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製作国:イギリス
上映時間:110分
監督:ローレンス・ダンモア
出演:ジョニー・デップ 、サマンサ・モートン 、ジョン・マルコヴィッチ 、ロザムンド・パイク 、トム・ホランダー
解説&ストーリー:ジョニー扮するは17世紀に実在した詩人ジョン・ウィルモット・ロチェスター(1647-1680)英国初ポルノ「ソドム」著者。 書いた作品が猥褻で諷刺がきつすぎて顰蹙ものだった。元々ジョン・マルコビッチが舞台でやっていた芝居(ここでのマルコビッチはロチェスター伯爵役)の映画化で、マルコビッチは映画ではチャールズ2世役。ジョン・ウィルモットという人はチャールズ2世の側近で宮廷批判をして宮廷追放を繰り返したり、放蕩三昧のあげく33歳で梅毒で死んだという、まさに「The Libertine」(放蕩者)。そんなロチェスターが3人の女性の間でそれぞれ違った“愛の形”を見せる。
いやいや。なんと申しましょうか。昨日の公開初日の1番上映で鑑賞したんだけどこれまたスゴイ。
何って じょにーの演技力の深さ
に驚いたよ。あたしゃ。
スクリーンにはジョニー・デップはという人間はいない。そこにいるのは正しくロチェスターそのもの。
というかロチェスター本人以上にロチェスターになりきっていたと感じるほどだった。
彼は自分の欲を満たす為に貴族の娘を誘拐したり、宮廷批判をし、猥褻な詩を国王の前で披露したり片手には常にワイングラス。本人は5年間シラフの時は無かったと言っている。
挙句の果て女性、男性所構わず抱いて梅毒にかかって病状がどんどん悪化。
なぜここまで彼は退廃的なんだろうか…
現実の世界に全く興味を示さず、芝居の中に自分の価値や存在を見出す。
奈落の底に自ら進んで落ちていくかのごとく究極の下降志向。
彼に対しては嫌悪、憎悪、軽蔑、侮蔑、様々なマイナス感情を抱くかもしれない。
モノローグで本人も「どうか自分を好きにならないでくれ」と言っている。
けれど私はどうとっても嫌いになる事はできない。
理由はただひとつ。彼は強烈に孤独なオーラを発している事に気付いてしまったから。
それを周囲に気付かせない為に必死な姿、感情を素直に表現できない不器用さがあまりにも痛々しく、涙を誘う。
そんな彼に生きる希望を与える一筋の光がサマンサ・モートン演じるエリザベス。
彼女の演技もこれまたスゴイ。大根役者から女優へと成長していく過程やロチェスターに心を許していく感情の流れ等、見事に演じていた。
またロチェスターが彼女だけに見せる柔らかい優しい眼差しが忘れられない。
と、じょにー好きなので自動的に高評価になるのは否めないがひとつの作品として見ると少々不満が残る。
一つ目はたくさん自然光を取り入れていて映像表現に力点を置いたというのは分かるのだがそれをスクリーン上で活かしきれていなかった点。指摘している人がたくさんいたが、私も同感だった。
カメラワークも同様。
二つ目はストーリーがぶつ切りになっていて「?」って思う点がいくつかあった点。
どうやら完全ノーカット版ではないらしく、そこを見ればつながるのか。ぜひDVD特典で収録を。
三つ目は内容的に少し難しかった。これは私の理解力不足なのか…
セリフを理解する為に必死でじょにーの演技をじっくり堪能することができなかった…汗
もう1,2回鑑賞したら理解できるかな。
けど久々にじょにーがホームグラウンドへ帰ってきたような作品で嬉しかったのは事実。
おかえりじょにー。
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