♪ 霊峰に砲弾の音響きゐて裾野の生(なま)はまがまがしかり
前日の雨が嘘のように晴れて、「エクシブ」から冠雪した富士山が
そのくっきりとした雄姿を見せてくれた。
土曜日は雨にもかかわらず、富士山東麓の御殿場市、小山町、裾野市にまたがる陸上自衛隊の東富士演習場の砲弾発射訓練の音がが轟き渡っていた。その音は、雷とまがう大きな音で最初聞いた時は何事かと吃驚するほど。
今更何ともならないのだろうが、霊峰としての世界遺産にはものすごく違和感を感じるものだ。
今朝もその音は止むことなく、山中湖の周辺にドドドド、バリバリッと響きわたっていた。そんなまがまがしい音を尻目に、折角の富士紀行だ楽しまなくちゃ損だという事で、4つほどあるハイキングコースの内の最短で往復出来るというコースを歩いてきた。
3時間で行けるという石割神社を経由して石割山を目的とするコースだ。
石割神社の入り口
スポーツ選手が夏のトレーニングに利用するので有名な階段らしい。
延々と続く階段は403段あるという。
この階段を走って登るのはかなりハードだ。でも、爽快だろうなぁ。
試しに走って登ってみると、一歩一段で丁度いい幅と段差だった。
木々の間を真っ直ぐに昇って行く階段。自然に溶け込んでいてとてもいい感じだ。
ここは段差も大きくなり、角度も急になっている。ただひたすら登っていく。
一休みして下を見下ろす。まだ半分もいってない。
漸く先が見えて来た。あそこまで行けば解放される。
階段が終って登り切った、と思ったら間違いだった。まだ先があった。
木々の間から山中湖が見えて来た。
登る途中で拾ったカエデの葉。
木の根っこにつかまりロープを掴んで登ってきて、漸く着いた「石割神社」。
石の周りを3回まわると幸運が開けるとある。
右回りに回れと書いてある。
この後が大きく二つに割れた格好になっている。
かなり狭いが、余程でない限り通れない事はない。
右回りを知らずに左回りに回ってしまい、ご利益を諦めた。
これから石割山の頂上へ向かう。
枯葉の積もった道は、結構急で大変なところがあり、侮れない。
漸く「石割山(1,413m)」の頂上に到着。
この日は、朝の内だけ富士山が見えたが、直ぐに雲が湧いて
その美しい姿を眺める事は出来なかった。
どんな山でもそうだが、10時ごろには頂上に着いていないと
直ぐに雲に見舞われてします。
神社の入り口の看板。この鳥居が目印で、ここから左へ入って行く。
神社の入り口まで車で行き、駐車場に停めて登るのがいい。
神社の入り口には、この神社の由来が書いてある。
知らなかったが、この石割神社はパワースポットとしてTVで紹介されたらしく、それ以降訪れる人が爆発的に増えたらしい。しかし、この日は月曜日という事もあって割と静かだった。
皆さん、ちゃんとした登山の格好をして登っているのには感心した。私たちは、ハイキングコースという名前が付いているのだから大したことは無いと思って軽装で登った。3時間コースとして設定されているが、実際には休憩を入れても2時間半というところ。登山と言うには物足らないが、ハイキングとしてはちょっときついコースだというのが実感だ。
しかし、初心者は要注意だ。最初の階段がきついし、途中にかなり急な部分もあるので、普段あまり歩いたり階段を上ったりしない人は心した方がいい。登ったけど下れなくなるという事になりかねない。登るよりも下る方が足に掛かる負担は多いからだ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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