょう。

 また弱い人に対して傲慢になってはいけません。今の世の中、ケンカが強い弱いで人間の価値が決まるのではありませんからね。弱きを助け、悪しきをくじく正義の護身術家となるためには、周囲への寛容さとおもいやりが大事です。

 自信過剰になってしまう人というのは、自分より強い人にあまり出会っていないのかもしれません。自分より強い人を見れば「自分はまだまだだな。」と謙虚になれますし、その人の体格が自分と近ければ、自分もその人くらいには強くなれるんだという希望にもなります。

 武術やスポーツに限らず、どの世界でも中途半端な奴が一番自信過剰になりがちなんです。3年天狗、5年天狗、7年天狗・・などといった言葉もあるくらいです。自信過剰になってしばらくして自分の未熟さを見せ付けられ、シュンとなってまた修行に打ち込み、強くなってまた自信がついて・・その繰り返しの中でいつの間にか本当の実力がついてくるものです。

 しかし護身術においては自分の実力を過大評価するのは命取りです。自分が強いと思い込む事によって、無用のトラブルを引き起こしたり、危険な場所に突っ込んでいってしまうようになっては全くの本末転倒です。そのへんの素人1人より強いからといって天狗になってはいけません。臆病さと謙虚さが護身術家には必要なのです。思い当たる節がある人は気をつけてください。


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(コメント) 思い当たる節が…                小さな巨人さん

『俺は強い!と思ったら…』を読みました。僕にも経験があります。格闘技を好きになってしばらくした頃で、ちょっとした知識と身体を手に入れて『そんじょそこらの素人には負けるわけない!!』とか思ってましたね。いま振り返ると全然強くもない人間がそんなことを考えてるなんて、危険ですね。自信過剰になると無駄な争いまで引き起こしちゃいますし。ま、そのころは無駄に争いたかったってのもありますが。
いまの自分はそのころよりかなり強くなったと思いますけど、それでも自分なんかより強い人なんて結構いるってことがわかって、だからこそ自分はまだまだだなって思えるようになった。それこそが僕が一番成長したかなって思えることです。
護身術もそうですけど、少しでも身についてくると、なにも知らない周りの人間が凄く格下に見えちゃいます。これから始めようって人は気を付けて欲しいですね。
(7月31日21時5分)
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Re:思い当たる節が…           活人拳さん

>『そんじょそこらの素人には負けるわけない!!』
>なにも知らない周りの人間が凄く格下に見えちゃいます。

確かにそうだね。でも実際は少々格闘技を知ってても、自分より体が大きくて筋力のある素人に通用しなかったりするんだよね…
実際にすごく強かったとしても、それを鼻にかけて周囲から嫌われてしまったら一人の人間としてダメだし。謙虚さが大事です。 (7月31日22時12分)





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