セツナサの後悔

セツナサの後悔


自分ととてもよく似ている人と時間の経つのも忘れて語り合った

2人とも恋に不器用で
周りには敏感なのに
自分のことになると鈍感で
他人には励ますけど
自分では勇気が出なくて

だから、私は言われるまで気づこうともしてなかった
そして、気づいた時にはもう遅かった

物分りの良い自分には慣れている
常に周りの求める自分像を知っている
壊したくない
壊されるのが怖い

どんなにつらくてもつらい顔をせず
どんなに泣きたくても笑みをたたえ
どんなに甘えたくても自分をさらけ出せる他人はいなくて

仮面をかぶったまま青い春は過ぎ
仮面の下の涙は心の中に降り注ぎ
からりと音をたてる仮面の下で
しっとりと濡れた頬だけがいつまでも残る


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