果てしなき物語



す。彼は「モモ」の作者としても有名で、この「果てしなき物語」こと英語名

"Never ending story"も映画になっているのでご存知の方も多いのではないでし

ょうか。

私が持っているのは表紙が布張りになっているハードカバー版で、表面には2匹の

蛇が互いの尾を噛んでいる絵が描かれていて、中は二色刷りになっています。

さて、この物語はバスチアンという少年がいじめっ子から逃れるために逃げ込んだ

古本屋で「果てしなき物語」という題名の本に出会った事から始まります。彼は

その本の中の世界「ファンタ-ジエン」が存亡の危機に瀕していて、しかもその世

界を助けられるのは「人間」だけ(というのは、危機の理由というのが全ての源と

言うべき存在である女王幼心の君の病で、それを治すには新しい<名前>が必要な

のに、ファンタ-ジエンの生き物は本の中の存在であるが故に新しいものを想像す

る事が出来ないから)、そして何と本の中と現実がリンクしていて、彼らがバスチ

アン(というかその国は周期的に危機が訪れるのでその時にその本を手にしていて

尚且つ想像力の豊かな人)の助けを求めている事を知り、本の中へ入ってゆくので

すが、そのバスチアンが読んでいた「果てしなき物語」の本の仕様というのが、布

張りの表紙に蛇の絵、二色刷りで各章の最初のページには大きな飾り文字・・・

と、私が持っている物、つまり市販されている物と同じつくりなのです。くーっ、

何て心憎い演出!何が言いたいのかと言うと、もしかしたら自分が次にファンター

ジェンに求められているのかもナドという楽しい妄想ができる、という事。読者冥

利に尽きます。

でもこの物語の凄いところはバスチアンがファンタ-ジェン国を救った事で話が終

わらない事。英雄となったバスチアンはなんでも自分の想像どうりになるパワーを

与えられるのですが、人間の悲しさというかキリの無い欲望の為、彼は悪の道を歩

み始めるのです・・・。さぁどうなるバスチアン!もう一人の主人公、緑の肌族の

アトレーユとの友情の行く末は・・・!?(笑)

さすがファンタジーの名作、今でもその面白さが色あせる事はありません。

ペーパーバックも出版されていますが、世界観に浸りたい方にはハードカバーを

お勧めします。

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