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本音を語れない不自由さを感じる、いびつな社会・・・(天皇制)も(五輪)も、批判タブーの戦後日本! 長いモノに巻かれろ・・・で、明るい日本の未来は、ありえない!! 2024-8-8 はんぺん 新聞・テレビの(なんでも五輪)の煽り方は、異常だ! それに踊らされている日本は、平和だ・・・なんて喜んでいて良いのか? テレビ・新聞などのマスコミが、今や、世論形成に大きな影響力を持ちつつある。良い意味でも、悪い意味でも・・・ 特に、マスコミ(テレビ局・新聞社)を大独占資本が、買取り、世論形成に大きな影響力を及ぼしているのが、アメリカだ。 リベラル系、保守系の新聞社・テレビ局が、乱立し、大統領選挙などにも、大きく関与している・・・・保守的な人間は(自分たちの)保守派のテレビ・新聞しか見ない、リベラルな人間は、やはり(自分たちの)リベラルのテレビ・新聞しか、見ない・・・という。こうして、分断が、進んでいく・・・という構図だ。 独占的大資本が、マスメディアの買収に、本格的に乗り出し、国民を煽り立て、一気に、変革を企てることも、可能なのである。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――「そんなにメダル、メダル言うんだったら、自分で泳いでみればいい」 超ド級の「問題発言」を発した女性アスリートの本心 2024-8-9 デイリー新潮編集部メダルに執着しすぎる日本人 1990年代、日本水泳界を牽引し2度の五輪に出場した千葉すずさん。メダルに執着しすぎることにストレートに異を唱えバッシングを受けた。二十数年経ったいまメディアや視聴者はどう変わっただろうか―― パリ五輪に限ったことではなく、近年、日本人アスリートの「コメント力」の高さには目を見張るものがある。社会人経験がそう長くない、あるいはまったくないにもかかわらず、彼らは実に堂々と自分の気持ちを口にする。そのコメントは応援してくれる人、スポンサーその他関係者が決して嫌な気持ちにならぬように十分に配慮されている。 本心では同じ質問を繰り返したり、妙に番組に寄せた言葉を誘導しようとしたりするメディアにイライラすることもあるのだろう。 実際に、そんな本音を口にしたアスリートも過去、いなかったわけではない。 有名なのは、競泳の女子日本代表だった千葉すずさんの言葉だ。1996年、「ニュースステーション」(テレビ朝日系)に出演した彼女は、アトランタ五輪に関するインタビューで、日本人がメダルに執着しすぎることをストレートに批判して物議を醸した。 放送禁止的な表現が含まれていたこともさることながら、ある意味で真理を突いていただけに、世の反発は大きかった。まだSNSが存在していない時代だったので、マスコミが主戦場となって彼女への批判が盛り上がりまくった。今で言う「大炎上」である。 戦後のさまざまな問題発言を振り返った一冊『問題発言』(今村守之著)は、この発言についてこう評している。 「千葉の気持ちもわからないではない。普段はさしたる関心ももたないくせに、こういうときだけ躍起になる。しかも期待に応えられなかったら、一気に叩く。 また『スポーツ選手は爽やか(でなければならない)』などという勝手なイメージの押しつけも、千葉にとっては鬱陶しかったのではないか。 この発言は、それを拭い去るには十分な役割を果たしたと思われるからだ。 そういうイメージを強調し固定化したのは明らかにマスコミである」 実際、やってみて下さい 放送前の段階で、彼女の競技はすべて終わっていた。放送禁止用語の部分だけが有名になっているが、同番組で彼女は他にも刺激的な言葉を口にしている。個人は決勝進出がかなわず、団体での4位がベストという成績。メダルへの期待もあっただけに、期待外れという評価もあったようだ。 「実際やってみて下さい、皆さん」「そんなにメダル、メダル言うんだったら、自分で泳いでみればいいんですよ」 あまりに強い言葉だったため、彼女は強い批判にさらされることとなる。 「感動をありがとう」への違和感 数少ない擁護派は人気コラムニストのナンシー関さんだった。彼女は雑誌「ナンバー」誌上で次のように述べている。 「千葉すず、嫌われてるらしいではないか。どう転んだって好かれるのがオリンピック選手である。思い返してみてほしいが、かつて嫌われたオリンピック選手がいたか(中略)。 ちょっとやそっとの事は美談に変換される。オリンピックはそれほどの浄化作用を有しているのだ。絶対正義だから。そんな中、千葉すずは叩かれている。よっぽどの事である。(中略) 千葉すずが受け入れられなかった理由は、視聴者(本来はもちろん観戦者であるが)が勝手につくった『感動をありがとう』に着地するはずの物語に乗ってくれなかったからである。感動という快楽を享受というより貪(むさぼ)るためにつくった物語に、千葉すずは収まってくれなかったのだ。(中略) 要するに『私のステキなアトランタ物語を邪魔するなんて許せない。せっかくキモチよかったのに、キーッ』ということである。(注・千葉すずは)そんなチンケな物語に乗ってやる必要などこれっぽちも無い」 メディアや視聴者の勝手な予定調和的「感動ストーリー」に協力なんかしなくていい、とナンシーさんはいうのだ。四半世紀も前のコラムながら、その指摘は今でもそのまま通じるものだろう。 千葉さんの肉声 千葉さん自身は当時の騒動をどう捉えていたのか。騒動から5年後、発表した著書『すず』(生島淳氏との共著/写真・藤田孝夫)には、彼女の本心が語られている。 「いまでも、同じことを言う。間違いない。メダルを獲るのは、私なんです。期待するのも楽しむのも結構。でも、その期待を、私に求めて、それで結果が悪い時にいろいろ言うのは、やめて欲しいし、筋違いです。 そんなにメダル欲しいなら、自分でやったらええねん。自分でやってみたらええ、っていうのは、ひょっとして、あなたには出来ないから、黙ってなさい、というように受け取られてるのかもしれないけど、それは違う。 メダル、メダルいうんやったら、自分で泳いで獲ればいい。どんなにつらいか大変か、分かるから。泳げるものなら、泳いでみい、ということ」 アトランタ五輪の直後には、メダル獲得がかなわなかったことから、「オリンピックを楽しみたい」という大会前のコメントまで蒸し返され、批判の対象となっていた。これについては次のように語っている。 「楽しみたいっていうのはですね、水泳の合宿というのをご覧になれば分かると思うんですが、本当に辛いものなんです。私が何もしないで速いと思ったら大間違いです。練習するから、速いんです。オリンピックとなったら、限界まで追い込まないといけないし、もし合宿とかが楽しくなかったら、それはそれは辛いことになるんです」 千葉さんの問題提起の効果もあっただろうか、今日ではメダルを獲れないことを責めるような論調はほとんど見られなくなってきた。一方でナンシーさんが指摘した、「感動をありがとう」ストーリーから逸脱した者への目は依然として厳しい。 マスコミの力は明らかに衰えたが、匿名の人たちが過剰なまでに選手の言動に厳しい目を向け、思うままに注文を出せるようになった。その声はSNSやニュースのコメント欄などを通して選手に直接ぶつけられている。 「号泣」が注目された柔道の阿部詩選手は、会見でSNSのコメントについて触れて、「温かい言葉が人としてはうれしいかなと思いました」と語った。 千葉さんの頃よりもさらにアスリートたちが習得すべきスキルが増えてしまっているのかもしれない。 デイリー新潮編集部 ―――――――――――――――――――――――五輪報道にはうんざり 2024-8-9 七詩さんのHPhttps://plaza.rakuten.co.jp/aisya96/diary/202408090000/ たぶん世の中には別の感覚の人も多いと思うのだが、個人的な感想ということでご容赦いただきたい。はっきりいって五輪報道にはうんざりしている。 日本選手のメダルラッシュと盛り上がり、選手の親兄弟や生い立ちを紹介し、感動物語にしたてる。そして選手の地元ではどうやって集めたのか地域の人々が集まって大画面の前で一喜一憂する。 そして知り合いですらないような近所のおばちゃんまでがこれからも応援しているよとマイクの前で言い、スタジオでは感動をもらったとかいって盛り上がる。感動をありがとう…と。 それにしても、どっかの誰かが東大理三に合格したような場合、知り合いでもない人が感動するのだろうか。そんなことはまずない。ノーベル賞受賞とか、国際的コンクール優勝とか、かなりすごい快挙であっても、称賛はするが、感動をありがとうというのとは違う。 それなのにオリンピックではなぜ感動をありがとうになるのだろうか。思うに、他のコンクールや競技大会などとは違い、そこでは国家というものが介在するからではないか。 選手は日本代表として試合に臨む。これを心理学ではどう説明するのか知らないが、国家が介在することによって、日本選手は自己の延長となり、自分の家族のように自国の選手を応援する。 だから日本選手が活躍すると、報道は歓喜でもりあがり、感動をありがとうの大合唱になる。その背景には選手=日本国家=日本国民である自分という一種のフィクションがある。そしてそれはあくまでもフィクションである。 戦前の時代、そして戦後の復興途上の時代ならともかく、今のオリンピックではそうしたフィクションはかなり後退しているのではないか。 今は昔だが、ある水泳女子選手が「そんなにメダル、メダル言うんだったら、自分で泳いでみればいいんですよ」と言ったことがあったが、これは失言ではなく本音なのだろう。 この発言は、選手=日本国家=日本国民というフィクションをぶちこわしており、だからこそ当時は失言とされた。こうした発言をする選手はその後はいないのだが、若い選手をみていると、「日の丸を背負って」とか「国民の期待に応える」といった感覚は薄れているようにみえるし、それでよいのだと思う。 選手も稀有な才能と努力を別にすれば普通の若者であり、日の丸戦士でもなければ武士でもないのだから。そしてオリンピックを見る側である我々も、日本選手の活躍と感動物語だけでなく、地球規模での多様な選手たちの人間ドラマにも目を向けたいものである。
2024.08.11
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五輪報道で、歪みを加速するマスコミ報道界・・・危惧する、昔の「1億総ざんげ」の二の舞・・・ 2024-8-7 はんぺん マスコミの影響力が、ますます強くなっている。かって、軍部とマスコミが、一体となって、国民全体を(洗脳)して、開戦に道を開いた事実を 忘れてはならない・・・ 戦争を宣言したのは、戦犯ヒロヒトだが、それに至る道筋を掃き清めたのは、新聞・ラジオなどのマスメディアだった。その責任は、極めて大きいが、本当にマスメディアは、反省したのだろうか?? 戦前、戦中、天皇制を批判する個人・団体は、厳しい弾圧の下で、封殺された。言論・集会・結社などの基本的人権は、そもそも存在せず、国民は、天皇のシモベ=臣民として、無条件の服従を押し付けられた。 今、当時と同じように、モノ言えぬ社会の雰囲気を強く感じることができる・・・オリンピックのメダル獲得ばかりが、優先の報道姿勢・・・国威発揚の道具として、利用しようとする(見えぬ悪意)を感じ取られるのだ・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――上野千鶴子氏 五輪報道に苦言 アスリートに「国家など背負ってほしくない」「エゴイストに見えてくる」と指摘し賛否両論 2024-8-4 デイリースポーツ 社会学者で東大名誉教授の上野千鶴子氏が4日、自身のX(旧ツイッター)を更新。パリ五輪期間中の報道に対して苦言を呈し、アスリートに対して「国家など背負ってほしくない」と訴えた。 上野氏はXで「マスメディアの報道はオリンピックばかり。うんざりする」と、昨今の報道のあり方に苦言。さらに「アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる」とつづった。 この投稿には「今回は、ほんとうにそうゆう感じがしますね」「まやかしの平和の祭典。商業主義」「東京五輪から続く、オリンピックに対して批判的な意見を言いにくい空気感は、本当に嫌な感じがします…」などの賛同意見や、 「何で日本だけスポーツ選手を讃えると悪いんですか?」「何故そんな事を言うのか…。努力して道を極めたものは美しいじゃないか…」「嫌なら見なければ良いだけ」などの反対意見が寄せられた。 上野氏は日本における女性学のパイオニアとして知られ、今年4月に米タイム誌が発表した毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」にも選出された。
2024.08.07
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「スポーツは、フェアじゃない」 フェアだという「錯覚」に縛られて、どうする??? 2024-7-28 はんぺんパリ五輪・・・テレビ、特にNHKが、はしゃいでいるが、いつも違和感を感じ続けている。 (スポーツは、フェアに・・・)とよく言われるが、現実は、まったくフェアでは、無い・・・・ 東京五輪やパリ五輪などに、よく百数十か国が参加・・・というフレーズで、イベントの権威付けが企まれてきたが、これって数合わせだけやん!!! 今回のアメリカや日本などからの大選手団と アジア・アフリカなどの小国などの数人の選手団?との船上パレードを見ていて、実際に、対等で闘うって・・・可能なの・・・あり得ないだろう・・・・ 資金豊富な国家が手厚い保護を与え、選手育成に励める国と、国家財政が貧弱で選手層も薄く、かろうじて名目的(カタチだけ)に数人の(選手?)しか送り出せない小国・・・・そもそもスタートが、対等ではないわけだ・・・僕が、見ていて、白ける・・・違和感を感じる・・・というのは、そういう事なのだが・・・どうだろうか? そもそも、五輪で(何個メダルが取れるか?)って、報道の仕方が、おかしいだろう・・・メダルの獲得数が、国威発揚につながる世界には、僕は、ついて行けない・・・ 「五輪スポーツは、平和の祭典」とよくいうが、本当にそうだろうか? とも。(人類の歴史は、戦争の歴史だ)とよく言われるが、「勝った」「負けた」と争うこと自体は、スポーツも、同じではないか? 人間という動物は、理性的である反面、闘争本能があって、争いごとは、避けられない・・・だから、殺し合いは、避けて、(スポーツで、お茶を濁す)ことになるのか??? クーベルマン男爵は、そのあたりが、分かっていて、五輪運動に、力を入れたのだろうか?? そのあたりを僕は、良く知らないが・・・ これは、プロ野球や高校野球、あらゆスポーツに言えることだが、(「フェア」に装われた勝負事)を企画されて、我々は、まったくフェアでない試合・勝負事を見せつけられている・・・この事は、忘れてはならないと思う。 僕の周りには(自称阪神ファン)が多いが、プロ野球の球団各社の資金力が、勝敗に大きな影響力を持っている事実は、誰でも知っている。 ・・・それで、浮かれまくり、騒ぎまくるXXXファンには、誰かの手のひらの上で踊らされている現実が、見えてこないのだろう・・・ どうだろうか?? 皆さんは、どう思われるか? はんぺん
2024.07.28
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大きな社会の変動に乗り遅れる事なく、(政治)は、先導してきたのか? 人間の能力には、常に(限界)があること、(過ち)が付きまとう事を改めて思う・・・ 2024-5-1 はんぺん スーパーに買い物に行くことが多い。そのため、モノの値段には、敏感なつもりだが・・・ここ1~2年の諸物価の値上がりには、驚いてばかりだ・・・・ 我々、年金生活者には、諸物価高騰は、ボディーブローのように効いてくるのだが・・・十分な年金すら受給できない人々は、さらに深刻ではないか? 経済格差の拡大が叫ばれて久しいが、事態は悪化の一途だ・・・セーフティーネットは、ボロボロで、さらに政治が(格差是正)で、行動しているとは、まったく思えない・・・・潤沢な余裕資金を投資につぎ込む資産家たちは、株高で、ウハウハだ。他方、投資余力に欠ける庶民は、カツカツの生活資金でやりくりしている。 こんな政治を変えるためのハズの選挙では、国民に寄り添わない自民党の圧勝が続き、国民不在の政治が、まかり通っている。裏金問題で、金権からみの政治批判が、マスコミなどで、報じられる中で、敵失のチャンスを前にして、野党の意気が高揚しているようには見えないのは、なぜだろうか? かって、僕たちの月一回の政治学習会に参加していた(日本のこえ)というグループに所属されていた一人が、民主党政権確立の際に、大いに希望を持たれ、生き生きとされていたことを よく思い出す。残念なことに、この方はガンで早世されたが・・・期待の大きかった民主党政権は、あっけなく崩壊した。 その影響は、その後の日本の針路に、長く、長く、尾を引いてきた。民主党の(反省)は、どのようなものだったのか? 日本の政治史において、鳩山~菅直人~野田の政権とそれを支えた民主党の(大罪)を深く、心に想う。僕も、政権交代による社会革新政治を期待していたから、その後のドタバタには、心底、落胆し続けていた。 皆さんは、どう思われたか? はんぺん――――――――――――――――――――医療はぜいたく品、国も支え切れない…これから日本を襲う「お金が尽きて死ぬ時代」に備える“ダンドリ”の正しい知識 2024-5-3 冨島 佑允(多摩大学大学院客員教授)『2050年には全5261万世帯の44.3%に当たる2330万世帯が1人暮らしとなり、うち65歳以上の高齢者が半数近くを占める』 先月に厚労省の国立社会保障・人口問題研究所が公表したこの数字は一時Xでトレンドにランクインするなど、衝撃の波紋が広がっている。 “人生100年時代”と言われる一方で、歯止めの効かない少子高齢化が進む日本。先行きの見えない状況下で老後を迎えるにあたり、私たちはどう備え対処していけばよいのか。高齢者1人を労働者1.5人で支える時代令和5年版高齢社会白書によると、現在の65歳以上の人口は3624万人で、日本における総人口の29%を占めています。実に、3人に1人が高齢者という状況です。 高齢者が今後も加速度的に増えていく中で、状況はますます苦しくなっていきます。内閣府の調査(図2)によると、1950年時点では高齢者1人を12・1人の働き手(15~64歳)で支える状況だったのが、2015年には、高齢者1人を労働者2.3人で支える状況になっています。 さらに2045年には、高齢者1人を労働者1.5人で支えなければならなくなると予想されています。こういった状況の中で、昔のように長生きを素直に喜べない!という状況が現実のものとなりつつあります。 こうした新たな人生のリスク、すなわち、長生きしすぎて生活資金が底をついてしまうリスクのことを「長生きリスク」と呼びます。長生きリスクという言葉は、日本だけでなく、先進国にとって最大の懸念事項になっています。 バブル崩壊後の1990年代後半から現在に至るまでの期間は”失われた30年”と言われていますが、これからは”縮んでいく30 年”の始まりです。今後の日本を襲う怒濤の高齢化と人口減少から目を背けることなく、真剣に考えるタイミングが来ています。……と、ここまでは、主に「お金」の話ばかりしてきました。しかし、高齢者にとって、お金と同じかそれ以上に失いやすく重要な「健康」も、実は脅かされています。その点を考慮すると、実はもっとお金が必要になります。 日本の公的医療制度は素晴らしく、医療費のかなりの部分をまかなってくれます。しかし、それは、現役世代の労働者が支払う保険料と税金で運営されています。利用者に比べて現役世代が減っていくと、当然ながら規模や質の維持が難しくなってくるでしょう。 もはや国も耐えられない…2021年度「国民医療費の概況」(厚生労働省)を見ると、2021年度に国全体でかかった医療費約45兆円のうち、患者負担は約5兆円にすぎず、残り40兆円は全て税金と保険料から出されています。 また、厚生労働省「介護給付費等実態統計」によると、2022年の介護保険給付総額は約11兆1912億円となっており、過去20年間で2倍強に増加しています。これは、高齢者が増えたことで介護年金の支給件数や支給額が増えたことを示しています。こうした統計を見ると、日本の公的医療制度がいかに金食い虫かがわかるでしょう。 「自分は重い病気になんてならないから関係ない!」と思われるかもしれません。しかし、年を重ねてくると、足腰が悪くなったり病気を繰り返したりなど、命に別状はないけれども継続的な通院が必要になる場合もあります。若いころとちがって、生きているだけで医療費がかかるようになってくる場合が多いのです。 2021年度「国民医療費の概況」によれば、一人当たりの平均医療費は現役世代は年間20万円前後ですが、65歳を超えると75万円、75歳を超えると92万円まで上がります。夫婦だと、この2倍かかります。 現在はこの大部分が保険料と税金でカバーされるわけですが、公的医療制度が弱体化して、自分がほぼ全部の負担を被ることになると、果たして耐えられるでしょうか。 そのときに、生活の質(Quality of Life)をあきらめて何十年も我慢しつづけるのか、それとも医療の力を借りて少しでも快適に日々を過ごすのかという選択を迫られることになるでしょう。いずれにせよ医療費の問題は、年を重ねるにつれて切実になっていきます。 医療は「ぜいたく品」になる国民皆保険制度が存在しないアメリカでは、虫歯の治療をしたり、救急車を1回呼んだりしただけで、数百万円を請求されることもあります。医療にはお金がかかるというのが世界の常識です。 日本がそうなっていないのは、現役世代がまだたくさんいて、高齢者を支えているからです。その砂上の楼閣のような仕組みが、今にも崩れ去りそうになっているのです。公的医療制度が縮小、またはほぼ廃止に追い込まれたときには、医療は米国並みの「ぜいたく品」となり、生きていくためのコストは跳ね上がるでしょう。 このリスクは、今の日本における「老後」の議論からは見逃されてしまっています。 私のここまでの話を聞いて、この困難な時代を生きていけるのか、自分が年老いたころに日本はどうなっているのか、と不安になった人もいるかもしれません。ただ、時代が今後どうなっていくかの予測さえできれば、それに向けた方策を考えて備えることができます。長すぎる老後を生き抜くことは不可能ではないのです。 このお金のない時代を生き抜き納得のいく最期を迎えるためには、死ぬにもさまざまな面からダンドリをしておくことが必要となります。 寿命が長いということは、裏を返せば、その時間でいろいろな対策が打てるということでもあります。この本で自分に必要なダンドリを知って、さっそく準備に取りかかりましょう。
2024.05.01
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ダウンタウンの松本人志だけではない・・・たまたま、彼が有名人だったから注目されただけ・・・日本では(世界にも)よくある「“上納システム”接待」。性欲のコントロールは、どれほど難しいのか?まさに(もぐらたたき)のよう!!! 2024-4-21 はんぺん 松本人志の裁判が、始まったと報道されていた。世間は、興味津々といったところだが・・・どこにでもある、よくある話だ。たまたま、対象が、名の知れた有名人だったから、注目された。 人間は、動物の一員だ。まぎれもない事実だが・・・これを否定したがるのが、無知な人間で、昔の人々は、(ダ―ウインの進化論)は、唾棄すべきモノと非難したが・・・真実は、その後、明らかに・・・・ガリレオの地動説の場合も、同じだろう。無知は、恐ろしい・・・ ようやく、ここ数十年来、性差別に非難の目が向けられ始めてきたわけだが・・・人間の差別意識は、そう簡単には、是正される事はないだろう。人間を取り巻く環境の変化は、そう急速には進まないから・・・ 大陸の中国では、独裁者が、差別思想を強力に拡大再生産してきた。漢民族中心の中華思想により、周辺民族への差別的な弾圧政策を強化・・・(漢人でなければ、人にあらず)というわけで(人権)など無きに等しい状況だ。 これが、共産主義社会という(万人平等で、公正社会を実現させる)ハズの思想のもたらした産物というわけだ。歪んだ思想に洗脳されて、多くの人々が、人生を棒に振った。深く頭(こうべ)を垂れる・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――「性欲まみれの変態」扱いされた小原ブラス“上納システム”接待を唾棄 2024-2-15 読売新聞オンライン性加害に対して、社会の目が厳しくなった。セクハラや痴漢、強制わいせつなどを許さない風潮は、これまでももちろんあったが、昨年から今年にかけてはさらに険しいまなざしが向けられるようになったという社会の変化を感じる。 大きなきっかけは旧ジャニーズ事務所の性加害問題や、昨年7月の法改正で適用が開始された不同意性交罪ではないだろうか。従来の強制性交罪と準強制性交罪を統合し、嫌だと言えない状態になった被害者と性交に及んだ場合も処罰の対象となるなど厳罰化された。 これまで当たり前のようにドラマや映画で見られた壁ドンからの不意のキスや、なんとなくロマンチックな雰囲気から性的交渉への描写も違法行為になり得ることが、テレビの情報番組でも頻繁に取り扱われた。 「本当の同意か」男性の飲み方や遊び方に波及“上納システム”接待に憤怒したタレントの小原ブラスさん。ユーチューバーとしても活躍中 その後、ダウンタウンの松本人志さんが複数の女性に性的行為を強要していたという疑惑を巡って、次々と被害や証言が報じられている。 今から約6年前、米ハリウッドの元映画プロデューサーの性暴力を女優らが相次いで告発した#MeToo運動を 彷彿ほうふつ とさせる。アメリカのトレンドは数年遅れで日本にやってくる傾向があるためか、当時は日本の芸能界や社会に飛び火するほどの勢いはなかった。 このような芸能界を取り巻く性加害の問題を通して、これまで問題とされてこなかった事柄が問題視されるようになり、社会に影響を与えることはポジティブに捉えたい。 同意があったように見えても、それが「権力や空気に逆らえない同意だったのではないか」と疑い、「本当の同意かどうか」まで見極めなければならないというのは、これまでにはなかった考え方だ。 これが社会のスタンダードになれば、今後、男性の飲み方や遊び方にまで波及していくのではないだろうか。 僕自身、若い頃の飲み会ではあまり気が付かなかったが、会社を経営する立場になり、上の世代の会食に参加する機会が増えると、びっくりするくらい気分を害する場に出くわすことがあった。 会食というと、集まった人同士が親睦を深めたり、信頼関係を築いたり、今後も仕事でお世話になるからと、どちらかがもてなすことを目的とすることが多いが、そのもてなし精神が訳のわからない方向へ暴走することがあるのだ。 特にイラッとくるのが男性だけの会食で、主催者が女性を数人呼んで、座席も男女男女男と交互になるような配置にされているときだ。僕からすると隣の女性は「どちら様?」となるのだが、女性がいることで会話が盛り上がるというのが理由らしい。 主催者からするとおもてなし精神だけではなく、「オンナのコを集めることができる俺のコネクションすごいだろ」という自慢やマウントを披露する場でもあるようだ。 大抵は主催者の知り合いの接待要員で、帰りに数万円のタクシー代を持たせることで参加してもらったり、最近はギャラ飲みアプリで依頼をされたりして来る女性もいると聞く。ギャラ飲みとは、飲み会の主催者が参加者に対してギャラ=謝礼金を支払う仕組みのことだ。 無法地帯の「ギャラ飲み」や「パパ活」一度僕がゲイだという理由で、隣にイケメンを配置されたことがあったが、さすがにそのときはキレた。知らないイケメンが隣にいても何を話していいか分からないし、全然うれしくもない。親睦を深めるためになんで知らない他人を挟まないといけないのか全く理解できない。まるでこっちが性欲にまみれた変態だとバカにされた気分にすらなったのだ。これを良しとする男性は「俺もまだまだ現役だと認められた」みたいに解釈して喜ぶのだろうか。 「若い女の子がいるだけで盛り上がるから」などと言う人もいるが、自分の性の対象となる知らない人が隣にいて楽しい理由とは何なのだろうか。すごいすごいと無邪気に持ち上げられて自慢をしたいなら、異性よりも同性の方が良さそうなものだ。 それが性の対象となる人物でなければならないのは、やはり性欲を満たす行為をすること、すなわち“ヤれる”かもしれない期待を心のどこかに抱いていると、その会話自体が楽しいと錯覚できるからに他ならないと思う。もしそうなのであれば実際に性的行為がなかったとしても、それって“性の上納システム”そのものだし、性犯罪の温床となるような危険な状態だと僕は思う。 そんな場に既婚者がいることもあるのだから本当に気持ちが悪いの一言。もちろん健全な会食もたくさんあるので、会食そのものに参加しないわけではないが、今は参加者に知らない人がいないか必ずチェックするようにしている。 今まで見過ごされてきた「異性を同席させるコミュニケーション」というものを、そろそろ改めるべき時期が来たのだ。 百歩譲ってキャバクラやホステスなどの風営法で定められたビジネス形態は理解できる。しかしながら、何の規制もルールもなく、性犯罪の温床になり得るギャラ飲み、性交渉がないテイを装った実質的な援助交際であるパパ活はもっと厳しい目が向けられるべきではないだろうか。少なくとも堂々と運営されているパパ活マッチングアプリや、ギャラ飲みマッチングアプリはどうにかしてほしいものだ。(タレント 小原ブラス) プロフィル・・・・小原ブラス(こばら・ぶらす)タレント・コラムニスト1992年、ロシア・ハバロフスク生まれ。6歳から兵庫県姫路市で育つ。「見た目はロシア人、中身は関西人」というインパクトに、「めんどくさい」「ひねくれ者」と言われるほど独特の視点を生かしたコメントが魅力。テレビのバラエティ番組などにコメンテーターとして出演し、SNSの話題から政治・社会問題までコテコテの関西弁で鋭く斬る。ゲイをオープンにし、幅広い層の支持を集める。
2024.04.21
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「男は自発的には変わらない」「権利は天から降ってこない」「女性が、声を上げて言い続ける必要がある」(上野千鶴子) 2024-4-9 はんぺん 僕が、よく言う(口先だけの革命ごっこ)のことだが・・・本で読んだ、あの連合赤軍時代の重信房子や遠山美枝子のことを思い出す。 「革命」を叫んでいた(もっとも先進的、共産主義的闘争組織)のハズの赤軍活動の中で、彼女たちは、頻繁に差別的に扱われていたことを、重信自身が回想していた。女兵士たちは、男兵士たちと対等に渡り合えるように、必死に!(男以上に)頑張ったが、(女性)差別思想すら脱却できなかった男兵士たち・・・ また、あの1970年前後の学園闘争時、京大闘争に共鳴して参加していた上野千鶴子氏(現:東大教授)は、封鎖バリケードの中で、嫌というほど女性差別を目にしたという。 (革命ごっこ)の全共闘の男性闘士たちとは、しょせん、そんなものだったのだ・・・・ そう、差別の無い新しい社会革命を目指していた闘士たち自身が、前時代的な古い思想から、一挙に逃れる事が不可能だったことは・・・僕でもわかる。 問題は、彼らの謙虚さに欠けた(革命?)運動全般のことだ。青二才の若造たちが、「革命」と称して、上から目線で、学友大衆を、労働者大衆を(指導)するという(傲慢さ)(のぼせあがり)のことだ。 もっとさかのぼれば、あの戦前の日本共産党時代、アジト(隠れ家)での地下組織活動の最中だが、この党はハウスキーパーという名の女性を 身の回りの世話をさせるためと称して、(当てがっていた)という黒歴史があった。 天皇制絶対主義の嵐の中、過酷な弾圧の下、個々の活動家を守るという名目は、当時は正当化されたのだろうが・・・今から見て、違和感を感じるのは、個々の活動家が、なぜ男性ばかりだったのか?優れた女性もいたのではなかったのか? という事だ。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん (ウイキペディアから・・・・)ハウスキーパーとは、日本共産党男性党員や活動家の世話したり、または一緒に生活していた女性の総称。基本的に当該女性らは同党のシンパ、党員または活動家であった。戦前において、日本共産党の男性活動家の世話、または同棲していた女性活動家や女性シンパ、を意味する言葉。非合法な共産党活動をする男性への世間の眼をごまかすために同棲者、実質的には妻同様の役目をする。 それ以前はマスメディアなど党外では、彼女らを「情婦」「内妻」「内縁」と呼んでたが、戦前中に党外にも伝わった。 戦前の1933年に検挙された山下平次は「(日本共産党における)ハウスキーパー」とは 独身男性(一人暮らしの男性)は目立つこと、家を留守にすることが危険であること、警察などが来た際に時間稼ぎ役にすること、担当男性活動家が検挙された際に関係物品を処分する役目などを理由に男性党員が必要時に上層部に「請求」していたと明かした。 ――――――――――――――――――――――――――上野千鶴子さん、なぜ「女」は辛いのですか?20~30代が知らない、日本の「女の歴史」 治部 れんげ(ジャーナリスト ) 2016/02/01 東洋経済オンライン 妊娠・出産で会社を辞めざるをえなくなる、育休から復帰後は会社に居場所がない、夫が家事育児を手伝ってくれず心身ともに追い詰められる――。 結婚・妊娠・出産といったライフイベントによる生活の変化に苦しむ女性は多いものです。「男女平等は当たり前」と言われて育ってきたいまの20~30代の中には、そこで初めて自分が「女」だったと気づく人も少なくないのではないでしょうか。 日本のフェミニズムを引っ張り続ける上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)は、現実に苦しむ女性たちに向けて、これまで大事な言葉をたくさん発信してきました。新著『上野千鶴子のサバイバル語録』でも紹介された過去の名言を振り返りつつ、上野さんにそれらのメッセージの背景と今の思いについて語っていただきました。 ■上野語録1:女はすでにがんばっている私は「がんばって」と他人に言うのもイヤだし、他人から言われるのもイヤだ。がんばりたくなんかないのだから、それでなくても女はすでに十分がんばってきた。がんばってはじめて解放がえられるとすれば、当然すぎる。 今、女たちがのぞんでいるのは、ただの女が、がんばらずに仕事も家庭も子供も手に入れられる、あたりまえの女と男の解放なのである。 ――4月から新しい法律が施行されることもあり、「女性活躍」への関心が高まっています。当事者の感覚とはギャップがあるようで、子育てしながら働いている女性たちは大抵「別に輝かなくていいから、ふつうに働きたいだけ」と言います。どうして、こんなギャップが生まれるのでしょう。 そうですね。新しい法律や最近の風潮を語る前に、これまで何が起きたか、この社会は変わったのか、変わらないのか、読者の皆さんと認識を共有しておきたいと思います。 男女雇用機会均等法は、白鳥ではなくカモになった 「女性の活躍」は労働市場に女性を引っ張り込むためのキーワードですが、ほぼ同じことを目指した法律が、30年前に作られました。男女雇用機会均等法(均等法)です。 この法律が何をもたらしたのか、20代30代の皆さんはご存知でしょうか。昨年2015年は、均等法ができてちょうど30年という節目の年でした。日本学術会議で開かれた「均等法は白鳥になれたのか?」というシンポジウムで私が話したのは、「均等法は30年経って、白鳥ではなく鴨になった」ということでした。「カモられる」鴨、のことです。 もともと、均等法は完璧なものではなく、妥協の産物だったから「みにくいアヒルの子」として産まれた。それはその後、白鳥になれたのか? という比喩を使ってテーマ設定をしたわけです。 結論から言えば、白鳥にはなれず、「ネオリベのカモ」になってしまったと。ネオリベことネオリベラリズムのもとで、女性を分断する結果になってしまいました。 「努力すれば報われる」の罠 ■上野語録2:男に有利なルールでの競争この家庭責任を免れた男性労働者たち、一歩家を出れば「単身者」のふりをできる男たちと「対等の」競争に参入するのは、女性にとって最初から負けがこんだ勝負です。 家庭を持つことをあきらめるか、他の誰か(実家の母や姑)に家庭責任をおしつけるか、さもなければがんばってカラダをこわすのがオチでしょう。 つまり「男並みの競争」とは、もともと男に有利にできたルールのもとでの競争を意味します。そのなかにすすんで入っていく女が、悲壮に見えたり、あほらしく見えたりするのも、当然でしょう。こんな「機会均等」、だれが望んだ?……と女性が言いたいきもちは無理もありません。 ――それは、女性労働者は「新自由主義(市場原理主義)のカモにされた」という意味でしょうか? そういうことです。均等法以降、高学歴の女性たちは、男性と同じように働けるようになったと、思っている方もいるでしょう。その前提にあるのは、「頑張れば、努力すれば報われる」とか「能力があれば報われる」という優勝劣敗、自己決定・自己責任の原則を押しつける、新自由主義と呼ばれる「機会均等」の競争原理です。 新自由主義は学校空間から企業社会に至るまで、深く浸透しています。高学歴の女性たちは、頑張って勉強したらいい学校に進むことができた。学校にいるあいだは努力が報われてきたから、この社会に依然として残る差別構造に気づかない。今やエリート女性は、そうでない女性と連帯することが難しくなりました。 20代30代女性は、優秀な人ほど、ネオリベのカモにされやすい。それまでは「努力が報われてきた」と思えるこの世代が、性差別の構造に気づくのは、妊娠・出産であることが多い。ケア責任を持つと、男並みの長時間労働ができなくなりますから。ここで初めて、気づくのです。今の働き方が男に有利にできたルールだと。 ■上野語録3:仕事と夫と子どもを手に入れても 規格品の優等生の女たちは、がんばった分だけ、報酬があると思いこんでいる。なぜならこれまで努力が報われなかったことはなかったからだ。<略>そして仕事のほかに、夫と子どもを手に入れた後で、こんなはずじゃなかった、と愕然(がくぜん)とする。職場も、家庭も、変化した女の規格に合わない時代遅れの仕様のままだからだ。 ――女性がケア責任をひとりで引き受ける構造が変わらない限り、「活躍」も「頑張って報われる」もあり得ない、ということですね。 そうです。均等法が「ネオリベのカモ」になった理由、もうわかっていただけますよね。男性の働き方を変えずに、男性仕様のルールで動く職場に入っていく女性だけを均等待遇したことが問題だったのです。 原則的に「男は自発的には変わらない」 男性の働き方を変えるというのは、育児や介護といったような「ケア」、つまり、女性がずっと無償で担ってきたことを、男性も責任を持って分担することを意味します。最近、少し変化を感じるのは、男性が家事を「手伝う」という言葉はおかしい、と言う人が増えたこと。インターネットでそういう意見を目にしますね。男性も家事をするのが当たり前だから、お客さん感覚で「手伝う」は違うでしょうって。 よい変化もある一方で、30代40代の「活躍している女性」から彼女たちの夫について、聞くと本当にがっかりするの。エリート女性の夫は、同じくエリート男性。彼らは驚くほど家事も育児もしない。なぜって妻が要求しないから。この点では日本の男性は何十年も、変化がありません。 ――夫の家事育児分担・参加は読者層の20代30代ビジネスパーソンの関心が高いテーマです。 原則的に「男は自発的には変わらない」ということを伝えたいです。要求しても変わらないことが多いのに、要求しないかぎり絶対に変わりません。最も切実な関係にある相手から言われて初めて変わる。だから、結婚しているのなら、妻が言うしかないわね。 今の日本の夫婦は、共働きでも女性の方が家事や育児の大半をやっていることが多いでしょう。お話したように、夫を変えられるのは妻だけ。妻が要求しないと夫は変わらない。残念ながら現実を見ると、妻が何も言わないことでうまくいっているカップルも多いわよね。妻は不満を飲み込んでいる。でも飲み込むと、身体の中に毒が回る。だから、フェミニズムを知って解毒剤にしてほしいの。 ――フェミニズムは解毒の役に立つのですか。 ものすごく役に立つわよ。私も、自分が生きていくのにとても役に立ったもの。だからこそ、若い世代にフェミニズムを知ってほしい、受け継いでほしいと思います。 フェミニズムを知ると、生きづらくなる、という人もいます。たしかに多くの場合、問題の根深さ、構造を知ると、簡単には解決できないとわかるから、短期的にはつらくなるでしょう。それでも、長期的には、フェミニズムはあなたをラクにしてくれるはずよ。 そうだったのか! と、問題の本質を知ることで、知的快感を覚える人もいますが、それだけではありません。自分が感じている、もやもやした感覚、これはおかしいんじゃないか、という言語化できない感覚に、言葉が与えられて、社会とつながっていくから。 権利は天からは降ってこない ――具体的に、どうすればいいでしょうか。 女性が、声を上げて言い続ける必要があるわね。さっき、夫に家事を要求すべし、とお話しましたが、女性は、身近な男性だけでなく、会社と社会にも要求するべきです。だって、今の働く女性がお茶くみをしなくて済むのはなぜか、考えてみたこと、ありますか? 誰か上の世代の女性が、お茶くみはしたくない、と言ったからです。 特に働く女性に言いたいのは、あなたが今、お茶くみをしなくて済む環境は、あなた以前の女性たちが作ってくれたもの。権利は天から降ってくるものではないんです。 だからあなたには、今のあなたが少しでもラクになるように、要求して声を上げてほしい。自分は何もせずに人が作ってくれた環境に甘んじていてはダメ。それではフリーライダー(ただ乗りする人)になってしまうから。 ■上野語録4:権利は天から降ってこないあなたたち、みんな忘れているのが、労働基準法だって雇用均等法だって、天から降ってきたわけではないってこと。みんな、裁判などで闘争して勝ち取ってきたのよ。 (撮影:今井康一)―――――――――――――――――――――――――(ウイキペディアから・・・・)フェミニズム(英語: feminism)とは、女性解放思想、およびこの思想に基づく社会運動の総称である[1]。政治制度、文化慣習、社会動向などのもとに生じる性別による格差や性差別に影響されず、男女が平等な権利を行使できる社会の実現を目的とする思想または運動である[2][3]。男女同権主義に基づく、女権拡張主義、女性尊重主義ともいう[1][4]。 ―――――――――――――――――― フェミニズムとは? IDEAS FOR GOODから フェミニズムとは、性差別をなくし、性差別による不当な扱いや不利益を解消しようとする思想や運動のことである。 フェミニズムはその歴史から女性権利向上・女性尊重の運動だと捉えられがちだが、男性嫌悪や女性だけを支持するものではなく、男女両方の平等な権利を訴える運動である。そのため、行動や発言に表れるあらゆる性差別から、社会や制度に根付いた構造的性差別まで、幅広い事象を対象とする。
2024.04.09
