いろんな毎日

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計画分娩(1泊2日編)




くま(ミニ) 計画分娩(1泊2日編) くま(ミニ)




3週間の安静入院を終えて臨月に入り、後はいつ生まれてもいい状態になりました。

「またきっとすぐに陣痛で戻ってくることになるよ」と言われて退院してきたのに

翌週の検診まで何ごとも起こらず、普通に検診に出かけることになりました。

前々から赤ちゃんは大きい方だと言われていましたが、

ますます大きくなっているようでもう38週になることだし、と計画分娩の話が出て

来週また出産のための入院をすることになりました。


計画出産、陣痛促進剤を使うことに不安や迷いもあったのですが、

実家は2人とも遠く里帰り出産ではなかったこと、立会い出産を希望していたこと

それに病院が車で1時間以上はかかるということもあってそれも気がかりだったので

私達にはこれで良いのかもしれない、と2人で話して決めました。


朝から陣痛促進剤の点滴を受け、NST(分娩監視装置)も付けました。

お腹の張りがあれば折れ線グラフになって画面に表示されるので

他にすることもなく、持参したMDプレーヤーで好きな曲を聞きながら見ていました。


いきなり強い刺激では危ないので、少しずつ量を増やしていくとのことでしたが

1時間たっても2時間たってもビクともしませんでした。

昼食は点滴を付けたまま部屋に戻って病室で旦那さんと済ませ、

また点滴を付けたまま陣痛室に戻りました。誰も陣痛で駆け込んでくる人はいませんでした。


午後になっても何も変化はなく、夕方になり点滴が1袋終わってしまいました。

「夜にかけてもう1袋入れてもいいけれど、一旦様子を見ましょう」と点滴は外され

病室に戻りました。ドキドキして過ごした1日だっただけに、拍子抜けした感じでした。


先生からは「明日の朝、どうするか決めましょう。勧めておいて申し訳ないけれど

明日もやると意地になってしまうことがあるから2人で相談しておいて」と言われました。

2日間もやって生まれないと「とにかく出して!」という気持ちになり

親や付き添いの人からも頼まれることがあるんだそう。

確かに、今でも拍子抜けしている感じなのに、明日もまだ変化がなかったら・・・

意地になってしまう気持ちもわからなくはありませんでした。


結局翌朝まで自然に陣痛が起きることもなく、一旦家に帰ることにしました。

「子宮口が5cm近くまで開いているからまたすぐ陣痛が起きて戻ってくるわよ」と、

どこかで聞いたような言葉を看護婦さんにかけてもらいながら家に戻って

私の1泊2日の計画分娩は終わったのでした。





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