堕落の天使

禁忌



そして、何人の人が夢のために生きる力を振り絞っているのか?
  此処ニ生キル青年ト少女ハ何ノ為ニ生キ何ニ生カサレ希望ヲミツケルノカ…
彼等ニ同等ノ幸セガアルトコノ瞬間ハオモエタ。決シテコノ彼女ハ手放シタリナドスモノカトカタク夢ノ中デ誓ッタ…
 世界ガ荒レヨウトモ彼ハイマコノ瞬間ヲアリノママデ生キ通ス…

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 「ノン、言ったよなぁ?俺のことが好きだって、彼奴は好きじゃないって、」
「…言った」おとこは明らかにSADな笑みが浮かびその中に見え隠れする裏切られた
事への悲しみも。
「けどさ、話聞いてっと、どうも可笑しいよね?なんか、君には男がもう居るみたいな感じのことも一回耳にしたし、此処で」
「そんな」
「そんな?ああ、想ったさ好きとかいっといてほかにもう男創りやがって」
「違う」
「おまけに、俺のダチ・ともイヤァに中良いしよ。お前、俺に何がしたいの?なにのぞんでんの?」
「…」彼女は俯いたまま喋らない。目には雫が溜まっているのを長い髪の間から見えた。
「それとも、ノンはこうされたいためにずっと付き合ってたのか?ああん?」
「なっ」彼女が俯いていた顔をしたからのぞき上げ、涙を舌ですくい取ったかと想えば刹那、下腹部にぞくりとしたモノが奔った。
「前戯無しでつっこむと、やっぱきついな。女なんて」
「っぅ」反論したいのか必死に口を開こうとしているが虚しく空気を排出するだけだった。
「驚いた割に、音立ててんじゃん」言われハッとすればトランスの中に確かに卑猥なピチャという水音が木霊していた。
「女も男も、裏切ることが出来ても体と心は裏切られないかんな。」
「っうう。やぁ…」男はそんな否定の言葉も甘美な喘ぎとしているのか
「イヤ?マゾなお前には最高のシュチェーションじゃねぇ?こんなにひくつかして煽る‥なぁ?こんな躯なんだよっぽど男に喰わしてるんだろ?」
彼女は通わず首を強く振った、そして「私はっ、ヨナが初めてだもん‥ヨナだからぁっうぅなんで、何で判ってくれないの」抗議の声も彼のするサディズム的な容赦のない激しい腰使いで絶頂に果てる間際だったが涙を止め処なく零し悦楽を求める喘ぎさえも哀しい調べのようだった。
「ッ・んな声出しても、所詮俺はお前を欲情させるkissするだけの男だったのか、」懸命に首を振り否定する。
「じゃあ、なんだよ。んで、ウソついたはずのお前がそんなに顔を濡らして、俺を否定しないんだ!イヤなんだろうこんな事する俺なんか大嫌いなんだろ。頼む‥お願いだから、否定して‥」いつしか、行為をやめ頭を抱えたまま俯き涙を隠す男が彼女の前に居る。
「‥ごめんなさい。こんなに、人を苦しめるなんて私もやっぱり最悪で汚れ物よね?こんなにも厭らしいモノ零して貴方の乱暴な言動にさえ反応してしまう淫乱で性欲にまみれたヘルスの女ね‥」ふっと溜め息にも似たか細い笑みを零し
「こんな事をヨナに言ってもきっと、絶対信じてくれないよね。けど、これはウソ偽りのない唯一私が知ってる綺麗な言葉、『愛してる』これが、最後に言いたかった言葉なの‥」やがて静かに蹲る男の前から立ち上がり








「さようなら。愛しい人‥」






スウッと彼女はポケットに忍ばせていた剃刀を手首にあてがい
-パッ 
刹那に辺り一面真紅の花弁が飛び散った。朱椿が散り果てるように
「‥……!!」最後に彼女は笑っていた、涙で瞳を濡らしたまま…この部屋で20年を終えた。






-コレデダレモキズツカナイネ… 






     Fin to nexst?

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