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これが「清く 正しく 美しく」をモットーとする宝塚の舞台の真実だった! 2024-3-13 はんぺん (野球バカ)は、野球の世界ばかりではない。あの弟弟子をイジメぬいた兄弟子の相撲の世界・・・ゲバ棒や角材を振り回した(過激派)学生や、連合赤軍兵士たちも、やはり青二才の(未熟な)若者たちだったのだ・・・ 若者たちの悲劇を(総括)せずに、見て見ぬ振りをしてきた社会主義真理教の信者も、この2024年の現在も蠢いている事に、驚きを禁じ得ない・・・ 「有愛(ありあ)を知る別の同期生の母が嘆く・・・「それでも歌劇団の世界しか知らない子たちは辞めることはできないんです。」(本文)・・・(野球バカ)の典型が、ここにも・・・・!!! これって、彼ら若者たちの責任だろうか? 僕は、周囲の大人たちの責任が、もっとも重大だと考えている。 若者たちが、夢を持つのは、大切だ。それが、未来に希望を抱かせるから。そこで、社会経験豊富な、周囲の大人たちが、適切な人生教育で、関わるべきではないか? と。 今回、宝塚の若い卵が、自殺に追い込まれた・・・社会的に、大きく取り上げられたので、多少・・・多少だが、宝塚歌劇団は、変わるかもしれない。しかし、このヒエラルキーに、メリットを享受してきた権力層(支配者)は、必死の抵抗をすることだろう・・・・ことは容易に想像がつく。 今回の自殺した彼女と同期の元団員の母は、宝塚を「異常な世界」と断言している。その内実は、すでに何度も、暴露されてきた・・・・・・・・・・・・・「舞台での立ち振る舞いに関する上級生からの罵倒やクレームは日常茶飯事。うちの娘は、人格を否定するような言葉を投げかけられることもありました。上級生からダイレクトに注意をされるのではなく、まるで伝言ゲームのように上級生が下の代に、さらに下の代に伝えていく」(本文) これに見て見ぬ振りをしてきた大人たち・・・・そう、僕には、あの全体主義が、市民を抑圧し、暴虐に見て見ぬ振りをしてきた、日本のリベラルたちの姿と 見事にオーバーラップしているのだ!!! 何というハレンチな事だろう!! 皆さんは、どう思われるか? はんぺん ――――――――――――――――――――――――――原文から・・・・・・ 指導”と称した説教は夜中まで続き、亡くなる直前は深夜12時過ぎにまで及んでいました。宙(そら)組には新人公演のメンバー以外の上級生が約20人いますが、世話役である組長やトップスターは見て見ぬふりをしていました」(本文) 「実は、こうした言動は、宝塚の“お家芸”とも言えるものだ。宙組に所属する別の期の数十人を連ねるグループLINE。そこには、常軌を逸した“集団リンチ”の様子が克明に・・・ある時は、稽古でミスを連発した下級生が集中砲火を浴び、〈まじでいい加減にしろよ〉〈お前、ぶっとばすぞ〉〈一刻も早く謝れよ〉というメッセージが深夜まで絶え間なく続く。」(本文) 「下級生が〈すみません〉と謝罪しても〈許さねえから〉と拒絶。ほとぼりが冷めると、上級生は次の標的に狙いを定め、同じ言葉を投げかける。」(本文) 「“お叱り”と称して、下級生を寮のロビーに呼び出し、深夜から朝6時まで拘束。一睡もさせてもらえず、6時半に劇場に行くこともあった。一度上級生のターゲットになれば、衣装は破かれ、小道具は隠される。小道具の担当者は、それらが隠されたり捨てられたりすることを想定し、多めに作っているほど。また、上級生に『メイクの仕方を教えてあげる』と言われ、目の中に白粉をねじ込まれた下級生もいます。ストレス性難聴や適応障害になり、通院している子も多い」(前出・宝塚関係者) 「舞台での立ち振る舞いに関する上級生からの罵倒やクレームは日常茶飯事。うちの娘は、人格を否定するような言葉を投げかけられることもありました。上級生からダイレクトに注意をされるのではなく、まるで伝言ゲームのように上級生が下の代に、さらに下の代に伝えていく」(本文) ―――――――――――――――――――――――――――「まじでいい加減にしろよ」「お前、ぶっとばすぞ」宝塚宙組“集団リンチ”グループLINE“驚愕の内容”「彼女を追いつめた魔物の正体は…」《週刊文春全文公開》 2024-3-29 文春オンライン 宝塚歌劇団の劇団員の女性(25)が昨年9月に自死した事件。3月28日、劇団と遺族側代理人弁護士がそれぞれ会見を開き、遺族が主張してきた、上級生らによるパワハラ全てを認め、阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が遺族に謝罪したことを発表した。 週刊文春は昨年2月に「ヘアアイロン事件」を報じたほか、上級生によるパワハラ行為の実態について問題提起を行ってきた。女性が自らの命を絶った直後の記事を改めて全文公開する(初出:週刊文春2023年10月12日号/年齢・肩書などは当時のもの)。 ◆ ◆ ◆ 9月30日、高層マンションの最上階から身を投げた女性は、現役タカラジェンヌだった。なにが彼女を追いつめたのか。「清く 正しく 美しく」をモットーとする宝塚の舞台裏に潜む「魔物」の正体とは――。 突然の訃報から一夜明けた10月1日。仲間を突如失った同期生の母は、言葉を選びながら悲痛な胸の内を吐露した。 「うちの子は、今年退団しました。本人が『やめたい』と。宝塚歌劇団は厳しい世界。人間関係だけでなく、劇団、(親会社の)阪急のやり方を含めて、理不尽なこともたくさんあります。でも、うちは無理をさせるつもりはなかった。彼女の自殺の理由は、きっと1つじゃないはず。誰しもに可能性があることなんじゃないかと思います」 兵庫県宝塚市。武庫川に臨む高層マンションの最上階から身を投じた女性は、トップ娘役になることを夢見たタカラジェンヌだった。 「9月30日、午前7時4分、マンション住民が敷地内の駐車場に女性がうつ伏せで倒れているのを発見し、110番通報。着衣に乱れや事件性をうかがわせる傷がなかったため、自殺と見られています。駆けつけた捜査員が18階を調べたところ、通路に彼女の所持品と思われるビニール製の手提げ鞄を発見し、身元が判明した」(社会部記者) 宝塚に入団した妹と2人で暮らしていた 彼女の名前は、宝塚歌劇団の宙(そら)組に所属する有愛(ありあ)きい(25)。1998年4月、有愛は京都市で140年以上続く由緒ある漬物屋に、双子の姉妹の長女として生まれた。15年4月、宝塚音楽学校に入学。17年3月、40人いる103期生として劇団に入団する。 「彼女の妹は1期上の102期生として入団した、雪組の男役・一禾(いちか)あおです。有愛の入団が1年遅れた理由は怪我だったそう。姉妹仲は良く、普段からお互い悩み事を相談していた。最近はお父さんが所有するマンションに2人で暮らしていました」(演劇評論家) 有愛の初舞台は17年4月。順調にキャリアを重ね、将来を嘱望された。 「宙組67人の中で歌唱、ダンス、芝居と3拍子揃った中堅どころ。とりわけ歌唱力に定評がありましたが、娘役にしては身長164センチと背が高いため『トップ娘役になるのは難しい』と言われていました。明るい性格で、下級生の面倒見も良かった」(同前) 宙組公演「PAGAD」が初日を迎えたのは、9月29日のこと。その日、有愛は普段と変わらぬ様子で舞台に立ったが、その翌日、彼女が宝塚大劇場に姿を現すことはなかった。 「劇場では『休演者』扱いになっていた。当日午後、『宝塚舞踊会』の稽古を終えた妹の一禾は事態を知り、その場で泣き崩れていました」(舞台関係者) 宝塚という舞台でスポットライトを浴びた約6年間。彼女の心を蝕み、死に追いやった魔物の正体は、いったい何なのか。 宙組はまさに“学級崩壊” 「あの子は成績優秀者だし、新人公演を仕切る資格は十分ありました。しかし、負担が相当大きかったことは事実でしょう。宝塚には5つの組がありますが、月組には7人、花組には8人の103期生がいるのに対し、宙組は有愛さん含めて3人。おまけに男役の亜音有星(あのんゆうせい)は休演中。有愛さんが中心となり、実質2人で新人公演の準備をしなければならなかった」(前出・舞台関係者) 宝塚には、入団1~7年目の生徒だけで行う新人公演という舞台がある。本公演の期間中、各劇場1公演のみ若手が普段上級生がやる役を演じるのだ。ファンにとって次世代スターを見つける機会、若手にとっては将来の飛躍に繋がる檜舞台である。 最年長の7年目として新人公演の宙組リーダーを任されたのが有愛だった。新人公演の演出は本公演を担当する演出家ではなく、演出助手が担当。多くの生徒が舞台上で輝けるよう配慮するのが通常の姿だった。ところが――。 「ここ数年は生徒たちがフォーメーションなどの演出を一部差配するのが慣例になっていた。彼女たちが演出に深く関わると、どうしても軋轢が生まれてしまう」(宝塚関係者) 演出をめぐり、有愛は次第に孤立を深めていく。 「下級生から『なんであの子があの位置なの。公平じゃない』などと突き上げを受けていました。宙組は、よく言えば自由闊達。悪く言えば、上下関係の規律が乏しい。まさに“学級崩壊”で彼女は板挟みになっていた」(同前) それに加え、有愛を苦しめたのは、上級生からの度重なる罵声だった。有愛の知人が重い口を開く。 「新公長(新人公演のトップ)として、上級生から尋常ならぬ怒号を浴びせられていた。“指導”と称した説教は夜中まで続き、亡くなる直前は深夜12時過ぎにまで及んでいました。宙組には新人公演のメンバー以外の上級生が約20人いますが、世話役である組長やトップスターは見て見ぬふりをしていました」 実は、こうした言動は、宝塚の“お家芸”とも言えるものだ。小誌が入手した、宙組に所属する別の期の数十人の生徒が名を連ねるグループLINE。そこには、常軌を逸した“集団リンチ”の様子が克明に刻まれている。 ある時は、稽古でミスを連発した下級生が集中砲火を浴び、〈まじでいい加減にしろよ〉〈お前、ぶっとばすぞ〉〈一刻も早く謝れよ〉というメッセージが深夜まで絶え間なく続く。下級生が〈すみません〉と謝罪しても〈許さねえから〉と拒絶。ほとぼりが冷めると、上級生は次の標的に狙いを定め、同じ言葉を投げかける。 「目の中に白粉をねじ込まれた下級生も…」 「“お叱り”と称して、下級生を寮のロビーに呼び出し、深夜から朝6時まで拘束。一睡もさせてもらえず、6時半に劇場に行くこともあった。一度上級生のターゲットになれば、衣装は破かれ、小道具は隠される。小道具の担当者は、それらが隠されたり捨てられたりすることを想定し、多めに作っているほど。 また、上級生に『メイクの仕方を教えてあげる』と言われ、目の中に白粉をねじ込まれた下級生もいます。ストレス性難聴や適応障害になり、通院している子も多い」(前出・宝塚関係者) 冒頭とは別の有愛と同期の元団員の母は、宝塚を「異常な世界」と評する。 「舞台での立ち振る舞いに関する上級生からの罵倒やクレームは日常茶飯事。うちの娘は、人格を否定するような言葉を投げかけられることもありました。上級生からダイレクトに注意をされるのではなく、まるで伝言ゲームのように上級生が下の代に、さらに下の代に伝えていく」 もっとも過酷なのは新人公演に向けた稽古だという。 「稽古は本公演の合間に深夜まで続く。生徒たちはちゃんと本番を迎えることができるのか、プレッシャーに晒されながら過ごしていますが、演出家や上級生に意見を言うことはできない。そんなことをすれば、干されるのがオチ。いくら努力しても演出家などの覚えがめでたくない子は役が与えられないのが宝塚なのです」(前出・舞台関係者) 「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年10月12日号 ―――――――――――――――――――――《全文公開》「前日、母に“精神的に崩壊して…”」宝塚宙組娘役(25)を追いつめた劇団の隠蔽体質「ヘアアイロン事件にも蓋を…」・・・・自殺に追いつめた《罵声、隠蔽、板挟み》 週刊文春 2023年10月12日号 有愛の転機となったのは、21年夏の宙組公演「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」。彼女が新人公演で抜擢されたのは、ホームズの相棒であるワトスンの恋人・メアリー役だった。本公演でその役を演じたのは、14年に100期生として39人中5番の好成績で入団した天彩峰里(あまいろみねり)。事件が起こったのは21年7月20日の新人公演の直前のことだ。 「天彩が有愛に対し、『前髪の作り方を教えてあげる』と言い、高温のヘアアイロンを彼女の額に押し付けたのです。有愛はショックを受け、新人公演のときはギリギリの精神状態で出演していたといいます」(宙組関係者) 有愛は体調不良を理由に、同年の秋冬公演「プロミセス、プロミセス」を全日程休演している。 「有愛が親族に相談し、親族が怒ってプロデューサーに話したことで劇団が知ることになったのです。ところが、有愛は泣きながら『天彩さんが怖いから大事(おおごと)にしたくない』と訴えた。さらに、天彩は『私、そんなことしません』と事実無根を主張したため、事件はなかったものとして蓋をされたのです」(同前。改めて劇団に問い合わせたところ「前髪づくりを手伝った際、『誤ってあたってしまった』と両当事者からの証言を得ております。『押し付けた』事実はありません」と回答) 口癖のように『事実無根』と繰り返して隠蔽 小誌は今年2月9日号でこのイジメ疑惑を報じた。すると、有愛は「天彩さんに申し訳ないことをした」と話し、みずからを責めたという。実は、この一連の経緯にこそ宝塚の“病理”が横たわっているのだ。 「劇団は不都合な出来事は一切公表せず、口癖のように『事実無根』と繰り返して隠蔽。そのまま立ち消えになるのが、いつものパターンです。生徒たちは同期愛が強く、『同期が分かってくれているならいい』と耐え忍ぶ。大事(おおごと)にすると、プロデューサーや制作部長から干されてしまう。役が欲しい生徒たちは、宝塚ファンである親のためにも健気に耐えるしかない」(同前) 劇団の隠蔽体質が垣間見えるエピソードは、そればかりではない。小誌は、今年1月19日号で「宝塚娘役を追い詰めたトップ 真風涼帆の陰湿イジメ」と題した記事を掲載。宙組トップスター(当時)の真風涼帆(まかぜすずほ)が、相手役だったトップ娘役の星風まどかを「下膨れ顔」「デブ」などと罵倒し、1時間の正座を強いていたことを報じた。その顛末を知る俳優が、匿名を条件に打ち明ける。 「一連の記事が出た後の2月上旬、組長が上級生と下級生を招集し、組子全員の前で『弁明会』を開いた。それは、名前を呼ばれた生徒が『そのようなパワハラはなかった』と話していくというもの。一事が万事、『事実無根』の一点張り。ところが、有愛さんを含む下級生は、発言の機会すら与えられなかった」 「スタッフがやればいいことまで演者に丸投げ」 記事の掲載後、宝塚の体質などに疑問を抱いた有愛の同期生2人が退団。時を同じくして、有愛に降りかかる重圧は、物理的にも限界を超えていた。 「個々の演者の負担があまりに大きすぎます。公演中におしぼりが配られたのかを確認する『おしぼり表』や、音源の掛け方などを詳細に記入するマニュアルの作成から衣装、小道具の扱いに至るまで仕事は多岐にわたる。本来、演者は稽古時間を確保しなければいけない。それなのに、劇団はスタッフがやればいいことまで演者に丸投げなのです」(元劇団スタッフ) 多くの生徒が心身の不調を抱える中で、劇団は彼女たちの精神的なケアを行ってこなかった。有愛を知る別の同期生の母が嘆く。 「それでも歌劇団の世界しか知らない子たちは辞めることはできないんです。周囲からも『せっかく難関を突破したのに』と言われ、自分を追い詰めてしまう。劇団はそんな思いに付け込み、『不満があるなら辞めればいい』というスタンスを貫いています」 10月1日、「宝塚舞踊会」が兵庫・宝塚バウホールで4年ぶりに開催された。開演前、木場健之理事長は観客に対し、次のように挨拶したという。 「昨日の報道については哀悼の意を表します。しかしながら、現段階では詳細は公表しません」 さらに木場理事長は翌日、「お客様にはご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます」という、わずか305文字の紋切り型のコメントを公表したのだった。 「不祥事などが起こると、みずから説明することはなく『報道が出たので』として声明文を発表するだけ。自ら矢面に立つことを嫌い、会見を開くことはありません。 今年5月15日、『1789〜バスティーユの恋人たち〜』の取材会では、星組トップスターの礼真琴が『千秋楽から約2カ月の休養を取る』と、みずから発表。本来であれば理事長が会見で発表するべきで『生徒を全く守っていない』と非難囂々でした」(前出・宝塚関係者) 多くの関係者の証言から浮かび上がるのは有愛が新人公演の準備を進める中で、過度な緊張とストレスに苛まれ続けていた姿だ。9月28日夜には上級生から強烈な罵声を浴びせられた。肉体は竦(すく)み、精神は悲鳴を上げている。 9月30日早朝、手提げ鞄を手にした有愛は、いつも通りのガーリーな普段着に身を包み、17階の自室を出た。10月19日の新人公演の本番に向け、初稽古が行われる日だ。 だが、彼女は下層階に降りることなく1つ上の18階に歩を進める。滔々と流れる武庫川の先には、宝塚大劇場の鳶色の屋根が見える。彼女は鞄を通路に置くと、何百回と足を運んだ憧れの聖地に向かって身体を前傾させ、一気に身を委ねた――。 死の前日、母に送った言葉・・・・ 実は死の前日、有愛は母に、こんなメッセージを送信している。 〈28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している……〉 彼女の母は、熱心な宝塚ファンだった。姉妹の活動を誰よりも応援し、二人三脚で俳優生活を支えた。母の隣には、漬物屋の経営者として何不自由なく育ててくれた寡黙な父がいた。 「お父さんはSNSなどでも家族のことを喧伝しないのですが、ある日、数人で食事をしたとき『娘が宝塚にいるんだ』と嬉しそうに話していたことが印象的でした」(別の知人) 10月2日、娘を亡くした母は関係者に対し、一通のメールを送信した。 「皆様のお気持ちは有り難く頂戴いたしますが、家族だけで見送ってやりたいと思っております。告別式は10時45分からです。今まで有り難うございました」 悲痛に満ちた家族の声を宝塚はどのように受け止めたのか。生徒の間で横行するパワハラ、精神的ケアの対策等について尋ねると、書面で次のように回答した。 「ご親族の心情ならびに弊団員の心身の状況を考えると、このような時期に、プライバシーも含めた質問に対して回答することは致しかねます」 103期をよく知る劇団関係者が憤りを隠さず言う。 「劇団は絆が深かった有愛さんの同期に対してすら、いまだ自殺の詳細を伝えていません。彼女たちは劇団に対して働き方の見直しや精神的ケアの必要性を訴える意見書を提出することを計画しています」 1人の俳優の死が、旧態依然とした劇団に大きな風穴を開けようとしている。
2024.03.13
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彼女の自殺が無ければ、経営者(阪神阪急ホールディングス)、宝塚歌劇団たちは、頭を下げることは無かった・・・人間って、汚いね!!! 2024-3-12 はんぺん こういう人権欠落の現実を知っていた人も多かったが、誰も、動こうとはしなかった。なんと白々しい(宝塚ファンタジー)だったのだろう・・・ 宝塚の「清く 正しく 美しく」をモットーとする建て前が、ウソだったという事が・・・彼女の自殺で、初めて、白日の下に晒された。 彼女の自殺が無ければ、経営者(阪神阪急ホールディングス)、宝塚歌劇団、スポンサー企業、歴代のOGたちは、見て見ぬ振りを続けるつもりだったのだろう・・・ いつまで、きれいごとで、済まそうというのだろうか? 人間の醜さを、これほどまでに露見する事になるとは・・・呆れ果ててしまった。 彼女の貴重な人生を奪って、なおかつ反省の無い経営者(阪神阪急ホールディングス)、宝塚歌劇団、スポンサー企業、歴代のOGたちは、これからも、居直り続けるに違いないと思われるが・・・ 今後も、世間を甘く見続けて行けるモノかどうか・・・は、あなたたち市民の肩にかかっているように、僕には、思われる。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん―――――――――――――――――――――「すみませんでした!すみませんでした!」で過呼吸に…元宝塚・東小雪さんの証言 カルトじみた舞台裏 2023年11月25日 東京新聞 宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の女性団員(25)が急死した問題で、花組に在籍していたLGBTアクティビストの東小雪さん(38)が取材に応じ、「宝塚」内のハラスメント構造の実態を語った。 「音楽学校の予科生の時から『指導』という名の下での上級生による理不尽なパワハラが横行していた」と振り返り、「亡くなった女性に対する『指導』はパワハラやいじめで、人権侵害だと認め、雇用形態や長時間労働を含めて働き方そのものを見直す必要がある」と訴える。(聞き手・望月衣塑子) 宝塚歌劇団の女性急死問題 宙(そら)組所属の女性(25)が2023年9月、兵庫県宝塚市の自宅マンション敷地内で死亡しているのが見つかった。兵庫県警は自殺の可能性が高いとみている。 11月10日に遺族側が記者会見し、過重な業務と上級生によるパワハラが急死の原因として、歌劇団側に謝罪と補償を要求した。 歌劇団は11月14日、弁護士らの調査チームによる報告書の概要を公表。長時間の活動などによる心理的負荷を認めた一方、女性へのいじめやハラスメントは「確認できなかった」と結論づけた。遺族側は事実関係の再検証を求めている。 ◆「すみません」「はい」…許される言葉は6つだけ 後輩が亡くなってしまったことは本当にショックで言葉がない。遺族の訴えを読み、「3時間睡眠」をはじめ書かれていること以上のつらさがたくさんあったと思う。宝塚が抱えるハラスメント構造の中で彼女は苦しめられ、追い詰められた。 私が宝塚音楽学校に入ったのは20年前。当時1年目の予科生は自分のベッドに入った時以外、「お疲れさま」「おはようございます」「すみませんでした」「ありがとうございます」「はい」「いいえ」の六つしか話せなかった。 私語は駄目、2年目の本科生との差は激しく、顔の口角が上がり笑っているように見える、阪急電車へのお辞儀の角度が悪い、後れ毛が出ているなど、理不尽な理由で本科生に怒られ、謝り続けていた。 音響のためのミニディスク(MD)づくりなど夜通しで本科生のために準備するなど、小道具づくりはじめ、雑用も多くとにかく寝られない。 「3時間睡眠」でも良いほうで、バレエのレッスンで予科生が歩きながら寝てしまったことなども美談として語られてきたが、理不尽さに耐えられなくなり、私は予科生時代に一度脱走した。 食事も取れず、実家から送られて来たレトルトのおかゆを電子レンジで温めもせず吸ったり、食パンをちぎって仲間と食べたりしていた。 上級生の言うことは絶対。説教されたら「すみませんでした! すみませんでした!」と謝り続けるしかない。寝られず、過呼吸になって泣きながら謝る予科生もいた。 ◆気づけば自分も加害者に…無抵抗な後輩怒鳴りつけ万能感 けれど、そんな自分が本科生の時に同じことを予科生にしていた。それが当然だと思っていた。20倍超の倍率を突破し学校に合格。これに耐えれば、憧れの宝塚の舞台に立てると思っていたし、完全に無抵抗な予科生に怒鳴り続けていると妙な万能感、支配感、高揚感があった。 2018年に予科生の自殺未遂があり、阪急電車が通るたびにお辞儀をしなければならないなどいくつかの理不尽な「指導」が改善されたようだが、お辞儀だけ改善しても仕方がない。宝塚の「指導」自体が、パワハラだと認識し、根元から変えないといけない。 ◆ストレスで生理が止まる、止まらない人は「楽してる」と… 歌劇団に入り研修生になっても、厳しい上下関係は続く。黒いものも上級生が白と言ったら、白にしなければならない。上級生の指導は「締め」や「セレモニー」「ドーナツ」などと呼ばれ、1人を真ん中に置いて囲み罵声を浴びせる。 1年間を通じて毎日ずっと「反省」と称し、寮のお話し合いの部屋に軟禁状態に置かれた。本当に夜通しで、自室に戻らず、その部屋から登校するような状態は前期と夏休み明けがひどかった。本科生に怒られると、反省の意を示すため廊下をひたすらぐるぐる歩き続けていた。10代の生徒の中には生理が止まってしまう人もたくさんいた。生理が止まっていない予科生は「楽をしている」と同期の中で非難されたりもした。 ◆上級生の「指導」を「許される範囲」と歌劇団は言った 亡くなった女性は21年8月に、3期上の上級生からヘアアイロンを当てられやけどを負ったとされるが、それが今年2月に週刊誌で報じられた。 歌劇団が発表した調査チームの報告書を読むと、報道直後に上級生4人に女性が呼び出され、「ヘアアイロンが故意に当てられたものではない」と言うよう求められたり、公演2日前から上級生の「指導」を前提としたパワハラやいじめがあったりしたと推察される。 だが歌劇団は記者会見で、長時間労働は認めたが「パワハラやいじめはなかった」とし、上級生の「指導」は「社会通念上許される範囲内」とした。信じられなかった。 ヘアアイロンは高温なので、肌にちょっと当たっただけでは、人間の反射ですぐに離す。真皮に到達するには押し当てないと、女性が傷跡が残るか心配するようなやけどにはならないと思う。 ◆覚悟を持った彼女の告白、上級生に丸投げした演出家たち 歌劇団は、改善に向けて過密な公演スケジュールや新人公演のあり方を見直すと発表した。しかし、構造的なパワハラやいじめの体質や体制に向き合わず、何を改革するというのか。命を絶った女性の側に立つのではなく、いじめた側に立とうとしているようにも見える。 女性が配役の権限を持つプロデューサーにいじめを告白したのもかなりの覚悟だったはずだが、演出家たちは問題の解決を上級生任せにした。その結果、上級生が「お話し会」の場で女性を血祭りに上げたのだろう。「みんなの前で話したくない」と言った女性がどんな気持ちだったか。プロデューサーや演出家たちは、女性をきちんと守らなかった。 ◆集団で1人を問い詰めることと芸事とは別なはず 集団の前で1人を問い詰めることは、音楽学校の時から日常的にあった。自分の初舞台の稽古で、スタッフがいる稽古場で同期生が隊列の一歩前に出され、「でぶ!」「もっと痩せろ!」と詰められていたのが脳裏に焼き付いている。 横で聞いていて苦しかった。宝塚では、厳しい指導とパワハラが一緒になっていた。芸事の伝承と暴言を吐くことは全く別なのに、区別がついていない。公演の最中、衣装縫い針を入れられていたこともあった。 中卒や高卒で音楽学校に入る女性が多く、それゆえ、正社員になっても残業やサブロク協定(労働基準法36条の労使協定)も知らず、職場環境は労働問題なのだという意識も持てない。 半ばカルト的にパワハラやいじめを「指導」と思い込まされ、耐え忍ぶことを強要される。報告書の中で団員から「組ルールが自己目的化し、芸事に集中できない」という指摘があったが、その通りだ。 歌劇団だけでなく、阪急阪神ホールディングス(HD)と、それを支えるステークホルダー(利害関係者)の企業の問題でもある。遺族の訴えに耳を傾け、第三者によるしっかりした再調査は必須だ。宝塚の社会文化的な背景からパワハラやいじめの構造にしっかり目を向け、これは人権問題なのだという認識を皆が持つことが重要だ。 ◆ジャニーズ問題と同じ、声を上げ続けなければ 宝塚のパワハラを問う本を約10年前に書いた。現在、実名で宝塚を批判するのは自分くらい。熱狂的な一部ファンやOGから「レズビアンだから間違ってる」「スターになれなかったからひがんでる」と今も誹謗(ひぼう)中傷を受ける。パワハラやいじめに向き合わず、声を上げる人をつぶそうとするのは、ジャニーズ問題と同じで、構造的社会的な問題がある。 調査報告書が出る前、宝塚のOGはお悔やみも含めて何も言わず沈黙した。それ自体が恐ろしかった。「それが宝塚だ」という無理解と沈黙が女性を追い込んだ。二度と同じことを繰り返してはいけない。だから誹謗中傷が続いても、声をあげ続けようと思う。 過去に何があったのか、立ち返り反省し、暴力の連鎖を断ちきらないといけない。阪神阪急HDと歌劇団、スポンサー企業、OGやファン、宝塚に関係する一人一人が人権意識を持ち、パワハラやいじめによる人権侵害を認め、二度と許さないという姿勢を具体的に示し続けなければいけない。 失意の中で命を落としていった女性の死を、無駄にしないためにも。
2024.03.12
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ロマンス詐欺被害の急激な増加は、現代社会の生き方(価値観)の大きな変化を反映している 2024-3-8 はんぺん高齢化社会の到来で、今後、ますます高齢者の増加は、確実である。僕も、今年の12月には、(後期高齢者)の仲間入りをすることになるが・・・あと何年、生きることができるのかは、誰にもわからない・・・ (性)に関わる情報は、僕たちの年代になっても、大いに関心がある・・・というか、人間の一生は、(性)と切り離せないと確信している。 身体(肉体)は、生理的に、退化するので、性的行動は制限されることになるが、脳の劣化は、肉体的な劣化ほど急速ではないので、性的関心の持続も可能で、性的刺激には、脳の認識作用は、しっかり働く。 体の劣化とは、無関係に、脳の性的刺激反応により、性的関心が維持されるために、セルフ・プレジャー(自慰)などをベースにした異性を求める行為が、持続できる。 で・・・下記の記事のような(ロマンス詐欺)が、増え続けている。その被害金額が高額なのは、相当の資産を有する高齢者の存在なのだと思われる。 昔は、高齢者が(性)に関する興味を持ち続ける事そのものが、社会的非難の対象になっていた時期もあったが、平均寿命が伸びたことや、社会の変化=性意識の大きな変化の中で、この社会的認識が、大きく変わってきた。 今後とも、人間の欲望には、限りが無い以上、高齢者の所有する資産を狙った(各種詐欺)が、横行することは、間違いないと思われるが・・・詐欺の被害にあって、一度しかない人生の最後半を 悲痛な思いで過ごすことにならないように、祈るばかりだ・・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――「SNS型投資詐欺」「ロマンス詐欺」被害総額455億円、特殊詐欺上回る…メッセージ送り付け「LINE」誘導 2024/03/07 読売新聞 警察庁は7日、いずれもSNSを使って投資話を持ちかける「SNS型投資詐欺」と恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」の昨年1年間の認知件数が計3846件に上り、被害総額が計約455億円に達したと発表した。 息子などを装って現金をだまし取る特殊詐欺の昨年の被害額(約441億円)を超え、警察庁は都道府県警に実態解明と対策の徹底を指示した。 (中略) 警察庁によると、昨年1年間に全国で確認された被害は、SNS型投資詐欺が2271件、約278億円。ロマンス詐欺は1575件、約177億円だった。 どちらも男性は50~60歳代、女性は40~50歳代の被害者が多く、1件あたりの平均被害額は約1200万円に上った。500万円以下が半数を占めるが、1億円超も相次ぎ、最高は3億6000万円だった。 被害者への最初の接触手段は、SNSにメッセージを送りつける手口が目立ち、どちらも約9割の被害者が「LINE(ライン)」に誘導され、虚偽の投資話などを持ちかけられていた。 ロマンス詐欺の犯人が名乗った国籍は、中国や韓国などの「東アジア」(35%)が最も多く、「海外に住む日本人」(18%)、「東南アジア」(12%)の順だった。詐称した職業は「会社役員」や「投資家」「医療関係」など様々だった。 接触ツールは被害者の性別で違いが見られた。SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺とも男性は「フェイスブック」、女性は「インスタグラム」が最多だった。 ロマンス詐欺では、恋愛感情が高まったところで「2人の将来のために資産を蓄えよう」などと投資を持ちかけ、金銭をだまし取る手口が横行している。 警察庁は今後、金融機関やSNS事業者などへの注意喚起や捜査協力を要請する方針。海外に拠点を置く犯罪組織もあり、外国当局との連携強化も進める。
2024.03.08
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人間は、性的欲求から逃れる事は不可能。自然な人間の姿を(一夫一婦制)に押し込めようとするのは、いったい誰か? (松本人志の性加害報道に関して、思う) 2024-2-29 はんぺん 人間が、動物である以上、性的欲求から、逃れる事は出来ない・・・松本人志の性加害スキャンダル・・・・こういう報道を頻繁に見るたびに、そういう思いを強くする。 松本人志・樋口健一・ジャニー喜多川・岡村隆史・・・その他、多くの有名人たちの暴露記事が、これまで、繰り返し報道されてきたが、隠蔽された情報も、それ以上、星の数ほどもあるのではないか?? しかし、多くの人間は、教師であれ、医師であれ、議員先生であれ、経営者、労働者であれ、人生の大半で、性的欲求から逃れる事は不可能だと思う。そのことは、人間が動物の一員である以上、ごくごく自然なことではないか・・・ それを、誰もが、意識しながら、普段、日常生活の中では、表に出さずに、生活し続けている。しかし、いったんプライベートな領域(自宅の自室やホテルなど)に入ると、緊張感から解放されて、本性をさらけ出すのだ。「セルフ・プレジャー」(=自慰、マスター ベーション)は、男女問わず、動物人間の生理的現象そのものだから・・・性欲のコントロールには、欠かせない。昔は、罪悪視された時代もあったが、今では(推奨!)されている。 社会生活上、加害者にならない事の方が、重視される時代なのだが、そもそも日本の婚姻制度そのものに、僕は違和感があった。そう(一夫一婦制)の不自然さに辿りつく。 週刊誌などで、頻繁に、(ネタ)として、有名人の不倫・浮気などのスキャンダルが、報道されるが、ずっと違和感があった。 リベラルの上野千鶴子氏によれば、結婚とは「自分の身体の性的使用権を、特定の唯一の異性に、生涯にわたって、排他的に譲渡する契約のこと」とのことだが、どうして、現代社会が、これを結婚システムとして正当化しているのだろう・・・ 上野氏は、異議あり!と主張したのだ。そんなシステム自体が、歪んでいると僕も思ってきた。 その人間の長い生涯にわたって、多くの異性・同性との(お付き合い)が、生まれるのが、ごくごく自然体なのではないか?人(ひと)それぞれには、長所も、短所もある・・・その長所などに惹かれあい、異性・同性間の交流が、生まれるのではないか? ある異性・同性のこの長所に惹かれた・・・また、別の異性・同性の違った別の長所に惹かれた・・・というのが、ごく一般的な姿ではないか? と。 その自然な人間の姿を(一夫一婦制)に押し込めようとするのは、いったい誰か? 考えてほしい・・・それは、自分たちの既得権益を守ろうとする権力者(統治者)ではないのか? と。 僕は、隠れてコソコソしかできない(不倫)(浮気)は、とても不自然だと考えている。自己責任であるべき異性・同性間の問題を、反社会的だとして非難する価値観に洗脳されてはならない・・・人間歴史を見れば、(一夫一婦制)を完成形とみなすには、あまりにも問題がありすぎると思うからだが・・・どうだろうか? 今回の松本人志事件・・・不同意による強 姦事件であり、言い訳はできない。パワハラ、セクハラなどの権威主義は、全体主義の容認にも繋がると、僕は考えているが・・・どうだろうか? 皆さんは、どう思われるか? 沈黙は、恥。 はんぺん 【松本人志事件】被害女性10人目の新証言&これまでの総まとめ!松本人志&吉本興業の記者会見を求む!https://www.youtube.com/watch?v=cLg3l9yLhK0------------------------松本人志は性加害報道に“効いてない”アピールも…「全てを失うぞ」「芸能界の闇」有吉・ケンコバが警鐘鳴らしていたスピードワゴン・小沢のヤバさ 2023.12.29 FLASH編集部《いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ~。》 12月28日、ダウンタウン・松本人志は自身のXを更新し、こう呟いた。現時点で33万いいね、1.6万のリプライがつくなど、おおいに注目を集めている。 これは、26日に「文春オンライン」で報じられた、松本による性加害疑惑に対する投稿と見られる。 記事では、複数の女性が被害を証言。松本は、六本木の超高級ホテルのスイートルームで飲み会を開催。 スピードワゴン・小沢一敬が女性を集め、女性たちは事前に松本が来ることは知らされておらず「ものすごいVIPとの飲み会だから」とだけ伝えられていたという。また、女性たちの携帯電話は、事前に没収されていたとも報じられた。 飲み会が始まって数時間後、女性は“ゲーム”を名目に、松本とベッドルームで2人きりにされ、全裸の松本にいきなりキスされたり、「俺の子ども産めや!」と性的行為を迫られたりしたという。 事務所である吉本興業は疑惑を全面否定しており、松本本人も“効いてない”アピールに乗り出した。小沢の事務所も「私どもからお話することはありません」とコメントしている。 ただ、現時点では真偽は不明なものの、小沢の開く“飲み会”については、芸人らが警鐘を鳴らしている場面も見られた。 ちょうど12月20日に放送されたラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)では、小沢と同じ事務所に移籍した女性タレントに対し、ケンドーコバヤシが「小沢もすげーいい人で、人と壁作らへんしピュアなやつやけど、誕生日会だけは行かんほうがいいよ。芸能界の闇みたいな感じやから」「売れてないモデルとかアイドルとか200人くらい参加する」と忠告していた。 さらに、2010年には、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の「女子アナが選ぶ好きな芸人GP」で、当時のテレ朝アナウンサーが小沢を1位に選んだ。だが、これに有吉弘行が「小沢だけは選んじゃダメ」「テレビで言えないくらいダメ」「全てを失うぞ」などと笑いを交えながらも忠告していた過去がある。 報道が出て以降、SNSでは《疑惑がある以上説明してほしい》《芸人として自分の口で説明してファンを納得させて欲しい!》という声も出始めている。はたして、松本が自身の口を開くことはあるのか。 ( SmartFLASH )
2024.02.29
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ドロドロした人間社会に、ついて回る(業)か? 「聖人」など、どこにもいない。総括と再生が、あるばかり・・・ 2024-2-20 はんぺん(民主主義)(人権)をめざすための運動、民主化を要求する運動は、間違ってはいない・・・ しかし、それを担う人々(リベラル?)は、必ずしも(聖人)とは、限らない・・・・ (動物人間の限界)と言ってきた。 日本でも、反原発運動の写真家の樋口健一が、トップという強い立場を悪用して、子飼い?の若い女性たちに、性的強要を強いた事件は、衝撃的だった。 強い立場を悪用してのセクハラ、パワハラ、アカハラ(アカデミック・ハラスメント)、就活ハラスメント・・・社会には、矛盾があふれていて、きれいごとでは済まない現実がある。 そして、性欲のコントロールに失敗するのは、マスメデイアに取り上げられる有名人ばかりではない・・・ 昔の僕も、その中の一人だった。 「過ちて改めざる。 これを過ちという」 総括と再生は、不可分のモノ。総括失くしての再生は無い・・・ (その後)を見つめていくことが、人生総括にも直結していく。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――有名民主活動家のセクハラにも沈黙する、中国のメディア・・・とても「中国的なMeToo運動」の内実とは?2023年07月10日 ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト) NEWSWEEK JAPAN<天安門事件の学生リーダーのセクハラ問題に中国の官製メディアはそろって沈黙。一見不思議だが、実は非常に中国的な理由だった> 中国語の「民運圏」とは、主に中国国外に存在する民主化運動組織のこと。近頃、この「民運圏」内部で民主化運動のリーダーや、有名な人権派弁護士によるセクハラや性暴力の告発が広がっている。 最も注目されたのは、かつて天安門事件の学生リーダーだった王丹(ワン・タン)のケースだ。今年の天安門事件34周年記念日の直前に告発が拡散され、「政治的な意図ではないか」という疑いも持たれたが、教壇に立っていた台湾の清華大学が、事実解明に至る前に雇用手続きを取りやめた。 2017年にアメリカから広がったMeToo運動は、翌18年に中国で広がり、さまざまな業界にセクハラが蔓延していることが判明した。だが、「中国の特色ある政治体制」のせいで、中国におけるMeToo運動は、どこかいびつになっている。 政界など体制内の告発は、ほとんどがうやむやのうちに葬られた。典型的なのは、女子テニス選手の彭帥(ポン・シュアイ)が元副首相の張高麗(チャン・カオリー)から性的暴行を受けた件だろう。彭はSNSでの告白以来、今も安否不明だ。 一方、中国の社会公益組織はMeToo運動によって崩壊した。90年代に始まった中国の社会公益活動には、理想主義者のエリートたちが集まった。 彼らは貧しい山村の子供たちに無料の給食を与え、低収入家庭に無料の法律的サポートを提供した。高い道徳心を持ち、普通の人々から品格がある人だと思われやすい彼らの性的加害事件が次から次へと告発され、ずっと応援してきた人々は「信心の大崩壊」を起こした。 今回も同じだ。中国政府の人権無視を批判する民主活動家や人権派弁護士自身が、他人の人権を無視する性加害者だった――もし彼らが中国の新しい権力者になったら、今の共産党より清潔、賢明だろうか。そう疑問を持つのは当然だ。 「民運圏」のセクハラ問題に対して、中国の官製メディアはそろって口をつぐんでいる。一見不思議な沈黙だが、実は非常に中国的である。「敵」の存在を国民に知らせないため、たとえ不祥事であっても報じさせない。 その甲斐あって、今の中国の若者は王丹が誰かを知らない。MeToo運動による「民運圏」の自滅を見て、共産党指導者はほくそ笑んでいるだろう。 ポイント 民運圏のセクハラ・・・・男性に対してキスを強要したなどと告発された王丹だけでなく、アメリカにいる人権活動家の滕彪(トン・ビャオ)や、作家の貝岭(ベイ・リン)が台湾女性からセクハラを暴かれた。 彭帥・・・・2021年に張高麗からの性的関係強要をネットで告白。告白文は20分後に削除され、消息不明になった。22年に仏紙の取材で被害や告発自体を否定したが、その後の消息は伝えられていない。 風刺画で読み解く中国の現実<辣椒(ラージャオ、王立銘)>風刺マンガ家。1973年、下放政策で上海から新疆ウイグル自治区に送られた両親の下に生まれた。文革終了後に上海に戻り、進学してデザインを学ぶ。09年からネットで辛辣な風刺マンガを発表して大人気に。14年8月、妻とともに商用で日本を訪れていたところ共産党機関紙系メディアの批判が始まり、身の危険を感じて帰国を断念。以後、日本で事実上の亡命生活を送った。17年5月にアメリカに移住。 <トウガラシ>作家·翻訳者·コラムニスト。ホテル管理、国際貿易の仕事を経てフリーランスへ。コラムを書きながら翻訳と著書も執筆中。
2024.02.20
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世の中には「体目当てではない男性」などほぼ存在しない。すべての男性は多かれ少なかれ女性の体を目当てにしている。女性が、探すべき男性は「体目当てではない男性」ではなく「体も目当てな男性」・・・に、納得。 2024-2-18 はんぺん こんな記事を読むと、(純愛小説)なんて、バカバカしくなってくる・・・?? そうは思わない・・・ (好き)という感情は、異性(同性)の様々な個性に惹かれて、そういう感情が芽生えるのだろう。それが思春期になると、性的な欲望=性欲にねじ伏せられてしまうことに・・・ が、性的に惹かれながらも、純愛的な志向性も、併せ持つ事ができるというのが、人間なのかもしれない・・・「愛」という言葉を、日常から我々は、イヤというほどに聞かされている・・・が、この「愛してる」って、どういうこと?「『愛』には、性的なものも含まれる」というのが、一般的な理解だろう。しかし、漠然とした言葉で、オブラートに包み込むのは、如何なものか?僕は、ワイフと付き合うにあたって、こう言った・・・「愛してるかどうかは、わからないが、『好き』なのは、間違いない・・・」と。 ふつう、こう言われたら、女性は、あまり良い感じはしないのだろうな? でも、結果オーライで、付き合いには、何の支障も無かったが・・・それでも、男女の仲は、難しいのだろうな・・・??? 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――ヤリモクとは? ヤリモク男の特徴と見分け方、対処法 ラブホの上野さん 2022.12.26 マイナビウーマンhttps://woman.mynavi.jp/article/191218-7/#:~:text=%E3%83%A4%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%92,%E3%81%A8%E8%A6%8B%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82 マイナビウーマンとは、働く女性に贈る人生のガイド「マイナビウーマン」は、株式会社マイナビが運営する、20~30代の女性向け総合サイトです。ヤリモクとはセックスをする(ヤル)ことだけを目的にしている人のこと。マッチングアプリの出会いなどでは特に、ヤリモク男をしっかりと見極めたいものです。この記事では、ヤリモク男の特徴と見抜き方、対処法についてラブホの上野さんが解説します。 皆様はこんなふうに考えてはいないでしょうか?「世の中には“体目当ての男性”と“そうではない男性”が存在する」残念ながらこの考えは正しくはありません。 世の中には「体目当てではない男性」などほぼ存在しないのです。すべての男性は多かれ少なかれ女性の体を目当てにしております。 ですので、正しくは「世の中には“体しか目当てではない男性”と“体も目当てな男性”が存在する」といえるでしょう。 非常に細かい差では御座いますが、この差を理解することは非常に重要で御座います。何故ならば「世の中には“体目当ての男性”と“そうではない男性”が存在する」と考えていると、「体目当てではない男性」を探してしまうのです。この世界にはそんな男性はほぼ存在いたしません。 女性の皆様が探すべきは「体目当てではない男性」ではなく「体も目当てな男性」で御座います。それでは早速、女性たちを脅かす「体しか目当てではない男性=ヤリモク」の見抜き方を解説させて頂きましょう。 そうそうその前にひとつだけ。もしも皆様の前「体目当てではないのに、アプローチをしてくる男性」が現れたら、すぐにその場から逃げて下さいませ。 その男は体だけが目当てな男性よりも遥かに恐ろしい存在です。体を奪う気がない男が奪うのは、お金くらいしかありません。 ――――――――――――――――――――――――――目次ヤリモクとは?ヤリモク男の特徴あるある(1)強引な性格(2)突然会いたがる(3)会いたい時だけ返信が速い(4)電話したがる(5)簡単に好きと言う(6)面倒な会話は未読無視(7)ドタキャンしても悪気がない(8)デートは夜だけ(9)ボディータッチが多い(10)何回会っても付き合えないヤリモクの2つのタイプと見抜き方タイプ1:ナンパ型ヤリモクの見抜き方タイプ2:セフレ型ヤリモクの見抜き方ヤリモク男性に狙われないための方法「関係が薄い男性と2人きりにならない」が予防策マッチングアプリに潜むヤリモクの対処法マッチングアプリにおけるヤリモクの見極め方マッチしてしまったら? メッセージの返し方ヤリモク男には毅然とした態度をヤリモクとは?ヤリモクとは、出会った女性の体だけを目当てにしている人のこと。「ヤる=セックスする」「モク=目的」という意味の造語で御座います。 (後略)https://woman.mynavi.jp/article/191218-7/#:~:text=%E3%83%A4%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%92,%E3%81%A8%E8%A6%8B%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
2024.02.18
