バイリンガル事情とテレビ


或いはそれ以上の複数言語を使いこなせるひとはざらにいる。

ノルウェーも例外に漏れず、バイリンガル人口は非常に多い。
年配の世代は別としても、若い世代などは特にたいてい普通に英語を
話すことができる。スウェーデンでも同じであった。

英語を習得するのは、ノルウェー語のバックグラウンド上、
我々が学ぶほど、難しくはないはずだから、まあ当然とは言える。
また外国語に触れる環境がとても多いのも事実で、
ここではその一つのテレビについて書いてみたい。

ノルウェーで放映されるテレビ番組は、ニュースや国営放送のドキュメンタリーなどを除いて、アメリカの番組がとても多い。
(ケーブル放送をつなげている場合)
コメディーやドラマ、ニュースなど、チャンネルによっては、
英語しか聞こえてこないところすらある。
そしてオリジナルの番組にノルウェー語の字幕をつけて放映されている。

ノルウェーのチャンネルが5つ、スウェーデンのチャンネルが二つ。
あとイギリスのBBCやNational Geographic やアメリカのDiscovery channel
Animal Planet, CNNなどもそのまま入るので、
テレビをつけるだけで少なくともノルウェー語、スウェーデン語、英語は
すぐにいつでも聞ける。

最初はここはノルウェーかと思うほどだったが、
これが案外自分のノルウェー語の語彙を増やすのに役立った。
耳で英語を理解して、目でノルウェー語の字幕を読み理解するという
同時進行をする。
こういう台詞はノルウェー語でこういうのか、と意識してやっていれば、
30分でもかなりの語学情報が入ってくる。

だから最初の頃は、テレビも勉強と、よく見ていた。
ここの寮は外国人ばかりで、ノルウェーにいながら
ノルウェー語を話す機会など、ほとんどなかったからだ。

子供番組なんかも単純でわかりやすい。アニメも同様。
日本では見たことのなかった「ポケモン」や「デジモン」も
積極的に見たりして。
ポケモンのテーマソングをノルウェー語で歌えるようになったり(笑)

今でも学習にテレビ番組を愛用しています。





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