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コンタック600
風邪がひどくなった。
会社を休んだが、ますますひどくなる。
こんな時、一人暮らしはキツイ。
頭が痛い。のどが痛い。熱っぽい。
薬もないので、買いに行かなければならない。
やっとのことで、ベッドから這い出し、着替える。
千円札を握り締め、気絶しそうなのを我慢しながら、フラフラで薬局にたどりつく。
「あ、あのー」と、必死に声をふりしぼる。
店員がやってくる。
俺は声をふりしぼる。
「あ、あのー、コ、コ、コ・・・、」
ガラスケースのコンタック600を指差す指が震える。
店員が手を前で組んでニコニコしている。
俺は千円札をガラスケースの上に置き、声をふりしぼる。
「か、か、風邪薬が、ほ、ほ、ほしい・・・んですが・・・」
店員は上からガラスケースをながめて言う。
「どーんな風邪薬がいいでしょう?」
「あ、あのー、コン、コン、コン・・・、」
「は?」
「あ、あのー、コン、コン、コン・・・、」
店員は、真っ赤な俺の顔をのぞきこんで言う。
「あ? アレすね、お客様」
「コン、コン、コン・・・、」
店員がコンドームの箱をガラスケースの上に置いて言う。
「コンドームすね♪」
「ちが、ちが、違・・・、か、か、か、か、風邪薬が・・・」
店員はニコニコしてコンドームを紙袋に入れてレジを打った。
ピッ、ピッ、ピッ、チーン
「はい、か・ぜ・ぐ・す・り♪ お大事にー」
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