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若者の夢を壊す社会に、未来はあるのか? マスコミ報道の在り方には大なる疑問ばかり! 2024-2-17 はんぺん「野球バカになるな!」と言ってきた。マスコミにおだてられて増長し、人生を間違えた若者たちの事を よく思う。プロ野球選手を夢見て、漫才師を夢見て、プログルファーを夢見て、ユーチューバーや競馬の騎手を夢見て・・・と、成功体験ばかりの報道の波の中で、多くの若者たちが、安易な気持ちで自分の未来を決める今の社会。 だが・・・圧倒的多数の若者たちが脱落するのが現実だが、まだ転職=やり直しの余地があれば、良いのだが・・・・?? しかし相撲の(猛稽古)で、わき目もふらず、社会との接点を自分から絶ち、狭い世界の中で生きてきた若者が、試みる(やり直し)が厳しいことは、容易に想像がつく。 人生の乗り切りには、それまでの人生経験、教養、ささやかな(失敗)は、不可欠では無いだろうか?? ある意味、狭い相撲部屋は、(稽古は厳しいが)安楽の世界でもある。(人生の厳しさ)と(勝負の厳しさ)は、まったく別物だから。相撲の世界は、一般とは(別世界)でもある。いったん、そこから引退して、一般社会に出ると、一から学ばなければならないことが、あまりにも多すぎるのではないだろうか??一定の成功を収めた(関取以上)などは、そこそこの老後保障もあり、相撲界に再就職できる機会もあるようだが・・・下位力士にとっては、そんなことは(夢のまた夢)だ。弱いものは、常に切り捨てられていく・・・自分から、その後の(人生)を切り開いていくしかない。相撲界は、新弟子勧誘には熱心だが、引退若手力士には残酷そのものなのだ。 ここに登場する若者たち?は、ほんの一握りに過ぎない。多くの若者たちが、苦々しい人生を噛みしめ続けていることを忘れてはならない・・・と思う。皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――「仕事がない、何もできない、学もない」元力士が引退後に直面する“セカンドキャリア”問題。 次なる“土俵”は『介護職』から『お笑い芸人』『力士専門芸能プロ』まで…多様化する選択肢とそれぞれの挑戦を追う 2024-2-17 読売テレビ若くして引退する力士の“セカンドキャリア”を考える 日本の国技とされる『相撲』。力士の多くは、30歳前後で引退します。そんな彼らを待ち受けるのは、“仕事がない”という現実です。しかし、困難を乗り越え、強靭な体と精神力で第二の人生を切り開く元力士たちも。 クリーニング店や介護職から、お笑い芸人、力士専門の芸能プロダクションまで…多様化する引退力士たちのセカンドキャリアと、それぞれの思いを追いました。 「社会を舐めて見下していた」 長続きしない仕事…助けてくれた“家業”の存在・・・家業を継いだ元力士・宮崎大介さん・・・ 宮崎大介さん(46)は、「戎浪」という四股名で相撲を取っていた元力士。現在は、父親が営むクリーニング店で働いています。(宮崎大介さん)「アイロンがけは、一日50~60枚ぐらいと違います?暑いです!」 朝7時には店に顔を出し、アイロンがけに始まって、午後は配達。遅いときには、夜9時まで働きづめです。 奥さん手作りのお弁当も、配達途中の車の中で取ります。Q.意外に小食ですね?(宮崎さん) 「これでも多いほうです。食べられないようになりました。今で、85~87kgぐらい。現役のときは、最高で150kgぐらいありました。トレーニングしたわけではないけど、自然に痩せました」 “相撲人気”が野球少年の心を動かした もともと、野球少年だった宮崎さん。相撲に興味を持ったのは…。 (宮崎さん) 「ちょうど元若乃花関で、相撲人気があったじゃないですか。体力的には自信があったので、じゃあやってみようかなと」 親からの反対押し切り、相撲の世界へ中学を卒業すると同時に、相撲の世界へ。親の反対を押し切っての決断でした。 (宮崎さんの母・節子さん) 「体が壊れる世界だし、相撲部屋に入ったら、自分の子どもであっても子どもでなくなるでしょ。息子が入ってくるとき、咳払いするんです。それでわかる、息子が通路にいるというのが。胸がドキドキするから見ることすらできなくて、あれがツラかったです」 23歳、相撲界を出て感じたギャップ 宮崎さんは9年間土俵に立ち続けましたが、ケガも多く、23歳のとき、骨折を機に引退を決意しました。 (宮崎さん) 「とりあえず、やめることが頭にあって、やめてから何をしようかというのは、全く頭になかったです」Q.社会に出て、ギャップは感じましたか?(宮崎さん) 「そりゃあ感じますよ。相撲界の常識は、世間の非常識ですから。世間では23~24歳はまだ若造ですけど、相撲界では結構“兄弟子(あにでし)”なんです。洗い物やちゃんこの準備は下の子がやってくれるから、自分らみたいな兄弟子は、ほぼ何もしない。それで楽を覚えているから、社会を舐めていたというか、見下していたというか…」 引退後、配送などいくつかの仕事をしましたが、いずれも長続きせず、母親の声掛けで家業を継ぐことにしました。(宮崎さん) 「それを考えたら、自営業の息子で良かったなと思います。俺からしたら、こんな最強な親父おらんなって。親もええ年やから、継げたら継いで、長続きすれば良いなとは思っています」 「相撲ショー」から「介護職」まで 引退力士を手助けするのも、“元力士”観光客で大盛り上がりの「相撲ショー」 東京都内の居酒屋で、海外からの観光客らが大盛り上がり。行われているのは、引退した力士による「相撲ショー」です。日本文化を広く知ってもらおうと、ツアー客を相手に元力士たちがショーを開催しています。 元プロによる取組に「エキサイティング!」(観光客) 「とても面白くて、エキサイティングなショーでした」「プロによるリアルな取組で、とても興味深かったです」43歳で現役を引退した久門さん 出演しているのは、元「魁ノ若」・久門尚弥さん。2022年に引退したばかりです。 (元「魁ノ若」・久門尚弥さん) 「年も44だし、43歳でやめたんですけど、体も結構ガタが来ていて」“力士専門”芸能プロダクション「スモプロ」 そんな久門さんが所属しているのが、力士専門の芸能プロダクション「スモプロ」です。 (スモプロHPより)ただの大きな人間ではありません。元お相撲さんのスタッフが、親切丁寧に応対させていただきます。 「スモプロ」主宰も元力士 主宰するのは、こちらも元力士。元「若天狼」・上河啓介さんです。 (元「若天狼」・上河啓介さん) 「ちゃんこ店・料理関係や整体治療など、引退後はそういった関係に進む方が多いですけど、いろんな仕事が世の中にはたくさんありますから、いろんなことに携われるようにとは思っています」 介護施設の利用者と“四股の型”を取り入れた体操上河さんは他にも介護施設の運営をしていて、元力士たちを雇用しています。(元「若兎馬」・山田裕三さん) 「いーち、どすこ~い!にー、どすこ~い」 体操に四股の踏み方を取り入れるのも、力士ならでは。利用者さんも満面の笑み(山田さん) 「これ、やるだけで強くなった気がしますよね?そんなことない?(笑)」(介護施設の利用者) 「ない(笑)」(山田さん) 「今から土俵入りしますよーみたいな」(介護施設の利用者) 「やめてよー(笑)」(山田さん) 「相撲という仕事をやめたあと、何もなかった。仕事がない、何もできない、学もない、というところで悩んでいたときに声をかけていただいて、そこから介護のほうに。相撲取りをやっていたときって、高齢者の方に応援していただいていました。恩返しというわけではないですけど、お役に立てるのではないかなと思っています」 「ありがとう」という声がやりがいに(元「貴浦太」・三浦雄吾さん) 「工場の警備員を10年やっていました。見栄えとかでけん制するのが大切なので、本当に必要とされていると感じるところはあります。周りの方から『ありがとう』という声をもらえると、ちゃんとやれているなという実感に繋がります」 『力士セカンドキャリア推進協会』を立ち上げた さらに、上河さんは新たに、引退する力士の就労を支援しようと『力士セカンドキャリア推進協会』を立ち上げ、若くして引退しても働き続けられる環境を作ります。(上河さん)「ひとつのスポーツを一生懸命がんばった後に、次の人生は自分で考えないといけない。そのときの手助けになれれば良いな、という思いです」 “第二の人生”広がりつつある選択肢…選んだ道は”お笑い芸人”「相撲界に恩返しできたら」不動産仲介業、タクシー運転手…広がりつつある選択肢 力士のセカンドキャリアの選択肢は、少しずつ広がりつつあります。引退後、不動産の仲介業をしながら国家資格の取得を目指している人もいれば、タクシーの運転手として働く人も。 さらに、元力士は“お笑いの世界”にも。吉本興業所属のお笑い芸人・めっちゃさんは、中学校卒業と同時に入門し、「安大ノ浪」の四股名で3年間土俵を務めました。「人を笑かすこと」が根底に 引退は、少し早めの18歳。翌年、吉本興業の養成所に入所したのには、あるきっかけがありました。 (めっちゃさん) 「相撲の新年会で“かくし芸”をせなあかんかったんですけど、後援会の人のモノマネをして優勝したんです。『新弟子で優勝したのは、おまえが初めてや』って親方たちに言われて、それで気持ち良くなって、相撲の稽古より笑いのほうにどんどん走っていきました。それで、相撲をやめたときに人を笑かすというのが根底にあって、『じゃあ吉本の養成所に行こ』みたいな感じで(笑)」 拓けたのは、思いもよらなかった新たな道。普段は一人芸ですが、この日は即興で漫才を披露しました。相撲を取り入れたネタで、客席は笑いに包まれます。Q.相撲が、今の芸人生活に役立っていると思いますか?(めっちゃさん) 「めちゃくちゃ役立っています。相撲のネタでやっている奴おらんなって思うし。相撲界に、いろんな方向から恩返しできればと思います」 元力士たちの人生は、まだまだこれから 土俵を去っても、相撲時代に培った強靭な身体と粘り強さで、さまざまな困難を乗り越えてきた元力士たち。第二の人生に、夢が溢れます。(めっちゃさん) 「力いっぱい夢いっぱい!はっけよーい、のこったー!」 (「かんさい情報ネットten.」2023年11月10日放送)
2024.02.17
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松本人志の傲慢とパワハラは、人間動物の弱点そのものだろう・・・フツフツと湧き上がる(性的衝動)のコントロールが、現代人の課題だが! 2024-2-13 はんぺん 松本人志の件は、(動物としての人間)の宿命のようなものと思っている。性的衝動というものは、あらゆる生物に備わっているものだろう。種の永続のために・・・ただ、他の動物と違って、人間だけが、1年365日、性的興奮を可能にする(種)なのだ。 他の動物には、発情期があって、その時期を過ぎると、性衝動が起きることは無く、性的興奮の無い中での生殖活動(交合)は、存在しない。 (参考)人は何歳まで性 行為を愉しめるのか・・・性への関心が乏しくなると寿命が短くなる! 2021.4.14 市川 蛇蔵 JBpress https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64897?page=2 樋口健一は、写真家として、反原発運動に関わり、運動のリーダーの一人だった。彼の撮った(反原発写真)は、全国各地で(写真展)として開催され、多くの共感を得たと思う。僕が関わった「ノーモア・チェルノブイリ堺」は、大阪堺市で、彼の写真を活用して(反原発写真展)を成功させた。 同時に、彼は(性犯罪者)だったことが、後日、露見した。この落差は、何だ? といいたいが、それがスーパーマンではない人間なのだろう。 ジャニー喜多川は、(僕は、良く知らないが)芸能界では、大きな功績?を積み上げた人物のようである。多くの識者が、それを認めているようだ。(僕は、よくわからないが) しかし、同時に、彼も(性犯罪者)だったことが、後日、露見した。この落差は、何だ? といいたいが、それも、彼がスーパーマンではなかったことを示している。 岡村隆史は、テレビでよく見る芸人そのものだ。(お茶の間の人気者?)のようだが(僕が惹かれる人物ではないが)、たぶん普通の?人間なのかもしれない。 が、このテレビの人気者が、以前から、風俗通いで慣らした人物であり、コロナ過の不況時、2020年4月23日の深夜の生放送で、「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから」などと発言。 失業などで、風俗の世界に(堕ちてくる)困窮した女性たちを楽しみに待ち受ける・・・という、あり得ない失言で、ひんしゅくを買ってしまった・・・・彼は(性犯罪者)ではないが、マスコミの売れっ子の影響力は、空前絶後なのだから・・・罪とはならないが、卑劣さは、強烈だった。 有名人だから、センセーショナルに取り上げられ、袋たたきにされるが、悲しいことに、世間では、この種の(事件)は、無数の起きていることだろう。 (人間は、スーパーマンでは無い!)と、このブログで、何度も言ってきた。それが、今回のような事件では、社会全体に与える影響は、限定されている。 しかし、一国の指導者が、犯す(過ち)は、取り返しのつかない惨劇を招く事を恐れるのだ・・・と何度も言ってきた。科学の進歩が、人類絶滅に至る・・・と、今も強く思う。これは、想像力の問題でもあるが・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――松本人志が今以上に“不利”な状態に?文春から出されると「ヤバい」事実とは 2024.02.12 by 上杉隆『上杉隆の「ニッポンの問題点」』 MAG2 NEWS『週刊文春』により、次々と性加害疑惑や後輩芸人等を「女衒」として使う手口が暴かれているダウンタウンの松本人志。 前回掲載の記事で、松本が文藝春秋を相手に起こした訴訟において彼に勝ち目のない1つ目の理由を、吉本興業という会社の体質を紐解きつつ明かしたジャーナリストでの上杉隆さんですが、今回もメルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』で2つ目の決定的理由を詳しく解説しています。 なぜ松本人志は『週刊文春』に裁判で勝つことが不可能なのか 文春砲の直撃を食らった松本人志氏だが、芸能活動を休止して裁判に注力する方針を示した。果たして、彼の選択は功を奏するか。かつて文藝春秋や週刊文春取材班と取材し、多くの記事を書いてきたジャーナリストの上杉隆が解説する。 ちなみに、上杉は、週刊文春の顧問弁護士である喜田村洋一氏とは25年来の知己で、現在も顧問契約関係にある。また、松本人志の個人弁護士の田村政弘氏とは、2009年から始まった週刊朝日誌上での東京地検追及の取材時、並びに検察取材のまとめ『暴走検察』(朝日新聞出版)での取材対象であった。その上杉が松本人志が文春に勝てない3つの決定的な理由を示した。今回は連載2回目(次回が最終回)。 もはや容認も黙認されない「性文化」 二つ目の理由は、社会情勢の変化と法制度の改正だ。かつては容認、もしくは黙認されていた「性文化」が、#me too 運動やキャンセルカルチャーなどをみるように、時代の変化とともに許されなくなっている。根底に流れていた男尊女卑の「常識」は「性犯罪」となり、時代についていけないメディアや著名人が結果としてターゲットになっている。 世界においても、エプスタイン事件やローマ法王庁のように性犯罪に対しては厳しい目が注がれ(これら事例は児童虐待であるが)、それがいかなる権力者であれ、有名人であれ、犯罪は許されるべきではないという風潮が強くなっている。 日本においても同様だ。著名人の不法・脱法行為への許容範囲は年々狭まっている。長年、黙殺されてきたジャニー喜多川氏の児童虐待だけではなく、今回の松本人志氏のパワハラ事案も、そうした流れにあるといっていいだろう。 松本人志氏の関わる文藝春秋との訴訟において、法律の観点から注目されるのは、2023年7月に施行された不同意性交等罪の改正だ。この改正は、性犯罪に対する法律の適用範囲を拡大し、より厳格な対応を可能にした。ポイントを簡単にまとめると以下のようになる。 不同意性交等罪定義:2023年の刑法改正により新設された。被害者が同意する意思を形成、表明、または全うすることが困難な状態での性交等を行う行為。刑罰:5年以上の有期懲役。 不同意わいせつ罪定義:同じく2023年の刑法改正で新設された。被害者が同意の意思を形成、表明することが困難な状況でのわいせつ行為。刑罰:6ヶ月以上の有期懲役または100万円以下の罰金、あるいはこれらの併科。 改正の影響以前の法律:これまでは「強制性交等罪」と「準強制性交等罪」があり、状況に応じて適用されてきた。同様に、「強制わいせつ罪」と「準強制わいせつ罪」も存在していた。改正後:これらの犯罪は統合され、「不同意性交等罪」(刑法177条)と「不同意わいせつ罪」(刑法176条)に置き換えられた。 これらの法改正は、被害者の同意の有無に基づく性犯罪の扱いを明確にし、性的自決権の保護を強化することを目的としている。不同意性交等罪は以前の「強制性交等罪」と「準強制性交等罪」を統合し、不同意わいせつ罪は「強制わいせつ罪」と「準強制わいせつ罪」を統合した。これにより、性犯罪に関する法体系がより現代的な価値観に合わせて更新されたことになる。 松本サイドが『週刊文春』に出されると致命傷となる記事 さらに、今回の松本氏のケースを、公訴時効をいったん無視して考えたとして、その適用を考えれば、以下の点が照射される。 暴行や脅迫の使用、心身の障害を生じさせる行為、アルコールや薬物の摂取、意識が明瞭でない状態を利用した性 行為に加えて、以下のような要件を含むようになった。 1, 同意しない意思を形成し、表明し、またはその余裕がないこと。2, 予想外の事態に直面させて恐怖や驚愕を引き起こすこと。3, 虐待による心理的反応を引き起こすこと。4,経済的または社会的な地位に基づく影響力によって不利益を憂慮させること。 4.はまさしく、松本氏のケースに当てはまるだろう。 松本氏の件はこの法律が成立する前なので「セーフ」だという意見があるのもわかる。確かに、法律は遡って適用されないから、それは妥当な反論だ。 しかし、だからといって、圧倒的な影響力のある人物の振る舞いとして厳しい目が注がれていることが緩和されることはないだろう。まさしくキャンセルカルチャーの事例ともいえるが、松本氏の場合は、常習性をもって組織的に繰り返されてきたという点が大きい。 上杉隆この著者の記事一覧 「リテラシー」(情報を読み解く力)こそ、今最も必要なスキル。情報操作だらけの大手メディア報道では絶対伝えない情報を届ける『上杉隆の「ニッポンの問題点」』はリテラシー向上にピッタリのメルマガ。上杉隆は日々霞ヶ関で、地を這う取材を敢行。第一次安倍政権の内幕を描いてベストセラーとなった「官邸崩壊」以来、安倍晋三の仇敵となった上杉隆が、ブログやwier、facebookでは書くことができない、今、伝えたい情報とは!
2024.02.13
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松本人志は、氷山の一角にすぎない。金がすべての日本社会の産物。ただし、結婚と自由恋愛の問題とは、分けて考えるべきだろう 2024-2-9 はんぺん こういう(事件)が、頻繁に暴露されるが、いつも「理性と性欲」の事が、話題になる・・・・性欲は、一定のルールの下に、処理されなければならない・・・という。混乱を避けるために・・・???? それが、現代日本の社会では、(結婚)という形式をとるが、この一夫一婦制は、前から指摘してきたが、相当無理の有る制度だ。 結婚とは「自分の身体の性的使用権を、特定の唯一の異性に、生涯にわたって、排他的に譲渡する契約のこと」(上野千鶴子)ということで、既婚者は、他の特定の異性との性的な結びつきが禁止されるという、不自然さを伴ってきた。 そのシステムを逸脱すると・・・(社会的非難)(社会的制裁)がついて回る。かくて、社会問題?としての(不倫)(浮気)・・・特に有名人などの記事が、にぎにぎしく(社会面)を賑わすことになる。 今回の松本人志や少し前の岡本隆志の場合などは、お金の力で、性欲を発散させるという(売春行為そのもの)なので、非難されて当然なんだろう。 ただ、金銭による性欲発散行為は、有名人でなくても、表に出ないだけで、この日本社会では、広く普通に存在しているものだと思う。 今の社会が、豊富な資産を持つ富裕層が優位の社会であるから、その力を表にでない形(売春など)で、無数に存在していることは、容易に想像がつくといういものだ・・・ 岡本隆志に至っては、不況により、風俗の世界に転落してきた弱者=女性を手ぐすね引いて、待ち構えて楽しみにしている・・・と、あり得ない発想だった。こんな人間が、大手を振って、やっていける日本社会って、何だろう?? 皆さんは、どう思われるか? はんぺん―――――――――――――――――――「ミヤネ屋」が松本人志報道について解説。週刊文春「11人目の告発者」元グラビアアイドル新証言で「共通点」を説明 2024-2-8 スポーツ報知 8日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志が飲み会で性的行為などを強要したとの疑惑を報じている同日発売の「週刊文春」第6弾について特集した。 6号連続で掲載になった2月15日号の内容について、ナレーションで「11人目の告発者となった元グラビアアイドルJ子さんの証言が」と紹介。 同誌によるとJ子さんは「最初から部屋飲みと知っていたら絶対についていかなかった」と言っているという。 さらに、裁判の対象となる最初の告発者A子さんが改めて週刊文春の取材に答えたそうで、A子さんは「これが単なる飲み会なのですか。最初から“上納”が目的だったでしょう」と同誌で発言しているという。 番組では「続報 松本人志(60)文春“第6弾”新たな証言『システムが確立』」「“11人目”新証言」というテロップを出し、最新の文春報道をパネルにして説明。 告発者J子さんの証言によると、2016年夏に大阪で、たむらけんじから「VIPと飲もう」と誘われ、当日にLINEで「飲み会の場所はホテル」と連絡があったという。 向かった先はスイートルームで、その場にいたのは松本と、J子さんと面識のない3人の女性だったという。 J子さんは「ホテル内のレストランで会食するものと思っていた。最初から部屋飲みと知っていたら絶対についていかなかった」と語っているという。 その後J子さんがスマートフォンを手に取ったところ、たむけんから「自撮りはあかんで!記者っていうのは写真に写ったソファーの柄1つで場所を特定するから」と言われたという。「それ以降はスマホを触ってはいけない雰囲気だったということです」と澤口実歩アナウンサーがパネルを見ながら解説した。 そして約2時間後、たむけんが「お開きにしましょうか」と発言。松本と、松本に気に入られた様子の女性の2人を置いて、J子さんらは退室。J子さんは「システムが確立していると感じた」と話しているという。 司会の宮根誠司キャスターが「じゃあ、その“システム”というのは何が共通しているのか」と促し、番組では“上納システム”について「文春が指摘する共通点」を箇条書きにしてまとめた。1つ目は「直前まで飲み会の場所がホテルの部屋であることを女性に告げない」、2つ目は「松本が参加すると知らせない」、3つ目は「飲み会の最中は携帯電話を没収、または利用を禁止」、4つ目は「飲み会の終盤、何らかの『ゲーム』を行い、1人の女性を寝室に残し、他の参加者は退散する」と説明した。 報知新聞社
2024.02.09
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悪いのは松本人志だけではない・・・ドン・松本に媚びへつらって(女性を上納)した(お笑い芸人)の多くも同罪ではないのか? 調子に乗って 天狗になって墓穴を掘る・・・いつもよくある話だが。 2024-2-8 はんぺんこんな話は、今に始まった事ではない。 芸能界の全域で、先輩・後輩のヒエラルキーが出来上がっていて、この世界にいったん入ると、引退でもしない限り、脱け出せない・・・・というか、引退しても、このヒエラルキーは、思い出したように付きまとってくるのではないだろうか?? この世界で、うまく渡り合える人間は、限られているのではないか? 多くの人間は、そのヒエラルキーに翻弄されて、気の重い、憂鬱な(ビクビクした)生活を送っているような気がする・・・ 僕の想像・・・有名人の自殺が、けっこう多いのと関係があるような気がする。この世界は、意外と保守的なのかもしれない。 とにかくストレスの多い社会であることは、断言できる。表と裏の顔を使い分けて生きていくことになるみたい・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん―――――――――――――――――――――ゴゴスマ出演者「今回は警察にも」と指摘 「セラピスト女性がマッサージ店で行為を」松本人志の文春砲第5弾で新証言 2024年2月1日 スポーツ報知 TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜・後1時55分)は1日、お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志が飲み会で性的行為などを強要したとの疑惑を報じている「週刊文春」がこの日発売の最新号で第5弾を報じたことを伝えた。 司会の石井亮次アナウンサーは「きょう発売の第5弾ということになって、10人目の方の証言が出てきたということですが」と言って、フリップを見ながら一連の流れを振り返った。 番組では、この日発売された第5弾の内容をフリップにまとめ「きょう発売 週刊文春に“10人目の女性”の新証言」というタイトルで、「セラピストの女性が2014年に東京・渋谷区のマッサージ店で松本人志さんに性的な行為を求められた」「女性は先月13日、警察に被害を相談した」と箇条書きでまとめた。 ゴゴスマでは、今回の文春報道についての事実関係の受け止めや、松本の会見の予定などを吉本興業に取材し「コメントを差し控えさせていただきます」「会見につきましても、現時点で開く予定はありません」という回答だったと説明した。 感想を振られた産婦人科医の丸田佳奈さんは「当事者じゃない我々が一番困ってしまうというか、この事件に対してどういうふうに考えてよいのか分からなくて。それは、事実が何か分からないからなんですよ」と率直な気持ちを述べた。 続けて「事実(認定)までいくのか、名誉毀損(きそん)で終わるのかって、弁護士によっても全然違ってきて。清原先生(国際弁護士の清原博氏)は先週番組に出ていただきまして、事実認定までされるんじゃないかっておっしゃってましたけれども。 ただ、何件も何件も増えてきてますよね。今回のマッサージの件もそうですけど、松本さんがこれだけ戦いますという意志を見せているなかで、自分の被害を訴えるハードルって高くなってると思うんですよ。 増えれば増えるほど、後々になって自分がウソをついてたって言われたら困るから、やっぱり事実しか言えなくなってくると思うんですね。 今回は警察にも相談されているので、こういったことが積み重なっていくと、司法において事実だと認められる確率が高くなっていくんでしょう?」と、元財務官僚で信州大特任教授の山口真由さんに質問した。 山口さんは「真実相当性の認定のところで、文春が、この女性の証言を信じたのは、他の女性も同じような証言をしてるからだっていうふうな判断をされる可能性は確かにありますね」と語った。――――――――――――――――――鈴木紗理奈、「サンジャポ」で「元カレ」たむらけんじから聞いた松本人志にまつわる秘話を告白…「松本さんが大阪に来る時にお店を予約」 2024年1月14日 スポーツ報知 TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜・午前9時54分)は14日、「週刊文春」が報じているお笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志についての「性的行為強要疑惑」を報じた。 番組では、10日発売の「週刊文春」で松本に女性をアテンド(世話)していたと報じられた、お笑い芸人のたむらけんじが反論したことを伝えた。 たむらは9日(日本時間10日)、現在住んでいる米ロサンゼルスからラジオ番組「たむけんがLAにいるよ~!」に出演し、「記事で書かれているようなことを目的としたものではない。女性を道具のように扱ったことはない」と否定。記事では3000円で口止めをはかったとされているが「女性を道具のように扱ったことは一切ない。3000円はタクシー代」と語った。 スタジオでは、コメンテーターとしてたむらと「30年前にお付き合いしていました」と明かしたタレントの鈴木紗理奈が出演した。鈴木は、たむらから「松本さんが大阪に来る時に、ご飯、お店を予約したりしていると聞いたことがあったんです」と明かし、その「予約」が仮に今回報道されている「飲み会」だと想定しながら「それがこういう合コンだったと思うと、めちゃくちゃキモイなって思っています」とコメントした。 さらに「同時に松本さんに対しては、すごくみんなからリスペクトされている人で尊敬もしているし、芸人さん以外の私たちタレントでもめちゃくちゃ愛情あるし、笑いに対して本当に真摯(しんし)に向き合っている方なんで尊敬しかないんですけど」とし「でも、そんな松本さんやからこそ後輩に対して、女性に対して配慮しないとNOって言えない環境が生まれてくるのをもうちょっと配慮してほしかったなと思います」と明かしていた。
2024.02.08
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松本人志騒動から、何が見えるか? 見過ごせないマスコミの(罪)。彼らは、謝罪しない!! 2024-2-7 はんぺん 僕は、はっきり言って、ダウンタウンについて、良く知らなかった。もちろん、固有名詞は、マスコミを通じて、耳に入っていたが、興味が無かったので・・・そのことで、ミーハーのワイフには、あきれられていた・・・ 彼らの今回のスキャンダルは、よくある話・・・プロ野球、芸能界などで、(一発)を当てようと、飛び込んできた若者の話・・・100人中、99人が脱落する世界の話・・・というのが、僕の理解だった・・・ プロ野球、プロゴルフ、プロボクシング・・・こういった、プロの世界で、一線級の名を挙げて、(成功)する人間は、驚くほど少ない!!! しかし、マスコミは、さも、そこに夢を託すことが、若者の特権だとばかりに、煽りまくってきた! マスコミの(大罪)は、糾弾されねばならない・・・と僕は、考えている。 イチローや大谷翔平の陰に隠れて、莫大な数のプロ志願の若者たちの(挫折)が、あっただろう!! その中には、(やり直し)がきかないステージに至り、仕方なく、生活のために望まない人生を選んだ者も、莫大な数、いることも、疑いの無い現実だろう。 こういう形で、(夢)を求めること自体、自由社会では、非難されることは無いという事だが・・・何か、割り切れない・・・ 「野球バカには、なるな!」と前にこのブログで書いたことがある。目的達成のために猛練習するだけでは、人間の成長という視点からみると、大きな不安を引きずることになるだろう・・・と。 今回、松本人志が、トップに上り詰めて、帝王になったつもりで、「女性の上納」を要求したようだが、まさに、社会常識を学ばなかった(野球バカ)の無残な結果だったようだ。 「後輩芸人が松本に女性を斡旋する「上納システム」があることを、女性らが証言した。」(本文) 芸能人パーティ”には、女性を斡旋する「アテンダー」が存在する。求めに応じて、女性をアテンド(世話)する人物だ。(本文) 同じような、(野球バカ)が、まだまだ、いた・・・ 女性をアテンド(世話)する人物・・・「松本と同じ吉本興業所属のパンクブーブー・黒瀬純と、たむらけんじ」(本文)だったという。 この3人を ほとんど僕は知らないが、芸能界に限らず、他の世界でも いくらでもいるのだろう・・・思いつくのは、元巨人選手の清原・・・薬物に手を出して薬物中毒になったり、暴力団関係とつるんだり・・・と、社会常識を学べなかった(野球バカ)の典型だったと思う。 (夢と希望)を煽りに煽ったマスコミの(罪深さ)も強調しておきたい。彼らは、自分たちの影響力の大きさについて知りながら、知りえた情報を(取捨選択)しながら報道するから、混乱が拡大する。 松本人志に関する(悪い)情報は、相当早くから、何度も入手していたハズだが、芸能界のドンに、逆らってまで、報道しなかったようだ。あの(文芸春秋)の記事が出るまでは・・・ 今では、他の雑誌も、後追いで、追跡しているようだが・・・ ジャニー喜多川の性加害についても、同じ・・・情報は、相当早くから、何度も入手していたハズだが、公に報道し始めたのは、本人が、死んでからだった・・・・なんという事だろう、これが、公正中立をうたうマスコミの姿だ。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん ――――――――――――――――――――――――有名芸人も「お得意様」…現役アテンダーが語る「性接待」システム「フォロワー100万人超のグラドルなら本人に15万円」 【松本人志に性加害報道】 2024-1-16 週刊FLASH「週刊文春」が、ダウンタウン・松本人志(60)の性加害疑惑を報じている。 2015年に都内ホテルで開かれた飲み会で、同意のない性的行為があったことを女性が告発。続報では、後輩芸人が松本に女性を斡旋する「上納システム」があることを、女性らが証言した。 「飲み会の主催者として、スピードワゴンの小沢一敬が取りざたされましたが、所属するホリプロコムは、当初は性 行為を目的として飲み会をセッティングした事実を否定していたものの、その後活動自粛を発表しました。。 しかし、続報で斡旋役として名指しされたのは、松本と同じ吉本興業所属のパンクブーブー・黒瀬純と、たむらけんじでした。たむらはラジオ番組でパーティを開いたことを認めたものの、“上納”の事実は否定しています。しかし、松本の性加害問題は後輩芸人を巻き込み、吉本興業全体の問題になりつつあります」(スポーツ紙記者) じつは、こうした“芸能人パーティ”には、女性を斡旋する「アテンダー」が存在する。求めに応じて、女性をアテンド(世話)する人物だ。 「常習的脅迫などの罪に問われているガーシーこと東谷義和被告も、暴露系ユーチューバーとして名を馳せ、参議院議員まで上り詰める前は芸能人のアテンダーを自称していました。当時から、六本木では有名人でした」(同前) 本誌は複数の芸能関係者らに取材し浮上した、現役アテンダーであるA子さん(29)に接触し、話を聞いた。 「もともと、会員制バーの経営者などが芸能人の集客目的にアテンドを始め、それが本業になった人が多いですね」 A子さんの前職はモデル。六本木、赤坂、麻布界隈で経営者や芸能人との繋がりを求める“港区女子”からは、絶大な信頼を集めている。 A子さんがアテンド活動を開始したのは、コロナ禍真っただ中の2020年だ。 「緊急事態宣言中は、飲食店はまともに店を開けることができず、芸能人も飲み歩くことは非常にリスキーでした。そこで、アテンダーに転じた飲食店経営者が芸能人を招き、ホテルのスイートや、シャワールームやベッドのある高級カラオケを貸し切ってパーティをするようになったんです」 A子さんも最初は、知り合いを通じて接待要員として派遣される立場だった。 「ホテルも高級カラオケも密室ですし、最初から性 行為が前提でしたね。私もそれに応じることで、次回からは芸能人や起業家から直接連絡が来るようになり、そのうちにパーティの仕切りや、アテンド(世話)をするようになったんです」 そんな起業家の一人から紹介されたのが、元アイドルで、現在は俳優として活躍するBだった。A子さんは、Bが所属していた事務所のタレントの誕生会などで、何度かアテンドの依頼を受けたという。 「今は私自身がパーティに出ることはないので、参加した女性から聞いた話になりますが、Bさん自身は、パーティで性 行為を求めることはないようです。しかし、ある男性タレントから頼まれ、女性に“できる?”と聞いていたそうです。参加者の中には、超有名な俳優兼ミュージシャンもいたと聞いています」 ではA子さんは、どうやってパーティに参加する女性を集めているのか。 《21:30くらいから 六本木飲みからの大人(5) バスト大きい方、若い方、決まりやすいです》 パーティを開きたい男性顧客からの依頼があれば、A子さんは、LINEグループに登録している60人ほどの女性に向かって、このようなメッセージを送る。 「大人(5)」とは、性 行為込みで参加者から5万円が支払われるという“隠語”だ。「パーティに参加し、女性と性 行為をする男性から、女性に支払われるギャラと同額か、少し下回るくらいの紹介料を私はもらっています。SNSに100万人のフォロワーをもつ女性の“定価”は、本人へのギャラが15万円、紹介料が12万円です」 しかし、Bのような芸能人が主催するパーティの女性へのギャラは、“定価”よりもずっと安く、交通費名目で2万~3万円程度しか支払われないことが多いという。 だが、A子さんはこう言って笑う。 「有力な起業家を連れてきてくれたりするので、芸能人は大切な“お得意様”です。私のお客さんは俳優が多いのですが、お笑い芸人の方もアテンドしますよ。『M-1』王者で冠番組を多数持つコンビのボケのCさんや、コンビ解散後にブレイクし、多くのCMに出演するDさんにアテンドしたことがあります。 松本人志さんのグループですか? 私はアテンドしたことがないですね。ただ、松本さんに近いある芸人さんからLINEで友達申請があった後、『アテンドできる女のコのプロフィルを見せて』とメッセージが来たことがあります。リストを送ったのですが、結局、返答はありませんでした」 1月8日、松本は芸能活動の休止を発表した。「浜田(雅功)さんは、『もし松本が引退するんやったら、俺もやめるで』と周囲に話している」(芸能関係者)という。 週刊FLASH 2024年1月30日号
2024.02.07
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松本人志・樋口健一・ジャニー喜多川・岡村隆史・・・性にまつわる混乱は、氷山の一角。社会的制裁は当然だが・・・つくづく(動物人間!)の理性と欲望の解決は・・・・??? 2024-2-3 はんぺん 芸人:松本人志による性加害疑惑が、週刊誌に取り上げられて、世間の関心のある人々に、一定の影響を与えている・・・ ドル箱のスターを庇うあまり、初動対応を間違えた吉本興業にも、非難が寄せられているという。 トップ芸人にまで登り詰めた松本人志が、慢心?から、(オレは、なんでも出来る)という、習近平や金正恩のような独裁者と同じ振る舞いに及んだ・・・ということか?(スケールは、滅茶滅茶セコイ) 頂点に上り詰めた各界の有名人が、その威を借りて、傍若無人に振る舞ういう事件を、我々は、これまで何度も目にしてきた。今回の松本人志以外にも、樋口健一(反原発写真家)、ジャニー喜多川・岡村隆史・・・世界的シンガーのレディーガガも、昔、性加害を受けたと告白している。 (参考)広河隆一氏の「性的暴力」を認定。性交渉要求、ヌード撮影……7人の女性による核心証言https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/202006200003/ 「記者会見で説明責任果たして」。広河隆一氏の性暴力問題でデイズジャパンに損害賠償請求https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/202006220003/ ナイナイ岡村隆史「コロナあけたら美人が風俗嬢に・・・を楽しみ」発言に怒りの声殺到!「NHKは『チコちゃん』と『麒麟がくる』から降板させろ!」 2020-4-28 テレビウォッチ編集部 J-CASTニュースhttps://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/202005140003/ ///////////////////////////「⼀般社団法⼈⽇本芸能従事者協会が2022年(令和4年)に発表した、芸能従事者らを対象とする〈芸能・芸術・メディア業界の ハラスメント実態調査アンケート2022〉で「セクシャルハラスメント」(73.5%)を見聞きした芸能従事者は7割以上に達すると分かった。具体的には、「性経験/性生活の質問・卑猥(ひわい)な話や冗談」(50.6%)「食事や交際をしつこく求められた」(28.8%)「レイプ(同意のないセックス)をされた」(11%)といずれも高い割合だった。」 (参照) ジャニーズだけじゃない芸能界の性加害問題まとめ「禁固23年の事例も」【20代の社会常識】https://bizspa.jp/post-744213/ ジャニー喜多川は、多くの芸能人を育て、テレビ界に貢献した功労者だと称賛されていたが、別の顔は、性犯罪者だった・・・・これに関しては、マスコミの責任は、とても大きなモノだったという。 すなわち芸能界の寵児が、間違いを犯すハズが無い・・・という予断によってジャニー喜多川を擁護し、犯罪の告発者を黙殺したのだった・・・犯罪の隠蔽に協力したマスコミに、どんな罰も与えられることは無かった!!これが、日本の現実ではないか? 今回の松本人志の件についても、同業世界から、擁護する仲間や後輩の人情論が、続出している・・・という。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん松本人志が妻に隠れて複数人の女性を輪姦していた真相がヤバい!スピードワゴン小沢まで巻き込んだホテルで起きたことの全貌にあいた口がふさがらない・・・https://www.youtube.com/watch?v=eX09SXcykWU松本人志の「女性セレクト指示書」を文春砲が暴露。変態的すぎる「絞り込み検索条件」職業フェチの衝撃、ロリコンか否か“13歳の防衛ライン”が今後の焦点に?https://www.mag2.com/p/news/591048――――――――――――――――――――――――松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」 2014-2-3 ダイヤモンド・オンライン 松本人志さんから性的被害を受けたという女性の証言を週刊文春が報じた問題をめぐって、日本文化史研究家のパオロ・マッツァリーノさんのブログが注目を集めている。 「松本人志さんの罪についての考察と提案」と題した論考は、X(旧Twitter)で1万6000以上の「いいね」を集め、「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」といった反響が広がっている。パオロさんの公式ブログから、当該記事を全文転載する。 まつもtoジャニージャニー喜多川さんは、いい人でした。多くの芸能人を育て、テレビ界に貢献した功労者であり、育てられた芸能人にとっては恩人です。でも、ジャニーさんは犯罪者だったのです。 24時間、つねに犯罪者でいる人などいません。犯罪者としての顔は、個人が持つ多くの顔のうちのひとつにすぎないのです。犯罪をしてるとき以外は、何食わぬ顔で暮らしてます。それはマジメな職業人の顔であったり、優しい父親・母親の顔だったり、情にあつい先輩の顔だったりします。 でも、そういう「いい人」が、犯罪者の顔も持ってたりするんです。 ジャニーズ問題から我々が学ばねばならないもっとも重要な教訓、それは、予断をもって犯罪告発の声を封じてはならない、ということです。 いい人は犯罪をするわけがない。社会的地位の高い人が犯罪者であるはずがない。無名の人間が犯罪を告発するのは売名行為に決まってる。週刊誌なんてウソばかり書いてるのだから、どうせ今度もウソだろ。 これらすべてが、根拠のない予断です。こうした予断によってジャニーさんを信じ、犯罪の告発を黙殺したことで、テレビ局はジャニーさんがシロであるという既成事実を作ってしまい、自分らがそれに縛られることになりました。ジャニーさん、あんた間違ってるよ、あんた頭おかしいよ、といえる人がテレビ界に誰もいなくなってしまったこと、それが問題をこじらせてしまったのです。 犯罪の告発は、明らかな虚偽が認められないかぎりはいったん信用して受理しなければなりません。その上で、双方の主張内容を比較検討し、どちらが正しいのかを考える。これが法治国家における正しい手順です。 たとえ99回虚偽の訴えが続いたとしても、100回目の訴えが虚偽であるとはかぎりません。毎回、訴えは公正に検討され続けなければなりません。 どうせまたウソだろ、なんて予断をもって正当な告発を却下してしまったらどうなりますか。犯罪者が野放しになるんです。 冤罪がなぜ重大な問題なのかというと、真犯人が野放しにされ、犯行を繰り返すおそれがあるからです。犯罪被害の告発が事実なのに黙殺してしまった場合も、真犯人が野放しになり、犯行を繰り返すかもしれないという、冤罪とまったく同じ状況が作られます。 だから犯罪被害の告発を軽々しく否定してはいけないのです。その失敗を教えてくれたのがジャニーズ問題であり、テレビ局はそれを学んだとばかり思っていたのですが……。 最近の松本人志さん性加害疑惑の報じかたを見てると、テレビ局がまた同じ間違いを繰り返そうとしてるように見えるんです。 もちろんすべてのワイドショーを見たわけじゃありませんが、いくつか見たかぎりでは、とりわけお笑い芸人のなかに、まだ事実はわからないと前置きして中立を装いながら、それに続く主張で暗に松本さんをかばうような流れのコメントをいう人が何人もいました。 そもそも松本さんにどんな疑惑がかけられているのか、その詳細にはほとんど触れず、松本さんを心配してはいけないのか、仕事のなかった頃に松本さんの番組に呼ばれた恩がある、などと人情論だけで松本さんを擁護する芸人、タレントのコメントばかりが目立つ『ワイドナショー』が一番偏ってました。 女性側をむやみに疑うべきでないとはっきり主張してた人はごくわずか。大半のタレントは、あたりさわりのない言葉を注意深く選んで、どちらにも取れる発言しかしていないように見えました。 松本さんにかけられている疑惑について詳しく報じずに、擁護する仲間や後輩の人情論ばかりを流すのは、公平とはいえません。番組制作者が、松本さんが犯罪者のわけがないという予断にひきずられて出演者を選んだり、番組を構成してるのではないかとすら疑ってしまいます。 ● 的外れな人情論と損失論 人情論がなぜいけないのか。立川志らくさんは、自分は人情を大事にするから世話になった松本さんを支持するといってますが、もし被害者が自分の娘だったとしても同じことをいうのでしょうか。 もしも、被害を訴える女性たちの親が逆上して松本さんを殺すなんてことが起きたとしても、それもまた人情の成せる業です。人情は人を助けることもできるし、人を殺すこともできます。加害者にも被害者にも人情はあります。どちらの家族にも人情はあります。 去年読んだ本のなかで、ある心理学者が「共感」の危険性を指摘してました。共感はスポットライトである。対象者だけを明るく照らし出すが、その周囲は暗闇で、何があるのかまったく見えないのだ。 人情もスポットライトです。だから人情で物事の正誤を公平に判定することはできませんし、してはいけないのです。女性の訴えに耳を貸さず、世話になった松本さんを一方的に信じる志らくさんは非情です。 松本さんがいなくなったらテレビ界、お笑い界の損失は計り知れない、なんて声も多いのですが、それは告発の真偽とは無関係だし、単なる論点ずらしです。 犯罪がらみの理由以外でも、過去に人気芸能人が急に引退した例はあります。事故や病気で急逝した人も大勢います。その直後には惜しむ声がたくさん上がりますが、しばらくすればみんな忘れます。大衆なんて薄情なもんですよ。次から次へと新たなスターが登場し、芸能界もテレビも何事もなかったかのように続いてきました。1年も経てば(もっと早いかな?)、松本さん不在のテレビにみんな慣れてしまうでしょう。仮に、このまま引退したとしてもなんの問題もありません。 この世に替えのきかない人なんてひとりもいないんです。もしもそんな人が歴史上ひとりでもいたのなら、その人の死とともに人類の歴史は終わってたはずです。 これは冷酷な事実ではなく、救いです。替えがきくからこそ、ある人の不在をべつの人が補える。