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2008.02.08
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カテゴリ: 外食(九州)

Krug 
Vintage 90    
Ramonet
 ○96 Batard Montrachet
Chopin Groffer
 ●97 Clos Vougeot
Henri Jayer
●98 Nuits Saint Georges
Leroy
 ●98 Latricieres Chambertin
 ●97 Clos Vougeot
 ●99 Clos Vougeot
 ●02 Romanee Saint Vivant

遠方からのゲストの方々に便乗して、12月に続き大分ル・セリエでのワイン会に参加させていただけることに。持寄 ワインのテーマをお聞きすると、なんとルロワとのこと(汗)。 マイナー生産者が大半を占めるマイセラーにまだ残っているか?と記憶をたどると 1年半程前に最後のボトルをあけてしまった覚えが(TT)。あきらめかけた瞬間、セラー下部に 忘却の彼方にあった97クロヴジョを発見して一安心。

ラッキーなことに、教えていただいたリストには97 ショパンと99ルロワのクロヴジョが♪ んー、滅多に試すことができないトップ生産者の特徴も然ることながら苦手なクロヴジョの特徴を確認できるチャンス到来。 当日は高速バスにて大分へ。途中、九州にきてから15年以上、見たこともない雪の量に 焦りますが30分程の遅れで無事到着。 あとは極上の食事とワインを楽しむことに集中するのみ(笑)

アミューズ: 活き車海老のグリエと青葱のムースて
前菜:
毛蟹のほぐし そのミソと雲丹のソース、 
               雲丹・クレソン・レタスと 
       貝類(ミルガイ・ヒオギガイ・トリガイ)のスープ仕立て、
               軽い香辛料とココナッツミルクの 香り 
魚:
アラのポワレ、ほうれん草の緑のソース
とトリュフ風味の葱 添え 
肉:ヴァンデ産ウズラのグリエ、牛蒡とトリュフのクレーム
               とポートワイン風味のジュ

食事は、ワインに合わせてご用意いただいたシェフ渾身のおまかせメニュー。大分ならではの魚介類の素材の旨味を引き出され、透明感のある繊細なソースでまとめあげた一皿一皿の完成度に加え、前回以上にアミューズからメインまでの流れが素晴らしい。中でも前菜二品の魚介の凝縮した香味が印象的。メインのウズラの火の入りも抜群。(今度は春のメニューを食べてみたひ♪)

Clos Vougeot Chopin Groffer

ワインは、強靭な酸に覆われ20年は熟成するようなポテンシャルを感じるクリュッグからスタート。ラモネのバタールは、硬質なミネラル主体の香味でエレガント、どこまでも広がるような構造が素晴らしく、個人的にはこの日最も感激 した1本。赤は、柔らかなベリー系フルーツのピュアでエキス感溢れる香味が印象的なジャイエに対し、ショパンは低めのトーンの黒系フルーツにスパイシーな香味、時間の経過とともにタンニンと酸のバランスが調和し余韻も十分。

ルロワは97を除きリキュール状の赤系フルーツが共通。驚いたことに現状でおいしく飲めてしまう02サンヴィヴァンに対し、99クロヴジョはポテンシャル十分ながら各要素がなじんでなく10年以上は寝かせたい感じ。試したことがほとんどないラトリシエールは、 鉄っぽいミネラルと輪郭のとれた繊細な香味が印象的。4本中一番の飲み頃は手前味噌ですが97クロヴジョ。赤系に黒系が混ざった果実が 少し枯れはじめてきていて、ショパン同様にスパイシーで長い余韻。

どのボトルも素晴らしい香味でしたが、個人的にはリリース直後に購入した97クロヴジョの状態が問題なく一安心なのでした(笑)






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Last updated  2010.02.14 01:30:11
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