電話の申し込み



ここは、NY州、したがってベライゾンに申し込むことになる。
私も部屋を借りるにあたって一応電話のジャックがあるのは確認していた。
誰かが使った跡があるということだ。また、物理的にも電話線は私の部屋
まで到達していた。
しかし、なぜか私の住所はベライゾンに登録されておらず、結局申し込み
から実際に電話が通じるまで1ヶ月近くかかった。

その本当の原因はいまだに良くわからないのだが、遅いサービスと言い訳ば
かりのオペレータには頭にきた。

毎回故障の原因が変わる・・・しまいには雪まで原因にされた。しかも
問い詰めると自分ではわからない・・・誰がわかっているかも自分では
しらない・・ また、電話がつながらないのに、「つながりましたから
安心してください」というメッセージを携帯電話に残しているオペレータ
までいた。本当にたらちゃんを相手にしているみたいだった。

一番頭にきたのは、「電話がつながらないと本当に困る。非常時があるかも
しれない。どうやって周りと連絡を取ればいいのか」と問い詰めたら、
「携帯電話を使ってください・・」だと。他の会社の宣伝をしてどうする
んだ。もうひとつ。毎回電話で問い合わせるために、「こちら(ベライゾン)
から連絡を取るために、Guhの電話番号を教えてください」と聞かれること
だ。電話で連絡することが出来るくらいなら、電話回線の申し込みなんかし
ないっちゅうに。そのくせ、私が電話がないからメールでのやり取りにして
くれというと、メールのやり取りはしていないと拒否されてしまう。
自分が公共的なサービスを提供しているという自覚がまったくないのだ。

救いだったのは、ベライゾンの本部にインターネットで電話でのやり取りを
逐一報告していたのだが、本部の人からは絶えずまだ、理解できる反応があ
ったこと。これは、助かった。
また、電話オペレータのマニュアルや電話オペレータからの質問を受け付け
る本部セクションというのもあり、なぜかインターネットで私も見れてしまう。
 私もお門違いなのは承知の上で、そこまで電話してしまったのだが、
先方は私のトラブル具合を知って絶句していた。

 私もインターネットでの先達の情報を見て、電話ジャックがあっても
先住者の未払い料金を払わされる事例があることは承知していた。

しかし、そもそも住所が削除されていたり、電話線にトラブルがあったり、
しかもその修理に何週間も時間がかかるなどということは想定していなか
った。

電話がつながった当日。それまで一度も電話をよこさなかったベライゾン
の人間から多数確認とおめでとうの電話が来た。
さぞかし私はベライゾンのブラックリストに載っているに違いない。



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