人類は助けあって生きていけるんです。 性犯罪に無関心なテレビ局一般視聴者に基礎知識がないため判断しづらい問題を取りあげるときは、問題に詳しい専門家を呼んで解説してもらう。これが一般的な手法です。コロナ禍では朝から晩まで感染症の専門家たちがテレビに呼ばれて解説してましたよね。地震の後には地震学者が出演して解説してます。 だったら今回の件でもすべてのワイドショーなどが、性犯罪を学問的に研究している学者や、性犯罪被害の弁護に詳しい弁護士といった専門家を呼んで解説してもらうべきです。私もそういう人たちが今回の件をどう見てるのか、とても興味があります。 でも、そういう専門家がテレビに出まくってる様子はないんです。出演した番組があったとしても、その回数も出演時間もごくわずかでしょう。性犯罪被害者の弁護をしたことのない弁護士に一般論を述べられても、参考にはならないんですよ。 私も全然詳しくありません。性犯罪の学問的な研究書を2冊ほど読んだことがあるだけですが、それだけでも、性犯罪について抱いてた自分のイメージに「事実無根」の思いこみが多数あることを思い知らされました。 日本の性犯罪認知件数が欧米に比べて少ないのは、犯罪が起きてないからではなく、そもそも警察が性犯罪被害の訴えを門前払いしてしまうからであり、裁判にまでこぎつけるのは被害全体の2%くらいしかないなどといった、法治国家とは思えない実態があります。 こんな現状を知ったら、なぜすぐに警察に被害届けを出さなかったんだ、なんて気安くいえませんよね。そういったことも含め、単なる芸能スキャンダルではなく、社会問題として扱おうとする姿勢がテレビから全然伝わってこないのは非常に残念です。 ● 週刊誌という入れ物を叩く人たち というわけで、私も『週刊文春』の記事を読んでみました。 週刊誌が完売して儲けてるだけだ、なんてつまらない皮肉をいってる芸人もいましたけど、主張の中身にきちんと反論してください。週刊誌という入れ物にケチつけてすべてウソだとなじるのは、芸人は全員バカだからヤツらのいうことは全部ウソ、と決めつけるのと同じです。ちなみに私は図書館で読みましたので、売り上げには貢献してません。 過去に文春にスクープされたことを恨んでいて、ここぞとばかりに文春叩きをしてる人たちもいます。ホントに誤報で被害を受けた人ならともかく、自分の悪行を暴露された人までが便乗して叩いてるのは笑うしかありません。 過去の文春の誤報記事を並べて、いかにも週刊誌は信用できないという空気を作りたがってる芸能ライターもいますが、これはインチキに近いやりかたです。 週刊誌に誤報があるのは事実なので、鵜呑みにするのは禁物です。とはいえ、数件の誤報だけを抽出して週刊誌全体が信用できないと断じるのは、間違った論証です。ある一定期間のすべての記事のうちで誤報がどの程度あったのか、それを数字であきらかにしなければ意味を成しません。ジャニーさんを告発した記事は事実だったわけですし。 私は著書の執筆のために、明治時代から現在までのさまざまな新聞雑誌記事を大量に読んできました。ある事件を各雑誌がどう報じているかを比べる作業を何度もやってれば、どの雑誌に取材力があるか、信用できるかはなんとなくわかってきます。 『週刊文春』に関していえば、誤報もあるけど、雑誌そのものの存在意義が疑われるほどの量ではないと思います。なので鵜呑みにはせず、記事ごとに信憑性を判定すればそれでいい。 繰り返しになりますが、大事なことなのでいっておきます。犯罪の告発に関しては、これまでウソだったから今度もウソだという予断をもってはいけません。 女性側の主張の信憑性は? ネット上には、松本さんがやってないことを証明するのは不可能だ、ないことを証明するのは悪魔の証明だ、なんて意見もありました。 どこでそんな愉快な考えを聞きかじってきたのか知りませんけど、今回の場合、犯罪被害を告発した女性側の主張にあきらかな矛盾や虚偽が認められれば、松本さんの潔白が証明されたとみなしてもいいので、悪魔の証明を心配する必要はありません。 いまのところ松本さんはほぼ何も主張しておらず、女性側の主張のみが公開されてます。なので現時点では、女性の主張を一方的に検証して攻撃できる松本擁護派が圧倒的に有利なんです。 にもかかわらず、松本擁護派のあいだから、女性の主張内容の信憑性を崩す決定的な論は出てません。傾聴に値する決定的な反論があるなら、とっくのむかしにマスコミでも大きく取りあげられてるはずですが、そうなってないのは、松本擁護派が女性側の主張を突き崩せていないからです。 念のためにいっておきますが、あとからリークされた女性からのお礼メッセージが合意の証拠にはならないことは、すでに専門家が指摘してます。 さて、記事内容ですが、一読したかぎりでは、被害を主張する女性たちの主張内容にあきらかな虚偽や矛盾は見当たりません。先ほどもいったように、私だけが矛盾に気づかなかったわけではなく、松本擁護派の人たちからもまともな反論は出てないんです。なので女性側の証言を積極的に疑う理由・材料はないと判断します。 かたや、松本さんらの主張内容は、検討したくてもほぼないも同然です。その少ない主張内容のなかで、事実無根といったのに無根でないことが判明したり、会見はせず裁判で戦うといいながら、とうとう出たね、などと自分に都合のいい「キリトリ」のようなあいまいな言葉だけをSNSで流して相手を貶めたりと、法廷外での不誠実かつ疑わしい言動が目立ちます。 現状では、松本さん側の潔白を信じるに足る決定的な要素が何もないんですよ。一方で、被害を主張する女性のいいぶんはそれなりの量もあるし、否定する要素もありません。 ですから現時点では、女性側の告発を事実と仮定して、その真偽を検討していくしかありません。私は松本さんの記者会見をいまでも望んでますが、それについては最後に述べます。 携帯を取りあげる異常性記事内容には、重要な点が2つと、笑ってしまった個所が 1つありました。まずは重要な点から。 ホテルの部屋に入るなり、女性たちが携帯(スマホ)を没収されたという証言です。 ああいうのは普通の飲み会だと主張してる芸人がいますが、普通の飲み会で参加者のスマホを没収するなんてのはありえない行為です。スマホには個人情報が多数記録されてますし、金銭の支払い手段でもある、重要な個人の財産です。それを正当な理由もなく没収、取りあげる、あずかるという行為自体がすでに犯罪です。 芸能人の飲み会ではスマホを没収するのが普通なのですか? そんなことはないですよね。芸能人同士の楽しい飲み会の様子をスマホで写真に撮ってネットで公開してる例はたくさんあるじゃないですか。8年前であっても、むしろ楽しい飲み会だからこそ、みんなで写真や動画を撮って共有するのが常識になってたはずです。 万が一、隠し撮りされた画像や映像、音声が流出したとしても、恥じるところのない飲み会だったら、たいしたダメージを受けるはずがないんです。 つまりスマホを没収したのは、恥じるところがあったからです。証拠となる画像映像などを記録されたくないから。もしくは、警察に通報されるのを防ぐため。さらには、女性にすぐに逃げられないようにするため。犯罪を想起させる悪い理由しか思いつきません。 通常の飲み会で不愉快な行為を求められたら、怒ってすぐに帰ることができます。参加者にはその自由があります。でも密室に呼び入れられてスマホを没収されてる場合、帰る際にそれを返してもらわねばならず、すぐに帰れません。これだけでもかなり計算された悪意を感じます。 スマホを没収したのが事実なら、松本さんの側に、これからやろうとしてることが犯罪に該当するという自覚、悪意があったことになります。女性を密室に呼び入れ、スマホを没収した状態で、それを普通の楽しい飲み会だと主張するのは、一般常識としてムリがあります。 逆にスマホ没収が事実でなかったら、女性側の主張の信憑性はガタ落ちします。この点はぜひ裁判でもあきらかにしてほしいところです。 ● もうひとつの罪・松本さんのパワハラ 『ワイドナショー』では今田耕司さんが、松本さんに女性を用意した小沢一敬さんらを文春が女衒と書いてるのはとんでもないといってました。 まあ、正確には女衒は女を女郎屋などに売り飛ばす商売のことなのですが、性 行為目的で女性をあっせんする者を指す慣用表現としても使われてきたので、松本さんに女性をあっせんしていた後輩芸人を女衒と呼んだ文春の言葉づかいは間違いとまではいえません。 注目すべきは、今田さんが、こうした行為が日常的に行われていたこと自体は否定しなかったこと。つまりその点に関しては、文春の記事は事実であると認めたも同然です。 後輩芸人の小沢さん、黒瀬純さん、たむらけんじさんは、自ら進んでそんな役目を買って出たのでしょうか。それで自分もおこぼれにあずかっていたのなら、女衒どころか腐れ外道の称号を差し上げますけど、彼らの他にも、松本さんという絶対君主の意向に逆らえず、仕方なくやってた後輩が多いんじゃないかって気もします。 今田さんが文春を批判するのは筋違いです。自分の絶対的な地位を利用して後輩に女衒めいた役目を強要していた松本さんこそがもっともとんでもない人であり、今田さんが批判すべき対象は、松本さんなんですよ。 ジャニーさんを批判できる人がいなかったのと同じ間違いが起きてたんです。芸人の世界はタテ社会だから後輩は何もいえない? だったら先輩はいえるはずでしょう。彼らは何をしてたんですか。 そんな怪しげな密室飲み会を何十回、何百回とやっていて、性 行為は一切なかったと主張するのは不自然です。仮にそのすべてが合意の上だったとしても、自分に逆らえない後輩にそのための女性を用意させていたなら、松本さんのやったことは完全にパワハラです。その事実だけでもテレビ局のコンプライアンス的にはアウトです。 一般企業の社長が社員に、性 行為要員の女性(もしくは男性)を用意するよう命じてた事実が判明したら、その社長は社会的信用を失い、辞任するしかないでしょう。 パワハラの加害者という事実だけで、テレビ局が松本さんを出演禁止にする十分な理由になります。それをやらずに、何のためのコンプライアンスなんですか。 ● 芸人のみなさんは 「河原者」の時代に戻りたいのですか?芸人の世界は特殊だから何をしてもいい、といういいわけは、もういまの時代には通用しません。芸能人が女遊びや薬物をやるのはしょうがないね、と大目に見る感覚は昭和くらいまでは庶民感覚としてありましたけど、それは庶民が芸人にやさしかったからじゃありません。差別です。江戸時代に芸人が「河原者(河原乞食)」と呼ばれた時代の名残りです。 ビートたけしさんが芸人になったのは1970年代前半のようですが、家族には猛反対され、家に帰ってくるときは近所のひとに見られるなとお母さんにいわれてたそうですね。そのころでもまだご近所の庶民のあいだに、芸人を蔑む差別意識が強く残っていたことの現れです。 江戸時代には、歌舞伎役者まで含めた芸人すべてが一般庶民よりも下の河原者、被差別階級でした。一流の歌舞伎役者は大金持ちなのに、人間とはみなされなかったんです。おまえらが何をしようと勝手だが、お前らは人間以下の存在だ、と。 明治になって公式にはその地位は回復しても、差別意識は庶民の間に根強く残り続けます。歌舞伎役者の八代目・坂東三津五郎は、こどもの頃からお屋敷に住んで坊ちゃんと呼ばれてたのに、大正2年、小学校に入学したら河原乞食と呼ばれたとエッセイに書いてます。翌年に引っ越した家も15部屋もあるお屋敷だったけど、転校先の学校は「河原者」の子だけが通うぼろぼろの学校でした。 芸人のみなさんは、その時代に戻りたいのですか。セクハラもパワハラも見逃してもらえる代わりに、あなたの家族も差別されます。金があっても、自分のこどもを有名私立学校に通わせることなどできません。 私はそうなってほしくはない。すべての人が平等であるべきです。そのためには、芸人とて一般社会と同じルール、同じ常識に従わなければなりません。芸人の世界は特別だなんて思い上がりは、いますぐ捨てていただきたい。 ● 合意の有無でなく、合意の中身こそが重要 記事で笑ってしまったところ。文春側は、記事掲載の前に松本さん本人を直撃し、事の真偽について確認を取ってます。いきなり不意打ちでスクープ記事を載せたのではないので、これはフェアなやりかたです。 で、その際に松本さんは「もう好きに書いてくださいよ」と記者にいってるんです。 松本さん、あなた合意してるじゃないですか(笑)。 松本さんは当初、事実無根だから戦うと宣言しましたが、その主張を繰り返してないところを見ると、いくつか性 行為があったことは認めるが、合意の上だから問題ないとする戦法に切り替えたのだと思われます。 でも、合意があれば何をしてもいいのなら、「好きに書いて」と松本さんの合意を得た文春は、何を書いてもいいはずですよね。合意しておいて、あとから名誉毀損で訴えるなんて、ズルいよ~松ちゃん。 というのはもちろん冗談です。私のホンネは逆で、合意・同意を絶対視する考えかたに賛同できません。 合意があれば許されるというのなら、すべての詐欺事件は無罪になってしまいます。ダマされた時点では、被害者はみんな合意してるんですから。詐欺師が「えー、契約したときは、あんた合意してたじゃん」といえば、詐欺師は無罪ですか? そんなわけない。あとからでもダマす意図があったことを証明できれば、罪を問えるんです。 重要なのは合意があったかどうかではなく、合意の中身と合意に至った状況です。本当に双方がすべて納得した上での合意だったのか。虚偽や脅迫、社会における力関係を利用した威圧などによる合意だったら、それは詐欺と同じです。あとから取り消せるのが当然です。 松本さんが文春を訴えたのは、好きに書いていいというのは本当にすべて合意したわけじゃないからですよね。性加害を主張する女性も、本当にすべてを合意したのではなかったのではないですか。 記事で証言されている、力関係による威圧や、外部との連絡手段を取りあげられるといった要素が事実なら、合意の上だから問題はないと主張するのは、やはり相当ムリがあります。 じゃあ合意の下で行われた一夜かぎりの性 行為でも、あとから合意はなかったとして訴えられてしまう可能性もあるのか? と心配する人もいます。もちろんそうなる可能性はあるでしょうね。 あなたが合意してたと思っていても、相手はそうじゃなかったかもしれないのだから。もし訴えられたら、弁護士立てて話しあえばいいだけのことじゃないですか。それを恐れるくらいなら、最初から危険な遊びはしないことです。 一夜限りの性 行為が好きな人たちは、リスクも込みで冒険を楽しんでるんでしょ。よく知らない相手との一夜限りの性 行為には、性病をうつされるリスク、美人局に引っかかるリスク、その行為が配偶者にバレるリスク、性犯罪として訴えられるリスクなど、さまざまなリスクがあります。 ヘタしたら仕事や家族をすべて失う、リアル罰ゲームつきの大冒険。リスクとスリルに興奮する性癖をお持ちだから、そういうエッチにわくわくして、冒険を求めるのでござんしょ? 松本さんはそんなリスクの高い遊びを何十回、何百回と繰り返していたのだから、そりゃあ、いつかはバレて問題になりますよ。人間には口があるのだから、関わる人間が増えれば増えるほど、秘密が漏れる確率も上がります。すべてはリスクにまつわる単純な確率論の問題です。 そんなこともわからず、ずっと秘密にできると、浅はかな考えを持ってたのでしょうか。だとしたらそんな松本さんに同情する余地はないですね。長年のお楽しみのツケを払うときが来ましたよ、としかいえません。 やはり周りの誰かが、松本さん、あんた頭おかしいよ、と10年、20年前にいってあげるべきだったんです。 ● 記者会見の提案 最後に私から松本さんに提案があります。本当に自分の潔白に自信があるのなら、いまからでも遅くないから記者会見をやってください。私は法律の専門家ではないけど、調べたかぎりでは、係争中にコメントや記者会見をすることを禁じる法律はないようです。 私が薦めたいのは、外国特派員協会で会見を開くことです。そう、ジャニーさんの被害者が会見したことで長年黙殺してきた日本のマスコミをようやく動かした、あの場をあえて使うのです。 外国人記者は、日本のマスコミのように忖度しませんよ。およそ50年前、『文藝春秋』に田中角栄の不正金脈を暴く記事が載ったとき、テレビも新聞も記事を無視しました。 そんななか、外国特派員協会だけが田中角栄を呼んで話を聞く場を設けました。外国人記者からの忖度なしの追及に耐えかねた田中角栄は、会見を打ち切って逃げました。翌日から欧米の新聞で田中の金脈問題が報道され始めたのを見て、弱腰だった日本のマスコミも、ようやく田中を追及し始めたのです。 外国人記者は松本さんをカリスマとも神とも思ってませんから、手加減なしにキビシい質問を浴びせてくるでしょう。ヘリクツや詭弁やギャグでごまかさず、正々堂々とそれを乗り切れたら、私も少しは松本さんを見直すかもしれません。 パオロ・マッツァリーノ
2024.02.03
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「裁判は、結果責任」だ。連合赤軍も、麻原彰晃たちも、京アニの青葉真司被告も、極左テロの桐島聡も・・・許されることは、決して無いハズだ・・・ 2024-2-2 はんぺん1974年から75年にかけて11件にものぼる連続爆破事件を起こした「東アジア反日武装戦線」というテロ組織・・・多くの無辜の人間の命が奪われた・・・ 「東アジア反日武装戦線」の組織の一員だった桐島聡は、49年間の逃亡生活の末、末期がんであることから「最後は本名で死にたい」と名乗り出て、その直後に死亡したという・・・・ こういう無責任な人間の(思い込み)で、多くの人命が奪われた事例を、我々は、良く知っている・・・あの麻原彰晃のオウム真理教事件、連合赤軍兵士による浅間山荘事件、最近では、青葉真司被告による京アニ大量殺人事件・・・(洗脳)されたから(罪)ではない・・・のではなく(裁判は、結果責任!)だという事を、再度 強調したいと思う。 それは、その時、その時点で、いかに(洗脳)によって犯罪行為に手を染めてしまうとしても、その結果については、取り返しのつかない事態を招いたことであるから、後から(反省しました。もうやりません)と言われて済む話では無いという事だろう。 本文では・・・「要するにナショナリズムに走りそうな「おっちょこちょい」が、反対に国家を全面的な悪だとして対決すると自分が偉く見えると勘違いしただけでした。 ・・・そんな幼稚な個人的感情を動機として殺害された人や、その遺族の悔しさというのは大変なものだと思います。」(本文) ということになる・・・「大事なことは何も喋らずに、サッサとこの世ではないどこかへ逃亡したというのは、究極の無責任であり逃げ切りであると思います。」(本文ラスト)・・・本当に、そう思う。 (総括せずに逃亡)した70年代の活動家(運動家)は、きちんと(総括)するべきだ・・・逃げるな・・・と言ってきた。 自分たちが、やった事に対して、それを無かったことにできるハズが無い・・・なぜって、多くの無辜の民衆を殺したりしているのだから・・・ (あなたたちには、総括する義務がある・・・)と言ってきた。(自己批判せよ)とは、言っていない・・・しかし、自分たちの実践が、社会にどういう影響を与えたのか? 他のやり方は、無かったのか??? 真摯に自身の過去と向き合うべきなのだ!! 運動家が、そういう(総括)作業を投げ出して、知らぬ顔して一般社会の中に、コソコソ潜り込むほど、人間として恥ずかし事は無い・・・ハズだ。どうだろうか??このブログを見ている人の中にも、そういう人が、いると思うのだ・・・ 1回しかない人生で、そんな いい加減な人生を歩んでほしくない・・・と言ってきたが・・・あの70年安保闘争時に、僕たち下級生に(闘争指導)した人物に、これまで、何度も(総括)してほしい旨、伝えたことがあった・・・が、何の反応もない。大学に残り、学究生活の末、大学教授にまで上り詰めた(優秀な?)人物だが・・・本人からは、昔、自身も関わった(闘争)の(総括)を聞いたことは、50年近くになるが・・・未だ無い。 真摯に人生と向き合う・・・とは、そういう事ではないのか? まさに(人間)が、そこで試されているように思えるのだが・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――「49年逃亡」桐島聡の「恥ずかしすぎる勘違い」とは?青春テロ野郎の革命人生、全てが無意味だった2024.01.31 by 冷泉彰彦『冷泉彰彦のプリンストン通信』東アジア反日武装戦線の「正体」「黒色=アナキスト系」と言われていた爆弾テロ集団として、「東アジア反日武装戦線」というグループがありました。1974年から75年にかけて11件にものぼる連続爆破事件を起こし、その多くは企業を狙ったものでした。 つまり、日本経済というのは「悪」であり、これに反対して爆弾テロを行うというグループです。 最も有名なのは、丸の内で起きた「三菱重工ビル爆破事件」で、死者8名、重軽傷は400名弱という歴史に残る大惨事となっています。 この三菱重工へのテロ実行犯は8名が逮捕され投獄されましたが、その一部は日本赤軍がハイジャックをして獄中から人質交換で引っ張り出して合流したりしています。 思想も節操もなく、とにかく日本の国家権力と対決することが自己実現になるというのがこの人たちの態度でした。 そこには、ファシズムの亡霊を引きずった西独やイタリアとの共通点が見受けられます。究極の悪であったファシズム国家は、今でもその原罪を背負っており、これに敵対することで最高の倫理的勝利が得られるという感覚です。 間違った感覚ですし、要するにナショナリズムに走りそうな「おっちょこちょい」が、反対に国家を全面的な悪だとして対決すると自分が偉く見えると勘違いしただけでした。 そんな幼稚な個人的感情を動機として殺害された人や、その遺族の悔しさというのは大変なものだと思います。 同時に、この種の完全に間違った態度と「味噌もクソも一緒」と思われて、平和運動や労働運動、人権の追求など中道左派から近代化を志向する運動までが誤解を受けたのは歴史的損失でした。 メディアは冥土の「桐島聡」を糾弾せよそれはともかく、この「東アジア反日武装戦線」というグループの中で、一人だけ逃亡に成功していた桐島という男「らしき」人物が話題となっています。 末期がんであることから「最後は本名で死にたい」と名乗り出て、その直後に死亡したというのですから、ニュースとしてドラマチックであることは認めます。 ですが、報道の延長では、「どうして50年も逃亡できたのか」とか「音楽好きの明るい人物だったらしい」などという興味本位なコメントが飛び交っているようです。これは言語道断です。全く冗談ではありません。 前述したように、彼らの若き日の行動では人命が奪われているのです。それだけではありません。この人たちには、どうしても問い詰めておきたい点が2つあるのです。 いまだ総括なし。青春テロリストの致命的な勘違い1つ目は、当時の「企業に対する攻撃」は全くの間違いだったということです。 1974年の段階で、このグループに属していた当時の若者たちは、日本の企業活動はアジアの貧しい人たちを騙して安い給料で労働させたり、資源を奪うなどの「搾取」だと考えたのでした。 ですから、第二次大戦中に侵略を行ってアジアを植民地にしたのと同じように、60年代から70年代にかけての経済進出も「悪」だと考えたのです。 そして、そのような「悪」を懲罰することは正義だと勘違いして爆弾テロを繰り返したのでした。 確かに、当時の日本は「エコノミック・アニマル」という批判を浴びており、アジアとの貿易や現地生産で巨大な利益を上げていたのは事実です。 その中には、カネの力で現地に愛人を囲ったり、ドンチャン騒ぎをしてヒンシュクを買ったり、確かに行き過ぎた行動もあったようで、かなり嫌がられていたのは事実です。ですが、その本質はどう考えても「悪」ではありませんでした。 それどころか、日本企業は生産拠点をどんどんアジアに移転し、生産のノウハウもどんどん教えていきました。その結果として、アジア諸国はどんどん技術力と経済力をつけていったのです。 爆弾テロと関係なく、日本経済は自爆した そこまでは先進国が空洞化を進める例として、欧米諸国や現在の中国と変わりません。ところが日本経済の不思議なところは、中付加価値の産業はどんどん外に出していったのに、国内で高付加価値を生む最先端の研究開発は怠った点です。 そのくせ、低付加価値の部品と素材の産業は国内に残すことで、人類の歴史の中では他に例のないような「経済の集団自殺」をやってのけました。 その結果として、アジア諸国には一人あたりGDPや生産性では「追い越されてしまった」のです。 桐島「らしき人」は、恐らく最近の日本経済の低迷と格差の拡大のことは知っていたのだと思います。ですが、若き日の彼らが敵視した日本の企業が、より悪に走って金儲けを続けたために、格差が拡大したのではないのです。 そうではなくて、儲かる部分をどんどんアジア諸国に「献呈してしまい」、国内には儲からない部分だけが残ったという「間抜けな」経営の結果そうなったのです。 「人を殺してまで追求した正義」のナンセンス 1970年には、日本のビジネスマンがインドネシアやシンガポールに出かけて、札びらを切って嫌がられていました。ですが、今は、シンガポールの団体旅行客が日本にビジネスクラスで来て、豪華寝台列車を貸し切って日本を周遊する「一人200万円の豪華ツアー」に参加して札びらを切っているのです。 これに対して、日本人は怒るどころか「おもてなし」などという話になっています。桐島「らしき」人はこうした現象に対して、どう感じていたのでしょうか? 自分たちが爆弾を投げなくても、憎い日本経済が自壊してくれたのだからザマミロと思うのでしょうか? それとも他国に来てカネの力を見せつけている外国人に対して、今度はジジウヨ的な排外思想から憎悪を燃やしているのでしょうか? あるいは、過去の「国家と対決した栄光の日々」の思い出を胸に「現在のことには無関心」で過ごしてきたのでしょうか? いずれにしても、この50年間「逃亡に成功したこと」など、どうでもいいことなのです。そうではなくて、50年間に日本経済とアジア経済の地位が入れ替わってしまった中では、この連中が「人を殺してまで追求したかった正義」などというものが、本当に悲惨なくらい滑稽な話になっているということです。 だからこそ、改めて50年前に人の命を奪った罪は限りなく重いと言えます。全くの思い違いと思い込みから行った行為だったからです。 反日武装戦線にも影響「太田竜」の思想的無責任 2点目は、北海道の問題です。この「反日武装戦線」に影響を与えた人物として、太田竜という存在があります。樺太の引揚者で、スターリンに反対してトロツキーの革命思想にかぶれた壮年期を経て、アイヌに肩入れして「北海道開拓は悪」だなどという一方的な主張を繰り返していました。 そのくせ、晩年は自然食やエコロジーを経て最後は右翼に近い「日本が最高」的な立場まで動いていったのですから、「無責任にもほどがある」としか言いようがありません。 この桐島「らしき人」を含めたグループは、この太田の「アイヌは正義で、北海道開拓は侵略」という一方的な思想に「かぶれ」て、爆弾テロを繰り返していました。 この問題は、アジアとの経済関係の問題以上に「全く笑えない話」だと思います。 まず、現在の北海道ではようやく「アイヌ差別は悪」という認識が浸透しました。また同時に「アイヌも、そして内地からの開拓民も、どちらも北海道を構成するルーツ」だという共生の認識が定着しています。 例えば、野田サトルさんの漫画『ゴールデンカムイ』の主人公は、アイヌと屯田兵という設定となっており、アイヌと開拓民の連合体が北海道だという建付けになっています。 また北海道に根ざしたリゾート運営をしている鶴雅グループは、アイヌ文化をデザインの基軸に据えることで成功しています。 そう考えると、このグループが若き日に爆弾テロを繰り返す中で「開拓民は侵略者」などと叫んでいたことは、現在の北海道のアイデンティティへの究極の挑戦に他ならないことになります。 ちなみに、その裏返しが杉田水脈議員などによるアイヌヘイトで、これは右からの分断ということになり、太田や「解放戦線」の思想と同様に現在の北海道への挑戦に他なりません。 「青春の思い出」というテロ美化を許すな 更に言えば、現在、プーチンの率いるロシアは「アイヌは自分たちの先住民族」であるなどという無茶苦茶な主張を始めています。 彼らの目的は、どうやらスターリンが企図しつつも実現できなかった「留萌=釧路ライン以北の強奪」にあり、その布石として「アイヌはロシアの先住民」であるなどと言っている可能性があります。 太田や「解放戦線」の主張は、そのままプーチンの罠に利用される危険性を帯びており、その意味では現在進行形での害悪を抱えているとも言えます。 とにかく、日本経済の敵視や北海道開拓の敵視というのは、彼らの単なる「青春の思い出」で済ますことのできない問題を今でも抱えています。何よりも、貴重な人命を奪った罪は50年の年月を経ても消えることはありません。 そのことを考えると、仮にこの死んだ男が桐島であったとして、大事なことは何も喋らずに、サッサとこの世ではないどこかへ逃亡したというのは、究極の無責任であり逃げ切りであると思います。
2024.02.02
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「アホか! おまえは」とボロクソに言ってやれる楽しい機会は、僕には無いだろうな・・・ 2024-1-26 はんぺん 古い因習、伝統などで、権威が作られ、その歪んだルールで、後に続く者が、辛酸をなめる・・・ということがよくある。旧スタイルを引き継ぐことが、全て悪いとは思わないが、歪んだ制度、ルールを改革することが無ければ、社会の進歩は停滞するだろう。 昔から、よくあった(体育会系のシゴキ)は、今でも、時々、散見するが、昔は、もっとひどかった。1964年の東京五輪では、(東洋の魔女)が、もてはやされたが、その非人間的な練習を、マスコミは強く非難しなかった。 金メダルを取る・・・試合に勝つ・・・ことが、最優先されたのだ。当時のマスコミの人権感覚が、相当低かったという事を示している。 体育会系に、よく見られた(しごき)の背景には(先輩・後輩)という考え方がある。わずか1年、2年、入学が早いか、遅いかで(先輩・後輩)が決まってしまう。 今回の宝塚歌劇団事件も、全く同じ。くだらないヒエラルキー(階級)を作り上げ、高い者が、低い者たちの上に君臨するというわけだ。 くだらないと言えば、その通りなのだが、その世界に入り込もうとする者にとっては、逃げ出すという選択肢は、限られている。 そう退団するか・・・自殺するしかない。ヒエラルキーは、がっちりと確立されていて、今回のような(大事件)が起きなければ、メスが入ることは無い。 もし、今回のマスコミの暴露報道が無ければ・・・・宝塚歌劇団側は、(無かった事)にしただろうことは、間違いない。歌劇団側の初動の動きを見ていて、それがよくわかった・・・そのヒエラルキーに、利益を見出す者たちが、蠢いているのだ。 昔、サークルなどの飲み会で、(イッキ飲み)が、流行った時期がある。多くの若者たちが、(急性アルコール中毒)で、亡くなったという。 今では、アルハラ(アルコール・ハラスメント)ということで、批判が強くなっているが、昔は、後輩への飲酒の強要・無理強い(イッキ飲み)を断れない風潮があった。 その背景には(先輩・後輩)の歪んだ関係がある 飲酒の趣味の無い僕は、飲酒を強要された事は一度も無いが、もし強要されたら「おまえは、アホか!」と言ってやるつもりなのだが、付き合いの悪い僕には、そういう楽しい機会がくることは無いだろう・・・ パワハラも、前から、良く言われてきた。全国津々浦々で、パワハラ事件が指摘され続けているが、権威を振りかざす人間と、権威に弱い人間・・・人間社会の悲しいドラマだが、豊かであるハズの人間社会のひずみが、こんなところにも・・・・ こんなに種類があるようだ(ネットから)セクシャルハラスメント(セクハラ) ...パワーハラスメント(パワハラ) ...マタニティハラスメント(マタハラ) ...パタニティハラスメント(パタハラ) ...アルコールハラスメント(アルハラ) ...オワハラ(終われハラスメント) ...モラルハラスメント(モラハラ) ...スメルハラスメント・・・・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――夢のため、トイレも我慢した (すみれの花、その陰に 問われる宝塚歌劇団) 2024-1-22 朝日新聞 宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)内には独自の「ルール」が存在し、それがハラスメントや長時間労働につながっているのではないかとの指摘がある。そうしたルールの源流をたどると、宝塚音楽学校にたどりつく。 歌劇団に入団する人は全て、隣り合う音楽学校で2年間、歌唱や踊りを学ぶ。多くの生徒は寮で共同生活をする。 ■「閉ざされた世界」 学校には数年前まで、生徒間に受け継がれるルールがあった。先輩が乗っているかもしれない阪急電車にあいさつする。上級生の前ではみけんにしわを寄せて口角を下げる。上級生への返事は原則「はい」「いいえ」といった言葉のみ……。 2000年代に在籍した歌劇団OGは、「爆弾ノック」を記憶に残す。寮の一室に下級生が集められ、上級生がノックして1人ずつ呼び出すと、「私語をした」などの指導をする。大勢の上級生に囲まれて指導を受ける生徒もいた。 校内の掃除は場所を一人ひとり割り当てられた。自分の「分担さん」(掃除場所で同じ担当の上級生)に掃除用具を隠されることもあったが、「みんながされることでいじめだと思ったことはなかった」。先輩と楽しく話せる「おゆるし」という時間もあった。 自分が上級生になると「同じようにやらざるを得なかった」。やらないと同期生から「私ばっかり悪者じゃん」「みんなでやろう」と言われた。「伝統だからやらないといけないし、芝居の延長だと割り切ってやっていた」 音楽学校に入れるのは15~18歳で、2学年に各40人。「10代で親元を離れ、閉ざされた世界に入ると、未熟で常識を知らないところもある。世間的にはハラスメントでもそう思わず、上級生にされたことを自分もしてしまうのかもしれない」とこのOGは話す。 数年前に在籍した元生徒の親も「間違った世界でも染まらないと夢がかなえられない」と言う。 入学後、寮に入った娘の睡眠時間は、連日1時間ほど。寮で長時間のミーティングが開かれ、反省文を延々と書く課題もあった。休み時間も上級生を優先するため、娘はトイレへ自由に行けず、水分摂取を我慢した。生理用品の交換もままならなかったという。 「(上級生への)LINEの返信は10分以内に」「上級生が傘をさしていなければ、さしてはいけない」。そんなルールもあったという。 睡眠やトイレといった生理現象を我慢してでも優先されるルールがある集団生活。この親は「逃げればいいという声もあるが、みんな夢や憧れを持っている。弱音さえ吐けないんです」と語る。 ■「できません、とは」 学校は20年ごろ、こうしたルールの多くを「下級生に負担が生じる」として廃止、変更した。 一方、改革前の卒業生が大半を占める歌劇団には、劇団員がつくったルールがその後も残ったという。宙(そら)組所属の女性(25)が昨年9月末に亡くなったことを受け、歌劇団が設置した外部の弁護士チームの調査報告書によると、「最下級生は稽古場で小道具類作りの作業をする」「上級生が下級生を指導するときには近くにいる劇団員が集まる」などの内容だ。 女性も亡くなる直前、一部のルールを守れなかったとして上級生らから叱責(しっせき)を受けたという。調査報告書は「多数の劇団員の前で厳しい叱責(しっせき)を受けることになれば、不要な心理的負荷を与え、ハラスメントの温床にもなりかねない性質がある」と指摘した。 遺族側の代理人弁護士は、女性が上級生から暴言などのパワーハラスメントを受けていたと主張。歌劇団側は、調査報告書では「パワハラは確認できなかった」としたが、その後、遺族側の意見をふまえ「改めて事実関係の精査等を行ってまいります」としている。歌劇団は現存するルールについて、見直しの方針を示している。 前出の劇団OGは言う。「宝塚は『できません』が言えない世界。そして、自分には宝塚しかないと思ってしまう。上級生から何か言われると、『全世界から悪く言われている』と錯覚してしまうのかもしれない」(河合真美江、土井恵里奈、玉置太郎)
2024.01.26
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不完全な生き物が、不完全な社会や組織(社会運動や宗教団体など)を作るという。絶対化したシステム、絶対化した(完全社会)を作ろうと試みるが、不可能だろうが・・・・ 2022-9-17 はんぺん 宗教団体も 思想団体などは、何らかの目標・・・お金や権威や権力を得るために、多くの民衆に働きかけて、運動をしている・・・・ その過程で、ウソや過ちがあっても、糺(ただ)されることが、なかなか無いのが現実だ。 オウム真理教や連合赤軍の(信者)が、その典型例だろう。人々は、その結果の惨状には、驚くばかりだった。 彼らの組織での(全体主義的性格)は、際立っている!!! マルクスレーニン(ML)主義を信奉(?)する組織内では、(科学)の名のもとに、(非科学的な)無法が、まかり通っていった。 洗脳に寄って、巻き込まれた(赤子のような)青年たちは、地獄を見ることになる。 もとより人間というものは、不完全な生き物であり、その集合によって、やはり不完全な社会や組織(宗教団体など)を作っている・・・誰も否定できない現実だ。 その傲慢さを認めない未熟人間たちが、全体主義社会を作る。不完全な個人が、絶対化したシステムを作り、絶対化した(完全社会)を作ろうと試みるが、不可能だろうが・・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――――――教団と悪評 (天声人語) 2022-8-5 朝日新聞 犬も歩けば棒に当たるではないが、1980年代の大学のキャンパスでは、統一教会系の学生組織、原理研究会の人からよく声をかけられたように思う。誘われるままに、彼らが拠点とするマンションに行ってみたことがある ▼話の内容はよく覚えていないが、たしかサタンがどうのこうのという独特の世界観を聞かされた。眉に十分つばをつけることができたのは、雑誌で批判記事を読んでいたからだ。予備知識がなければどうだっただろう ▼霊感商法そして合同結婚式と、90年代にかけて統一教会の問題は広く知られるようになった。悪評を避けるため名称を変えようとしたとすれば、その狙いはよく分かる。正体隠しにつながるとして、文化庁が押しとどめたと当時の幹部が証言している ▼2015年になって「世界平和統一家庭連合」への変更が認められたとき、閣僚や官僚たちにどんな判断があったのか。解明はこれからだが、名称変更の弊害ははっきりしている ▼おとといの参院の初登院でテレビのマイクを向けられ、教団との関わりを問われた議員がいた。「旧統一教会という認識ではなく、家庭を大事にする宗教だと聞いていた」。新名称にまんまとだまされたか、あるいはだまされたふりをしているのか ▼政治家は票と選挙運動の人手がほしい。教団は政治家による箔(はく)づけがほしい。利害の一致の末に、教団の被害にあう人が続いたのではないか。問題は深刻だが、岸田首相が実態調査に乗り出すそぶりは微塵(みじん)もない。――――――――――――――――――――――――――――――議員たちの弁明(天声人語) 2022-8-20 朝日新聞 岸田首相は閣僚らに対し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を「点検し、適正に見直す」よう指示した。しかしそれは「各自が、もっともらしい言い訳をする」という意味だったか。そう思えてしまう現状がある ▼経済安全保障担当相の高市早苗氏の場合、2001年に統一教会系の「世界日報社」が発行する月刊誌に対談が掲載された。しかし発行元がどういう会社かは知らなかったという。まだスマホのない時代で、調べるのが困難だったとSNSで主張している ▼にわかには信じがたいが、本当だとすれば、かつての高市氏の情報収集能力のレベルに同情するしかない。自民党政調会長の萩生田光一氏に至っては、もっともらしさすら失われている ▼萩生田氏は参院選前の6月、タレント候補を伴い世界平和統一家庭連合の支部を訪れている。「世界平和女性連合」の集まりという認識だったそうだ。れっきとした教団の関連団体なのだが、萩生田氏は記者団に「名称は非常に似ているが、あえて触れなかった」と苦しい説明をしていた ▼さすがに全く知らなかったとは言えなかったか。もっとも、言い訳を試みるのは、まだましな方かもしれない。教団関連団体のイベントに出ていた細田博之衆院議長は今の今まで何も語っていない ▼旧統一教会の票を差配していたのは安倍元首相だったのではないか。そんな証言も出ているが、岸田内閣は調査しようとしない。調べた後で何か言い訳できる自信がないのだろうか。――――――――――――――――――――――――――――――自民党と教団 これでは不信は断てぬ 2022-8-20 朝日新聞社説 岸田内閣と自民党は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を本心から反省し、今後断ち切るつもりがあるのか。個々の政治家に対応を任せきりの岸田首相から、その覚悟はうかがえない。積年のウミを出しきり、教団と決別できなければ、政治への信頼回復は厳しいと知るべきだ。 先週発足した第2次岸田改造内閣で、閣僚や副大臣、政務官と教団との接点が次々と明らかになっている。首相は、教団との関係を「厳正に見直す」と約束した者のみを起用したと強調するが、それぞれの釈明を聞く限り、その場しのぎの口約束に終わらないか懸念される。 山際大志郎経済再生相は再任が内定した後で、関連団体のセミナーへの出席などを認めた。葉梨康弘法相は関連団体の月刊誌のインタビューを受けたが、当時は教団との関係は認識していなかったという。警察官僚出身の葉梨氏が知らなかったとは、にわかに信じがたい。 同じ月刊誌に対談が掲載された高市早苗経済安全保障担当相も「知らなかった」。01年当時はスマホが存在せず、「調べることは困難な時代」というが、人を食った説明ではないか。 政府として政務三役の調査をすべきだという野党議員の質問主意書に対し、岸田内閣は「必要はない」との答弁書を決定した。人事権者としての責任を放棄しているというほかない。 経済産業相から党の政策づくりの要の政調会長に転じた萩生田光一氏には、新たな接点が判明した。先の参院選の公示直前、生稲晃子・現参院議員を伴って地元の教団施設を訪問していたのだ。さらに、教団との関係についての萩生田氏の釈明には、納得しがたい点が多い。 例えば、付き合いが始まった経緯の説明である。支援者に友好団体の「世界平和女性連合」の会員がおり、教団と名称が似ていることは承知しながら、両者の関係には「あえて触れなかった」というのだ。都合が悪いと目をつぶったのではないか。 選挙の際の自民と教団とのつながりをめぐっては、16年の参院選で教団側の支援を受けて当選したという前参院議員が、安倍元首相から前回のような応援は難しいと伝えられて、今回は立候補をとりやめたと明かした。教団票やその活動が、自民党候補の当落に深くかかわっているとするなら、「党として組織的な関係はない」と繰り返す茂木敏充幹事長の説明は実態と乖離(かいり)している。 立憲民主党や日本維新の会などは、党として所属議員の調査を行い、その結果を公表している。教団との決別が本気なら、自民党もまずはそうすべきだ。
2022.09.17
