Noriko's Cafe♪

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Chapter 4



=== Chapter 4 ===


よく私の友達や、周りの人は当たり前のように違法でキャンパスの外で働いていました。
日本料理のレストランがメインです。それも一つの道。
だけど、私は絶対に違法はしないと決めていました。
「いい子ちゃん」でいたいというわけではなく、正しい生き方をして、
それでも神様は本当に私の必要を満たしてくださるのか、知りたかったからです。
そして、神様の道を選ぶことが正しいことだと、実感したかったからです。


「また、私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、
あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。」 
(新約聖書 ピリピ人への手紙 4章19節)


さておき、やっと、キャンパス内に求人を見つけました。
1年契約で時給6ドル。
Student GovernmentのWelcome Teamと呼ばれるポジションです。
新しい学生にキャンパスの情報を与える仕事です。


はじめてのアメリカでの面接。
「わけが分からなくても、堂々としていよう」
そう心に決めて部屋に入ると、面接官6人。
「ちょっとオーバーちゃうの!?」
第一印象です。


そして、今までの経験や、やる気などを聞かれました。
自信満々で部屋を後にしました。


「この仕事、いただいたぜ。。。」


しかし、結果は、落選。


「神様、どうするの?」


すると次の日、一本の電話が入りました。
「あなたにもう一度会って話がしたい」というのです。
飛んで行きました。すると。。。


「えっ?!ここ、カウンセリング・オフィス。。。」


そうです!私がすごくすご~く働きたかったオフィスではありませんか!
中に入ると、昨日の面接官の一人であったサリーがいました。


「私、あなたをすごく気に入ったから雇いたいの。
私のために、ここで働いてくれると嬉しいわ。」


やられた。また神様にやられた。


「どうぞ、私のボスの部屋へ。」


黒人の渋い男性が座っています。
優しい笑顔で立ち上がり、握手を求めてきます。


「あっ、あの。。。ここで、いつまで働けるんですか。」


「もちろん、きみが卒業するまでだよ。よろしくね。」


そこで、契約書にサインをします。


夢のようでした。
なぜなら、私が昨日落ちた仕事よりも数百倍条件が良かったからです。
職場が私の大好きなカウンセリングオフィスというだけでなく、
なんと異例なのですが、学生の私に、
自分のオフィスと机と電話とコンピュータが与えられたのです。


私のタイトルはPeer Advisor。
新しい学生さんの記録をコンピュータで管理したり、オリエンテーションを手伝ったり。
責任もあり、また仲間に恵まれ、やりがいのある、
楽しくしあわせな3年間を過ごすことが出来ました。


ビックリなのですが、私が3年そこで働いた後、
それ以来、再びカウンセリングオフィスが学生を雇うことは今までありません。
神様が、私のために特別に用意してくださった仕事だったんだと実感しました。


しかし、この仕事は卒業までの授業料を払えるだけの仕事ではありませんでした。
まだまだ短大卒業にはお金が足りません。


それなのに、留学して1年後、私は自分でも驚くべく決断に出たのです。






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