『森野福朗日記』~We are the MUSIC-MAKERS~

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Bach「小フーガ ト短調」



この曲を映像で見せると、右手左手、足までをフルに使ってパイプオルガンを演奏する奏者の様子を見て、「人間業じゃねえ」と驚く生徒もかなりいる。4声のフーガを一人で演奏することにこの曲の醍醐味もあるのだが、それを「フーガ形式」の説明とともに実感してもらう為に以下のDVDを見せた。

●Swinging Bach(スウィンギング・バッハ)●
 Bach at the Marktplatz in Leipzig

この映像は、バッハ没後250年の当日にあたる2000年7月28日に行なわれた野外コンサートの模様が記録されている。題名の通り、フツーにバッハを演奏するコンサートではなく、ジャズのスタイルで編曲されたバッハ作品が並んでいる。

その中で「Quintessence Saxophone Quintet(クインテセンス・サクソフォン・クインテット)」が「Fudg Fugue in G minor(でっち上げフーガ ト短調)」と称して、オリジナルの小フーガト短調を若干スイングしたスタイルで演奏している。はっきり言ってノリノリでとてもかっこいい。私の場合は導入としてまずこの映像を見せ、それからバッハの解説、オリジナルのパイプオルガンによる演奏へとつなげている。

一つ引っかかったことは、この「でっち上げフーガ」が5人のサックス奏者で演じられていること。4声のフーガなのに5人なので、そこの説明に少し苦労したかも。。。

発売元:TDKコア株式会社
販売元:キングレコード株式会社

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