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「野球バカ」には、なってほしくない・・・・貴重な人生を無駄にしてほしくない・・・・アスリートには、社会人に相応する知性と教養試験があってもよいと思う。 2022-9-16 はんぺん 小学校の頃は、巨人ファンだった。というか、周りも巨人ファンが圧倒的に多かった・・・その影響だろう。その後、国鉄スワローズの金田が、巨人入りしてから、僕の野球熱は、一気に冷めた・・・・ 金儲けのため選手は、ファンのことなど考えずに、簡単に動く・・・・これが(資本主義の真実)と深く考える力は、無かったが・・・・とてもイヤな気持がして、プロ野球からの関心は遠のいた・・・・・ それとは別に、以前から、野球少年たちには、(野球バカにはなってほしくない)と、常々思っていた。高校野球で活躍した選手が、高額マネーで引き抜かれ、プロの世界で大活躍する例が多かった。 スポーツ紙の誌面をにぎわした清原、松井、松阪・・・・今なら大谷など・・・・彼らは、小さいころから(野球漬け)で、全人格的発達が未完成のまま大人になり、いきなり高額マネーを手にする。 金銭教育不在の日本で、周囲がもてはやす中、(銀座での飲み歩き)などの(遊び)で、散財をする選手が多いという。 「常識」が、欠ける中の(遊び)で、醜聞を鳴り響かせる猛者も多かったようだ。今回の(原辰徳)(坂本勇)もそうだが、以前は(清原和博)の豪遊や薬遊び(覚せい剤)・・・などなど。 一度しかない人生を、まだ人間が未完成のまま、無理矢理、大人の世界に引きずり込む現代社会は・・・・残酷だと思う。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――――――――――「明日の燃えるゴミに出す」坂本勇人“中絶トラブル”を巨人は全スルーで進む深刻なファン離れ 2022-9-12SmartFLASH 9月10日に「文春オンライン」が報じた巨人・坂本勇人の女性トラブル。 交際女性とのLINEでの生々しいやりとりや、妊娠した女性に対して「おろすならおろすで早いほうがいいやろ?」と、中絶を迫る音声まで出てくる、強烈な内容だ。しかも、女性はショックのあまり自殺未遂を起こしたという。 あまりにショッキングな内容に、ネット上では坂本に対する猛烈な批判が渦巻いている。 《坂本ぉ…さすがにゲスすぎて 前なら「坂本の女遊びなんて昔からじゃんw遊んで成績良いならいいわw」だったけどコレは人としてちょっと歪**んでて無理ぽ》 《ひどすぎるデート性的DV… 相手が嫌がることをあえてやることが快楽という感覚ほんとやばい》 その一方で、テレビや新聞はこの件に関してダンマリ。巨人も、“お咎め”どころか、10日、11日と試合に出場させ、スポーツ紙も「巨人・坂本勇人が通算415二塁打 ミスターの記録に『あと3』と迫る」(9月10日「スポニチアネックス」)「巨人・坂本勇人が177度目の猛打賞」(9月11日「サンケイスポーツ」)と、スキャンダルには触れず、“完全スルー”だ。 《香川照之よりも巨人の坂本勇人の方が圧倒的にクズなのにあんまり報道されてないのはなぜ? プロ野球選手の不祥事にはメディアの忖度が激しいな》と、香川照之の件を持ち出し、疑問視する声も多い。 「文春の取材に対し、巨人は坂本の女性トラブルを認め、示談が成立したと答えています。示談になっているから報じないというのであれば、あれだけ香川さんを叩いたマスコミは何なのかということになります。巨人という強力なコンテンツとの関係を悪くしたくないのでしょうが、それこそ“忖度”そのものですよ」(芸能ジャーナリスト) これまでも数々の女性トラブルを報じられてきた坂本だが、今回の件はそのなかでも圧倒的にゲスい。SNSでは《さすがにもう恥ずかしいので坂本勇人 セットは明日の燃えるゴミに出す。応援出来ない。一緒に観戦しに行った家族や友人との楽しい思い出がこれ以上汚されるのはきつい》 《巨人ファンやってきて坂本勇人は推し選手の一人やったしタオルもユニフォームも持ってるほど好きやったけど、一気にさめた…》《マジで巨人ファンやめるわ、、、坂本さん恥ずかしすぎますよ、、、》と、ファン離れが加速中だ。「紳士たれ」の矜持は、いまやどこに――。 ――――――――――――――――――――――――――――――――原監督 妊娠に中絶…「不倫女性の日記」に綴られた衝撃中身 2012-8-21 FLASH編集部巨人軍の原辰徳監督(54)が、’06年に2人組の元暴力団関係者から1億円を恐喝された一件は、今年の6月に『週刊文春』と『朝日新聞』が大々的に報じて騒動になった。恐喝の材料になったのは、1人の女性・R子さんが書いていた日記だった。 今回、本誌はR子さんの日記の核心部分にあたる20ページぶんのコピーを入手した。日記の現物はシュレッダーにかけられたが、ある場所にコピーが残されていたのだ。しかも、これはただのコピーではなく、’06年の恐喝の際、原監督のもとに持ち込まれたものだった。 原監督はなぜ言われるがまま1億円もの大金を払ったのか。R子さんの日記を見るとその隠されていた謎が解けてくる。そこにはつぎのような驚きの事実が綴られていたのだ。 ’91・9・15《マサカのニンシン。7週4日だということ。逆算すると相手は8さん(原監督の背番号)で、ALL STARの日。8さんとはありえナイと思ってたのにィ。この間「しおどき」「別れ話」が出たあと。信じられナイ。全然気付かなかった。話さなきゃ。自分ひとりだけでじゃあやりきれナイ。でも話したら、もう完全に終わりになるんだろうなぁー。「遊びだった」のに、向うにしたら困るんだろうなぁー。でも、私だって困るから。どうなるんだろう》 ’91・9・20 HIROSHIMA《行ってうちあける。でも、会えず。Telで話しただけ。どうして会ってもらえナイのか、ぜぇーんぜんわからなかった。何故会えナイかは、教えてくれたけど、納得はできない。それに何も言えなくなってしまう。さいごのさいごまでむこうが決めたとおり顔もみず。こんなことがあってもサイゴじゃナイらしい。 顔もあわすしどこかで会えば「よー元気かぁー」とも。「今までどおりとはいかナイけど」…「オマエのことは記憶から消えナイし消すつもりもナイ」「孤独に思わなくていい。何んでも相談すればイイ」。キレイすぎる。それに顔もみず会えなかったことは孤独のなにものでもナイんだけど。さびしい。ただそれだけ》 妊娠を打ち明けられた原監督は、直接会うことを拒絶したように文面からは読み取れる。1人でR子さんが出した結論は衝撃的なものだった。 ’91・9・28《きょうやっと手術した。きのうまでのあの身体のだるさ、重さがうそのようにとれた様です。でも、もちろん2週間程しないと元通りにならないそうですが。でもやっぱり気がはれた!!早く気持ちをいれかえて元に戻ろう!!っと》 本誌、FLASH編集部は巨人軍に日記のコピーを入手した旨を伝え、女性が原監督の子供を妊娠、堕胎した事実があるか問い合わせた。 それについて回答は、「原監督と女性に関する質問内容は事実に反しており、前号に記載された巨人広報のコメントは歪曲されている。資料の真偽確認に関する貴誌の対応は非常に不誠実であり、一連の対応に強く抗議します」(読売巨人軍広報部)というものだった。 小学校の頃は、巨人ファンだった。というか、周りも巨人ファンが圧倒的に多かった・・・その影響だろう。その後、国鉄の金田が、巨人入りしてから、僕は、一気に冷めた・・・・ 金儲けのため選手は、ファンのことなど考えずに、簡単に動く・・・・これが(資本主義の真実)と深く考える力は、無かったが・・・・とてもイヤな気持がして、プロ野球からの関心は遠のいた・・・・・ それとは別に、以前から、野球少年たちには、(野球バカにはなってほしくない)と、常々思っていた。高校野球で活躍した選手が、高額マネーで引き抜かれ、プロの世界で大活躍する例が多かった。 スポーツ紙の誌面をにぎわした清原、松井、松阪・・・・今なら大谷など・・・・彼らは、小さいころから(野球漬け)で、全人格的発達が未完成のまま大人になり、いきなり高額マネーを手にする。 金銭教育不在の日本で、周囲がもてはやす中、(銀座での飲み歩き)などの(遊び)で、散財をする選手が多いという。 「常識」が、欠ける中の(遊び)で、醜聞を鳴り響かせる猛者も多かったようだ。今回の(原辰徳)(坂本勇)もそうだが、以前は(清原和博)の豪遊や薬遊び(覚せい剤)・・・などなど。 一度しかない人生を、まだ人間が未完成のまま、無理矢理、大人の世界に引きずり込む現代社会は・・・・残酷だと思う。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――――――――――「明日の燃えるゴミに出す」坂本勇人“中絶トラブル”を巨人は全スルーで進む深刻なファン離れ 2022-9-12SmartFLASH 9月10日に「文春オンライン」が報じた巨人・坂本勇人の女性トラブル。 交際女性とのLINEでの生々しいやりとりや、妊娠した女性に対して「おろすならおろすで早いほうがいいやろ?」と、中絶を迫る音声まで出てくる、強烈な内容だ。しかも、女性はショックのあまり自殺未遂を起こしたという。 あまりにショッキングな内容に、ネット上では坂本に対する猛烈な批判が渦巻いている。 《坂本ぉ…さすがにゲスすぎて 前なら「坂本の女遊びなんて昔からじゃんw遊んで成績良いならいいわw」だったけどコレは人としてちょっと歪**んでて無理ぽ》 《ひどすぎるデート性的DV… 相手が嫌がることをあえてやることが快楽という感覚ほんとやばい》 その一方で、テレビや新聞はこの件に関してダンマリ。巨人も、“お咎め”どころか、10日、11日と試合に出場させ、スポーツ紙も「巨人・坂本勇人が通算415二塁打 ミスターの記録に『あと3』と迫る」(9月10日「スポニチアネックス」)「巨人・坂本勇人が177度目の猛打賞」(9月11日「サンケイスポーツ」)と、スキャンダルには触れず、“完全スルー”だ。 《香川照之よりも巨人の坂本勇人の方が圧倒的にクズなのにあんまり報道されてないのはなぜ? プロ野球選手の不祥事にはメディアの忖度が激しいな》と、香川照之の件を持ち出し、疑問視する声も多い。 「文春の取材に対し、巨人は坂本の女性トラブルを認め、示談が成立したと答えています。示談になっているから報じないというのであれば、あれだけ香川さんを叩いたマスコミは何なのかということになります。巨人という強力なコンテンツとの関係を悪くしたくないのでしょうが、それこそ“忖度”そのものですよ」(芸能ジャーナリスト) これまでも数々の女性トラブルを報じられてきた坂本だが、今回の件はそのなかでも圧倒的にゲスい。SNSでは《さすがにもう恥ずかしいので坂本勇人 セットは明日の燃えるゴミに出す。応援出来ない。一緒に観戦しに行った家族や友人との楽しい思い出がこれ以上汚されるのはきつい》 《巨人ファンやってきて坂本勇人は推し選手の一人やったしタオルもユニフォームも持ってるほど好きやったけど、一気にさめた…》《マジで巨人ファンやめるわ、、、坂本さん恥ずかしすぎますよ、、、》と、ファン離れが加速中だ。「紳士たれ」の矜持は、いまやどこに――。 ――――――――――――――――――――――――――――――――原監督 妊娠に中絶…「不倫女性の日記」に綴られた衝撃中身 2012-8-21 FLASH編集部巨人軍の原辰徳監督(54)が、’06年に2人組の元暴力団関係者から1億円を恐喝された一件は、今年の6月に『週刊文春』と『朝日新聞』が大々的に報じて騒動になった。恐喝の材料になったのは、1人の女性・R子さんが書いていた日記だった。 今回、本誌はR子さんの日記の核心部分にあたる20ページぶんのコピーを入手した。日記の現物はシュレッダーにかけられたが、ある場所にコピーが残されていたのだ。しかも、これはただのコピーではなく、’06年の恐喝の際、原監督のもとに持ち込まれたものだった。 原監督はなぜ言われるがまま1億円もの大金を払ったのか。R子さんの日記を見るとその隠されていた謎が解けてくる。そこにはつぎのような驚きの事実が綴られていたのだ。 ’91・9・15《マサカのニンシン。7週4日だということ。逆算すると相手は8さん(原監督の背番号)で、ALL STARの日。8さんとはありえナイと思ってたのにィ。この間「しおどき」「別れ話」が出たあと。信じられナイ。全然気付かなかった。話さなきゃ。自分ひとりだけでじゃあやりきれナイ。でも話したら、もう完全に終わりになるんだろうなぁー。「遊びだった」のに、向うにしたら困るんだろうなぁー。でも、私だって困るから。どうなるんだろう》 ’91・9・20 HIROSHIMA《行ってうちあける。でも、会えず。Telで話しただけ。どうして会ってもらえナイのか、ぜぇーんぜんわからなかった。何故会えナイかは、教えてくれたけど、納得はできない。それに何も言えなくなってしまう。さいごのさいごまでむこうが決めたとおり顔もみず。こんなことがあってもサイゴじゃナイらしい。 顔もあわすしどこかで会えば「よー元気かぁー」とも。「今までどおりとはいかナイけど」…「オマエのことは記憶から消えナイし消すつもりもナイ」「孤独に思わなくていい。何んでも相談すればイイ」。キレイすぎる。それに顔もみず会えなかったことは孤独のなにものでもナイんだけど。さびしい。ただそれだけ》 妊娠を打ち明けられた原監督は、直接会うことを拒絶したように文面からは読み取れる。1人でR子さんが出した結論は衝撃的なものだった。 ’91・9・28《きょうやっと手術した。きのうまでのあの身体のだるさ、重さがうそのようにとれた様です。でも、もちろん2週間程しないと元通りにならないそうですが。でもやっぱり気がはれた!!早く気持ちをいれかえて元に戻ろう!!っと》 本誌、FLASH編集部は巨人軍に日記のコピーを入手した旨を伝え、女性が原監督の子供を妊娠、堕胎した事実があるか問い合わせた。 それについて回答は、「原監督と女性に関する質問内容は事実に反しており、前号に記載された巨人広報のコメントは歪曲されている。資料の真偽確認に関する貴誌の対応は非常に不誠実であり、一連の対応に強く抗議します」(読売巨人軍広報部)というものだった。
2022.09.16
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人間という生き物には、絶望しかない・・・ 2022-9-15 はんぺん学生運動でも、人間不信や人間の限界性を感じたものだが、科学技術の発展と比例して進歩がない、人間という動物・・・この不思議な生き物・・・・ 宗教戦争で、どれだけの多くの(殺し合い)が、あったのか? 人間の歴史は、(殺し合い)の歴史だった事がわかる。 今は、束の間の(平和)か? いや、戦後77年間、一度も戦火が止んだことは無い!地球上のどこかで、争いが繰り広げられ、多くの死者、難民が発生している。 あまりにも、アホらしくて、言葉もない・・・・ 僕の楽しみは、深夜、動画で聞くクラッシック。うっとりして癒される!!! はんぺん マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲|オペラ・歌劇|フルオーケストラ演奏https://www.youtube.com/watch?v=1V9kMKS9E2o ラフマニノフ – パガニーニの主題による狂詩曲 Op. 43: ヴァリエーション XVIII. アンダンテ・カンタービレhttps://www.youtube.com/watch?v=1h1vjPrnw-0 マーラー/交響曲第5番~アダージェットhttps://www.youtube.com/watch?v=y_nTZtvP0aI ―――――――――――――――――――――――――――「文鮮明の子であって、私の子じゃない」洗脳の解けた旧統一教会信者の母が、わが子を捨てた悲しい理由2世信者に襲いかかる「宗教虐待」という悲劇 2022-8-30 いのうえせつこ(フリーライター) PRESIDENT Online新興宗教はどんな問題を引き起こしているのか。フリーライターのいのうえせつこさんは「問題のひとつが、児童への虐待だ。 最悪の場合、子供の生死が左右される。教団の洗脳にかかってしまった本人以上に、何も知らずにこの世に生まれてきた2世の被害は根が深い」という――。※本稿は、いのうえせつこ著、山口広監修『新宗教の現在地』(花伝社)の一部を再編集したものです。 2歳児と3歳児の子供を持つ母親信者との出会い1994年、私は一人の女性に会った。 「相談者の彼女は、11月末の気温が低い日にもかかわらず、白いレーヨンのブラウスとスカートにソックスという服装だった。白いブラウスも紺のスカートも古びていて、リサイクル・ショップでも売っていないような代物だった。 化粧っ気のない顔は、30代半ばにしては精気がなく、ショートの髪も油っ気がなかった。白いソックスもうす汚れていて若々しさが感じられず、時々、貧乏ゆすりをする脚は年齢より老けて見えた」 「東北地方のある国立大学在学中に原理研究会にさそわれて入会」した彼女は、すぐに統一協会の信者となる。その後、合同結婚式に参加。3歳と2歳の子どもの母親となった。 その女性は、合同結婚式で出会った相手について、「自分の好きな男性のタイプではなかった」としながらも、「『本当の幸せは、間違いのない正しい結婚から始まります』という統一協会のパンフレット通りの生活を始めた」のだという。 教祖に関する内部告発に信仰の気持ちが揺らぎ始めたところがある日、女性は一冊の本に出会う。統一協会創立者の一人である朴正華による、『六マリアの悲劇』である。そこには、教祖・文鮮明が、「神と称する文鮮明が人妻を奪って財産を捲きあげたり」「“復帰”という名のセックスを多くの女性食口(しっく、信者のこと)とかわしたり」してきた等々の内部告発が綴られていた。 しかしこれを読んだ時点での彼女は、「18歳の学生時代から今日まで統一協会の霊感商法などで働きに働きづめで身体はもうガタガタ」の状態であった。 霊感商法の他にも、「身体障がい者のために」「○○難民のために」「残留孤児のために」という名目で募金活動もしてきたという。統一協会側からは、「保険の勧誘員にでもなって、金を稼げ」と言われたこともあった。 当時の統一協会は、桜田淳子たちが合同結婚式に参加したことで、霊感商法の実態などがマスコミに叩かれ、信者たちは売上を伸ばすのに苦労していた。 「私の子どもじゃない」疎ましく思う気持ちが大きくなった本を読んだ彼女の気持ちは揺らいだ。 何より、「私の身体は、もうボロボロで、年寄り以上」と語った通り、心身が疲れ果てていた。統一協会信者の離婚は、役所に届けを出せば終わりというわけではないが、それでも「家を出て一人で生活したい」と考えたそうだ。 何より、「二人の子どもたちを見る彼女の母親としての視点が変わった」という。「二人の子どもたちは文鮮明の子で、私の子どもじゃない」と思うと、疎ましく思う気持ちが大きくなっていったのだ。 親の変化に敏感な二人の子どもは、不安から、それまで以上に母親にまとわりつくようになった。そうすると、“文鮮明”の子どもにまとわりつかれていると感じる母親は、ますます我が子を疎ましく思う。 二人の子どもたちは結局、九州の父方の実家に預けられることになった。 その日の彼女の相談というのは、「子どもたちが高熱を出して死にそうだから迎えに来て欲しいと電話があったが、どうしたらよいか」というものだった。 その女性は、子どもたちから離れ、ボロボロになった自分の心身を休ませて、今後のことを静かに考えたいと願っていた。 私は、児童相談所に行って、子どもを虐待しそうだから保護してほしいと頼むのがよいとアドバイスした。しかしそう話しながらも、カルト教団への怒りと、子どもたちを不憫に思う気持ちで、胸がいっぱいであった。 カルト教団のマインド・コントロールにかかってしまった親も被害者だが、何も知らずにこの世に生まれてきた子どもたちはもっと悲惨な被害者である。 ホームオブハートでも児童虐待が横行していたロックバンド「X JAPAN」のボーカル、TOSHI(現、Toshl・龍玄とし)がのめり込み、X JAPAN解散の原因にもなった自己啓発セミナー「ホームオブハート(HOH)」を覚えておられるだろうか。 ホームオブハートはもともと、レムリアアイランドレコードという会社で、ヒーリングミュージック関係のビジネスを展開していた。ホームオブハートと社名を変えて以後、自己啓発セミナーを行うようになる。主催者は、MASAYA(本名、倉渕透)。 Toshlは、『洗脳 地獄の12年からの生還』(2014年、講談社)のなかで、彼が家族関係で悩んでいるときにホームオブハートに勧誘され、洗脳集団のなかで12年間を過ごし、脱会後、代理人(弁護士)をつけて損害賠償を求めて裁判を起こすまでの日々を綴っている。 洗脳されたTOSHI(当時、以下略)は、ソロでMASAYA氏の楽曲を歌うようになっていたことでも知られる。 勧誘を受けたTOSHIは、ホームオブハートの教団施設の地下にある薄暗いホールで、MASAYAの囁くような歌声を聞かされたことをきっかけに洗脳されていったという。 その他、ホームオブハートが行った自己啓発セミナーは、1977年に日本で設立された自己啓発セミナー団体「ライフ・ダイナミックス」の手口を模倣していたとされる。 未明にかけての電話で金銭感覚を罵倒され続ける2020年10月2日付のハーバー・ビジネス・オンライン記事「TOSHIの『洗脳』で話題になったホームオブハートの今。TOSHI脱会後も、名前を変えて活動」より、そのセミナー内容を一部紹介する。 有名なものに、「フィードバック」という手法がある。受講生の発言等について、否定的な内容で受講生を罵倒する「ネガティブ・フィードバック」と、肯定的な内容で褒めちぎる「ポジティブ・フィードバック」を繰り返すのだ。 自分が他者からどう見られているかを見つめ直す、といった名目で行われるが、実際には数日間に及ぶ缶詰状態でのセミナーが、「つらかったが感動的な体験」として刷り込まれるという側面がある。 また、夜中の2時や3時にまで及ぶ個人電話で受講生の金銭感覚を罵倒し続ける「マネートレーニング」といわれるようなフィードバックも行われ、受講生たちは睡眠時間を削られながら、借金を奨励され続けた。 脱会した母親から離された子どもたちが経験したこと ホームオブハートについては、脱会した女性たち(多くが子連れで入会)から、「我が子を返してほしい」との相談が紀籐正樹弁護士に寄せられた。そこで、紀藤氏が栃木県の児童相談所に通報したところ、ホームオブハートは紀藤氏を名誉棄損で「逆訴訟」したという事件があった。 そこで、紀藤弁護士を支える「弁護士の会」と「市民の会」が結成され、私は「市民の会」の代表となった。 母親から離された子どもたちは、段ボールに入れられる、就学年齢の児童が学校に通わされていないなど、劣悪な環境のなかにいた。子どもたちは、大人たちがセミナーの中で怒鳴り合ったり泣き叫んだりしている側で放置され、あるいは一緒にセミナーを受けさせられていたという。なかには、当時すでに16歳にもなる少女もいて、彼女は裁判後もそのままホームオブハートに残った。 2010年にToshlが脱会した後、裁判は和解が成立。メディアでの目立った報道はなくなったが、ホームオブハートは関西に拠点を移し、MASAYAはMARTHと芸名を改めて、現在もセミナーや健康グッズ販売、ヒーリング音楽販売、リゾート会員権販売などを続けている。 親のカルト集団への入会で、子どもが満足な生活を得られない環境におかれた本件も、まさにカルト集団による児童虐待の事例であった。 親子連れで勧誘「ものみの塔」とは 「子どもと新宗教」といえば、子ども連れで「聖書のお勉強をしませんか」と戸別訪問を行う「ものみの塔」が有名かもしれない。 ものみの塔の正式名称は「ものみの塔聖書冊子協会」で、その信者は「エホバの証人」と呼ばれる。 ものみの塔は、1870年初めにアメリカピッツパーグの商人、チャールズ・T・ラッセルを中心とする聖書研究グループが、キリスト教の一派に発展したものといわれる。「エホバ」を唯一の神としてあがめ、聖書に書かれたことを「神エホバの言葉」として、一字一句生活のなかで実践することを信条としている。 公益財団法人宗教情報リサーチセンターによると、ものみの塔の日本国内信者は21万6472人とのこと(2014年最終更新)。 ものみの塔信者は、機関誌『ものみの塔』や姉妹誌である『目覚めよ!』の配布活動を、公共への奉仕だと考えており、公共の場所で人々に近づいて配布することもある。これはすべて無料で配布され、読み物としてバスターミナルやコインランドリー等、公共の場所に置かれていることもある。 3カ月ほど集会に潜入して見た信者の姿 1988年、『主婦を魅する新宗教』の取材の際、私は3カ月ほど、地域でのものみの塔日本支部の集会に参加したことがある。当時、ものみの塔の信者活動である「冊子の販売」に時間を取られて、夫婦間での摩擦も多く、それを背景にした殺人事件も起きていた(1986年、横浜市)ことから興味を持った。 地域の集会は「王国会館」と称される集会場で行われ、日本支部の集会は神奈川県海老名市で行われていた。 私がこれまでに取材した他の新宗教と比べて中流階級と思われる家庭の主婦の信者が多く、また、夫と思われる男性信者も背広姿で参加している様子も珍しく感じた。 女性信者たちに話を聞くと、子育ても一段落して、「聖書の勉強がしたい」「お仲間が欲しい」ことを理由に入会したと話していた。 「千年王国に行けないから輸血は受けない」 ものみの塔といえば、2世(信者の子ども)への「輸血拒否」も大きな問題として世間を騒がせた。 ものみの塔では、「神から与えられた身体に不純物(他人の血液)を入れてはいけない」という教えがある。聖書に「血を食べてはならない」という記述があることから、聖書の言葉を忠実に実践することを信条とするエホバの証人たちは、輸血を拒否するのである。 私が取材していた80年代当時も、小学校5年生の2世の少年が、「僕は、輸血を受けない。千年王国に行けないから」と話してくれたことを覚えている。「千年王国」とは、ものみの塔信者が、信者だけが行くことができると信じている「天国」のことである。 まだ自己判断もできない未成年の子どもが、自身の生死を分ける「輸血」の是非について、保護者の信仰によって決定していることに驚いたものだ。 親の宗教上の理由で生死が決められていいものか 当時の「輸血」に関する事件では、「聖マリアンナ医科大学事件」などがあった。1985年6月6日、川崎市で自転車に乗っていた10歳の男児が、ダンプカーに接触して大けがを負った。救急搬送先の聖マリアンナ医科大学病院では手術が予定されたが、輸血準備中にかけつけたものみの塔信者である両親が、息子への輸血を拒否した。 病院側は両親に対し説得を続けたが、他の信者もかけつけるなか両親の意向は変わらず、男児は約五時間後に出血多量で死亡したという事件だ。 両親は輸血を拒否する際に、「今回、私達の息子が、たとえ死に至ることがあっても輸血無しで万全の治療をして下さるよう切にお願いします。輸血は聖書にのっとって受けることは出来ません」などと記した決意書を病院に提出したという。 当時の報道によれば、医師が、まだ意識のあった患児に対して「生きたいだろう」と声をかけたところ、男児も「死にたくない、生きたい」と父親に訴えたが、父は「聖書にある復活を信じているので輸血には応じられない」として輸血を拒み通したという。 この「輸血」をめぐる問題は欧米でも起きていて、英国で裁判にもなった事件を題材にした小説、イアン・マキューアン著『未成年』(2015年、村松潔訳、新潮社)も出版されている。 現在は、患者の自己決定権(インフォームド・コンセント)といった概念が社会的に認知されるようになり、医療の発展からも、輸血が人の生死を分ける唯一の選択肢ではなくなってきている。 ただ、子どもの生死に関わる問題を親の宗教上の理由から左右することの是非については、何も解決されていないだろう。 競争が関係するような行事に参加させない ものみの塔による子ども虐待といえば、子どもの躾に「ムチ」を使用していることなど、あまり知られていないだろう。「ゴムホース」や「ベルト」などで、子どものお尻を打つのである。家の外に聞こえないように、多くは風呂場やトイレの中で行われているという。 また、教育についても、ものみの塔では、義務教育をはじめ、子どもが一般的な教育を受けることを軽視する傾向がある。誕生会、クリスマス、七夕、ひなまつり、節分、正月、祭り、国歌・校歌斉唱、クラス委員を決める選挙、格闘技など、「競争」が関係するような行事に、子どもを参加させないことがあるという。 2世の子どもたちは、親に従わない場合には体罰を受けるため、あるいはハルマゲドンで滅ぼされるという恐怖を植え付けられているため、教義を忠実に守らざるを得ない。親の信仰に忠実に従うことに納得できない2世の子どもたちは、精神的葛藤に苦しみつづけ、精神のバランスをこわして成人しても苦しみつづける例が少なくない。 いしいさや著『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』(2017年、講談社)は、ものみの塔の信者の家に育つ子どもの日常描いている。私が取材した脱会者の主婦の方は、この著書について「本当にこの通りです」と言っていた。
2022.09.15
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この情報では、驚くばかりの金集めの実態が、詳細に書かれている・・・・ 安倍信三が、この(反社会団体)を自分たちの利益(選挙)のために、国民生活の犠牲をも省みず、白々しく(利用)していたことか!! 広告塔に利用されても恥じない面々・・・・自民党の政治家たちには、多くの国民による(糾弾)しかないが、長い間、沈黙を守ってきたマスコミが、ここにきて、ようやく重い腰を上げ始めている。 本来、もっとも敏感に庶民の悩みに、拘わらなければならないリベラルたちが、ここに至るまでに、全く登場してこなかったことにも違和感を覚える。マスコミが取り上げなければ、彼ら野党は、動かないのか???? 草の根の、国民の中に入り込む運動を実践してこなかった結果、本当に困っている庶民の悩みをつかむことができず、その庶民の悩みを統一教会の信者が先にオルグ(勧誘)してしまった・・・・というのが現実だった。 ここでもリベラルたちの不甲斐なさ際立っている・・・・・・・ 皆さんは、どう思われるか? 2022-9-14 はんぺん――――――――――――――――――――――――――――こうして悲劇は繰り返される…30年前に桜田淳子さんと合同結婚式に参加した信者たちのいま 2022-8-31 プレジデントオンラインなぜ霊感商法の被害はなくならないのか。フリーライターのいのうえせつこさんは「壺や印鑑を売りつけるといった、わかりやすい手口ばかりではない。悩みを解決する世話役の顔をして、家族に入り込んでいるケースが後を絶たない」という――。 ※本稿は、いのうえせつこ著、山口広監修『新宗教の現在地』(花伝社)の一部を再編集したものです。 ■霊感商法は壺や印鑑から始まるとは限らない 霊感商法とは、「先祖の祟り」などの文句を使って、壺や印鑑などの物品を「幸運を呼ぶ」と謳って法外な値段で購入させたり、多額な献金を強要したりするものである。 時には、合同結婚式が利用される場合もある。 五年ほど前のことである。私が住む首都圏郊外には、まだ農家も点在している。そのうちの一軒の農家は、田畑も地域のなかでは大きく、屋敷も広くて、地元の農家の中では世話役として、周囲から頼りにされていた。 ただ、悩みもあった。一人息子は体が弱く、40歳を過ぎても、結婚運に恵まれないことだった。 そこへ、「働き者の、いいお嫁さんを息子さんにお世話しましょう」と、親切そうな中年の女性が訪ねて来て、「世界的に有名な合同結婚式です。経費は100万円ほどかかりますが」と、誘った。その家のご両親は、「100万円で働き者のお嫁さんが来てくれるなら」と、息子を合同結婚式に参加させた。 やって来たお嫁さんは、息子より少し年上の、明るい女性だった。だが、彼女が農業をしてくれたのは最初だけで、だんだんと、「この家が不幸なのは、ご先祖様を大切にしないからだ」と言って、「先祖供養のために」と、貯金を下ろすことを両親に迫り始めた。いつしか、農作業はまったくしなくなった。 ■実はよくある統一協会の手口だった そこで、結婚して家を出ていた長女が、「何かおかしい」と、母親の兄弟たちに相談をもちかけた。私は、この母方の兄弟から相談を受けたのである。 私はこの農家へと連れて行かれて、息子さんが合同結婚式で出会ったというお嫁さんに会うことになった。 真っ赤なワンピースを着た彼女は、私を見るなり、「話すことはありませんから」と一言。二階の部屋へと駆けあがって行ってしまった。結局、私は、ご家族に対策弁連の連絡先を教えることしかできなかった。 その後、その女性は義父を老人ホームへ入所させ(入所後死亡)、義母を長女の家に追い出し、家屋や田畑の名義を彼女の名義に書き換えて、売却してしまった。すべて、あれよ、あれよという間だった。 これは、実はよくある統一協会の手口なのだが、こうした事例は、表立って裁判になるような「事件」の陰に隠れているだけで、実はこうした「わかりやすい被害」よりも多いのではないかと私は思う。 私も、もっと支援をしてあげていれば、と悔しい思いをした出来事だった。 ■訴訟の請求額はあわせて40億円にのぼっている こうした被害は、決して統一協会時代の、過去の話ではない。 図表1「係属中の(宗)家庭連合(旧統一協会)関係被害訴訟一覧表」を見てほしい。 2020年1月9日時点で、請求金額の総額は、約40億円。1件あたりにすると、3000万円ということになる。献金、物品購入、弁護士費用というのが主な内訳だ。 全国の消費者センターと弁護団による2015年から2019年の図表2「過去5年間の商品別被害集計」によると、商品名の欄には、「印鑑」「数珠・念珠」「壺」「仏像・みろく像」「多宝塔」「人参凝縮液」「献金・浄財」「絵画・美術品」「呉服」「宝石類・毛皮」「仏壇・仏具」「借入」「ビデオ受講料等」「内訳不詳・その他」が並ぶ。 ここに、懐かしい「みろく像」が出てきて驚いた。 拙著『新興宗教ブームと女性』(新評論)の中で、統一協会による主婦向けの宗教法人「天地正教」を取り上げた。天地正教では、そのご本尊である弥勒菩薩について、「この弥勒菩薩の正体こそ文鮮明である」とまことしやかに明かすトリックを使った霊感商法を展開していた。 櫻井義秀・中西尋子著『統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福』(2010年、北海道大学出版)によれば、この天地正教の信者の大半は主婦層であり、統一協会の「ダミー教団」と言われることもあるという。天地正教では、壺や多宝塔を「霊石」として扱っていた。天地正教は1999年に「和合」という形で、旧統一協会に事実上吸収された。 この「みろく像」の項目は、天地正教がなんらかの形で生き残っていることを示しているのかもしれない。 ■「子供のアトピーを治したい」7割は主婦だった 私が1990年代に天地正教に潜入した時、集会に集まっていた女性は、誰もが実直そうな主婦であった。私にこの集会のことを教えてくれた主婦も、「子どものアトピーが治るから」と誘われて入ったのだと話してくれたのが印象的だった。 2019年度だけで、家庭連合(旧統一協会)による霊感商法の被害額は11億円を超えている。しかしこうした事実は、先述の通りマスコミも報道せず、一般的にどれほど周知されているのか疑問である。 そこで、対策弁連の山口広事務局長に、「全国統一教会被害者家族の会」(以後、「家族の会」)を紹介していただいた。 新型コロナウイルス禍の2020年10月、東京で、「家族の会」事務局長夫婦に話を聞いた。ご夫婦からは、深刻な現状を教えていただいた。 「相談を受けるようになって17年になりますが、その数はおよそ5000件ですね。年間では約300件。今は、新型コロナの影響で対面での相談会などは設けていないのですが、電話やメールなどで相談を受けています」 主婦が被害者となるケースが多く、全体の約70パーセントを占めているという。社会人となった若者(青年)が10パーセント程度、その他大学在学中に関わってしまったケースが5パーセント程度、それぞれ継続して相談が寄せられている。「家族の会」の会報六五号(2020年1月号)によると、詳しい内訳は図表3の通り。 やはり、「壮年・主婦」が圧倒的に多い。ご夫婦も、「相談件数は、減少していますが、いわゆる妻や母親の「壮婦」被害者についての相談が圧倒的に多いですね」とのことだった。 ■一度サインしてしまっても諦めなくていい ご夫婦によると、最近では家庭連合(旧統一協会)から「念書」のようなものを書かされたという事例が増えているという。 「脱会後、統一協会に対して「献金を返せ!」という訴えが多数あるために、「念書」を書かせているのでしょう」とのことだ。 この「念書」をめぐって裁判になった事件の資料を、対策弁連の山口広弁護士にいただいたので紹介しよう。2020年2月28日の、東京地方裁判所での判決である。 ----------原告は、当時五七歳の主婦。夫と一人息子を亡くして悲しんでいたところに訪ねて来た統一協会の会員が、「夫や息子が地獄で苦しんでいる」などと不安感や恐怖感を煽り、原告に家系図を作らせ、それを用いてさらに不安感を持たせたうえで、地域の統一協会の施設に通わせた。その施設で、ビデオ講義や講師との会話から、息子や夫の苦しみは「先祖の因縁」によるものであると思いこまされた原告は、多額の金銭を献金等の名目で支払った。後に、これら多額の献金は違法であるとして、原告が返金を請求したところ、統一協会側は、原告に不利益な「合意書」を作成させた。---------- この裁判においては、この「合意書」の有効性について争われたが、結果は原告の勝利。「合意書」は無効とされた。原告は、「合意書」に一度はサインしたにもかかわらず、勝訴を掴んだ。こうした判例が広く知られれば、統一協会による組織的かつ卑劣な行為に歯止めがかかるかもしれない。 ■果樹園が1億円の献金に化けるまで 「家族の会」を訪ねた帰り際、事務局長ご夫妻から、「来週、東京地裁で霊感商法の裁判がありますよ。傍聴にいらっしゃいますか」と言われた。私はもちろん、二つ返事で「はい、行きます」と答えた。 2020年10月16日、雨模様の中、私は東京地方裁判所に駆け付けた。今日行われる霊感商法の裁判は、午前10時から午後5時まで行われるという。 裁判所に着いて、東京地裁806号に向かって左側のエレベーターに乗る。「平成20年(ワ)105号」と書かれた部屋に入ると、向かって右側が被告である家庭連合側、左が原告である被害者側である。私は傍聴席の中央、一番前に腰を下ろした。傍聴席は、コロナウイルス対策で、一つ置きの着席となっている。午前10時きっかりに、裁判官が登場。全員、立ちあがって黙礼。 原告の証人尋問によると、事件の概要は次のようなものであった。 ----------被害者は、N県に住む高齢女性。3人の娘を育てあげた後も、農業従事者として働いていた。所有していた果樹園をはじめとする不動産や貯金などの全財産を、家庭連合に献金の名目で取り上げられたとして、その損害賠償を求めている。認知症で高齢者施設に入所中の本人に代わって、本人の成年後見人に選任された長女が統一協会を訴えた。「献金」の概要は次の通り。最初は、「借り入れ」と称して300万円。その後は、果樹園などを売却させて、2500万円を3回に分けて回収。被害額の合計は1億円以上にのぼった。 ■生活が困窮した母親からのSOSで発覚した 思わず、この裁判の傍聴をすすめて下さった「家族の会」事務局長夫婦から聞いた、「『信者』という文字を一つにすると、「儲」かるになる」という言葉を思い出す。 被害者女性が、「生活が苦しい」として、長女に相談をもちかけたことで被害が発覚。他に、不動産売買による税務署からの督促状や、健康保険などの滞納の知らせが届いて困るという話もあった。 娘への相談があった時点で、母親はすでに生活に困窮する状態であった。被害発覚を恐れてか、統一協会側は、一人住まいの被害者女性に生活費として月数万円を渡していた。 証言台に立った長女は、被告の弁護士からの質問に、一歩もひるまなかった。その後ろ姿が凛々しくて、私は思わず休憩時間に「あなた、立派よ」と声をかけたほどである。 原告による証人尋問の後は、家庭連合側の被告として女性4名が次々と証言台に立った。霊感商法の取り立て人として、被害者女性から献金を献納させたという女性たちだ。彼女たちによれば、それは「喜んで、神様に捧げられた」ものであるという。 ■曖昧な返答に終始する取立人たち 果樹園の売却金は、どのようにして「献金」に化けたのか。彼女たちの「商法」は、次のようである。 まずは、協会が懇意にしている不動産屋を被害者女性に紹介し、果樹園の売買をさせる。契約には彼女たちが立ち会い、売却金は現金で支払わせる。次に、そのお金を統一協会の施設に「預けさせる」。その後、「本人が神様に差し上げたいと言ったから」、「献金」になったということだ。 彼女たちの証言は、終始、誰が聞いても「嘘でしょ!」と言いたくなるようなものだった。 たとえば、「私は教育係です」といった女性に対して、原告側の弁護士が「原理公論」などの統一協会の教えについて質問すると、「私にははっきり分かりません」と答えたり、「多額なお金を預かったのですね。預かり証は出したのですか」という裁判官からの質問に、「私の担当ではないので」と、はっきりした返答をさけたりと、とにかく曖昧の一言に尽きる証言が続いた。裁判の冒頭、「私は嘘を言いません」と宣言していたにもかかわらず、あやふやな発言の数々に、「これって、何?」とツッコミを入れたくなった。 ■はじまりは1992年の合同結婚式だった その後、原告側の弁護士からの質問で、驚きの事実が明らかになった。 家庭連合側の被告として証言に立った彼女たちは、もともと、桜田淳子たちが参加して話題になった、1992年の合同結婚式の参加者だったのだ。ちょうど私が統一協会を追っていた頃だ。 あれから30年近く経って、中年女性になった彼女たちが、家庭連合の活動家──霊感商法の取り立て人──として、私たちの前に再登場したということになる。 久しぶりの長時間にわたる裁判傍聴には疲れた。 しかしあらためて、家庭連合の霊感商法に関する裁判だけで、2019年の1年間に13件、請求被害額は計11億3000万円にのぼっていることを思い出し、なぜ、このような実態がマスコミで取り上げられないのか、不思議に思った。きっと、私の知らない「闇の背景」があるのだろう。 ――――――――――――――――――――――――――――――いのうえせつこ(フリーライター) 1939年岐阜県大垣市生まれ。横浜市在住。県立大垣北高校・京都府立大学卒。子ども、女性、平和などの市民運動を経て女性の視点で取材・執筆・講演活動。フリーライター。一般社団法人日本コンテンツ審査センター諮問委員。一般社団法人AV人権倫理機構監事。NPO法人精舎こどもファンド代表。NPO法人あんしんネット代表。著書に『ウサギと化学兵器――日本の毒ガス兵器開発と戦後』『地震は貧困に襲いかかる――「阪神・淡路大震災」死者6437人の叫び』(花伝社)、『女子挺身隊の記録』『占領軍慰安所――敗戦秘史 国家による売春施設』『子ども虐待――悲劇の連鎖を断つために』『新興宗教ブームと女性』(新評論)など多数。
2022.09.14
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(功罪)に続いての(功績)・・・・・続きのブログの紹介です。激しく同意します。拡散してください・・・・よろしく・・・・できることは限られているから・・・・やりましょう・・・・ 2022-9-13 はんぺん―――――――――――――――――――――――――――功績 2022-8-14 雑草の言葉(ブログ)からhttps://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-997.html 記事【功罪】の追加補充です。一つの殺人事件、一人の殺人犯が、ここまで社会を浄化の方向に向かわようとしている例を私は他に知りません。 彼が安倍晋三元首相を殺害した事で、長い間忘れ去られ、いつの間にか沈静化されていた・・・若しくは安倍晋三等によって意図的に封印されていた、旧統一教会、現世界平和統一家庭連合の悪事が、世の中に広く知られるようになりました。 旧統一教会系組織は、2010年以降でも、3000件近く被害届が出されていたのにも関わらず、不自然にも、全く検挙されなくなりました。そんな報道も全くされ無くなっていました。意図的に封印されていたようです。 2015年の名称変更で、旧統一教会は活動しやすくなったであろうことも明らかですが、当時の下村文部大臣もしらばっくれています。彼が安倍晋三の意向を受けて指示したか、見てみぬふりをしたのか? 政治家もマスコミも、統一教会の悪事に踏み込まない空白の時期が長く続いていたところに、結果として問題提起し、またこの問題の追求が始まったのは山上容疑者の功績でしょう。 民間団体「全国統一教会被害者家族の会」に寄せられた相談件数が、2022年は、それまで一月数件(9件以内)だったのが、山上容疑者の逮捕以降、7月の相談件数は94件と桁違いに増えました。これも、明らかにこの事件の浄化効果と言えましょう。 かつて、統一教会の悪事が騒がれた時には、霊感商法の被害が中心でした。しかし今回の報道は更に踏み込んで、政治家との癒着まで報道されています。「山上効果」とも言えましょう。 驚くことに、アメリカの共和党の歴代大統領は、1970年頃のニクソン大統領の時代からの統一協会との癒着で、選挙の応援を受けていたり多額のお金を渡されていたとの事まで暴露されています。 山上容疑者の起こした殺人事件は、日本ばかりかアメリカの政治家との癒着も掘り起こして、白日のものとにさらしたのです。今回の山上容疑者による銃殺事件がなければ、統一教会は政治家の間に蔓延ったまま、野放しにされていた可能性が濃厚です。・・何ともヤバい、恐ろしい事実です。 反社会的なカルト教団と、政府、一国の首相との深い関係は、ドラマの世界のようです。こんな馬鹿げたことが日本ばかりでなくアメリカなどでも起こっていたのです。ドラマの世界であれば、山上容疑者は、「自らが殺人犯となってまで、巨悪を倒そうとしたダークヒーロー」といったところでしょうか。 山上容疑者は、安倍晋三殺害の効果までは考える余裕は無いと手記に残していますが、その通りだったのでしょう。 ある意味、彼の意図・動機は関係ありません。 結果として、この行為が、統一教会と言う反社会的団体の動きを封じ込め、統一協会による政界の汚染を食い止める歯止めになったのです。 余談ですが、ネット上では山上容疑者を死刑にすべきだなんて事を言っている連中が少なからず存在する事に驚きました。元総理大臣を殺せば死刑なんておかしな話です。命の重さは総理大臣だろうが誰だろうが、一人は一人です。 寧ろ一般の無関係の人が銃殺された方が許されざる事です。一般に、日本では、一人殺害では死刑になりません。それも、無差別殺人や金銭目的の殺人ではありません。自分の家族が苦しめられ崩壊させられたという恨みがあるのです。 そして、それは散々報道されたように「逆恨み」とは決して言いえないでしょう。安倍晋三ら自民党清和会を中心とした政治家たちが、統一教会を利用するために意図的に統一教会を野放しにして来たと言えるわけです。 安倍らに責任の一端はあるのです。酷いのはどっちでしょう?道義的には、安倍晋三の方が、山上容疑者を遥かに上回る犯罪者と言えましょう。安倍晋三が我欲のために日本国民に対して犯した罪は甚大です。 私は、心情的に山上容疑者の減刑を望みます。情状酌量の余地は十分にあると考えています。
2022.09.13
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わかりやすいので、勝手に皆さんに紹介する。率直に言って、僕と同意見だから・・・・・我々に、出来ることは限られているから・・・皆さんも(拡散)してほしい・・・・・ 2022-9-12 はんぺん――――――――――――――――――――――――――――功罪 2022-7-23 雑草の言葉(ブログ)からhttps://zassou322006.blog.fc2.com/?mode=m&no=993 「功罪」と言っても、安倍晋三のやったことに「功」なんて見いだせません。だから、追悼番組など辟易して見ませんでした。 選挙が終わるまで大手マスコミは、安倍の悪行は取り上げないで、美化しまくった事は、とんでもない忖度でした。 ・・特に統一教会との繋がりに関して、銃撃犯の山上容疑者が「安倍元首相が統一教会と繋がりがあると思い込んで」と言う報道は未だに続いていて酷いものです。 山上容疑者は、おそらく「思い違いをしてた」・・なんて一言も言っていないでしょう。確信犯でしょう。あの報道も気持ちの悪い忖度です。 しかし、選挙後に段々と風向きが変わってきて、マスコミでも安倍批判もちらほら出てきたようです。マスコミも少しは自浄作用が働いたようです。 統一教会の悪行を追求してきた弁護士なども登場させるTV局もいくつか出てきました。彼らは安倍元総理が、統一教会とかなり繋がりがあった事を証言しています。 ? ここで、遅ればせながら、改めて安倍晋三銃撃事件に関して「功」の部分を書こうと思います。・・と言っても最初に書いたように、安倍元総理には「功」を見出せないし、書く気もしないし、既に多くの方が安倍批判を再開したようですので、あまり述べられていない山上銃撃犯の「功」の部分について書かせて頂きます。 私は銃撃犯山上氏に同情さえします。母親が統一教会べったりで、生活も出来ないようになって、兄も自殺してしまって可哀想過ぎます。「自分が自殺して、兄弟に保険金を渡そうとした」と言う話も、きっと本当でしょう。 彼が統一教会を恨む気持ちは十分に理解できますし、そんな団体に(関連団体と言ってますが)応援メッセージを送るような非常識な、一国の首相には、恨みを持っても当然でしょう。 確かに銃殺はやり過ぎかと思いますが、銃撃で安倍元首相が死ななかったら、統一教会批判もここまで大きく再燃しなかったでしょう。場合によっては、安倍元首相との関係も揉み消されていたことでしょう。(まだ出ていない部分も沢山あるでしょう。) そう、彼が安倍晋三を銃殺したから、統一教会の悪行もまた炙り出されているのでしょう。統一教会のこれ以上の犯罪の多くが防げるかもしれませんし、現在統一教会の悪行で苦しんでいる人々の何人かでも、救われるかもしれません。これが彼の「功」の部分だと考えます。?? 今回の事件で、山上銃撃犯を「自分の人生が上手くいかなかったことを、後から統一教会とか安倍元首相のせいにしている」とか、「注目を浴びたかったので撃った」とかお門違いな事を述べていたコメンテーターがいました。 彼らには統一教会や自民党と癒着しているのか?と気持ちの悪さを感じました。 安倍氏の悪行を書き並べれば、長くなりますし、多くの人が知っている事でしょうから書き並べませんが、一つだけ。安倍氏の悪行の揉み消しのために、自殺に追いやられた元近畿財務局の職員の赤木俊夫さんとご家族の無念。 安倍晋三は日本に多くのモラルハザードを起こしました。国葬とか言う発想に何故なるのでしょうか?あんな人物が長く首相を務めた国の国民である事を恥に思います。
