あんよは上手 ♪

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06磐梯高原ウルトラマラソン102km


第2回磐梯高原ウルトラマラソン102km

今回はたった2kmとはいえ未知の100kmオーバーです。
結果は制限時間14時間のところ、13時間52分で完走しました。
なんとも辛く、ぎりぎりの完走でしたが、やってよかった。
私にとってはとても心に残る大会でした。
天気も良くて暑かったです。


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30km過ぎて降り、突如現れたゲレンデの壮大さに感激。


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63kmあたり。周りは田んぼ。
おばちゃんが緑に映えてました。


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70kmくらい?
遥か後ろからランナーが迫ってくる。
自分も皆も歩いたり走ったりです。
流れる時間が遅く感じます。


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75km。何度目かの猪苗代湖にご対面。
磐梯山が見える。


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最終関門をクリアし、あと約7km。
磐梯山の看板の向こうに大きな雲をかぶった磐梯山が見える。
他のランナー達の背中を見ていたら、不覚にも涙が・・・
みな、がんばったねって思った瞬間だったが、この後、気を許して歩いたランナーはあとわずかなのに、制限時間をクリアできないほど遠かった。


【力量を試す】
北丹沢12時間耐久レースから6日後であるこの大会に出ることで、自分の今の力量を試したかった。
今回は走る前に、入念にストレッチをしました。
目標は、スタートから10キロまでを如何に楽しく気持ちいい状態を維持すること。
この状態は30km過ぎまで続きました。
特に、リズムよく呼吸をしながら、鼻腔の奥まで酸素を吸い込んだ時に山の香りを感じる瞬間は、山に来て良かったな~って満足します。
今回一番高い磐梯山標高約1200mの29.3km地点から約10kmの降り。
ここまでは一切歩かずにこれました。


35kmあたりから、北丹沢の時に痛み出した右膝裏が痛み出し、その後左すね、左足底筋も痛み出す。
あとはその痛みと最後まで格闘でした。

痛いのでゆ~っくり走っていると、つい気分も萎えて精神的に弱くなり、リタイアしようかと思ってしまいました。
リタイアを覚悟した時、すでに歩きはじめてました。
歩いていると痛くないのに・・・まだまだじゃのう・・・

歩きながら、この痛みをどうかして克服する術はないかと考えました。
過去に出た、えちご・くびき野100kmと初北丹沢の時を思い出しました。
この時は両方とも、火事場の馬鹿力で関門を突破でき完走しました。
どうも、関門時間に追い詰められると、馬鹿力を発揮したようなので、そう想いながらダッシュしました。
これが、結構いけるんです。
多分、km5分くらいだと思います。
この痛みでこのスピード、不思議です・・・
突然、必死の形相で猛烈に走り出した、私を見て他のランナーたちはどう思ったのか。

我武者羅に飛ばす・・・そして歩く。
無限に歩いてしまうので、時間を決めて歩く。
この繰り返し。


気持ちが萎えないようにするこの走り方も、60km地点からは使えませんでした。
リタイアするにしても、より遠くまでいければと思ってやったこのクレージー走りは、やはりダメージが大きいです。




【学んだこと】
今の自分には無謀かと思いながらも、ただやってみたいという信念だけで、北丹沢とこの大会を続けて走りました。
両方とも完走しましたが、10月のハセツネと、その6日後のえちご・くびき野100kmの連チャンは無理だと思いました。


磐梯高原ウルトラ翌日の今でも、久しぶりに全身筋肉痛です。
一昨年の初100kmを完走した時の激痛と似ています。


危険だろうと無謀だろうと、自分がやってみたいと思ったことをやれることの素晴らしさ、爽快さ、楽しさを改めて知ることができました。
だから、失敗しても悔いなしです。
むしろ、そういう体験ができることが満足です。
走れるだけでありがたいです。
もっと自分に素直になろうと決心できる大会でもありました。


それとこの大会は第二回目でした。
ネットで見る限り昨年の評価はよくなかったです。
なので、そんなもんだと始めから覚悟していったせいでもあると思いますが、かなり改善されていたのではないでしょうか。
エイドステーションは、メロン、スイカ、レモン、オレンジ、バナナ、トマト、コーラ、オレンジジュース、スポーツドリンク、水、おにぎり、おいなり、ソーメン、梅干、塩、シャーベット、ソフトクリームなどがありました。
ゴールでもアナウンスしてくれました。
私にとっては、手作り感たっぷりで、自然の素晴らしさやスタッフの方々のおもてなしにすごく満足した大会でした。
また、行きたいです。

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