なめる


お嬢様



なめる

お嬢様 「あの?、あなた様を見込んでお願いがございますの...」
八五郎 「お願い? なんでござんす? もう、あっしゃぁ、お嬢様のためなら命だって何だって、いらねぇんでござんすよ!」

「まあ、たのもしい、本当でございますか?」

「ウソなんぞ言うもんですかい! 何だったら、手付けに死にかけてご覧にいれましょうか?」

「まあ、そんなご冗談を... でも、あたくしが申し上げたら、あなた、きっと嫌だとおっしゃいますわ」

「嫌だなんて、言うもんですか! 命まで差し上げるってぇんだから! いいから、おっしゃってごらんなさい。そのお願いというのを」

「では、きっとあたくしの願いをかなえてくださいまし...お願い」

「どんと、何でも...へぇ、へぇ」

「それでは申し上げますが...あの...」

「へぇ」

「あの...」

「へぇ?」

「その...実は...あの、あたくしの...あそこを舐めていただきたいの...」

「へ? あ、あの...あの、あそこ、とおっしゃいますてぇと...あの、お嬢様のあそこで? あそこを? このあっしが? あ、あの、あ?」

「まぁ、そんなにジロジロと見ないでくださいな...あたくし、恥ずかしい...」

「お、お嬢様のあそこを舐めさせていただけるだなんて、そりゃ、ま、あっしは気にしないというか、本望というか」

「では、本当に引き受けて下さいますの?」

「へい!引き受けまくらせていただきます」

「で...、では申し上げますけれど、あたくし、あそこにできものができておりますの。それを、あなたに舐めいただきたいの」

「あ...あぁ、そうですか...あぁ、おできねぇ...どうも話しがうますぎると思ったんだ...」

「あなた、命まで下さるとおっしゃったんですもの、よもや嫌とはおっしゃいますまいね?」

「あ? へぃ、舐めます。舐めますよ、舐めますとも、舐めさせていただきます。しかし、それだけなんで? 舐めさせるためにあっしを誘ったんで?」

「いいえ、とんでもございませんわ。そんな事をしていただきました以上は、あたくしのようなものでも可愛がって下さるのでしたら、一生あなたに操をささげて...」

「えっ? 本当ですか? あぁ、人間、真面目にやってりゃぁ、いつかいいことがあるってのは、本当だったんだ。神様はちゃんと見てらっしゃるんだ... ええ、いいですとも、よござんす、一生でも二生でも面倒見ましょう! さぁさぁ、そうと決まったら、お出しなさい、あそこをどんどんお出しなさい! いくらでも舐めっちまいますから。はいどうぞ!」

お嬢さんの方もこうなったら必死ですから、顔を真っ赤にして、思い切って着物を開きます。

下は燃え立つような長襦袢で、その下に白い肌が妖しく輝いているのを見て、八五郎も思わず息を呑んだ。

今までは、できものを包んで、じゃ香か何かで臭いも隠しておりましたが、着物の前を開きましたので、その異様な臭いが部屋中に広がって、あそこの周りが紫色に腫れ上がって、できものだらけのその有り様の物すごいこと...。

おまけに、お嬢さんが心をきめて腰をつきだしたもんだから、七色の膿がただれ出て、もう、ぐちゃぐちゃ...

さすがの八五郎も口をふさいで思わず後ずさりした、それを見たお嬢さん、懸命に訴える。

「さあ、あなた!」

「とほほほ...」



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