2022.09.12
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食い物にされた日本人が悪いのか?食い物にした統一教会が悪いのか?では無くて、こんなオカルトを許してきた自民党などの政治家を選択してきた有権者の罪の事が問題だ・・・ 2022-8-23 はんぺん自民党と「統一教会」(現・世界平和統一家庭連合)が、手を結び、多くの日本人家庭を破滅に追い込んだ。 岸信介~安倍晋三の政治勢力に食い込み、増殖を図ってきた統一教会=原理運動だが、昔から霊感商法や高額献金などで、だまされる日本人が後を絶たない。 その団体と協力関係にある自民党が、選挙のたびに勝ちあがってきたこと自体、日本人の知的レベルの低さの証明なのだろう・・・・ 想像もできない巨額の献金を、洗脳された信者たちが、行っている・・・・そもそも国内外を問わず、人間という動物は(知的に?だまされやすい)のか? オウム真理教のトップ、麻原彰晃を取り巻く幹部たちは、高等教育を受けていた。あの連合赤軍で、アホをやらかした連中も、高等教育を受けていた。 東大をはじめとした高等教育?なるものも、動物人間を相手にしては、存在感が問われるというものだ・・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――――――――――恐ろしい真実。統一教会が日本人女性を韓国人と結婚させる「本当の理由」 2022-8-9 まぐまぐニュース 安倍元首相の銃殺事件の犯人が語った犯行動機から大きな批判を浴びることになった旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)。今回のメルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、この宗教の実態について詳しく語られた一冊を紹介しています。そこに書かれていた、統一教会「合同結婚式」の恐ろしい真実とは? 「統一教会」の教義は、キリスト教をベースとしながら、文鮮明がメシアであり、人々に「祝福」を与えるというものです。祝福とは教祖が配偶者を決めて信者同士が結婚するというものです。このような異様な教義のため、キリスト教各教派からは異端とみなされています。 韓国は神の国であり、地上天国を建設した後に、世界の中心になり、世界の言語は韓国語になる。そして日本は、韓国を植民地とした罪深い国家であり、韓国民に対して贖罪しなくてはならないとしています。 日本での統一教会の宣教は、キリスト教が一般的でないためうまくいきませんでした。結局、1960年代から若者をターゲットとした反共的な政治運動としてメンバーを集め、そのメンバーを統一教会員とすることで勢力を拡大させたのです。政権与党の政治家の庇護を受けたのも事実のようです。 日本の統一教会は…宣教の対象を若者に絞り込むことにした。1964年に小宮山嘉一を会長として全国大学連合原理研究会が創立され、大学生・青年の伝道が活発化した(p89) 1980年代に入ると日本の統一教会は、活動資金を調達するために該当や個別訪問で姓名判断を行い、先祖の供養や悪霊を解くといった名目で高額の印鑑、数珠、壺を売りつけ霊感商法として問題となりました。 1990年代半ばになると、日本の統一教会の幹部が韓国人に置き換えられ、日本の統一教会信者に対する献金の要請が激化しました。当時のビデオでは、韓国の幹部が日本の教会員に対して全財産を自らはき出すだけでなく、はき出す人を連れてこいと檄を飛ばしていたという。 合同結婚式も2000年代まで行われており、日本の女性信者6,000~7,000人が韓国人に嫁いだという。 日本は韓国を植民地とした罪深い国家であり、韓国への贖罪として金を支払わなくてはならず、韓国の花嫁不足問題の解消のために女性を提供しなくてはならないということなのでしょう。 日本が強制的に韓国を合併した後には、韓国民族の自由を完全に剥奪し、数多くの愛国者を投獄、虐殺し…多数の良民を殺戮した(p61) 不思議に思うのは、霊感商法で金を巻き上げているのは日本だけで、韓国、米国ではそれほど悪評がないことです。つまり、霊感商法は金を巻き上げるために日本だけで行われているのです。 統一教会の勧誘方法は、プログラム化されており、正体を隠して手相・姓名判断を受けさせ、商品を買わせるマニュアル。その後のビデオセミナー、宿泊セミナーでの教化も組織化されていることがわかります。 日本を罪深い国とし、罪悪感を利用して20歳前後の若者をターゲットに洗脳し、年間数百から数千億円の金を吐き出させ、7,000人もの日本人女性を知らない男性と結婚させるたことに、怒りの気持ちがわいてきました。 金を奪うだけでなく、関係した人の人生まで奪っているのです。そして韓国人の男性と結婚した日本の女性が、貧しい生活の中で暴力を振るわれたりしても、それに耐えることで、罪深い日本人として救われると思い込まされているという。抜け出せないように仕組まれているのです。
2022.08.23
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統一教会を利用した?利用された?安倍晋三!! 国民の不幸を見て見ぬふり・・・・「反共」の一点で結びついた者同士、一蓮托生の世界・・・・ 2022-8-14 はんぺん霊感商法や合同結婚式、高額な献金・・・・人の不幸につけこみ、不安を煽り、「救済?」の名目で、国民を収奪してきた悪徳宗教と、それを利用して恥じない政治家たち・・・・山上容疑者の問題は、まさに氷山の一角だろう。第2、第3の「山上」が、現れても、全くおかしくは無い・・・・ (洗脳)の問題を、ずっと考えている。宗教であれ、思想であれ、価値観をいとも簡単に変えうる事実には、驚愕するばかりだ・・・・ 「なかでも自民党議員とのつながりは深い。今回のリストでも、じつに9割を自民党議員の名前が占めている。 「旧統一教会は、伝統的な家族関係を重視し、LGBTの権利拡大などには反対する極右思想に立っています。関連団体の『勝共連合』がその実働部隊で、もともと反共思想という点で自民党と旧統一教会は関係が深い。 しかし、彼らが自民党に食い込む理由は、思想が近しいというだけではありません。 教団は信者らに、『政治家を抱き込んで弱みを握れ』と指示しています。さらに信者を国会議員にして、結果的に日本を支配しようという“野望”を、旧統一教会は抱いているというのです。忘れてはいけないのは、旧統一教会はカルト教団だということ。ほかの宗教団体とは別格なんです」(本文) 皆さんは、どう思われるか? はんぺん ―――――――――――――――――――――――――――――“旧統一教会と関わりがあった現職国会議員”は101人!総力取材で見えた「9割が自民党」の密すぎる関係 2022-7-26 週刊FLASH 2022年8月9日号「14年間信者で、これまで1800万円を献金してきたが、教団と縁を切りたい。返金交渉は可能でしょうか」 安倍晋三元首相(享年67)が凶弾に倒れて以降、霊感商法対策弁護士連絡会には、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)の信者から、冒頭のような相談が次々に寄せられているという。 「事件が起きてから、以前の10倍以上に相談が増え、電話はパンク状態です。『自分も母親が信者で家庭崩壊した』『2世信者が助け合えるような集まりを作ってほしい』という相談も多く寄せられています」(同連絡会・渡辺博弁護士) 1980年代以降、霊感商法が社会問題になった統一教会。いまだ多くの信者を抱え活動できているのは、政治家との深いつながりがあるからではないかーー。 ジャーナリストで「やや日刊カルト新聞社」主筆の鈴木エイト氏は、「旧統一教会と関わりを持った現職国会議員」リストを作成した。名前が挙がった国会議員は、延べ101人。リストをもとに本誌が各議員に事実関係を質問した。浮かび上がったのは、国会議員と旧統一教会との、“密すぎる関係”だった。 「旧統一教会系新聞社発行の新聞にうっかり名前を出しただけという議員はそれほど問題視していませんが、旧統一教会の関連団体とわかって講演したり、献金を受けている議員もなかにはいます。安倍氏がトップだった清和会の議員が特に多い」(前出・鈴木氏) 旧統一教会と関係が深くなった議員のもとには、選挙時に運動員として働く信者や、事務所スタッフや秘書になる信者も送り込まれるという。 「報酬を受け取らないし、すごく真面目に働いてくれるので議員としては助かります。同様の人材供与はほかの宗教団体でもあるようですが、旧統一教会信者がいちばん熱心に手伝うといいます」(同前) なかでも自民党議員とのつながりは深い。今回のリストでも、じつに9割を自民党議員の名前が占めている。カルト問題を長く取材してきたジャーナリスト・藤倉善郎氏がこの関係の深さを解説する。 「旧統一教会は、伝統的な家族関係を重視し、LGBTの権利拡大などには反対する極右思想に立っています。関連団体の『勝共連合』がその実働部隊で、もともと反共思想という点で自民党と旧統一教会は関係が深い。 旧統一教会は、自民党タカ派の運動の一角を担おうとしているのです。しかし、彼らが自民党に食い込む理由は、思想が近しいというだけではありません。 教団は信者らに、『政治家を抱き込んで弱みを握れ』と指示しています。さらに信者を国会議員にして、結果的に日本を支配しようという“野望”を、旧統一教会は抱いているというのです。忘れてはいけないのは、旧統一教会はカルト教団だということ。ほかの宗教団体とは別格なんです」 一方、自民党議員の側にも旧統一教会と関係を持ちたい理由があるという。宗教学者の島田裕巳氏は旧統一教会に絡む利権を指摘する。 「旧統一教会は、冷戦構造が崩れた後に北朝鮮とのパイプを持っており、国会議員にとっては非常に魅力的です。さらに、日本とは日韓トンネル事業を進めようとしており、すでに超党派の議員団も作っています。まさに新たな利権が生じていて、そこに自民の議員らは絡もうとしています。そもそも信者の数がそんなに多いわけではないので、議員にとって票田としての意味はあまりないのです」 その一方で、国会議員との関係を断とうとする宗教団体は多いという。「各団体とも高齢化が進行し信者数が激減している」と語るのは雑誌「宗教問題」編集長の小川寛大氏。 「創価学会が支援する公明党や、幸福の科学の幸福実現党は、今回の参院選で大幅に票数を減らしました。そこに今回の安倍元首相暗殺事件です。政治にかかわるメリットはもうないのではないかと考える宗教団体が増えています。統一教会も例外ではありません。これまでは積極的に政治に関わってきましたがいまや組織的退潮も著しい」 前出の鈴木氏は今後、“宗教団体苦難の時代”になっても「旧統一教会に関与する議員は減らないだろう」とみる。 「リストに漏れた“疑惑の議員”も含めれば、前回調査の2017年当時より、“関係議員”の数は増える一方です。議員にとっての『メリット』を考えれば、旧統一教会との関係を断つのは難しいでしょう」 かつては霊感商法、現在は2世3世問題と、問題山積の旧統一教会。政治と宗教のいびつな関係はかくも深い。 週刊FLASH 2022年8月9日号――――――――――――――――――――――――――――――“統一教会”会見 元”2世信者”は「現実と違う」 一番納得いかない発言は… 2022-8-12 日テレNEWS12日、「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”の本部がある韓国のソウルで、銃撃事件後初めてとみられる教団の大規模なイベントが行われます。こうした中で、教団による10日の会見をどう見たか、教団の信者を親に持つ2世の元信者たちに話を聞きました。 ■韓国で大規模イベント開催へ 銃撃事件後”初”10日、記者会見を開いた世界平和統一家庭連合の田中富広会長が言及したのは、12日に開かれる教団のイベントについて。「韓国・ソウルにおきまして、世界指導者および宗教指導者が集い『サミット2022リーダーシップカンファレンス』が開催されます」。 幹部らが集まる大規模なイベントで、安倍元首相の銃撃事件後、初めてとみられます。“宗教の自由”と“普遍的な人権”を議論の焦点に当てるとしていますが、事件についての言及はあるのでしょうか。 ■教団の会見 元”2世信者”は「全くウソ」教団信者を親に持ち、実家で暮らす元”2世信者”の20代男性は、田中会長の会見について、「全く事実無根のことばかり。自分が家庭内で苦しんでいるのを考えると、全くウソだなと」。会見の内容と現実は、大きく異なると話しました。 “高額献金”について、世界平和統一家庭連合・田中富広会長は、「財産に比しての高額な献金が行われないよう徹底」と会見で述べましたが、取材した元”2世信者”3人に聞くと、それぞれ親はこれまでに1000万円以上の献金を行っているといいます。 信仰のない人と結婚した元2世信者(20代)「親が『生活が大変だから家に(お金を)入れてくれ』ってお金をどんどん要求するようになってきて、最終的に職場に"ピンポーン"って(給料を)取りに来たことがある」 親と別居する大学生の元2世信者(10代)「(親に)お金ないってことで、弟がスマホを買ってもらえなかった。代わりに僕が料金を支払っている。両親としては献金を良いことだと思っているけど、最低限、家族のことはなんとかしてほしい」 さらに両親と自営業を営みながら、給料がもらえていないという男性は… 実家で暮らす元2世信者(20代)「自分に持病がありまして、一時期悪化した時に(親が教団から)『この絵を飾ると体が良くなると言われた』って言われたものが10万円もして。治療費も自分で払って、給料とかなくても我慢しているのに、こういうことに(お金を)使われて」 ■”祝福結婚” 「幸福で円満」と話す教団信者同士を結婚させる"祝福結婚"について、田中会長は、「祝福結婚が男女の意に反して強制されることは絶対にありません」と会見で述べていました。しかし… 親と別居する大学生の元2世信者(10代) 「(親から)『"祝福"を受けてほしい』って話で、僕は『嫌だ』って意思を示したけど、『"祝福"受けるとこういう良いことがある』って、延々と一方的に話される」 信仰のない人と結婚した元2世信者(20代)「("祝福"を受けずに)教会離れた時も、『あんた大変なことになるよ。霊界の一番下に落ちるよ』とか言われました」 実家で暮らす元2世信者(20代)「『教会関連の人としか結婚できないよ』って言われます。何年か前までは教会と関係ない人と結婚したいって考えていたけど、最近は相手に迷惑かけちゃうっていう思いが強いので、結婚のことはあんまり考えないようになりました」 そう話す一方で。 実家で暮らす元2世信者(20代)「“統一教会”がなければ結婚したい」 田中会長は会見で“祝福結婚したカップルは幸福で円満に過ごしている”と話していました。しかし、そのカップルの子供である、この元”2世信者”たちはどうなのか。 親と別居する大学生の元2世信者(10代)「弟が“統一教会”をきっかけに不登校になりまして。(弟が)”2世信者”の友達がいじめられているのを知って、『自分が信仰していたものが違うのでは』という葛藤で不登校になった。私は最近までそれを知らなかったので、『分かってあげられなくてごめんな』って。弟の人生を狂わせているので、許せないな“統一教会”」 実家で暮らす元2世信者(20代)「時間の制限といいますか、全部“統一教会”を優先される。日曜日は教会に行くのが当たり前ですし」 親と別居する大学生の元2世信者(10代)「大きい(教団の)イベントがある時は『そっち(教団)を優先して学校休め』って。それで、だいたいみんな法事を(理由に)使いますね」 信仰のない人と結婚した元2世信者(20代)「ひいおばあちゃんとか、既に死んでいるのに『亡くなったことにする』」 親と別居する大学生の元2世信者(10代)「あるあるですね」 ■一番納得いかなかった発言はあまりにも実態とかけ離れたという田中会長の会見で、元”2世信者”が一番納得いかなかったこととは。 実家で暮らす元2世信者(20代)「(田中会長が)『信仰の自由を侵害されている』と言ってますけれど、強制的に(教会に)誘われたり、それこそ献金させられたり。声を大にして、"2世信者"のほうが『信仰の自由を侵害されている』と訴えたい」 (8月11日放送『news zero』より)
2022.08.14
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統一教会と自民党の汚い関係!! 持ちつ持たれつで、権力を手放さずに甘い汁・・・野党も同じ穴のムジナ?? 2022-8-10 はんぺん かって、日本社会党公認で、参院選や衆院選に、大阪から立候補した(上田卓三氏)を支援したことがある。一兵隊として、ビラマキや選挙カーの運転、戸別訪問などで、走り回った・・・ 戸別訪問では、世話人・推薦人から集められた支持者名を記載した名簿が集約されたものが、地区ごとに分けられ、運動員の僕たちに割り振られる。 社会党公認候補なので、推薦労組からの労組員の名前が多く寄せられていたが、地域の世話人からのモノも多かった。その中に(天理教)からの名簿が、多かったのを覚えている。なぜか?よくわからなかったが、何かの経緯もあって、上田選挙に協力してもらったのだろう・・・ぐらいで、それ以上、深くは考えなかった。 選挙では、候補者は、当選のためには一票でも多く(票)を得たいものだ。(選挙での当選と落選は、天国と地獄ほどの差がある)とよく言われている。 宗教団体は、大きな(票田)だ。まとめて支援してもらえば、これほど、ありがたいものは無い。そこで、多くの宗教団体が、候補者から狙われる。もちろん、自民党を支援する宗教団体は、多かったようだ・・・ 自民党は、神道政治連盟、全日本仏教界。公明党は、創価学会。立憲民主は、立正佼成会、実践倫理宏正会、新日本宗教団体連合会。社民党は、同じく新日本宗教団体連合会。共産党は、日本宗教者平和協議会。れいわ新選組は、ワールドメイト・・・・ 立正佼成会や崇教真光、パーフェクトリバティー(PL)教団などが作る「新日本宗教団体連合会」(新宗連)という団体は、創価学会とライバル関係にある新興宗教の連合組織だ。新宗連は自公政権に対抗して、改憲や政治家の靖国神社参拝に反対する姿勢を取り、2009年の総選挙では民主党を強力に支援し、民主党政権の誕生に大きく貢献している・・・・・ 宗教団体は、税金の免除がある・・・とよく言われるが、そのメリットを保持し続けるためにも、政治家に(貸し)を作っておきたいのだろうか・・・?? いざ(!)という時、政治家にパイプがあるのと無いのとでは、大きな差があるのだろう・・・? 安倍氏の祖父・岸信介元首相の時代から、岸=安倍家と反共団体の国際勝共連合=統一教会のつながりは深くなっていったと言われるが・・・・保革伯仲時代と言われた、1970年代から1980年代にかけて選挙応援を通じて保守層に喰い込みを図った勝共連合の動きが目立ったのは、僕も感じていた・・・ 各種選挙で、自民党の老人クラブ的な選挙事務所を見ていると、たむろする高齢者の中に、きびきびと動き回る運動員の若者たちを、しばしば目にする機会が有ったのだが・・・・アルバイトを除く大半が、勝共連合から派遣された若者信者たちだったのだ・・・・ 洗脳に弱い我々=人間・・・・・・洗脳・・・・・・思い込まされて、確信を持たされてしまうと、どうにも止まらないで、地獄へ一直線・・・・・・何回、我々は、こういった悲劇を目にしてきたことだろう。 宗教やマルクス・レーニン主義に洗脳された(気の毒な)人々・・・・僕も、人生の貴重な多くの時間を、それで奪われてきたが・・・それで得た知識、経験は、その後の人生に、プラスとなった面も多くあることは確かだ。 その洗脳の呪縛から、いかに早く抜け出せたかで、人生の充実度が変わる・・・・・・のではなく、洗脳により幸福感を手に入れた人々もまた、それはそれで、良いのかもしれない・・・・僕の義父は、亡くなるまで、日本共産党の古参党員として、納得?の人生を送ったようだ・・・・ しかし、周りの人間を不幸にするような(入信勧誘)とか(折伏=しゃくぶく)とか、(オルグ)などは、充分な配慮が求められてしかるべきだろうと思う。これ以上、不幸な人間を作り出さないでほしいと、つくづく思うから・・・・ 皆さんは、どう思われるか? はんぺん―――――――――――――――――――――――――――――――安倍元総理と統一教会の“ズブズブ癒着”に新証言 「誰が統一教会の支援を受けるかは安倍さんの一存」 2020-8-3 「週刊新潮」2022年8月4日号 掲載 デイリー新潮 自民党と統一教会の関係が次々に報じられる中、選挙時の統一教会の支援対象は、安倍氏の一存で決まっていたという証言が。実際、統一教会内部の文書には、安倍氏の子飼い議員に対する選挙応援を〈首相からじきじき〉に依頼があった、との記述が見られるのだ。 *** 日米安保条約改定で嵐吹き荒んだ政治の季節。岸信介政権下の1950年代末、渋谷区南平台にあった岸邸で幼き安倍晋三氏は周囲の喧騒をよそに「アンポ、ハンターイ」と言って、祖父を苦笑いさせたという。かように有名なエピソードが語られる岸邸の隣にかつて統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連施設があった。そのことが岸家と統一教会を結ぶ一つのきっかけになったとされる。 そして2022年夏、その“ご近所付き合い”が、凶弾を放たれるきっかけになるとは――。岸家と安倍家の誰もが想像しえなかったに違いあるまい。 1968年に統一教会は「国際勝共連合」を設立。当時、岸氏の後ろ盾があったとされ、反共産主義の政治団体として活動してきた。 また、「週刊新潮」7月28日号では、当誌の依頼でジャーナリストの徳本栄一郎氏がアメリカで発掘した1984年の知られざる書簡をご紹介した。それは当地で巨額脱税により実刑判決を受け、収監されていた統一教会の開祖・文鮮明の釈放を、岸氏がロナルド・レーガン大統領(当時)に懇願する内容だったのだ。 「安倍さんの一存で決まる」 こうした密接な関係は安倍晋太郎、そして晋三へと引き継がれ、自民党の議員も巻き込みながら、現在まで連綿と続くことになる。 「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」 と自民党のベテラン秘書。 「教会の組織票は約8万票といわれています。ただ、衆院選では1選挙区あたりの統一教会の票数はそれほどでもないので、参院の全国比例でその組織力が発揮されます。どの候補を応援するかは、安倍さんの意向がかなり反映される。落選しそうな意中の候補がいれば、安倍さんから“彼を頼む”といった具合です」 実際、過去に統一教会系の団体から推薦を受けた元議員はこう語る。 「推薦を受けるにあたって団体のトップと面談をします。そこでは、不倫スキャンダルや金銭トラブルがないことが条件で、さらに安倍元総理が応援している候補であれば、ほぼ確実に支援してもらうことができます。選挙の直前になると、統一教会系の施設で泊りがけの研修を行います。自分の場合は妻同伴で2泊3日でした」 安倍氏が選挙応援を教団に依頼 そうした安倍氏肝いりの候補の一人だったのが、元産経新聞記者で、2013年の参院選全国比例で初当選した安倍派の北村経夫参院議員だ。 カルト宗教に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏によれば、「初当選時、当時首相だった安倍氏が北村氏の選挙応援を教団に依頼しているのです」 教団の内部文書にはこう書かれていた。 「〈首相からじきじきこの方(北村氏)を後援してほしいとの依頼〉〈まだCランクで当選には遠い状況です〉〈今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です〉と。 19年の参院選でも統一教会内部で北村氏を応援するビラが出回っていました。当時、大宮で行われた演説会では国際勝共連合の関係者が仕切っており、300人以上が入れる会場に半分から3分の2くらいは信者が動員されていました」 自民党山口県連の関係者が後を受ける。 「北村さんはいずれの選挙も盤石な地盤を築いていたとは言い難く、安倍さんが選挙直前になって慌てて、統一教会に支援を依頼したといわれています。“統一教会のおかげで当選できた”と地元ではまことしやかにささやかれているのです」 北村事務所は、「旧統一教会から支援を受けたことも、見返りを求められたこともありません」と回答するも実際、統一教会の推薦が決まると手厚い支援が受けられるようで、「一般的に統一教会サイドから20~30人程度のボランティアが連日手伝いに来てくれます。電話作戦やチラシ配り、ポスター張りなどの機動部隊となってくれるので、貴重な戦力です。15~20人くらいの人員で選対事務所を切り盛りしているところもありますから、本当に助かります」(県連関係者) 細田衆議院議長の熱のこもったスピーチ 鈴木氏が再び言う。「議員側が統一教会の支援を受けるメリットの一つはこのマンパワーです。候補者は選挙の時の支援スタッフや事務所スタッフを賄える。ほかにも、いきなり国政は難しくても、息のかかった地方議員を育て、国政に打って出させるといったケースもあります」 統一教会の「政界汚染」はこうした例にとどまらない。 鈴木氏は、統一教会の関連団体のイベントへの出席歴や献金を受けたりした議員を独自に調査し、100人を超えるリストを公表している。そこには、麻生太郎自民党副総裁をはじめ多くの“重鎮”が名を連ねている。 例えば、元安倍派の議員では、女性記者へのセクハラ疑惑が報じられている細田博之衆院議長。19年10月に、統一教会系の天宙平和連合(UPF)が主催する会合に出席し、披露したのは、以下のような熱のこもったスピーチだった。 〈韓鶴子総裁の提唱によって実現したこの国際指導者会議の場は、大変意義が深いわけでございます。この会が大きな成果を上げ成功されることを念じまして、ごあいさつとさせていただきます〉 汚染は野党にも ほかにも安倍元総理の「秘蔵っ子」と呼ばれた稲田朋美元防衛相は09年と10年に統一教会系の団体のイベントで講演を行っており、菅政権で官邸を仕切っていた前官房長官の加藤勝信氏は18年に関連イベントに秘書を代理出席させたほか、同氏が代表を務める自民党支部は関連団体に会費を支払っている。 汚染は野党にも及ぶ。国民民主党の玉木雄一郎代表は「世界日報」の元社長から計3万円の寄付を受け、前原誠司氏は統一教会系米紙「ワシントン・タイムズ」の全面意見広告に名を連ねている。 それぞれの事務所に見解を尋ねると、細田事務所は回答ナシ。稲田事務所は、「両集会への参加は事実です。当日はひと言挨あいさつをし、途中退席しました。講演はしていません」 ほかの議員は、「慶事や行事などの案内などを受けることもあり、適宜事務所で判断して対応しています」(加藤事務所) 「賛同者として名を連ねたとありますが、前原にその認識はなく、(中略)統一教会の活動には一切関わりはございません」(前原事務所) 「(寄付は)いずれも事実です」(玉木事務所) 「見破れなかったこと自体が問題」 前出の鈴木氏が教団側の意図を解説する。 「統一教会が政治家と付き合うメリットは、内部統制の意味合いが強いと思います。信者の中には霊感商法や過度の献金などで教団に不信感を抱いている人もいる。そこで名のある政治家がメッセージを寄せれば、教団への信頼を担保することができるのです」 政治家としては前述した“見返り”を期待してのことなのだろうが、統一教会による被害に詳しい弁護士の紀藤正樹氏は手厳しい。 「統一教会には数えきれないほどの関連団体、友好団体があり、専門家でもすべてを見分けることは難しい。そうやって自分たちの正体を隠して政治家に接近するのが、カルト宗教の手口です。そうと知らずに協力してしまった政治家もいるかもしれませんが、見破れなかったこと自体が問題です。結果的に統一教会へのお墨付きを与える格好となり、社会全体としてカルトを糾弾する状況が生まれなかったのですから」 「週刊新潮」2022年8月4日号 掲載
2022.08.10
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ビデオメッセージで統一教会の広告塔になった安倍晋三・・・・・・墓穴を掘った自民党に反省はあるのか??2022-8-9 はんぺん「(反共)の一点で結びついた統一教会と自民党」・・・・というのが、僕のイメージだ。候補者は、選挙に当選するためには、(なんでもやる)という・・・・統一教会や原理研(原理運動研究会)の若者たちは、自民党候補者にとっては、投票だけでなく、選挙運動も手弁当でやってくれる(ありがたい)(貴重な)存在だったことだろう。 そして、当選後は、統一教会の広告塔として利用されたり、揉め事やトラブルの身元引受人? になったり・・・と、(持ちつ持たれつ)の関係が、ずるずると続いていったのだろうと想像する・・・・ 霊感商法や高額献金、合同結婚式の悪どさで、名を馳せた統一教会だったが、2015年には、自民党の協力を得て、名称変更(統一教会)→(世界平和統一家庭連合)へ、変身したが・・・・・その後も、強引な献金集めが続いていたことが、今回の(安倍事件)で、明るみに出てきた・・・・ 多くの家庭を、経済破綻や、家庭崩壊に追い込んだ統一教会と自民党の道義的責任は、限りなく重い!!! 野党には、この統一教会と自民党の⦅闇⦆について、徹底的に追求して貰いたいところだが・・・・・野党にも、統一教会は、金をばらまいていたようだ・・・・??? 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――「3人の元首相からはそっぽ向かれた」旧統一教会の関連団体会長が語った安倍元総理ビデオ出演の”裏側”【報道特集】 (動画) 2022-7-30 TBS・JNN NEWS https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/110093?display=1独自入手した旧統一教会の内部資料から献金集めの実態に迫る。さらに韓国人現役幹部が取材に応じ、日本からの献金、日本の政治家との関係を赤裸々に語った。 ■取材に応じた韓国人現役幹部 2021年9月。旧統一教会の関連団体、UPFが開いたイベントにアメリカのトランプ前大統領がビデオメッセージを送っていた。次にスクリーンに映し出されたのが、安倍元総理の姿だった。 安倍元総理 「朝鮮半島の平和的統一に向けて、努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ皆様に敬意を表します」 この映像は、韓国の会場からオンラインで世界に配信された。韓国人の現役の信者が報道特集の取材に応じた。男性は40年前に入信し、現在、教団の幹部をしているという。 韓国の教団幹部 「正直私は安倍さんに、かなり悪い印象を持っていました。独島(竹島)問題、慰安婦問題、教科書問題、軍国主義の復活などがあったからです」 Q ビデオメッセージによって、安倍氏への考え方が変わった? 韓国の教団幹部 「そうです、大変驚きました。あのとき動画が流れることは秘密でしたし、あの映像が流れてみんなが驚きました。安倍さんのことをよく知らなかった人や否定的に見ていた人たちが、“すごくいい方だ”と言ってイメージが大きく変わりました」 この幹部は、1992年の合同結婚式で日本人女性と結婚し、今もその妻と韓国で暮らしているという。 韓国の教団幹部 「私が合同結婚式に参加したとき、中曽根元総理がビデオメッセージを送ってこられました。そのことを思い出します。日本では、統一教会のイメージが悪いので、安倍さんは、今回のメッセージを送ることに悩んだと思います。政治家として大きな負担を感じたはずなのに、送ったということに対して、大きな意味があると私は感じています」 ■トランプ前大統領のビデオ出演で風向きが変わり・・・安倍元総理へビデオ出演を依頼したのが、UPFの日本支部。中心となって働きかけたのが梶栗正義会長だ。信者に向けた配信映像を入手した。安倍氏のビデオ出演のひと月後に行われた教団の礼拝。梶栗会長がそのいきさつを語っていた。当初は、3人の元総理に話を持ち掛けたというが・・・。 UPF天宙平和連合 梶栗正義会長 「(元総理の)事務所から一体何を言われたかと。『結局、あなたたち団体は、私共の〇〇先生を団体の宣伝材料に使いたいだけでしょ。布教のために利用したいだけでしょ』と。3人の元首相からはそっぽ向かれました」 ところが、トランプ前大統領のビデオ出演が決まったことで風向きが変わった。安倍元総理側とは、過去にこんな話をしていたという。 「先生、もしトランプがやるということになったら、やっていただかなくちゃいけないけどどうかと。“ああ、それなら自分も出なくちゃいけない”という話を実は2021年の春にやりとりをしてたんですよ。先方から『やりましょう』という答えが返ってきて私の耳に入ったのが、8月24日。この8年弱の政権下にあって、6度の国政選挙において私たちが示した誠意というものも、ちゃんと本人が記憶していた」 韓国の教団幹部は、安倍元総理がビデオメッセージを送った理由についてこう話す。 韓国の教団幹部 「政治家はたくさんの人々と接する必要があり、選挙の票を意識した行動を取らざるを得ないんです。政治家は“多宗教人”だといわれます。票のためにキリスト教ではキリスト教徒のように、仏教であれば、仏教徒のように振る舞うしかないのです」 この幹部に、かつて強引な“献金集め”が社会問題化したことについて尋ねた。 韓国の教団幹部 「よく知っています。当時は文総裁が最も世界的な活動を行った時期で、この時期の教団には多額の献金が必要でした。それで多少、無理な方法で献金が行われたことも少しは知っています。それについて、日本統一教会は2009年のコンプライアンス宣言によって、“これ以上、強制的な献金を行わない”と打ち出したはずです」 実際はどうなのか?報道特集は、旧統一教会の関係者から内部資料を入手した。 これは、日本人信者の献金額だという。999年度から2008年度まで、献金額は年間おおむね600億円で推移している。2009年のコンプライアンス宣言の後も変わらず600億円近くの献金を集めていたことが分かる。 別の資料に示されたTD。ThanksDonation「感謝献金」の略で、日本から韓国の教会側へ送金した金額だという。 2009年度以降3年間で、200億円以上が毎年、送金されている。さらに別の内部資料には、韓国の関連財団への送金額が日付ごとに記されていているという。2013年度には約132億9996万円が送金されていた。 ■HK=「返金(HenKin)」は30億~20億円台 韓国の教団幹部 「日本の信者たちは大変な額の献金をしてくれました。とても感謝しています。おかげで今日の統一教会は世界的な宗教に発展し、彼らは世界を救う運動に大きく貢献したと思います」 さらに、資料の「HK」という項目。「返金(HenKin)」を意味する言葉で、裁判によって、教団側が信者側に支払った損害賠償などの金額が示されている。その額は30億円から20億円台で、2009年度以降も信者に返金する事態が続いていた。 献金について旧統一教会は番組の取材に対し、「宗教法人は公表したこともなければ、公表する義務もない」としている。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――旧統一教会「関係議員」は100人超!“ズブズブ国会”に「カルト防止法」求める声 2022-8-3 Asagei Biz-アサ芸ビズ.「正直、僕自身が個人的にまったく関係がないので、なんでこんなに騒いでいるのか、正直な話、よく分からないというのがあります」 先月29日、記者会見で旧統一教会と政治との関係について聞かれた自民党の福田達夫総務会長が、こう答えたことで、政府与党内が大揺れに揺れたことは記憶に新しい。 福田氏の発言を受け、31日には岸田文雄総理が, 「社会的に問題になっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明をしていくことは大事だと思っています。国民の皆さんの関心も高いわけですので」 と、初めてこの問題に言及。 しかし、安倍晋三元総理大臣の弟である岸信夫防衛大臣も選挙の際、旧統一教会関係者から支援を受けていたことを悪びれる様子もなく公表するなど、改めて政治と宗教との深いかかわりがクローズアップされている。 自民党を中心に、同教会と関係があった現職国会議員は100人を超えているという。 そんな中、SNSを中心に巻き起っているのが「反カルト法を導入すべき」という声だ。 「反カルト法」が施行されている、フランスの社会事情に詳しいフリージャーナリストが語る。 「フランスには2001年6月に制定された『反セクト法』という法律がありますが、『セクト』とはすなわち社会的に警戒を要するカルト団体のことを指すことから『反カルト団体法』とも呼ばれています。 立法のきっかけは80年代、ヨーロッパ各地で旧統一教会に入信した信者と家族の間で問題が頻発。それを受けたフランスのピエール・モーロワ首相(当時)が調査に着手。その後、国会に調査委員会が設置され『人権及び基本的自由を侵害するセクト団体に対しての予防と規制を強化しなくてはならない』との理由から上下両院で約2年審議し、結果この『反セクト法』を成立させたという経緯があります」 「反セクト法」は、教義の内容云々ではなく、その団体が反社会的な行動をしているかどうかで判断され、その基準となるのが「法外な金銭要求(献金など)」「元の生活からの意図的な引き離し」「子供の強制的な入信」「反社会的な説教」など、10項目。 「フランスでは、どれかこの1つでも該当すれば『カルト団体』リストに載るため、この法律を施行後にフランスでの活動を諦め、他国へ活動拠点を移していったカルト団体も少なくないといわれますからね。効果は絶大だったようです」(同) ならば、この法律を日本でも即導入…と思うのだが、日本の場合はなかなかハードルが高いというのだ。 「フランスと日本との決定的違いは、フランスが1世紀以上前から厳密に政教分離を行ってきたという点です。その歴史があるからこそ、この法律を成立させられたという背景もある。ところが日本の場合、政教分離とは名ばかりで、表向き関係ないとはいいながら深い関係が続いてきました。ただ“教え”ではなく“反社会的”かどうかで判断する方法はあるはず。岸田総理も『国民の関心ごとは丁寧に説明していきたい』と言っていますから、今回の事件をきっかけにぜひ議論を深めていただきたいものです」(同) 問題が山積する政治と宗教だが、いまこそ真剣に議論すべき時なのかもしれない。
2022.08.09
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霊感商法の片棒を担いだ自民党と旧統一教会の汚い関係!! 自民党は知らぬ顔して、ごまかすな!!! 2022-8-2 (はんぺん)旧統一教会=反共団体からの運動員の派遣や献金で、甘い汁を吸ってきた自民党などの政治家が、今知らぬ顔をしている様は、人間として、恥ずかしい限りだ・・・・ 多額の献金を強いて、多くの家庭が壊された事例が、報道されている。その原因を作った旧統一教会に対して、多くの自民党の政治家たちが、(広告塔)になって、その片棒を担いできたことには、僕は、強い憤りを覚える・・・・・ 山上容疑者の犯した犯罪は、許されないが、その犯罪を誘発した自民党政治家たちの(犯罪!)は、見過ごされて良いハズは無い・・・・どうだろうか?? 旧統一教会は、人の不幸や災難をダシにして、献金を強要したり、法外な金額で(壺)などを売りつけたり(霊感商法)で、多くの国民から莫大な資金をかき集めてきた・・・・・・その片棒を、自民党議員が担いでいた・・・というのは、国会議員として、あるまじき犯罪行為だといえるだろう。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん―――――――――――――――――――――――――――――母親は旧統一教会に「破産後も献金続けていた」…山上容疑者の伯父が証言 2022/07/15 読売新聞オンライン 安倍晋三・元首相(67)が銃撃されて死亡した事件で、山上徹也容疑者(41)の伯父(77)が15日、報道各社の取材に応じた。 母親が宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の活動を始めたのは山上容疑者が小学生の頃で、伯父は「破産後も献金を続けていた」と証言した。母親は事件直後から伯父の自宅に身を寄せているが、事件の話はしていないという。 同連合は、母親の入信時期を「1998年頃」としていた。しかし、伯父の説明では、母親が活動を始めたのは91年頃。母親は直後に2000万円を統一教会に献金し、まもなくさらに3000万円を献金した。 原資には山上容疑者が4歳だった頃に自殺した父親の生命保険金のほか、98年に死去した母親の実父から相続した自宅や会社の土地などを売却した金も充てた。2002年に破産宣告を受けるまでの献金総額は1億円に上ったとしている。 伯父は、母親が活動を始めた背景について「夫の自殺のほか、(山上容疑者の1歳上の)兄が小児がんを患っていたことで悩んでいた」と話す。また、母親の実弟が交通事故で亡くなり、母親の実母が1982年頃に亡くなったことにもショックを受けていたという。 伯父は母親の家を経済的に援助していたが、母親が献金するため、94年頃にやめた。山上容疑者の兄から「食べるものがない」と連絡が来ることもあり、缶詰を送っていたという。母親は献金を理由にたびたび金を無心し、伯父は「お茶をぶっかけて追い返したこともあった」と語った。 山上容疑者は「完全にノーマーク」、ローンウルフは黙々と凶器を作り続けた記者会見する日本教会の田中富広会長(左)と沢田拓也総務局長(11日午後、東京都新宿区で)=佐藤俊和撮影 山上容疑者は大学への進学を希望していたが、経済的な理由で断念し、消防士を目指して専門学校に進んだ。その入学金は伯父が援助したという。 生活に余裕がなくなる中、母親は統一教会の本部がある韓国を度々訪れていた。山上容疑者は2002~05年に海上自衛隊に入隊していたが、05年1月に自殺未遂騒動を起こした。母親はその時も韓国におり、伯父が連絡したが、帰国しなかったという。 母親は事件のあった8日午後、奈良市内の自宅からタクシーで移動し、伯父の自宅に身を寄せた。疲れ切った様子で、事件のニュースを見ているが、反応を示していないという。伯父は「事件については話をしていない。何か思うことがあるのだったら、すでに(旧統一教会から)脱会してるだろう」としている。 同連合は11日に開いた記者会見で「破産した人にさらに献金を求めることはない」としていたが、伯父によると、母親は破産した後も少額だが献金を続けていたという。 伯父は「統一教会によって、(一家は)生活できなくなっていた」と話した。 ―――――――――――――――――――――――――――「私も家族を壊された」母親が旧統一教会に入信、脱会説得に疲れ絶縁…「無力感は同じ」 2022-8-1 読売新聞オンライン 安倍晋三・元首相が銃撃されて死亡した事件で、山上徹也容疑者(41)は奈良県警の調べに対し、母親が入信した宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への強い恨みを繰り返し口にしている。家族が入信したことで経験する苦悩とはどのようなものか。「私も家族を壊された」という当事者が語った。 山上容疑者の母親は同連合に総額約1億円を献金して自己破産しており、山上容疑者は「(同団体を)絶対成敗しないといけないと思った」と供述している。 「ニュースを見て胸が苦しくなった」。関東地方に住む50歳代の会社員女性は、そう語った。女性も同じような感情を抱いたことがあるからだという。 母親が入信したのは、女性の兄が交通事故で亡くなったのがきっかけだった。女性は20歳代の頃、それに気づいた。 その後、女性は結婚して実家を出たが、母親が統一教会に献金するために親戚から200万円を借りたまま返済しなかったり、別の親戚の遺産約2000万円を無断で献金したりと、相次いで金銭トラブルになった。 女性は脱会するよう説得したが、母親は反発を強め、話が通じなくなった。女性の自宅で説得したこともあったが、窓の外に向かって「拉致された」と叫びだした。女性のことを信用せず、マインドコントロールされているように見えた。 母親と同居する父親や妹は説得を諦めた。女性は5年ほど前、「精神的に疲れ果てた。もう限界だ」と思い、一切の連絡を絶った。 女性は「山上容疑者の行為は決して許されないが、家族を奪われた悔しさ、どうあがいても教会に太刀打ちできない無力感は私も同じだ」と語った。 全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、脱会が難しいのは、信者が恐怖で縛り付けられているからだという。教会側から、霊界で苦しんでいる親や子らを救うために「あなたが頑張らないといけない」と献金を求められ、「脱会すれば、あなただけではなく、一族も地獄に落ちる」と信じ込まされる特徴がある。 東日本の男性(54)は大学生の頃、母親の入信に気付き、8年後に脱会させた。 入信のきっかけは、祖父の介護を巡って親戚から叱責(しっせき)され、悩みを抱えていたことだった。母親に勧められて父親も入信。教会式の結婚式を挙げる「既成祝福」をしたという。実家を離れて暮らしていた男性は、帰省して両親と何度も話し合ったが、平行線だった。 父の死後、男性は母親を脱会させるために会社を休んだ。アパートを借り、母と妹との3人で約1か月半、一緒に生活。脱会支援に取り組む牧師を招いて教会の教えの問題点を何度も何度も話してもらった。母親は涙を流し、最終的に説得を受け入れたという。 その後、父親がゴルフ会員権を担保に借金するなどし、数千万円を献金していたこともわかり、弁護士に依頼して一部を返金させた。 男性は「家族だけでは難しい。弁護士やカウンセラーなどの専門家に早めに相談することが重要だ。今は脱会した人がネットで発信しており、そうした体験談を見せるのも一つの方法だろう」と話した。 「霊感商法今も」被害相談5年間で564件 全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、旧統一教会に関する被害相談は、1990年代と比べると減っているが、昨年までの5年間でも564件(計約54億円)に上っており、「霊感商法は今も続いている」としている。 同連絡会は、メール(reikan@mx7.mesh.ne.jp)のほか、週2回、電話(火曜は070・8975・3553、木曜は070・8993・6734)でも相談を受け付けている。
