京のお宿 五条楽園



ぼくは五条坂陶器まつりのときは京都に宿を取ります。
陶器まつりの定宿は『旅館平岩』1泊1人¥4000~5000 2人¥8000
団体割り引きあり。安いでしょう?

17回つづけて出してて、南側歩道を鴨川から100メートル
東に行ったところがぼくの定位置。朝9じ~夜11じの長丁場。
また一番暑い時期なんや京都が。11じにシートかけて仕舞ったら、
歩いて宿へ。

五条大橋を西にわたって、木屋町で左折、ちっちゃい看板で
『五条楽園』。むかし遊廓/赤線地帯だったところです。
いまはさびれてて街灯もほとんどなく、おなごハンが袖引くてなこと
もなく、11じをまわったこの時間は人もいません。

ただいくつかの風格ある御茶屋が残ってて、
暗い中にもなんとのう風情があります。
さぞや昔は繁華なところやったやろう、紅い灯青い灯が灯ったことやろうと。
「ガラ悪い」なんてカンジはまったく無くて、
逆に京都の下町特有の自治が
色濃く残っていてゴミが落ちてませんねー、キレイです。

たらたらと二丁(400メートル)ほど下ると異質なカンジの立派な6階だてのビル。
『会津小鉄会の本部ビル』です。
監視カメラ/一階全部駐車場/入り口一箇所で2階への侵入にそなえた要塞になってて、駐車場には数台の高級外車。

最初『平岩』を取った年は抗争があったらしく、辻つじに○暴のイカツイ刑事が
パイプ椅子で陣取って無線使ってたし、制服と機動隊もちょこっと配置で
キンチョーしましたが、
特段のことはありませんでした。

となりは風呂屋『サウナ梅の湯』で、宿のシャワー/風呂よりこっちが好き。
立派なホリモノの兄さんが入ったはるばあいもありますが、べつにダイジョブ。

風呂屋の角を鴨川の方へ左折してすぐが『旅館平岩』
もとはお女郎さんもいた風情の和風建築やが、
今は「京の安い宿」ということで、高校のクラブの団体が京都での試合に泊まったり、
この和風建築を売りにしての外人バックパッカー御用達の宿。

五山の送り火をひかえてのこの時期は、陶器祭り出展者1、観光客1に対して
外人3くらいの宿泊になってます。
玄関は外人のでかいサンダルがずらっと。

フロント(帳場?)で鍵もろて2階の『宇治』へ。2人部屋、狭いですが。
クーラー/テレビ(ともに古い)は無料。
むかしはこの部屋でオナゴハンと客が・・・とソーゾーすると『五番町夕霧楼』の世界です。
外人「オーッ!ニッポン」と喜びそー。6人部屋なんかの方が多いみたいです。
本館がいっぱいだと新館アネックスになります。こっちは今出来でフツー。

朝8じ過ぎには宿をでて、『小鉄会』の若衆が掃き清めて水打った道を
路地、路地とジグザグに道をとり、
鴨川べりの木陰で涼むステテコ姿のオジイを見ながら、その日のショーバイに出向く時、寅さんの気分になります。

涼むオジイ

ぼくはメンが割れてるンで無理やけど、事件起こして逃亡/潜伏するのに
つかえる宿として『旅館平岩』はオススメ。
あとヒネリのきいた密会の場所にも。

まさかと思たらちゃんとサイトがありました・・・「京都のリーズナブルなお宿」
外観/客室/食堂などの画像。写真は撮りようやなー。英語版も完備!
メールで予約できるマイリマシタ。

旅館 平岩 075-351-6748 
『旅館平岩』

ガイドブックに載ってない『deep京都』はオモシロイよー。

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