科学はイタズラだっちゃ! 受験も科学!      科学実験教室&家庭教師  宮城県大崎市

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恵み受信機



 うれしいと感じる能力、ありがたいと感じるアンテナの育成が、その子の人生の中でどれほど重要なことか、考えたことがあるでしょうか? 

 よく「感謝しなさい」と指導しますね。でも、その裏に本音として、感謝ばかりしているのは惨めな乞食であり、人にアタマを下げなくても良い立場にたちなさい、とメッセージを送っていませんか?

 「勉強しなさい」「努力しなさい」という言葉には、「そうしないと、あなたは幸せにはなれませんよ」「あなたは愛されませんよ」というメッセージが含まれていたと思います。少なくとも私はそう受け取って頑張ってきました。

 でも、それでは乗り越えられない壁に、いつかは出会うのです。正に自殺の誘惑でもあります。この試練を越えるためには、人は無や空を発見したり、神の愛に出会ったり、大自然・宇宙の真理に目覚めたりします。
 そこで気づいた人は、一様に、感謝の哲学を述べています。

 私には、自分の存在証明を見せなければ、抹殺されてしまう恐れがありました。自分がここにいる意味を失ってしまうことが、怖かったのです。表面的にはのんびりやで自信たっぷり、何でもできる「天才」とも見られていましたが、その底辺には、劣等感の固まりがあったのです。

 ですから、成績が上がらないとき、勝てないとき、業績が上がらないとき、は地獄です。自分は存在価値のないものに思えてくるのです。

 でも、こんな感覚は、現代資本主義社会の堂々看板の理念では無いでしょうか。学校教育でも、底には、先生の期待通りのことをすれば認められる、というのがあるでしょう。さらには、社会教育という名目で、競争意識を植え付けていることさえあるかと思います。

 自分の力で何でもしてやろうという思いは、ある意味、至極当然のようですが、幼いフィルターをかけているのです。限られた狭い範囲しか見ていません。

 大人の目指すべきフィルターは、大きくダイナミックなものです。
それは、様々な恵みによって生きているということを、より深く、見えないものまで感じ取り、感謝一筋で、感謝を原動力として働くことです。

 子どもに、何としても植え付けたいことは、人の愛を得るために努力するのではなく、人への感謝の表れとして、そのお返しとして、人々に喜んでもらいたい一心で努力することです。

 この努力や労働は、一見、同じように見えますが、天と地ほどに違います。

 片方は地獄への道、片方は天国への道です。(精神的比喩ですよ)

 そのためには、日頃、恵みを受けていることに敏感になる感受性を磨いていなくてはなりません。本当は、人へというより、大自然へ。大自然というより、宇宙、神のような存在への感謝が欲しいところです。

 恵み受信機の性能をアップさせましょう。恵みを受けることを、やましいことではなく、誇らしいこととして、宇宙の賛美に転換しましょう。これこそ、本当の成功者への道だと思います。

 子どもに間違った努力をさせないように気をつけましょう。

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