2022.08.02
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人間は弱いものだ・・・宗教であれ、主義であれ、白紙のような若者たちを洗脳することは、赤子の手を捻る(ひねる)ようなものだ・・・・ 2022-7-23 はんぺん(宗教上の勧誘と洗脳)と(思想上の勧誘と洗脳)・・・・・どう違うのだろうか? 価値観(世界観)の大きな転換をもたらすという意味では、その人間にとっては、人生の大きな曲がり角になる・・・本人にとっては、(革命的)な出来事だ。 その人間にとっては、そのことで、人生が変わる・・・(決定づけられる)という場合もあるだろう。そのことで、幸せになれるとは、誰にもわからないし・・・周りの人々に(災い)をもたらす場合も、いくらでもある・・・・ 冷静な判断ができなくなり、一面的な主張や、誇張された表現であっても、疑うということもなく、その色に染められてしまうことに・・・・ 人は、不完全な生き物であり、自分だけが、いつも正しい判断をしていると思う独善性がある。僕が、このブログで、よく言う(予断と偏見、思い上がり)とは、そういうことだ。この人たちは、ある決定的な事件が起きないと・・・気づかない・ 決定的な事件と言っても、その人の認識(理解)の度合いで、その人間に与える(事件のレベル)が、違うことも事実だし・・・・・ひとたび自分が獲得した新しい価値観を、さらに(変革)する事は、容易では無いことは、僕でも、わかる・・・・ いつも思うことは、人間の弱さのこと・・・同じ過ちを犯している者同士が、じゃれあって自慰行為に励む、懲りない面々のことだ。第3者から見れば、明らかに間違っているとしか見えないことでも、(赤信号、みんなで渡れば怖くない・)とばかりに、居直る、悲しい性(サガ)のことだ。 洗脳された者たちが、今度は、周りの者たちを洗脳する側に回る・・・ 多くの若者たちの人生を誤らせてしまうのだ・・・・僕は、若いころの社会運動の関係の知人を何人も知っているが、あの頃の(だまされたが)生き生きとしていたころの彼らを、よく思い出す・・・今、この時代の中で、どのように考えているのだろうか? と。 ソ連などの社会主義体制の崩壊で、相当なショックを受けた友人たちが、ひっそりと(運動)から距離を置いていくケースが、あったが、誰がが責められるか? せめて、真剣に現実と向き合い、きちんと(総括)してから出直せ・・・としか言えない。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――――元信者が語る「旧統一教会」の内側…献金ノルマ?勧誘方法は?友人に誘われバレーボール大会に行ったら『周りは全員信者だった』 2022-7-16 MBSニュース【元信者が語る】「旧統一教会」の実態...なぜ献金?どうやって勧誘?友人に誘われ「バレーボール」に行ったら周りは全員信者だった(2022年7月15日) (動画)https://www.youtube.com/watch?v=Nc_r8zsj9F8 7月8日、安倍晋三元総理が銃撃されて死亡した事件。逮捕された山上徹也容疑者は警察の取り調べに対して、母親が旧統一教会、現在の「世界平和統一家庭連合」に入会したことで破産したとして、「旧統一教会を恨んでいた」という趣旨の供述をしているということです。7月15日放送のMBS『よんチャンTV』では、ジャーナリストで元信者の多田文明さんに、1987年から約10年旧統一教会で活動していた際の、献金や勧誘の体験談を聞きました。 ---山上容疑者からはこれまで「旧統一教会を恨んでいた」という供述が出ているということですが、多田さんは今回の事件について元信者という立場でどんなことを思われますか? 「中にいて本当に献金活動っていうのは激しかったんですよ。集金ですね。結局そうした反動がいわゆる家族の崩壊に繋がり、今回のような事件を生み出してしまったとしたら、もう本当に許せないことだなと思いますね。 いわゆる教え自体が“献金しないといけない”という教えになっているんですね。極端な話で言えば、私たち全員が堕落人間だと旧統一教会の人間は見ていますので。堕落人間というのは万物って物より下の立場だ、というふうに教えられるんですね。ですのでその万物は、特にお金ですね、神の側に捧げてそれで初めて神の子になれるんだよっていう教えがあるんです。これ万物復帰っていうんですけど。 だから神の下に自分の財産を全部捧げないと神の子になれないって教えを信じて入っちゃっているので。ですので生活が困窮したとしても、とにかく献金が必要だと思えば出さざるを得ない」 旧統一教会の元信者である多田さんは『政治家が文鮮明氏と握手したりするビデオを散々信者見せられる』『統一教会の教えが政治家に受け入れられていると信者が思っている』としています。 ---多田さんは、元信者として内部にいた立場で、安倍元総理と旧統一教会との関係というのはどのように見ていますか? 「私がいたころは安倍晋三さんではなかったんですね。だから今回の容疑者が岸さんの名前を出した時に『よく知ってるな』と思ったんですね。これ話を聞いているなと、お母さんを通じてですね。いわゆる私がいたころは元首相の岸さんがいて、そこに安倍晋太郎さんとか特にお父さんの名前ですね。 あの辺の話をよく教会側から聞かされていまして。実際にそうした政治家が文鮮明氏と固い握手をして褒めてるビデオがあるんですね。それを見せられていますから信者の人たちは。中で教えられるのは、そうした政治家の人たちは全部、実は統一教会の教えを受け入れているんだと。 だから文鮮明氏のためなら何でもするような人たちだと思ってしまうように教えられるんです。教えでは神様の言葉より上の人の言葉は全部信じて行動しないと地獄に行くというふうに教えられているんです。ですのでその言葉をもう全くそのまま受け入れてしまうんですね」 入信のきっかけはバレーボール大会 多田さんは1987年から1996年まで旧統一教会で活動していました。入信のきっかけは大学4年生の時に友達から誘われた『バレーボール大会』に行ったことだといいます。統一教会とは言わず正体を隠した勧誘だったということです。 ---これはどういう経緯だったのですか? 「これ実は旧統一教会のやり口なんですけれども、統一教会だって言わないで誘って、ずっと誘って、そしてどんどんどんどんどんどん教え込んでいって、頭の中が統一教会の教義になったところで、ここは統一教会ですよ、と。 そういう正体を隠して。いわゆる宗教の教えっていうのは人生を左右するので、本当は入る前に言わないといけないんですね。実際に行ったバレーボール大会、これは後で知ったんですけど、全員信者だったんですね。 そういうところに行って、その後、勉強してみようよと行った先も全部統一教会。しかも聖書の勉強しようよって言って、ビデオ見ようねって言って、ビデオ見ていて聖書の勉強をしていたつもりが全部統一教会の教義だったんですよ」 ---でもどこかのタイミングで「旧統一教会ですよ」ということを言われるわけじゃないですか。じゃあ、何か自分が思っていたものと違ったとか、なぜそこを明かさなかったんだろうとか、そういう疑いの気持ちというのは芽生えないんですか? 「その辺は上手いんですね相手はね。確かに宗教に対して私ちょっと抵抗があったので、言われた瞬間に“ん?”と思ったんですよ。でもその後ですね、実は先に進んだ理由は、家系図を取られたんです。 家系図を取られて、初めて自分の家系図を見て、そうすると母方がみんな女系なんですね。それを上手く“これは因縁だ”と。私は霊魂だとかをちょっと信じていたところがあるですね当時。 そういう話をされて、『え、女系…悪霊がついてるんですか』『この先進んで勉強していかないと家族みんな不幸になるよ』と。ただ私の動機としては家族とか親族を幸せにしたいっていう思いが強かった。そこを利用された。 当時は大学4年生だったんですよ。就職不安を抱えていたんです。そうしたら自己啓発しながら就職に有利になるよって言われて。それで行った先で世界情勢を勉強した方がいいよと、これから国際社会で就職にも役立つよと。 そこで『世界で一番読まれている本は何だと思いますか』って聞かれたんですよ。『わかんないです』『聖書だよ』と。外国人は聖書を読んでいるから、聖書の勉強しなかったら国際情勢に通じない、なんて言われた」 信者だったころの活動実態 お金がない場合は? 多田さん自身は献金はほぼしてないと言います。ただし絵画・着物など数十万円のものをローンで購入したそうです。さらに献金の代わりに勧誘活動もするようになったということです。 ---つまり運営側に回っていくような流れになっていったんですか? 「そうですね。お金がある人は旧統一教会の中で全部出させます。私のようなお金がない学生とかですと、逆にお金のある人を連れてくるように上から指示されて、連れてくる。なるべくお金を持ってる人を連れてきなさいねっていうふうには言われています。 例えば献金たくさんした人で、今後統一教会にとって有益だなと思う人は上がっていきます。ところが使い捨てなんですね。この人は全然役に立たんと思ったらお金だけ取ってあとはポイです」 勧誘活動は、姓名判断と称してセミナー会場に誘い出すなどして、アンケート用紙に個人情報を答えてもらうように誘導して、収入・預貯金額を見て信者にする優先度を決める、というのが多田さんの見立てです。 献金にノルマは? 今回の事件後、旧統一教会、世界平和統一家庭連合の田中富広会長は記者会見で、献金については「月例献金」「礼拝献金」「無記名献金」などがあるけれども、ノルマという扱いはしていないと言っています。これに対して多田さんによりますと何かしらの名目で献金を要求されるということです。「祝福献金」「感謝献金」「先祖解怨献金」、色々ありますが“ノルマはあった”と、ここは大きく食い違っています。 「他の元信者の人たちも全員証言していますけれどノルマはありますね。ここにはないですけれども、例えば私が印象に残っているのは『パンダ献金しろ』っていうのが上から韓国の方から来るんですね。 これなんだと思ったら、中国に文鮮明氏を中心とした自動車工場を作るからお金が今必要なんだと。それでみんな一人一人いったいいくらできるんだといって申告させて。全体の金額は決まっているんですね。 じゃあ一人一人いくらできるんだって決意表明させるんですね。持っている人は言わないといけない。上からの命令は従わないといけないですね。隠し事はしてはいけないので。そういうような献金というのはしばしば色んな形でありました」 退会は容易ではない? 月の初めには決断式と呼ばれるものがあり、上層部から献金の厳しいノルマが言い渡され、各支部で献金の金額目標を立て決意表明をして、統一教会の歌を歌い士気を高めるということです。 では何か気づいた時・おかしいなと思った時に“辞める”ということは難しいのでしょうか。これについては、入信時に刷り込まれる「退会したら病気か事故が起きる」、退会後に病気をすると「辞めたのがいけなかった」となるということがあるといいます。 ---こういう思考回路になってしまう? 「そうですね、フラッシュバックっていう言い方をするんですけど、いわゆる事前に離れた時の対策を打ってるんですね。辞めたら君は病気か事故で死ぬよ、大体死んでるんだよ、みたいな話を上の人から聞かされて信じますから。そう信じてるんです。 お金がすごくて辞める方もいっぱいいるんですけど、辞めた時に自分が病気になった、事故にあっちゃった、あるいは親族が事故にあっちゃったっていうのを見た時に、やっぱり自分が統一教会を辞めたからなんだ…って思って戻られる方がものすごく多い」 多田さんの退会きっかけは『家族全員の涙』 ---多田さんは実際に辞めて何か不幸なことが起きましたか? 「何も起きていないです。だから私がジャーナリストとしてテレビに出ることが、統一教会の皆さんを安心して辞めさせることになるかなと思って、テレビに出ていました」そんな多田さん自身の退会のきっかけは『家族全員の涙』だといいます。 「やっぱり家族がどれだけ辞めるにあたっては重要かっていうことですね。実は私は10年ぐらいいたんですけど、その間ずっと家族は本当に心を痛めていました。もうすごくいい子だったんです私。 本当に自分で言うのもなんですけど、いい子だったのが、どうして入っちゃったんだと。そして人様に違法行為して霊感商法をしたりしている、もう本当に親族はみんないつも泣いていました。会議しながら、なんでなっちゃったんだ、何とか取り戻せないのかっていうのを10年間やって。 それで話し合いをする時に、家族も泣いていましたけれども、私以上に統一教会のことを勉強していたんですよ。それで何がおかしいかを知ってるんです。だから10年もずっとこういう心配をしてくれたっていうのにすごく感動して。 その時に思ったのが、統一教会というのは教えを信じればみんな幸せになって天国に行けるって教えられたんです、でも現実は違ったんです。家族みんな不幸になっていたっていうことにすごく気付いて。 だから統一教会の理想と実際の現実、今回もそうですね、家庭崩壊、お金を多分あげれば幸せになれる因縁が切れるって、たぶん母親は教えられたと思うんですけれども、実際は不幸な感じになっている。私の場合はそれが辞めるきっかけになった」 今回、旧統一教会の実態を元信者である多田さんに語っていただきましたが、それと山上容疑者の行為とは別の話で、許されるものではありません。
2022.07.23
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生きるものすべてが、孤独に生を全うする。不思議でも何でもない自然の摂理。動物も植物も、みんな消え去り、また新しい生命が誕生・・・・この世に生を授かったこと自体が、偶然の産物で、奇跡だった・・・ 2022-2-23 はんぺん大きな面して、(僕は、人間嫌いだ)とよく言う。今でも、そう思うが、これまでの人生の中で、見てきた多くの人間模様・・・の中で出てきた結論である。多くの人間が、自分の信念を裏切って、良しとしている・・・そのことに対する不信が増幅されてきたのだ・・・・・時には、自分以外の周りを、平気で裏切ってきた人たちも多い。何を考えているのやら・・・・・・??? 「一人はみんなのために、みんなは一人の・・・」これは、結局、(きれいごと)。 「おまえら、ええ加減にせえよ」と声を張り上げたいところだが・・・・・ そう、僕は、いつまでも(子ども)でいたい・・・・僕は、なかなか(世間ずれ)できなかった・・・・ とはいっても(人間嫌い)だから、「孤独」を好むとは、限らない。適当な人間関係を保持できなくては、社会人として生きていくのは、難しいだろう。適当な人間関係は・・・・相当にあったがゆえに、今の自分がある。以前のブログだが・・・・「つかず離れず婚」も選択肢。また、古希を超えた世代の生きがいを・・・https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/202106210000/ 結婚することは、必ずしも(幸せ)を保証するものではない。 (はんぺん)https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/202106220000/ 本文の「家族や友人と集まりたくなるのが人間のさが・・・」 「誰もが「つながる」欲求と権利を持っている・・・」・・・・・・そういう意見も分からないでもないが・・・・・(人間嫌い)の僕には、うとましくしか感じられない。 また無駄話も必要だ・・・という石野シャハラン氏の「非生産的で無駄な時間かもしれないが、生きていくには必要である。」(本文)についても、人生の終盤で、残り時間の少ない自分には、それが、もったいない時間になる・・・ということも。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)―――――――――――――――――――――――――中高年男性が軒並みハマる「孤独の美学」 世界が取り組む課題に取り残されるニッポン 2018年10月18日 岡本 純子(コミュニケーション・ストラテジスト) Newsweek japan*東洋経済オンラインからの転載「孤独」が礼賛されるのは、多くの人が「孤独」という不安を抱えて悩んでいることの裏返しだ。「孤独は宗教のようなものだな」。テレビを見ながら筆者の父はこうもらした。バラエティ番組で、ある女性作家が、迫害や貧困を耐え抜いた盲目の旅芸人の壮絶な人生を紹介しながら、「孤独な生き方がいかに崇高で美しいものか」をとうとうと語っていた。「孤独は美しい」。「孤独は至高の生き方」。多くの日本人がそう信じこむことで、救いを得ようとしている――。それが「宗教」のように見えるということだ。 今、日本では「孤独」がちょっとした「ブーム」である。『孤独のすすめ』『孤独の力』『極上の孤独』......。「孤独」を美化し、推奨する本が次々と出版され、中高年男性を中心に飛ぶように売れている。裏返せば、多くの人が「孤独」という不安を抱え、どのように折り合いをつけていこうか悩んでいるということなのだろう。 「長期的な孤独」という大問題が見過ごされている。 自立し、一人の時間を楽しんだり、ひと時の孤独の不安を乗り切る強さは必要だ。しかし、そうやって、「孤独」を過度にポジティブにとらえようとする風潮の下で、「長期的な孤独」という大問題が見過ごされている。 国立社会保障・人口問題研究所が今年8月に発表した調査では、65歳以上の高齢者で1人暮らしをしている男性の15%(女性は5%)、およそ7人に1人が、会話の頻度が2週間に1回以下であるという結果だった。 また、65歳以上で一人暮らしの男性の30.3%(女性は9.1%)が「日ごろのちょっとした手助け」で頼れる人が「いない」と答えた。 アメリカの財団が同じ8月に発表した日米英の孤独に関する調査では、孤独であると回答した人のうち、10年以上、孤独であるという割合が35%と、アメリカ(22%)、イギリス(20%)より圧倒的に高かった。 世界では、「孤独は現代の伝染病」として、社会を挙げて、調査や対策が進められているが、日本では「孤独」はあくまでも個人の心の持ちようの問題であり、各人や家庭で我慢するなり、対処しろ、というスタンスだ。 「孤独」を肯定することで、やり過ごそうという中高年とは対照的に、若年層は、真剣にこの問題に向き合い、苦悶している。ユニセフの2007年の調査によれば、孤独感にさいなまれている15歳の割合は29.8%と先進国の中でもずば抜けて高かった。これはほかの国々の3~5倍の水準だ。 筆者は今年2月に日本人の孤独問題について掘り下げた『世界一孤独な日本のオジサン』を出版した。「孤独礼賛本」に比べると、売れ行きは数十分の1といったところだが、多くのメディアに関心を持っていただき、取り上げていただいた。 気がついたのは、取材に来る記者のほとんどが20~30代の若い年代の人たちであるということだ。肝心のオジサン世代は「余計なお世話だ」「ほっておいてくれ」という反応が多い一方で、若者世代は、直感的に、そして、本能的に、「孤独は我慢してやり過ごせる問題ではない」ことに気づいているように感じた。 「自分一人を楽しむ時間」とか「同調圧力に屈しない」といったように、辞書をも無視する解釈で、「孤独不安症」の人々にとって聞こえのいいレトリックが振りかざされているが、「孤独」とは、本来、"孤"児のように誰も頼る人がいないといった不安な気持ちを指す言葉だ。 孤独の苦しみは、のどの渇きや飢えと同等、と言われる。身を切るようにつらいのはそれが「水を飲みたい」「食べたい」という強烈な欲求となって表れるのと同様に、「人とつながりなさい」という脳からの警告であるからだ。 昭和の「やせ我慢強制世代」の価値観 そうした本能的欲求を何とか押さえつけて、飼いならして、一人で我慢しなさい、もしくは人とかかわるのは面倒だから一人でいい、というのが日本の中高年世代の考え方である。 しかし、うつ病や、心臓病や認知症など、さまざまな精神的・肉体的な病気のリスクを高めるなど、「孤独」が精神的・肉体的健康や幸福感に甚大な悪影響を及ぼすということは無数の科学的研究で明らかになっている。 現在の日本の主流の考え方は「運動中は水を飲むな」という昭和のスポコン部活のロジックに近く、八甲田山の行軍のごとき理不尽さなのである。 こうした健康への影響が、病気などの原因となり、国家財政を圧迫する大きな社会コストとなるととらえられ、海外では対策が進められているが、心配なのはそれだけではない。長期的な孤独の中で、人は不機嫌になり、自己中心的・攻撃的になりやすい、と多くの研究は示唆する。 生涯未婚率もうなぎ上りで、単身世帯も増加する中、長期的に孤独の人が増えれば、日本は不寛容な社会へと変質していく可能性がある。社会は冷笑的になり、人嫌いが増える。 ある調査によれば日本社会は「積極的に社会とかかわる」「深く考える」という人が減り、「社会とは一定の距離を置く」「刹那的に生きる」という考え方に振れる人が増えている。高齢者クレーマーの増加など「不機嫌な孤独社会」の萌芽はそこかしこに見えている。 そのツケを払うのが若者世代だ。こうした「つながりを求めるのは弱虫だ」といった昭和の「やせ我慢強制世代」の価値観を押し付けられて、「引きこもり」や「不登校」といった孤独に密接に絡んだ問題が、何の対策もなされぬまま放置されている。 今、日本には54万人(2015年、推定)の「引きこもり」がいると言われ、2015年度の全小中学生に占める不登校者の割合は1.26%と過去最多を記録した。こうした話を海外の人にすると、皆、なぜ、この状況が放置されているのか、と目を丸くして驚かれる。 その根本にあるのは、孤独を個人の問題ととらえ、人と人のつながりが、社会の基盤であるという認識が薄い中高年世代の価値観であろう。「一人でいいんだ」。学校に行けない子どもに対して、そういったメッセージが発信されることが多いが、それは「一人で我慢しなさい」というその場しのぎの突き放した物言いにも聞こえる。 誰もが「つながる」欲求と権利を持っている つながり欲求は人間の根源的な生存の知恵である。「つながりたい」、でも、どうしたらいいのかわからない、居場所がない、そういう子どもたちに必要なのは、「君たちは決して一人ではない」というメッセージであり、彼らが安心してささやかなつながりをつくることができる居場所ではないだろうか。 人は誰もが「つながる」欲求と権利を持っているのである。個人や家庭にすべての責任を押し付け、画一的な学びの場しか提供できていない日本の教育現場の問題でもあり、社会として真剣に取り組むべき課題であろう。 不登校の子どもたち向けのフリースクール「東京シューレ」のスタッフでオルタナティブな学びの場について研究する朝倉景樹さんは「孤独がかっこいいなど、肯定的にとらえているのは、上の世代の話。10代は、その絶望的なつらさと日々、戦っており、『一人で生きていけ』というメッセージはまったく響かない。 日本は1ミリの『ずれ』も許さない同調圧力の強い社会だからこそ、そこで我慢し、適応できない人をはじき出し、孤独な人を量産する仕組みになっている。何かあれば『自己責任』『我慢』で済ませようとする大人の犠牲になっているのが子どもたちだ」と語気を強める。 ひと時の「孤独」に向き合う力はもちろん、絶対的に必要だ。だからといって、人生100年時代に老後は20年でも30年でも「一人万歳」「回想にふけろ」「終活をしろ」などと、孤独を美化し、引きこもりを奨励する考え方に取りつかれているかぎり、不登校、高齢者や介護者、若者の孤独などの根本問題について、社会としての対策は一向に進まないのである。 世界各国が全速力でこの問題に取り組んでいる中で、手つかずの日本は押すに押されぬ「孤独大国」として"君臨"しつつある。これからの日本を担う世代に「世界一、不機嫌な社会」を遺産として残してはならないはずだ。 ――――――――――――――――――――――――――――――孤独を好み、孤独に強い......日本人は「孤独耐性」が高すぎる 2021年3月24日 石野シャハラン(異文化コミュニケーションアドバイザー) Newsweek japan<日本の「孤独・孤立対策担当室」設置が海外で話題になった。用事がなければ親に電話もせず、1人でデスクランチをし、1人で映画を見たり、1人旅をしたりする。仕事の後も休日も、1人で過ごす日本人が多いことに驚く> 2月19日、内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」が設置された。だが日本ではあまり大きなニュースにならずSNS上でも話題にならず、恥ずかしながら私もイラン人の友人から知らされるまで知らなかった。海外ではニュースになっていたというのに。 私が日本人に対して持つ印象の中でトップ3に入るものの1つが、日本人は孤独を好み、孤独に強い、ということだ。仕事の後も休日も1人で過ごす人が多いことに驚く。1人暮らしでも用事がなければ親に電話もしないし、たまに電話しても長電話するでもない。1人で外食チェーンで食べたり、1人でデスクランチをしたり、1人で映画を見たり、1人旅をしたりする。 人生の半分近くをイランで過ごした私には、いまだに受け入れ難いことである。もちろん日本人の中にも、群れるのが好き、家に1人でいられない、という人は多い。だが、そういう人の割合は、イラン人に比べて圧倒的に少ない。イラン人も1人で静かに過ごすことを好む人はいるが、大多数の人は、いつも誰かと一緒にいたい、一緒にいられないならば電話で話をしていたい、というメンタリティーの持ち主だ。 家族や友人と集まりたくなるのが人間のさが だから電話は常に長電話だし、友人とでも誰とでも可能な限りビデオで顔を見ながら話すし、当然話すときはスピーカーフォンである。私はほぼ毎週末、母と兄との3者ビデオ通話で2~3時間話すのだが、日本人である私の妻にとっては、その長さとうるささが最初は大きなカルチャーショックだったらしい。 このコロナ禍で、法的な拘束力や罰則がなくても外出を控えて自宅でおとなしくしていられるのは日本人くらいだと思う。どの国も、自国民にソーシャルディスタンス(社会的距離)を取らせるのに苦心している。いくら罰則を強化して、外出禁止を命令しても、隠れて集まる人たちが続出している。実際、イランでも行動規制をかけているが、国民は自宅でおとなしくしていることにすっかり飽きていて、通勤もパーティーも社交も、友人・親戚間のお泊まり会もすっかり元のとおりに復活しているようだ。 その結果として、最近も有名な40代の元サッカー選手2人が、新型コロナウイルスに感染して死亡している。そういうイランの状況も今の私にとっては驚きではあるのだが、時には家族や友人と集まりたくなるのが人間のさがであり、むしろ真面目にステイホームしていられる日本人のほうが特殊なのだろう。one for all, all for one の精神は、日本人ならではの素晴らしい特質だ。と同時に心配にもなる。あまりにも孤独になり過ぎてしまうのではないか、と。 日本の生活に慣れたはずの私から見ても、日本人は他人に頼らなさ過ぎで、無駄な話をしなさ過ぎである。コロナ以前から、まるで身体から半径50センチに、物理的にも感情的にもソーシャルディスタンスの丸い輪があるように感じられた。話をしてみれば、意外によくしゃべる面白い人だったり、とても親切な人だったりするのだが、話し掛けるまでが難しい。 距離感は人それぞれだし、精神的・物理的な距離が長いほうが落ち着く人もいるだろう。しかし、全ての人が同じように距離を取って生活したいと思っている、とは考えないでほしい。しばらく話していない友人や家族が、今この時にも孤立し孤独を感じているかもしれない。 コロナ禍で苦しい時だからこそ連絡を取り合い、会えなくても他の方法でつながり、冗談を言い合ったり、励まし合ったり、泣き言を聞いてもらったりする時間がもっとあってもいい。それは非生産的で無駄な時間かもしれないが、生きていくには必要である。 石野シャハラン 1980年イラン・テヘラン生まれ。2002年に留学のため来日。2015年日本国籍取得。異文化コミュニケーションアドバイザー。シャハランコンサルティング代表。YouTube:「イラン出身シャハランの『言いたい放題』」
2022.07.23
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(反省する勇気)を欠落した広河隆一氏の悲惨・・・リベラルたちは、(反省する勇気)を持ち続けよ!! 「過ちて改めざる、これを過ちという」・・・真摯な人生に立ち返れ・・・ 2022-7-2 はんぺん報道写真家の広河隆一氏をリベラル派と呼んで良いと僕は思う。反原発運動の分野における積極的な活躍を多くの運動家が肯定していることは間違いない。 実際に、僕が、関わっていた大阪堺市の反原発市民グループによる(広河隆一:反原発写真展)が、開催されたことがあった。今となっては、懐かしい思い出だ。 しかし、一人の人間には、多くの顔がある。彼の場合、自らの性的欲望に抗えなかったことが、人間としての資質を問われることになり、多くの非難を浴びた。 このブログでよく使うフレーズに「過ちて改めざる、これを過ちという」がある。論語の言葉だそうだが・・・「間違う事が悪いのではない。 それを反省して改めない事が間違いだ。」というものだ。 真摯な自己批判があってこそ、(再生)もありうるのだが、彼の場合は、自らの面子が災いして? 真摯な反省が無かったようだ。というか、(居直り)すらあったようだ。これでは、世間は・・・社会は、納得できないだろうと思う。 日本リベラルの面々には、どうも(変なプライド)があって、素直に反省できないケースが、ママ見られると思うのは、僕だけだろうか? (反省する勇気)を持てずに居直るリベラルが多いのが、不思議で仕方がなかったのだが・・・・ 昔、(マルクスレーニン主義という先進思想で、民衆を目覚めさせる・・・)といったエリート主義思想が、背景にあるように僕には思える。彼らにしてみれば、(反省する)などあり得ないことなのかもしれない・・・自分たちは、エリートであり、民衆の上に立つべき人間であるから・・・・ そういう上から目線のリベラルたちの立ち位置を確認できるのが、彼らが発信する諸文書だ。新社会党や社民党、MDS,アサートなどの公式文書、声明、ブログ、機関紙などを見ていると、「教えてやっている・・・」「こうでなければならない・・・」「こうであるべきだ・・・」といった調子・論調を・・・これを(唯我独尊)というのだが・・・・頻繁に見ることができる。 皆さんは、昔の活動家、運動家を見ていて、どう思われるか? 謙虚な振りを装いながらも、心の奥底にエリート意識が、見え隠れしていないか?? それが(再生)の障害になっているのではないか?と、時々思うのだが・・・ 社民党の福島瑞穂氏、共産党の志位和夫氏などを見ていると、特に強く思うのは、僕だけだろうか?? 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)――――――――――――――――――――――――――――――――女性への性暴力問題が明らかになった報道写真家。 明確な謝罪なく沖縄で活動再開 抗議の動き 2022-6-29 沖縄タイムス フォトジャーナリストの広河隆一氏(78)が7月5日から、那覇市民ギャラリーでウクライナの写真展を開くことが分かった。広河氏は性暴力の加害が2018年末に明らかになっており、約3年半ぶりの写真展となる。明確な謝罪がないままの活動再開だとして、抗議の動きがある。 写真展のタイトルは「私のウクライナ-惨禍の人々」。広河氏によると5~6月、ロシア侵攻下のウクライナに入り、撮影した写真や証言を展示する。 現在は県内に在住しており、那覇での写真展を企画した。「戦争の犠牲になるのは子どもや女性だという事実を、緊張が高まる沖縄で伝えたい」という。 広河氏の性暴力は週刊誌報道で明らかになり、有識者による検証委員会も長期にわたる複数の女性に対する性暴力やパワーハラスメントを認定した。 しかし、広河氏は6月28日の本紙取材に対して「何をもって性暴力というのか」などと事実関係を争う姿勢に終始した。 沖縄大学の宮城公子教授(ジェンダー学、比較文学)は「明確な謝罪もないままの活動再開は被害女性、ひいては日米の構造的暴力の犠牲になっている沖縄の女性に対する2次加害になる」と批判。女性たちで抗議を検討するとした。(編集委員・阿部岳)――――――――――――――――――――――――――――――― (参考)広河隆一氏の「性暴力」を認定。性交渉要求、ヌード撮影……7人の女性による核心証言https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/202006200003/ 「記者会見で説明責任果たして」。広河隆一氏の性暴力問題でデイズジャパンに損害賠償請求https://plaza.rakuten.co.jp/hannpenn/diary/202006220003/
2022.07.02
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「遺体ホテルは、必要か?」 2021-11-26 (はんぺん)人間は、生物である限り、必ず(終わり)がある。それが、真実だ。それを恐れて、なるべく(現実)を観ないようにしている・・・それが、現代文明を謳歌する我々現代人の(現実)なのだ・・・ なんとも解(げ)しがたいのではあるが・・・・それだけ人間は、自然な流れ(結果)の(死)を拒否し、(生)に執着するものなのか・・・ 古希を過ぎて、ますます(死)について考えることが多くなった。団塊の世代も、まもなく後期高齢者(75歳以上)に突入することになる。(人生総括)を開始して、遅すぎることは無い・・・と言えるだろう。 死生観については、いろんな書が出されていて、興味深い。現代人にあって、いかなる死生観が期待されるのだろうか? 64歳で、胃がんで亡くなったオヤジは、宗教心を強く持ち合わせる人間では無かったが、死を前にした数か月、熱心に(写経)に打ち込んでいた。 観念論の世界に生き続けた多くの日本人(世界人)と同じように、極楽浄土の死後の世界を期待して・・・というか、(死)そのものを恐れて、ひたすら宗教(写経)に縋り付くことになったようだ・・・周りも、そのことを黙認するしかなかった・・・ その生い立ちや環境が、その人間の価値観に大いなる影響を与えうる・・・というのは、常識だ。オヤジが育った環境と、僕たちが育った環境とは、明らかに異なっており、現代社会は、様々な価値観が入り乱れているのが、現実だ。 宗教(観念論)が、はびこる一方、現実に見合った唯物論的な考えも、存在して・・・・墓地無用論、葬儀無用論、葬送方法の多様化(散骨など)も、今後、さらに広まっていくことは、間違いないだろう。 突然亡くなることも有るが、あらかじめ病名なども知らされ、その治療中に亡くなることも増えた結果、(その時)に備えた(終活)の可能性も、我々の前に開かれてきた。 (終活)の結果、遺された遺族の混乱なども多少、緩和されることになる。良いことだ。 以前、(墓地の拡張=墓地変更許可申請)の業務に関わったことがある。墓地、葬儀場、火葬場などは、「墓地、埋葬等に関する法律」(埋葬法、S53年)で、決められている。 市町村自治体では、周辺住民とのトラブルを回避する観点から、計画場所から300メートル以内の全ての町会の(承諾書)を得ることが求められていて、我々は、地元の(墓地共同管理委員会)と相談しながら、(地元対策!?)を行ったことがある。 墓地の設立や拡張は、周辺住民の、(雰囲気が悪くなる、環境が悪化する、地価が下がる)などの個別的利益が強調され、行き詰まることが多い・・・清掃工場、汚物処理場、騒音工場などと同じように歓迎されないモノで、住民意識(エゴ?)の強い自治体では、大規模な住民運動が度々起こってきた。 利用者が右肩上がりの(遺体ホテル)・・・(埋葬法3条)では、「死体(もしくは妊娠7か月以上の胎児)は、死後(または死産後)24時間以内は、火葬(および土葬)してはならない」と決められていて、全ての火葬は、原則、死後24時間以後に実施されることになるが、その間の(遺体安置用のホテル)の事である。 これも、墓地の新設や拡張などと同じように、周辺住民の、(雰囲気が悪くなる、環境が悪化する、地価が下がる)などの個別的利益が強調される結果、反対運動の標的にさらされているようだ。 僕の隣の市では、以前、長きにわたり(清掃工場新設)が行政側から提起され、様々な(住民運動潰し)が展開されてきた経緯がある。貧弱な自治体が、背伸びして大きな(箱もの)を作ることの是非であり、公害対策も含めた疑問点が提起され、市政は大混乱した。 結果として、財政力豊かな大阪市の清掃工場に委託することになり、一件落着したが、不要な用地買収などに多額の税金をつぎ込むなどの(負の費用)は、市民のツケに回されることになった。(この時「自前の清掃工場」を推進したのが、⦅明るい革新市政⦆を掲げる日本共産党と公明党だったが、市税のムダ遣いについての彼らの弁解・弁明を、僕も市民も聞いたことがなかった・・・) (個人利益追求)は、ともかく、(死生観に関わる反対運動)を説得するのは、なかなか難しい・・・とは僕も思う。人の価値観は、そう簡単には変えられないからだ。しかし、時代が進み、ますます非科学的なものの見方が、後景に退いていく中で、やがては、状況も変わるのではないか? この(遺体ホテル)も、ニーズがある限り・・・というか、火葬場の新設が困難な中、待機しなければならない(ご遺体)は、増えることはあっても減ることは無いという現状の中では、どこかで次々と(住民の理解を得る中で)限界を突破して、新設されていくのではないか❓と思われる。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)――――――――――――――――――――――――――――――「遺体ホテル」への反対運動 経営者が語った〝至極まっとうな反論〟 死体を歓迎しない「究極の自己否定」 2021-11-26 withnewsもし、自分の家の隣に「遺体ホテル」が作られると聞いたらどうしますか? 各地で起きる反対運動の根底には何があるのか。評論家で著述家の真鍋厚さんは、死体を嫌がることは「究極の自己否定」だと説きます。日常から見えなくなった死体の存在。そんな中で進むいびつな多様性の実態について、真鍋さんにつづってもらいました。 地元民への〝至極まっとうな反論〟死体、遺体、亡骸(なきがら)……様々な言葉によって表される「亡くなった人」たち。わたしたちと同様、身体はあるが、生きてはいない。具体的には、呼吸がなく、心臓が動いておらず、瞳孔が光に反応しない状態を指す。 医師が判定するまでは「死亡」とはならないが、便宜上はそれが「亡くなった」ことを物語る。言うまでもなくわたしたちも遅かれ早かれそこへ仲間入りを果たすことが確実なわけだが、その事実から極力目を背けてあたかも死のない世界を築こうとするかに見える人々もいる。 つまり死体を積極的に差別することによってである。日常生活から死体そのものを排除して、死を想起させる物的な証拠を消し去るのだ。 近年、遺体安置施設の建設をめぐって各地で反対運動が起こっている。 例えば、神奈川県川崎市のある遺体ホテルでは、建設前に開いた地元民への説明会で、「こういう施設が近所に存在すること自体、気持ち悪い」などという意見が飛び出した。 皮肉な話ではあるが、それに対する経営者の反論は至極まっとうであった。「法的には何の問題もありません。よく考えてください。人はみんな死ぬんですよ。みなさんもこういう施設を必要とする時が来るかもしれない」(「死者のホテル」が繁盛する時代/2016年11月2日/日経ビジネス)。 少ない火葬場の待機期間を支える役割遺体ホテルとは、遺体安置を専用とする施設のことで、葬式や火葬までの間預けておくことが主な目的だ。 日本における年間の死亡者数は現在約137万人(人口動態統計/厚生労働省)ほどだが、今後右肩上がりとなり2030年には年間160万人を超える「多死社会」が訪れるとされる。 そのような状況下で遺体ホテルは、ただでさえ少ない火葬場の待機期間や簡便な葬送を支える役割を担いつつあるが、少なくない人々は〝NIMBY〟(ニンビー、Not In My Back Yardの略語で「施設の必要性は理解できるが、家の近くでは止めてくれ」)という立場を隠さない。 けれども、そもそもの根本的な問題は、ニンビーという感覚以前に、死体がグロテスクな存在として観念されていることにある。そう、死体を「人」だとは思っていないのだ。 <死体はこの国では、もっとも差別された存在である。それを救っていたのは、宗教儀礼である。だから、ホトケなのである。聖と賤とは、まさに裏腹である。だから、時代が変われば、死体ほど差別されるものはない。(略)死者が変に重要視されるのは、それを特殊なものとして、タブーを置くからである。いまや必要なのは、ほかでもない、死体の「人間」宣言である。それを、ふつうの人として、扱ってあげればいいではないか。(略)死者に必要なことは、ふつうの人としての単純な取り扱いである。>――養老孟司『日本人の身体観の歴史』法藏館 これは解剖学者の養老孟司がかつて述べた日本における死体の取り扱いに対する異議申し立てである(以上『日本人の身体観の歴史』法藏館)。 養老は「死体は歴然とした身体である。しかし、多くの人は、それを身体とは見なさない」と指摘する。 「それは死体であって、『生きている身体』とははっきり別物なのである。『生きている身体』が、死という瞬間を境にして、突然異次元に移動する。そんな馬鹿な話はないが、世の中がしばしば、その種の馬鹿な話でできていることは、よくご存じのとおりである」(同上)……。 亡くなった途端、よそよそしくなる家族葬儀会社の人からよく聞く話だが、身内の遺体に触れたがらない人々が増えている。衛生観念云々ではなく、単純にどう扱ってよいかが分からないのだそうだ。 臨終までは手を握って嗚咽していたのに、亡くなった途端、妙によそよそしくなることも多いという。ある葬儀会社の重役は、「生きている人が動かなくなった時点で『ご遺体』という別のものになる、と感じているようだ」と推察した。 それもこれも死を生活空間から遠ざけ過ぎた結果といえる。この場合、消費者意識は、市場に「汚れ仕事」と称されるものを請け負わせる性格上、進んで死にまつわる物事を素早くクレンジングする行為に加担する。 近代化に伴う産業化は、良くも悪くもわたしたちが「ただの生物」であることを目撃する機会を限りなくゼロにする方向に仕向けるのだ。これは先進各国で顕著な傾向といえる。 葬送のアウトソーシング アメリカで話題書となった『ある葬儀屋の告白』(鈴木晶訳、飛鳥新社)を著した祖父の代から続く葬儀屋の後継ぎであるキャレブ・ワイルドは、日本と同じく地域社会が行っていた葬送が市場にすべてアウトソーシングされるとともに、人々ができれば関わりたくない他者の死(それは自分にとっても死が人生の終着点であることを突き付けるからだが)から距離を置く傾向に拍車を掛けたとした。 だが、以前は「亡くなった人」の世話を通じて自分自身の死を受容する気構えが形作られていったとする。 「死者の世話をすればするほど、死そのものが怖くなくなる。死者に近づけば近づくほど、自分が死ぬという運命を受け入れやすくなる。ごく最近まで、人々はいまよりもずっと死に近いところにいた。 現在、死のネガティブな物語があまりに強くなっているために、私たちはそれを克服することはできない」(同書)と述べた。 その上でワイルドは、ごく稀ではあるがと前置きしつつ、葬儀のプロセスに積極的に関わった家族の例を挙げ、多少なりとも克服できる可能性に含みを残した。 「自分たちが死ぬとは夢にも思っていない」しかしながら、ワイルドの事例は死者とその周囲の人々の絆、要するにどのような関係性であったかに大きく依存している面がある。 今や専門家以外が他者の死の現場に立ち会うことは親密性の指標であるともいえ、それらの経験による実存的な危機を経た人格の陶冶はさらなる高みにある。 言い換えれば、社会を構成する人々の多くが他者の死に接する機会がほとんどない場合、当然ながら死者のための空間の重要性は軽んじられ、死者は実質的にその居場所を与えられることはない。死者は単に余所者となる。 一般論としての死は知識として屈託なく語られ、相続や医療費などお金の問題としても耳目を集めるが、「自分たちが死ぬとは夢にも思っていない」からだ。 先の遺体安置施設の反対運動に戻れば、自分は死なないと思っているからこそ遺体ホテルが「気持ち悪い」ものに映るのであり、養老的に言えば、死体が「別物」に見えるからこそホラー映画に出てくるグロテスクな物体のようにしか思えないのだ。 「あってはならないもの」になる死体美術評論家の布施英利は、1990年代に『死体を探せ! バーチャル・リアリティ時代の死体』(法蔵館)という挑発的なタイトルの本を書いたが、それは「自然の産物」であるはずの人間の死が見えなくなることへの焦燥感からであった。 当時も現在も誤解されやすいのだが、布施の主張は、死体を「公衆の面前にさらせ」という意味ではない。死んだ人間を「異常なものとして取り扱うな」ということだ。 死んだ人間は「グロ」でも「猟奇」でもない。さっきまで生きていた普通の人間である。しかし、わたしたちの社会は、往々にして死ぬと同時に「人間ではないもの」にカテゴライズしてしまうのである。 しかも、そのような認識上の操作について無自覚であることが事態を余計にややこしくする。今や「亡くなった人」は誰かの目に触れることが過剰に忌避される以上に、ますますわたしたちの生活空間において「あってはならないもの」になっている。 「亡くなった人」を歓迎しない世界多様性やダイバーシティが叫ばれて久しいが、わたしたちが承認している多様性の実態とは、不吉な兆候として忌避される対象をあらかじめ消し去った上での多様性であるのが実態だ。共存することへの嫌悪感などといった感情の絶対化に基づき環境を美化した上での多様性に過ぎない。 ホームレスが休憩しにくいよう設計されたベンチのようなものを「敵対的アーキテクチャ」と呼ぶが、経済学者のノリーナ・ハーツは、「それは、コミュニティーが生まれることを妨げ、誰が歓迎され、誰が歓迎されていないかを明確に物語る都市計画を反映している」(『THE LONELY CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか』藤原朝子訳、ダイヤモンド社)とする。 誰もが死を迎えるにもかかわらず「亡くなった人」を歓迎しない世界というわけであり、この場合、多様性という概念は、すでにそこから除外されたものが何であるかを意識させない、制限された枠組みであることに気付かせない目隠しとして機能するのだ。 だが、わたしたちが死者となったとき、気味悪がられ、追い出される側になるのはわたしたち自身なのである。これは生物としての自分自身を徹底的に冒涜して安堵する究極の自己否定といえるかもしれない。
