備忘録

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三谷幸喜のありふれた生活 怒涛の厄年



面白い。面白すぎる。コーヒーショップで読んでいるにも関わらず声をだして笑ってしまった。

しかしこの本の魅力はコメディとしての面白さだけではない。
もちろんトイレ向き、というのも魅力のひとつだが、それだけでもない。
三谷夫妻の関係があまりにも素敵すぎ。
小心者でいかにも頼りなさげな三谷さんと、男らしくてたくましい奥様(女優の小林聡美さん)の距離感が、とっても素敵。

三谷さんが奥様の舞台を見て、感動のあまりぼろぼろ泣いちゃうところとか。
二人ででかけた海外旅行での口げんかのエピソードとか。

いつも一人のわたしにはきゅんとしてしまうエピソードばかりだ。
結婚っていいなー、結婚したいなーと思ってしまう。
・・・ちょっと気になるのはあたしが奥様ではなく、三谷さんのほうに感情移入してること。

何をやっても不器用で失敗ばかりで感情の起伏が激しくて一人じゃ生きていけなさそうな三谷さんなのに(けなしすぎか?)それでも休みがとれれば奥様は三谷さんと海外旅行に行きたいと言い、ちょっとお出かけする時には三谷さんのために時間をかけてオシャレする。

そんな風に三谷さんと旅行に行きたがる奥様を「健気」といい、奥様がオシャレにかけた時間を「待ったかいあり」と表現しるあたりはのろけ以外の何者でもないが、のろけたっていいじゃないか。
のろけたくなるぐらいいい関係ってことでしょ?

三谷さんには奥様がいたみたいに、あたしみたいな不器用人間にもどこかにナイスガイがいるんじゃないか、なーんて夢を見させてくれる本なのだ。

・・・三谷さんとあたしを同レベルに感じてるあたり、あたしもかなりずうずうしいが、大体この本を読む人は同じようにかんじるんじゃないかな。


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