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2004/12/31

私たちは犯罪者と共存している

テーマ：ニュース(100323)

カテゴリ：犯罪・事件

　この犯人は被害者の写真を撮ってメールに貼付して母親に送るなど、捜査の手がかりとなり得るものをたくさん残しているので、あまり頭のいい人間ではない印象を受けていました。犯人逮捕にはそう時間はかからないと思っていたのですが、意外にかかりましたね。下準備を入念にしていたのでしょうか。

新聞販売店員を誘拐容疑で逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041230-00000111-yom-soci

　犯人は似たような事件を以前にも起こしていて、有罪判決を受けている前科持ちだったとの事。前科持ちなら指紋などもきっちり取られているでしょう？警察もその地域の同系統の事件の前科持ちなんて、真っ先に捜査対象に挙げますよ？それでも捕まらないつもりで平然と日常生活を送っていたのなら、もうどうしようもなく頭が悪いとしか思えません。

現地の反応はどうでしょうか。主将代理のＡＫくんに聞いてみましょう。容疑者が捕まったけど、地元の様子は何か変化ある？

ＡＫ「いやー、特にはないですがマスコミが凄かったですね。ヘリが一杯で。」

新聞販売店やら犯人のアパートはＡＫくんが通った事のあるような場所？

ＡＫ「はい。販売店は自分が通ってた小学校のそばでした。
あ、容疑者が最初に事情聴取受けた西和警察署も実家から車で５分くらいのとこです。(^^;」

なんと‥身近なとこに長年そういう人間がいたわけだな。

　殺人事件が起きて、その事件の犯人が捕まっていないと「不安」「子供を外で遊ばせられない」などの声があります。そして犯人が捕まると「これで安心して○○できる」という地元の方の声が報じられますが、果たしてそうでしょうか？本当に安心なんでしょうか？

　事件を起こした犯人が、捕まらずに町に潜んでいると安心できないのは、そいつはまた犯罪を犯す可能性が高いからですよね。でもその犯人以外にも、 犯罪を犯す可能性が高い 人間は まだまだいくらでもいる わけです。話題の事件の犯人が捕まったところで、無数にある脅威のうち１つが消えたに過ぎません。ですから

「犯人が捕まった！これでもう大丈夫、これでもう安心だー！」

と思うのは安易です。ほんの少しだけ、危険性が減ったという事であって、それを喜ぶのはよいと思いますが。

　犯罪者はいつまでも刑務所にいるわけではありません。しばらくすれば野に放たれます。そんな人間がうようよ居るのがこの世の中です。そして犯罪の種類によっては、再犯率は恐ろしく高い・・。

　犯罪を繰り返し、刑務所に入ったり出たりしている人間はあなたの町にも居ます。 私たちは地域社会の中で、無数の犯罪者と共存している のです。それが現実です。護身術家ならそういう認識が必要だと思います。

　あなたのご意見、ご感想をお待ちしています。数行でもいいのでお気軽にコメントを書き込んでください。

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