2021.11.26
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広河隆一は、反原発運動の中で、華々しく活躍してきた。僕が、参加していた大阪の堺の反原発グループで、(反核写真展)を開いたことがある。広河隆一氏の写真を活用させてもらった。今では、懐かしい思い出になるが、少なくても当時の反原発運動のリーダーの一人だった。 しかし、今回の事件で、その人間性に大いなる疑問符がつけられた・・・人間は、動物に一員として生まれてくる。性欲は、自然の営みの中にある。それを制御することが、人間と他の生物との違いなのだろうが、制御の難しさは、誰でも経験している。セクハラが、後を絶たないのは、動物の悲しさか? 広河隆一の問題点は、相手の弱い立場を悪用しての所業であるがゆえに、悪質であり、弁解することは、できない。相手を傷つけ、相手の人生を狂わせる(罪)は、限りなく重いだろう。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ―――――――――――――――――――――――――――――――――「記者会見で説明責任果たして」。広河隆一氏の性暴力問題でデイズジャパンに損害賠償請求 2020-1-14 小川たまか(ライター) Yahoo!ニュース フォトジャーナリストの広河隆一氏が、複数の女性スタッフに性交を強いる、裸の写真を撮影するなどの性暴力を行っていた問題。昨年末に検証委員会による最終検証報告書が発表され、広河氏による複数のセクハラやパワハラが認定された。(※記事末尾にこれまでの経緯まとめ) さらに今年に入り、被害者女性のひとりがデイズジャパン社に400万円の損害賠償請求を行ったことが明らかになった。 損害賠償の請求先は、広河氏本人ではなくデイズジャパン社。請求を行った個人名が広河氏に知られることを避けるためという。 この女性に、損害賠償請求の理由などについて話を聞いた。 記者会見で説明責任を果たしてほしい ――損害賠償の請求を決めたのは、最終検証報告書が発表されてからですか? 最終報告書のほか、伊藤詩織さんの民事訴訟での勝訴も考えるきっかけになりました。会社が何も責任を取らずに幕を閉じた前例を作らないためです。 ――広河氏やデイズジャパン社の対応に疑問を感じているところはありますか? 被害者に対して金銭的な賠償をする姿勢が今のところないこと。性被害やパワハラは、長期にわたって心身に影響を及ぼし、生活を奪うものだと認識してほしい。また、検証報告が出された後も、デイズジャパン社が記者会見を開く予定もないことです。私としては記者会見を開いてほしいと思っています。 構造の中で起きる暴力の問題 ――それは、著名なジャーナリストである広河氏だからこそ会見を開く責任があるという意味ですか? 著名だからというよりも、こういった事件を起こしてしまったからには説明責任があると思っています。報告書では会社側が被害を見過ごしたり、深刻な事態を過小に評価したりしていた構造上の問題も指摘されていますが、これは他の組織や会社でも起こりうると思います。 最終検証報告書を読んだ記者さんたちが問題点をあぶり出して質問し、それに答えることをしてほしい。(広河氏は雑誌で手記を公開しているが)一方通行の情報を出すのではなく、会見で答えてほしいと思います。 ――最終検証報告書では、「セクハラという言葉で関係が語られたその瞬間に、それまでの男女の心の中に育ったはずの温かなものは、一切なかったように女たちは語り始める」など、広河氏が自身を被害者であるかのように語ることが指摘、批判されています。 広河氏はパワハラの常習犯だったので、周囲はなるべく刺激しないようにしていました。「取材頑張ってくださいね」と声をかけるとか、女性たちが自己防衛のためにやっていたことを、自分だけに向けられた「温かなもの」と勘違いしたのではないかと思います。 問題提起のための賠償請求 ――問題が発覚してから検証報告まで1年以上時間がかかりました。 結果的に時間をおいたことや検証委員会が窓口を作ってくれたことで、(気持ちを整理する時間ができて)証言できた被害者もいたようです。 ――400万円の額の理由は? これまでの類似の事件の場合、150~200万円ほどの額が多いと聞きました。昨年末に伊藤詩織さんが民事訴訟で勝訴した際にも、認められた額は330万円。それでも、被害者が失ったものからすれば到底足りません。「足りない」という問題提起のために、これまで以上のこの額にしました。 ――請求先を広河氏本人にしない理由は、個人情報の漏洩を避けるため? 大きな理由のひとつはそれです。私の場合は裸の写真を広河氏に撮影されていることもあり報復が怖いということがあります。ただ、デイズジャパン側には損害賠償を請求することで個人名を伝えなければなりません。個人情報を漏洩しない約束ですが、氏名を伝えるハードルが高くて賠償請求できない被害者もいると思います。 検証で示されたデイズジャパンへの「宿題」は、説明責任を果たすことと、できれば被害者の救済に当たることだと思います。次に同様の事件が起きてしまったときにつながるアクションを、真摯に考えてほしいと思っています。 これまでの経緯【2018年】•9月29日 臨時株主総会決議で、会社解散と「DAYS JAPAN」の休刊が決定。•11月20日 「DAYS JAPAN」が売り上げ不振のため休刊することが各紙で報道される。•12月26日 同日発売号の週刊文春が広河氏による複数女性への性暴力を報道。この後、デイズジャパン社はホームページに謝罪コメントを掲載。25日付で広河氏が代表取締役を解任されていたことも発表される。報道を受けて、各地で広河氏の写真展が中止に。 【2019年】•1月20日 最終号となる同年3月号(2月発売)を、広河氏による性暴力問題の検証号とすることが発表される。•1月31日 同日発売号の週刊文春で、新たな被害女性の証言が掲載される。•2月15日 最終号の発売が3月20日に延期されることが発表される。•3月20日 「DAYS JAPAN」最終号が発売。•3月24日 検証記事の内容を踏まえたシンポジウムが都内で開催される。•12月27日 検証委員会の最終報告書をウェブ上で公開。長期間にわたり多数のセクハラやパワハラがあったことを認定。報告書を受けデイズジャパン社はホームページで謝罪。相談窓口を設置したことを告知。 【2020年】•1月8日 被害女性の1人がデイズジャパン社に損害賠償請求を行ったことが報道される。――――――――――――――――――――――――――――小川たまか(ライター) 初の単著『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)発売中。ライターです。主に性暴力、働き方、教育などの取材・執筆をしています。
2020.06.22
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広河隆一氏が、原発を始めとした社会問題に深くかかわり、社会に問題提起し続けた功績は、極めて大きいと、僕は思う。 以前、僕の参加していた反原発グループが、大阪の堺市・泉北で、広河隆一の(反原発写真展)を成功させたことがあった。 そのことと相反するような人権侵害=性暴力は、矛盾しているが、世間では(残念ながら)頻繁にあるのが現実だ。 それは、前にもブログで指摘したように、我々人間は、生物(動物)であるからだ。子孫増殖のために、(性欲)が、DNAにプロミングされており、我々は、生物学的に、不断に(性欲)を(食欲と同じように)刺激される。 生物の宿命でもあり、実際、猿(サル)は、欲求を感じれば、頻繁に(さかる)。 人間とサルの相違は、社会の中での(生活上のルール)が、有るか、無いか・・・ではないか。社会生活を安定的に維持するためには、それに必要な(とりきめ)が求められる。 (食欲)があるからと言って、頻繁に何でも、むさぼり食らう事はありえない。家族で、一堂に会して、時間を決めて食事を摂る・・・という自然なルールが、確立されていく中で、社会生活の安定が可能になる・・・ (性欲)も、同じで、ルールを決めずに、頻繁に(さかる)のは、ありえない。今回のように、一方の当事者による、相手方の意向を無視した(さかり)は、(性暴力)そのものであり、その人物の社会的功績とは全く別物の事件(犯罪)という認識で良い。 広河氏によるセクシャルハラスメントやパワハラ行為については、言い訳は不要だろう。有名人と言う看板を背負っているがゆえに、(往生際が悪い)と思うが、我々の社会では、セクハラやパワハラは、頻繁に起きていて、一定の機能しうる制裁ルールも、残念ではあるが、欠かせないだろう。 一夫一婦制が最適かどうか? 僕にはわからないが、社会全体の安定を目指すための一つの(中間的?)結論かもしれない。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)――――――――――――――――――――――――――――――――――広河隆一氏の「性暴力」を認定。性的行為要求、ヌード撮影……7人の女性による核心証言(source : 週刊文春 2019年1月3・10日号) 2019-12-27 「週刊文春」編集部 「週刊文春」に掲載されたライター・田村栄治氏の記事により明るみに出たフォトジャーナリスト・広河隆一氏のセクハラ、パワハラ問題。12月27日、検証委員会の報告書が自身が発行人を務めていた「DAYS JAPAN」のウェブサイトで公開された。 報告書は、広河氏による性被害やセクハラ、パワハラが多数あったことを認定。検証委員会に寄せられた証言に基づき、報告書にまとめられたセクハラ被害(2004-2017年)は以下の通り。 ・性交の強要 3人・性交には至らない性的身体的接触 2人・裸の写真の撮影 4人・言葉によるセクシャルハラスメント(性的関係に誘われる等)7人・環境型セクシャルハラスメント(AVを社員が見える場所に置く)1人 また、報告書では広河氏のパワハラ行為についても分析している。 広河氏の実像を報じた「週刊文春」2019年1月3日・10日号に掲載された記事を再編集の上、公開する。なお、記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のまま。 ◆◆◆ 「写真を教えてあげる」「アシスタントにしてもいい」。尊敬する先達から声をかけられ、報道の仕事を志す若い女性たちは歓喜した。だがその先には、性的暴力ともいえる人権侵害が待ち受けていた。被害女性たちがフォトジャーナリスト・広河隆一氏の実像を証言する。(文・田村栄治) ◆◆◆ 杏子さん(当時20歳。以下、被害女性は全て仮名)が指定された部屋の前で呼び鈴を押すと、中にいた広河隆一氏(現在75歳)がドアを開けた。部屋に足を踏み入れた途端、杏子さんは広河氏にベッドへ連れて行かれた。恐怖で言葉を発せず、抵抗もできなかった――。 現在都内の会社に勤務する杏子さんは、押し込めていた記憶に立ち向かうように、11年前の忌まわしい出来事について話す。 「ずっと自分にスキがあったからだと思おうとしてきました。でもいま振り返ると、あれは性被害でした。もっと早く声をあげていれば、別の女性が被害にあうのを防げたかもしれないと思うと、黙ってきたことに責任を感じています」 杏子さんの証言は、世間の広河氏のイメージをひっくり返す衝撃的なものだ。詳しくみていく前に、まずは広河氏の人物像を紹介しておこう。 早稲田大を卒業後、1967年にイスラエルのキブツに渡った広河氏はパレスチナ人の苦難を写真で記録し、フォトジャーナリストとして歩み始めた。帰国後も中東取材を重ねる一方、チェルノブイリ原発事故や薬害エイズ事件で被害者側に立った報告を続けた。 2004年に月刊報道写真誌「DAYS JAPAN(デイズジャパン)」(以下DAYS)を創刊。「一枚の写真が国家を動かすこともある」をモットーに、15年間発行を続けている(同誌は経営難と後継者不在を理由に、19年2月の休刊を先日発表した)。 平和・協同ジャーナリスト基金賞(99年)、早稲田ジャーナリズム大賞(02年)、土門拳賞(03年)など受賞多数。パレスチナやチェルノブイリの子どもたちの救援活動を展開し、3・11以降は福島の子どもたちの保養事業に力を入れ、彼に感謝する声も多い。 私生活では、イスラエル時代に知り合ったフランス国籍のユダヤ人と結婚して離婚。90年ごろ、大手出版社の編集者である現在の妻と再婚している。 以前からあったセクハラ・性加害のうわさ 私と広河氏とのかかわりも、ここで明らかにしておきたい。 90年代に朝日新聞記者だった私は、広河氏の仕事に敬服していた一人で、写真展の記事も書いた。米ジャーナリズム大学院を修了した03年、DAYS創刊の構想を知り、支援を申し出た。それから十数年間、毎月一回は編集部に行き、編集を手伝ってきた。 その間、DAYS関係者などから広河氏によるセクハラ・性加害のうわさを何度か耳にした。しかし私は当事者間の問題だと考え、傍観を決め込んでいた。 だが、17年からの米国の#MeToo運動に触れ、私のそうした態度が被害を拡大させた可能性を自覚。広河氏について取材を始めた。ただ、遅きに失した面も大きく、私も批判は免れない。 反省も込めて、本記事が広河氏の素顔を知らせるとともに、「セクハラ・性被害は色恋沙汰ではなく人権問題」という認識が社会に広がる一助となることを願っている。 広河氏と、都内の大学生だった杏子さんが知り合ったのは、07年11月ごろのことだった。 フォトジャーナリスト志望だった杏子さんは、京王線・明大前駅にほど近いDAYS編集部でデータ整理などのアルバイトを始めた。編集長の広河氏がスタッフやボランティアを大声で罵倒する場面をたびたび目撃し、次第に「逆らってはいけない人」と考えるようになった。 「人権を大事にする偉大なジャーナリストという信頼がありました」 知り合って1~2カ月が経ったころ、杏子さんが撮った写真を広河氏が見てくれた。「キミは写真が下手だから僕が教えてあげる」。そう言われ、指定された日時に京王プラザホテルに来るよう指示されたという。 ホテルに着いて広河氏の携帯に電話すると、「部屋に上がってきて」と言われた。えっ? と杏子さんは思ったが、広河氏から以前、ホテルにカンヅメになって原稿を書くことがあると聞いていたので、このときもそうだろうと考えた。「そもそも、人権を大事にする偉大なジャーナリストという信頼がありました」(杏子さん) だが、その信頼は完全に裏切られた。あっという間にベッドに移動させられ、抗えないままセックスが終わった。茫然としていると、「もうすぐモデルの子が来るから部屋をきれいにして」と広河氏に急かされた。まもなく部屋に若い女性が現れ、彼女をモデルに撮影するよう言われた。30分程撮影し、ストロボの使い方などを教わったという。この夜、杏子さんはどのように帰宅したのか記憶がない。 この一件のあとも、杏子さんはDAYS編集部でアルバイトを続けた。その理由をこう説明する。「私のような素人の学生がフォトジャーナリズムを学べるのはDAYSだけだと思っていました。これであきらめちゃいけないと自分に言い聞かせていた。同時に、もう絶対に同じことはしないと決意していました」 だが、杏子さんにとって平穏な日は長くは続かなかった。 08年を迎えた頃、編集部から徒歩数分のマンションにあった広河氏の事務所に呼ばれた。中に入り、スタッフの男性と世間話をしていると、事務所にいた広河氏に突然、「お前たち、ここは談笑の場じゃない! 出て行け!」と怒鳴られたという。「ここで見放されたら、ジャーナリストの道は開けないかもしれない。そう思うと頭が真っ白になりました」(杏子さん) 泣きながら明大前駅に続く商店街を歩いていると、携帯電話が鳴った。広河氏だった。「いまから移動するから一緒に来なさい」。命じられるままに広河氏とタクシーに乗ると、新宿・歌舞伎町のホテルに連れて行かれた。「こういうときに許してほしいなら、こうしてわかりあうのが一番だから」。セックスの前か後、杏子さんはそう言われた。広河氏はコンドームで避妊していたという。「一心同体にならないと」「私が悪かったんだ。だから仕方なかったんだ」 性的行為は二度とさせないと誓っていた杏子さんは、自らに繰り返し言い聞かせた。 08年2月のある夜、杏子さんは編集部で広河氏と2人きりになった。杏子さんが椅子から立つと、広河氏に背後から抱きつかれ、こう囁かれたという。「入れたい」 そして、編集部の奥にある狭いトイレに連れ込まれそうになったと、杏子さんは話す。「すごく気持ち悪かったので『入れたい』という言葉ははっきり覚えています。編集部でこんなことまでしてくるなんて、もう限界でした。この日を最後にDAYSに行くのはやめました」 ジャーナリストを目指していた麻子さんが、「雑誌の発行もしている有名フォトジャーナリストのもとで学びたい」とDAYS編集部に出入りするようになったのは、都内の大学に入学した07年のこと。まだ18歳だった。 写真展などのボランティアとして、編集部に足繁く通った。やがて、スタッフやボランティアに「仕事が遅い」「作業が雑だ」などと怒鳴り散らす広河氏の姿を繰り返し目にするようになったと、麻子さんは話す。 「どこでスイッチが入るかわからないから、とにかく機嫌を損ねないように気を使っていました」 3年生のとき、麻子さんは一時的に学業に専念することを考えた。広河氏に相談すると「そんな中途半端じゃダメだ」とたしなめられたという。この先、広河氏の指導が受けられなくなると不安になった麻子さんは、引き続きDAYSに通うと泣きながら広河氏に伝えた。広河氏のことは横暴だと感じていたが、尊敬もしていた。 このやりとりから間もないある晩、編集部で広河氏と2人きりになったとき、麻子さんは次のように言われたという。「キミは本気でジャーナリストになりたいんだね。僕のアシスタントに興味があるならならせてもいい。でも、アシスタントになるなら一心同体にならないといけないから、体の関係をもたないといけない」 広河氏に見放されることと怒られることを、何より恐れていた麻子さんにNOという選択肢はなかった。まごついていると、「反応を確かめるように」(麻子さん)広河氏にキスをされたという。「『これはしなきゃならないものだ』と自分に言い聞かせ……」 麻子さんによると、その夜、2人は新宿駅西口で落ち合ってタクシーに乗った。広河氏は「靖国通りに」「ここで曲がって」などと運転手に指示し、歌舞伎町のホテル街へと車を向かわせた。入口に噴水があるホテルに入り、麻子さんは広河氏とセックスをした。終えると、電車で帰宅したという。 「本当にしなくちゃいけなかったのか、帰りの電車の中で悩みました。セックスの最中は『これはしなきゃならないものだ』と自分に言い聞かせ“作業”としてこなしていましたが、一人になると、いろんな感情が込み上げてきました」 目に涙を浮かべながら、麻子さんはそう振り返る。最初に広河氏とホテルに行った09年6月ごろから2カ月ほどの間に、麻子さんは広河氏の求めで3、4回、ホテルでセックスしたという。その間、麻子さんは広河氏からデジタル一眼レフのカメラをもらい、自分が撮った写真を広河氏にみてもらう機会もあったと話す。 「ヘタだ、ダメだと、けちょんけちょんに言われていましたが、弟子として広河さんに認められていると思っていました。ホテルへの誘いを断ったら弟子失格の烙印を押され、アドバイスをもらえなくなるんじゃないかと不安でした」 広河氏に関係を迫られるようになってから、麻子さんの心身は変調をきたす。外出がおっくうになり、電話に出られない。夜も眠れなくなった。疲れているせいだろうと思ったが、心療内科に行くと「中くらいのうつ」と言われ、睡眠導入剤と精神安定剤を処方された。翌年、大学を休学し、DAYSからも離れた。 こうして一度は逃れたはずの広河氏との関係だったが、東日本大震災があった11年、再び誘いの手が伸びる。麻子さんに、「アシスタントとして海外に一緒に行かないか」と広河氏から久しぶりに連絡があったのだ。 広河氏に同行を呼びかけられたときの心境を、麻子さんはこう説明する。 「DAYSで知り合った人たちは被災地で取材するなど活躍していました。一方、私はといえば写真から離れ、引け目を感じていた。フォトジャーナリストへの道を歩み直す最後のチャンスかもしれないと思って、悩んだ末に『行きます』と答えました」 麻子さんによると、渡航先に着いた日かその翌日、麻子さんは風邪をひき高熱を出した。ホテルの部屋で寝ていると、広河氏に「看病してやるから」と部屋に呼ばれたという。 優位な立場を利用した“性暴力” 部屋に行くと、「風邪をひいたときは風呂に入り、上がったら布団をかぶって汗をかき、また風呂に入って……を繰り返すんだ」と広河氏に言われた。麻子さんは指示に従ってベッドに横になった。すると少しの間を置いて、広河氏はおもむろにセックスをし始めたという。 「私はセックスする気はありませんでした。高熱でフラフラだったうえ、当時は抗うつ剤を飲んでいた。そのことは広河さんも知っていました。意識がもうろうとした中でセックスをさせられたんです」(麻子さん) その翌年、後述する智子さんの被害を知ったことで、「私も性被害を受けていたんだ」と麻子さんは気づき、広河氏と完全に決別したという。 繰り返しセックスをしたのなら、嫌だったとはいえないのではないか――。杏子さん、麻子さんの証言に、そんな疑問を覚える人もいるだろう。 だが、その道の先達、職場の上司、学校の教師など「指導する側の人」が優位な立場を利用して、若輩や部下、生徒など「指導される側の人」と性的行為に及ぶのは“性暴力”の典型だ。 齋藤梓・目白大専任講師(被害者心理学)はこう語る。「当事者に上下関係がある場合、上位の人の誘いを下位の人が断ることは、その後にその世界での生活を失うリスクなどを考えると難しく、かなりのエネルギーが必要です。そのため、同意はしていないが明確に断れない場合もある。また、一度関係をもつと断ることがさらに難しくなりますし、『性的被害にあった』ことを受け入れがたい心理から、本心とは裏腹に関係が続く場合もあります。 性暴力被害者は自分を責める気持ちが強く、PTSDや抑うつ感などの苦しみが長期にわたって続く傾向もある。人生への影響が非常に深刻な被害です」 じつは、杏子さんと麻子さんには、広河氏と望まないセックスをしたこと以外にも共通点がある。 裸の写真を広河氏に撮られているのだ。 杏子さんが広河氏に全裸の姿を撮影されたのは、ホテルでセックスをした後だったという。「とくに断りもなく何枚か撮られました。広河さんはカメラの液晶画面を見て、『大人っぽいねえ』などと言っていました。嫌悪感を覚えましたし、あとになってどう使われるかわからない恐怖を感じました」 一方、麻子さんが裸身を撮られたのは、成田空港近くのホテルだった。広河氏は次の日、海外へ渡航する予定だったという。浴室で服を脱いでシャワーを浴びるところや、ベッドの上で裸で寝転がっているところを広河氏にシャッターを切られたと麻子さんは語る。 「以前から『ライティングを教えてあげるから、君のヌードを撮りたい』と言われていました。そのときは撮影の勉強になると思っていましたが、あとから、立場を利用されて裸を撮られたんじゃないかと疑問を感じました」 この2人の他にも、広河氏にヌード撮影をされたと証言する女性がいる。12年春に広河氏のアシスタントをつとめた智子さんだ。 採用時、広河氏から「これはアシスタント祝いだ」と、シグマのレンズを手渡された。そして、「このレンズで撮影しよう。撮り方を教えてあげるから、僕にも君を撮影させてほしい」と言われたという。 その後、智子さんには以下の文言のメールが広河氏から届いた。「(5月)20日の新宿ハイアット・リージェンシーを抑えました」「近くの新宿中央公園や街中で1―2時間撮影し、ホテルに戻って、食事するか、撮影を開始するというのはどうですか」 当日、都庁付近などで道行く人々の撮影をした智子さんは、広河氏とともにホテルの部屋に戻った。すると広河氏から「変なことはしないし、どこにも公表しないから君のヌードを撮りたい」と言われたという。 「これからお世話になる師匠なので断りにくかったですし、どういうふうに撮られるのか興味もありました。それで裸になると、髪を濡らしてほしいとか、いろいろ指示されました。途中で広河さんの鼻息が荒くなってきて、気持ち悪くなりました」(智子さん) 広河氏からは「今夜は部屋を取ってあるから」と言われたが、智子さんは「家族が心配しているので」と言って電車で帰宅した。智子さんは後日、このとき撮影された写真のデータが入ったCDを、都内の漫画喫茶で広河氏から受け取ったという。 立ち入り禁止の警戒区域で取材 こうしたヌード撮影は当事者間の合意があれば問題ないと考える人もいるかもしれない。しかし、「写真を職業とする者が立場を利用して私的に求めるのは、職業倫理にもとるセクハラ行為」という認識が、欧米などのメディアで活動する写真家たちの間では確立されている。 一例をあげると、写真誌「ナショナルジオグラフィック」などに寄稿していた写真家クリスチャン・ロドリゲス氏が、写真家志望の若い女性たちに「アシスタントにする」などと持ちかけ、私的なヌード撮影を迫っていたことが17年に発覚。すると、ロドリゲス氏が所属していた国際写真家集団「プライム」は「人の弱みにつけこみ、搾取し、虐待し、性差別する行為は許されない」と厳しく非難、彼を追放処分にしている。 智子さんは、ヌード撮影以外にも、広河氏に失望する出来事があったという。智子さんによると、12年5月末、広河氏のアシスタントとして、福島原発事故の被災地の泊まりがけ取材に同行した。当初は、避難生活者の暮らしを取材する予定だったが、広河氏は現地で突然、立ち入りが禁止されている警戒区域での取材を敢行。広河氏は放射能の汚染度が高い地域には行かないと智子さんと約束していたが、現実には放射線測定器のアラーム音が鳴り響いても、引き返そうとしなかったという。 広河氏は、チェルノブイリ原発事故(86年)の被災地を長年取材。その経験から、放射能の健康被害を少しでも小さくするには、汚染された土地に近づかないことが大事だと、著書や講演などで強調している。 智子さんは、広河氏に裏切られたと憤る。 「広河さんはふだん言っていることと逆のことをしていたし、私との約束も守ろうとしなかった。『運転手の方が好意で連れてきているのだから、その好意に応えて撮影をすべきだと考えてしまいました』『50マイクロシーベルト毎時の場所に立ち入った時にも、チェルノブイリの展望台の数値とほとんど同じという事で、女性を含む多くの人が見学に行くところだから大丈夫だろうと思ってしまった』と書いたメールが後日送られてきましたが、とにかく言い訳をしようとする姿勢を感じました」 じつは、このときの取材では、智子さんも広河氏も立ち入りが制限されている警戒区域に入ったとして、福島県警に任意で事情聴取されている。それを受けて広河氏は、12年7月14日付の「公開の手紙」で「法律に基づく罰を与えるなら与えるがいいでしょう。それでも私は、立ち入りを禁止する法律を今後破らないとは約束いたしません。それはジャーナリストの仕事を放棄することになるからです」と胸を張った。 だがその裏で、放射能の被害から身を守ろうとする智子さんの人権を侵害していたというのだ。大きなショックを受けた智子さんは、広河氏のアシスタントをやめ、編集部に抗議した。複数のDAYS関係者によると、編集部内で話し合いがもたれ、広河氏は編集長を降りると述べ、智子さんにもその旨を伝えたという。 しかし実際には、広河氏はそれから2年以上あとの14年9月号まで編集長を継続。その後も発行人という肩書きで、実質的な編集長の役割を果たしてきた。 この3人のほか、12~17年にDAYSにかかわった女性4人からも、広河氏にセクハラを受けたという証言を得ている。 ●編集部で広河氏に「彼女にならないか」と言われた。別の日の夜、新宿駅西口から一緒のタクシーに乗せられそうになったが、広河氏を押しのけて逃げた(恵子さん・当時20代後半)。 ●明大前の居酒屋で広河氏に「僕は紛争地などの取材のストレスはセックスで発散してきた。いまストレスがたまっている。君がイヤじゃなければ僕はいつでも歓迎だ」と言われた(綾子さん・当時30代)。 ●入社直後、明大前のバーで広河氏に「僕たち付き合ってみようか」「僕はセックスを伴わない人生は考えられないんだよね」と言われた(邦子さん・当時30代)。 ●入社間もなく、渋谷のカフェバーで広河氏に「そんなやつ(元同級生)とセックスできるのか? うまくいくわけないだろう」「まだ早い時間だ。行くところはどこでもある」などと言われ、なかなか帰宅させてもらえなかった(桃子さん・当時30代前半)。 広河氏を取材「僕のせいじゃないでしょ」 数々の証言を広河氏はどう受け止めるのか。明大前駅近くの喫茶店で約一時間、広河氏と向き合った。 ――DAYSに出入りしていた女性たちと性的関係をもったことはありますか。 「いろんな形であります」 ――ホテルの部屋に入ると断る間もなく広河さんにセックスに及ばれたと証言する女性がいます。 「断る間もなくそんなことができるなんて、普通ありえないですよ」 ――同じ女性は、DAYS編集部で広河さんに後ろから抱きつかれて「入れたい」と言われたと話していますが、覚えていますか。 「記憶にないですし、そんなことをしたと自分では思えない」 ――別の女性は、「アシスタントになるなら一心同体に」と言われ、望まないセックスをさせられたと証言しています。 「望まない人間を僕は無理やりホテルに連れて行きません」――海外のホテルで、風邪をひいて向精神薬も飲んでいた先ほどの女性に看病してやると言い、セックスをしたことはありますか。 「汗をかいて流せばすぐによくなると指示した。そのあとは、彼女が拒むとかではなしに、そういう状況になったと僕は思っている」 ――広河さんに裸を撮られたと話す人が3人います。 「嫌がっていないのであれば、なんの問題もないじゃないですか。僕は写真家だし、そういう写真も撮りますから」 ――それは仕事として? 「もちろんです。10年くらい前まで違う名前で(裸の写真を)出していましたし、新しいレンズのテストとしてヌードを撮ることもある」 ――裸じゃないとだめなんですか。 「その質問には僕は非常に腹が立ちます。あんたの中には女性の体に対する興味がまったくないのか」 ――さらに別の女性は、放射能汚染レベルが高いところに、無理に連れて行かれたと話しています。 「彼女は怖いと言ったので車の中で待たせた。健康に影響はないと思っている」 ――無理に連れて行って悪かったというメールを送った記憶はありますか。 「あるかもしれませんね」 ――DAYS編集長であり著名フォトジャーナリストであるという立場を利用して、年若い女性と性的行為やヌード撮影をしたのでは。 「(女性たちは)僕に魅力を感じたり憧れたりしたのであって、僕は職を利用したつもりはない」 ――女性たちは傷ついています。 「僕のせいじゃないでしょ」 〈人間の尊厳が奪われている場所を人間の戦場と呼ぶ〉と唱えてきた広河氏。彼の足元と周囲こそ“人間の戦場”だったのだ
2020.06.20
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風俗店通いを公言している芸人、岡村隆史に、非難が集まっている。そもそも(風俗店通い)は、自慢するべきものだろうか? という素朴な疑問がある。 独身男性が、風俗を利用して、自身の性欲を金銭で解決する・・・ことに、(性の商品化)という批判はさておき(この資本主義社会に限るものでない)、人間も動物である限り、わからないでもない。 戦時には、兵士の性欲を解消させ、実践(殺し合い)に集中できるように、慰安婦(売春婦)が戦場に不可欠の存在だった。慰安婦がいなければ、(婦女子暴行)が、多発し、ベトナム戦争時の(ライダハン)のような悲劇が発生してしまう。 戦時でなくても、兵隊のいる基地のある所には、必ず(売春婦)が、存在するものだ(これは、誰も否定できない。良し悪しの問題ではない) しかし、今回の芸人・岡本隆史の件は、風俗店通いを公言している・・・と言う意味では、僕の理解を超えている。 こういう人間が、平気で、女性が貧困で風俗に落ちるのを「絶対面白いことあるんです」・・・というわけだ。 経済苦に落ちた女性を手ぐすね引いて待ち望むような発言に、非難が集中している日本社会は、それなりに健全だと断言できる。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)―――――――――――――――――――――――――――――――ナイナイ岡村隆史「コロナあけたら美人が風俗嬢に・・・を楽しみ」発言に怒りの声殺到!「NHKは『チコちゃん』と『麒麟がくる』から降板させろ!」 2020-4-28 テレビウォッチ編集部 J-CASTニュース 「ボーッと生きてんじゃねぇよ!!!!岡村!」とばかりに、性風俗店で働く女性をバカにしたナインティナイン岡村隆史(49)の「女性蔑視発言」が大炎上し、とりわけNHKを直撃している。 岡村はNHKの人気子ども番組「チコちゃんに叱られる」でMCを務めているが、ネット上の番組の感想サイトには「もう顔も見たくないし、子どもにも見せたくない」という意見が相次いでいる。大河ドラマ「麒麟がくる」にも三河出身の農民役で出演しているが、「出番をカットしろ!」という声まで寄せられている。 「コロナで生活苦の可愛い子が風俗嬢になるから楽しみに待とう」 問題になっているのは、23日(2020年4月)のニッポン放送「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」での新型コロナ感染拡大と風俗店をめぐるトークだ。岡村はもともと風俗店通いを公言している芸人だ。コロナ禍期間における性風俗店通いに関するリスナーからのメールをきっかけに、風俗に関する「持論」をこう展開したのだった。 「今は辛抱よ。『やまない雨はない』『神様は、人間が乗り越えられない試練は作らない』と言うてはりますから。絶対、なんか、乗り切れるはずなんです。コロナが終息したら絶対、面白いことあるんですよ」 そしてこう続けたのだった。 「コロナあけたら、美人さんがお嬢やります。なぜかと言えば、短期間でお金を稼がないと苦しいですから。かわいい子が(性風俗店で)パッと働きます。そしてパッとやめます。コロナあけたら3カ月間は『こんな子入ってた?』っていう子たちが絶対、入ってきますから。今、ほんとうに我慢して、我々『風俗野郎Aチーム』みたいなもんは、この3カ月を目安に頑張りましょう」 新型コロナウイルスの影響で収入が減った美しい女性が、収束後に風俗入りする可能性があるから「それを楽しみに男たちは頑張ろう」という趣旨の発言だった。放送終了直後からネット上で「女性蔑視」「不謹慎の極み」「もはや復活不可能な歴史に残すべき暴言」という批判が高まった。 また、放送中にゲラゲラ笑うスタッフの声が響いたことで、メディアの批判を浴びた。ニッポン放送は27日、番組の公式サイトで、「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言がありました。お詫びします」と、謝罪したのだった。 「岡村は人間としても芸人としても終わっています」 岡村はNHKの人気子ども向け番組「チコちゃんに叱られる」でMCを務めている。ネット上の同番組の感想サイトでは怒りの声が殺到している。 「岡村氏の年齢なら、20歳くらいの娘が1人くらいいても不思議じゃない。もし、娘がいたら、あんなお粗末な言動にはなってなかったと思います。初老に近づいているのに心の年齢は、とても低い人だなぁと思いました」 「岡村が風俗に関する非道な発言をしました。顔も見たくないし、子供にも見させたくありません。非人道的な発言をした責任をとるべきです。あり得ない発言です」 「チコちゃんに叱られる、のコンセプトはすばらしい。だが、岡村はいらない。謝って済む罪と、済まない罪がある」 「コロナで生活が困窮して風俗落ちする美女を楽しみに待とうぜ、みんな!という発想がサイコすぎて、吐き気がします。ネタとしても全く笑えません。人間としても芸人としても終わっています。こういう人が子ども番組のMCをやっていいのでしょうか」 「これで、NHKからは確実に降ろされますね。チコちゃん、面白かったのに残念です。女の子を持つ父親としては、本当に怒りを覚えます。紅白の司会なんて、夢のまた夢ですね。彼をテレビで見て、不快に感じる女性が多くなったのではないでしょうか。以前、文句があるなら、テレビなんか見なければいい、と言っていた、彼の本質は変わらないのですね」 「岡村隆史の深夜ラジオでの発言。下劣を通り越して島流しにでもなってほしい女性蔑視発言。降板を強く希望します。テレビ業界から消えて」 「岡村隆史は、MCに相応しくありません。子どもたちに見るように勧めた校長さえいるのに 、風俗の発言はゾッとするほど汚らしい!降板させなければ、NHKの威信に関わるほどの問題です。汚らわし過ぎます!」 「麒麟がくる」の番組感想サイトも同様の怒りの声のラッシュだ。沢口エリカ問題を川口春奈が立派に代役を果たして評価が高まっているだけに、番組関係者は無念の思いだろう。(テレビウォッチ編集部)
2020.05.14
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(芸人)といわれる人たちが、テレビなどで、(お茶の間)に登場して、ひとときの(笑い)を誘っている。受け身で楽しめるテレビなどは、お金もかけずに、手軽に楽しめる娯楽の筆頭だろうし、わからないでもないが、それは、読書の作風が、廃れるのと反比例しているように思える。 論理的な思考が敬遠され、刹那的な(笑い)、衝動的な(受け狙い)が、安易に好まれるのは、時代の流れなのだろう・・・とも思うが、我々自身の自殺行為でもあると、僕は見ている。 先日、芸人のひとり、志村けんが、コロナで、死んだ。僕は、あまり詳しくは知らない芸人だが、新聞の大袈裟な追悼記事を読んで、あらためて、その意を強くした。病気による死亡は、日常生活では、普通の事だが、志村けんという(受け狙い芸人)には、(大衆に媚びてでも、受けられ続けなくてはならない)・・・というプレッシャーも、あったのだろう。(受け狙い芸人の悲劇)でもある。(その志村けんの遺産は、軽く50億円以上・・・という。これって笑えるな!) https://monokuro0210.com/shimura-ken-zaisan/ 私生活では酒と女性をこよなく愛し、「バカ殿」を地で行った芸人だったというが、「アヒーン」「バカ殿様」「ヒゲダンス」「変なおじさん」・・・などが有名だったと新聞に載っている。 が、この(芸人)たちの(しでかす笑い)、卑屈な(笑い)には、大衆に媚びへつらう低俗さがあるように思う。(受ける・受けない)が、すべてであり、そのことで、(評価)が決まるというのは、あるべき姿ではない・・・と断言できる。 そう、僕は、喜劇王チャップリンの「モダンタイムス」や「独裁者」「黄金狂時代」などを、思い出しているのだ。それに比べて、あまりにもみすぼらしい芸人を、マスコミでは「日本の喜劇王」( 朝日新聞)とか「世界の宝」(山田洋次監督)などと、異様に持ち上げられていた。 どこか、おかしい・・・(お笑い)のレベルの低さ、低俗性に、へき易してきたのは、僕だけではないだろう・・・と思う。この岡村隆史の今回の不見識も、起きるべくして起きた・・・不思議でもなんでもない、今は、そういうレベルの時代だということだ。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岡村隆史「コロナ明けたら可愛い人が風俗嬢」発言が浮き彫りにした貧困女性の地獄 2020年4月28日 鈴木傾城 MONEY VOICE
2020.05.03
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環境問題をクリアーできないで、事業活動の遂行は不可・・・そういう社会が、早く到来すれば、環境保護の前進につながる・・・罰則の強化は、欠かせない。厳罰で臨むべきだろう・・・・ 2020-2-27 はんぺん―――――――――――――――――――――――海にゴミを捨てまくる「豪華クルーズ船」企業の呆れた実態 2019-6-15 Forbes JAPAN 世界最大のクルーズ客船の運営会社「カーニバル・コーポレーション」が、バハマ海にプラスチックごみなどを不法投棄していたことを認めた。同社傘下の「プリンセス・クルーズ」は不法投棄や環境破壊に対する罰金として、2000万ドルを支払うことに合意した。 米国のパトリシア・セイツ裁判官はカーニバル・コーポレーションが長年に渡り、ごみを海に不法投棄していたことに関し、強い憤りを表明した。同社は残飯やプラスチックごみをバハマ海に捨てており、観光保護団体や顧客らは罰金の額が少なすぎると不満を述べている。 2000万ドルという額はカーニバル・コーポレーションの2018年の売上、188億ドル(約2兆円)のわずか0.1%程度の金額だ。同社は排出するごみの量を正確に計測しておらず、乗務員らに査察を受けた際に備え、虚偽の報告書を提出させていた罪にも問われた。 カーニバル・コーポレーションと傘下の企業らは、プラスチックだけでなく石油も含む様々なごみを長年、海に不法投棄してきた。2017年にカーニバル傘下のプリンセス・クルーズは豪華客船「カリビアン・プリンセス」から、石油を不法投棄し国際的な隠蔽工作を行ったとして有罪判決を受けていた。 その際の罰金4000万ドルも、カーニバル・コーポレーションが2017年に生み出した売上、175億ドルの0.2%程度でしかなかった。 今回の裁判所の決定により、カーニバルは新たな査察の受け入れを要求され、環境面でのコンプライアンスの遵守や、使い捨てプラスチックの使用量の削減を求められる。この条件を破った場合、1日あたり100万ドルから1000万ドルの追加の罰金が科されることになる。 セイツ裁判官はもしも同社が今後も態度を改めない場合は、カーニバルのクルーズ船を米国の港から締め出すと宣告した。 「当社は今後、環境保護に全力を尽くし、我々が暮らし、働き、旅をする海の環境を守っていくことを誓う」とカーニバルの代表者はメディアの取材に応えた。 編集=上田裕資
2020.02.27
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出光興産・・・アパから出光創業者まで…歴史修正主義や極右、ヘイト思想に侵されている企業・経営者を判定する 2017-2-1 リテラ
2020.02.23
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アパから出光創業者まで…歴史修正主義や極右、ヘイト思想に侵されている企業・経営者を判定する 2017.02.01 リテラ
2020.02.22
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「70歳超えても働く」60代の54% (日経郵送世論調査) 2020-1-10 日本経済新聞 電子版
2020.01.24
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名ばかり希望退職。対抗策は、面談内容の録音も一手 2019-9-30 朝日新聞
2020.01.20
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こういう情報を見るたびに、腹が立つ。デマや投稿して、何が楽しいのだろう・・・と。 そんな時間があれば、自分の大切な時間を、もっと有効に使ってほしい・・・と思う。一度しか無い人生だ。自分を高める努力を続けるべきだ。 そんな時間があれば、もっと、勉強しよう! もっと本を読もう! 根拠のないデマを垂れ流すのは・・・明確な犯罪だ。このデマが原因になって、人命が失われたり、多くの人々に不幸をもたらす可能性が、あるかもしれない。 公教育、家庭教育に、多くの問題がありそうだ。社会的環境を良くしていくとともに、(犯罪)には、社会的制裁を課すべきだという、社会の合意も必要だろうと、僕は、強く思う。 社会的な制裁というと、すぐに抵抗を示すリベラルたちを思い出すが、きれいごとで済む話ではない。とりあえずは(目の前にある危機)なのだから・・・ 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「中国・韓国人による放火」「プロ市民の仕業」。 首里城火災でネットにデマ相次ぐ 2019年11月1日 沖縄タイムス
2019.11.25
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老後レス時代がやってくる。 避けられない2040年問題 2019-11-2 真鍋弘樹(編集委員) 朝日新聞
2019.11.16
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名ばかり希望退職。対抗策は、面談内容の録音も一手 2019-9-30 朝日新聞
2019.11.12
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高齢者に働けと言いながら年金を減らす「在職老齢年金」の時代錯誤 2019-10-18 塚崎公義(久留米大学商学部教授) ダイヤモンドオンライン
2019.10.31
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生涯結婚しない「子ども部屋おじさん」が急増 日本が「存続の危機」にさらされている? 2019-8-4 天野 馨南子(ニッセイ基礎研究所生活研究部准主任研究員) 東洋経済オンライン
2019.10.30
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人間は、社会的な動物だ。性差があり、種の存続のために性欲は、不可欠だ。 理性的に、性欲をコントロールすることの難しさは、我々自身が、身をもって経験している。外部から、特定の働きかけ(外圧)がない状態で、(自身も含めて)性欲をコントロールできる自信はなかったし、(性欲が枯れてしまう)高齢者になるまで、問題は続く。 というか、「高齢者の性」の問題が、最近よく、提起されている。(枯れてしまう)というのは間違いで、おそらく(墓場)に至るまで、我々は、付き合うことになる・・・らしい。 しかし、一般の日常生活でも、また、我々のような高齢者同士の間でも、この種の話は、「タブー」に近い。仮に話題になることはあっても、「解決」が見えてこないからだろう。 当面は、「外部からの特定の働きかけ(外圧)に頼るしかない・・・」という結論に落ち着いてしまう。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 「君が好き」と抱きついてきたジャーナリスト。 迫ったのは「君のせい」? 【沈黙をこえて】 2019-8-19 神奈川新聞
2019.08.27
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